注文住宅は後悔ばかり?後悔しないためのポイントを解説
インターネットやSNSなどでは、注文住宅を建てて実際に暮らし始めてから後悔した、失敗したという意見を見かけることが多いです。
せっかく理想のデザインや間取りにこだわって注文住宅を選んだのに、後悔するのは避けたいですよね。
そこでこの記事では、注文住宅でよくある後悔例をジャンルごとにご紹介し、後悔しないためのポイントについて詳しく解説します。
間取りや設備、断熱性や耐震性などの住宅性能、資金計画やハウスメーカー選びなど、注文住宅づくりに役立つ情報をまとめています。
目次
注文住宅は後悔ばかり?持ち家の約20%が不満アリ
出典:令和5年住生活総合調査から引用
国土交通省の住生活総合調査によると、令和5年の持ち家に対する不満率は19.8%となっており、約2割の方が何らかの後悔をしていることが分かります。
この数字はマンションや建売住宅なども含む持ち家全体の割合ですが、注文住宅も同じように後悔するリスクがあるということです。
高齢者への配慮(段差がない) | 43.4% |
断熱性 | 41.1% |
エネルギー消費性能(光熱費の節約) | 39.7% |
地震に対する安全性 | 38.4% |
いたみの少なさ | 37.9% |
不満率の上位5つを見ると、バリアフリーや住宅性能、住まいの耐久性などの項目で後悔している方が多いようです。
これらのデータを踏まえて、注文住宅で後悔しやすいポイントと対策について1つずつチェックしていきましょう。
注文住宅の間取りと設備の後悔例と対策
注文住宅は間取りや設備を自由に決められる反面、実際に暮らし始めてから失敗や後悔に気づくケースも多いです。
暮しやすい間取りや設備を選ぶために、よくある後悔例と対策をチェックしてみましょう。
リビング
注文住宅の中でも過ごす時間が長いリビングは、不満や後悔を感じやすい間取りの1つです。
※リビングでよくある後悔例
- リビング階段や吹き抜けで冷暖房効率が悪い
- 収納が足りず物があふれてしまった
- 家具を置くスペースがない
- エアコンの配置が悪い
最近は吹き抜けやリビング階段の開放的な間取りが多くなり、空気の体積や窓の面積が増えることで冷暖房効率が低下し後悔するケースがあります。
広いリビングの間取りをつくる場合は、住まい全体の断熱性を高めて温度差を無くすのが基本的な対策です。
また、収納や家具を置くスペースの不足、エアコンの配置が悪いなど、実際に暮らしてみて失敗に気づくポイントも多いです。
こちらのコラムで注文住宅のリビングの考え方や間取り実例を紹介していますので、参考にしてみてください。
寝室
毎日の生活の中で大切な時間である睡眠を担う寝室も、後悔例が多い間取りです。
※寝室でよくある後悔例
- 1階の寝室で窓を開けるのが不安
- 2階の足音やリビングの物音が気になり眠れない
- ベッドを置いたら狭くて過ごしにくい
- 朝日がまぶしくて目が覚めてしまう
- 照明がまぶしい
- 窓とベッドが近くて暑いor寒い
- 収納スペースが足りない
寝室の後悔例として多いのは、上下左右の部屋の物音で目が覚めてしまったり寝付けなかったりするパターンです。
音は目に見えない要素なので、間取り図を見ながら生活サイクルを確認して、睡眠を妨げてしまう可能性がないかチェックしましょう。
また、ベッドのサイズや配置、照明や窓の位置など、寝室での過ごし方をシミュレーションしないと後悔してしまうケースもあります。
こちらのコラムで寝室の間取りづくりのポイントを解説していますので、後悔を防ぐのにお役立てください。
キッチン
最近の注文住宅はLDK一体型の間取りが主流のため、キッチンにまつわる後悔例も増えています。
※キッチンでよくある失敗例
- 収納量や作業スペースが足りない
- 高さが合わず疲れる
- 動線が悪く効率良く料理できない
- 料理中に家族とコミュニケーションを取りにくい
- ダイニング側に油や水がはねる
- 生活感が見えて残念な印象になった
システムキッチンはセミオーダーでサイズを選べる反面、収納量や作業スペースが足りなかったり、高さが合わなかったりして後悔するケースが多いです。
キッチンの仕様を決める際は、必ずモデルハウスやショールームで実物を確認しましょう。
また、最近主流の対面型のオープンキッチンは、LDKに煙やニオイが広がったり、ダイニングに油や水がはねたりしてお掃除の負担が増えるケースもあります。
オープンキッチンはリビングから見えやすいため、シンクの洗い物やコンロの汚れで生活感が出てしまうリスクも。
こちらのコラムで、注文住宅のキッチンの後悔しない選び方についてチェックしてみてください。
トイレ
水回りの中でも使用頻度が高いトイレにまつわる後悔例も少なくありません。
※トイレでよくある後悔例
- トイレが1階のみで遠い
- ニオイや音漏れが気になる
- 狭くて圧迫感がある
- 手すりや収納などを付けておけば良かった
2階建ての場合、トイレが1階のみだと2階の寝室や子供部屋から遠くなり、不便を感じて後悔するケースが多いです。
また、平屋でも延床面積が広いと、トイレまでの動線が長くなり不便に感じる可能性があるため、2つ設けたほうが良いこともあります。
リビングや居室の近くにトイレを設けると、ニオイや音漏れが気になり、気持ち良く使えず後悔するケースも。
トイレはほかの部屋より狭い空間なので、圧迫感のないデザインや手すり・収納などの設備にもこだわるべきです。
こちらでトイレの間取り実例や考え方のポイントを解説しています。
お風呂
注文住宅のお風呂はユニットバスが主流ですが、サイズやオプションなど選ぶべき要素が多く後悔しやすいポイントです。
※お風呂でよくある後悔例
- 浴室&浴槽が狭い
- ドアの開閉が不便
- 汚れが目立つor掃除が大変
- 窓を付けたらプライバシー性が気になる
- オプションを付けたが使わなかった
- 玄関から近い場所にすれば良かった
お風呂のサイズは0.75坪、1坪、1.25坪など複数あり、入る人数や身体のサイズによっては狭く感じて後悔するケースがあります。
また、ドアの幅や開閉方法も選ぶことができ、使い勝手が悪く後悔するリスクも。
浴槽や床、排水口などの清掃性もユニットバスのグレードやメーカーによって異なり、毎日の家事効率に影響するポイントです。
窓や浴室暖房機などのオプションも多く、付ければ良かった、付けたけど使わなかったなど後悔するケースが多いです。
お子様やペットが居るご家庭では、帰宅後すぐにお風呂に入れるよう玄関の近くに配置すれば良かったという後悔例も。
このようなお風呂にまつわる後悔を防ぐには、選び方のポイントを知っておくことが大切です。
こちらのコラムで注文住宅のお風呂の選び方を詳しく解説していますので、参考にしてください。
洗面所
身支度を整える洗面所の広さや設備なども、後悔例が多いポイントの1つです。
※洗面でよくある後悔例
- 広さが足りず狭い
- 収納が足りず散らかる
- 動線が悪く使いづらい
- 朝の準備で混雑する
- 湿気が溜まりやすくカビが生える
- コンセントが足りない
- 家族の入浴中に使いづらい
洗面所はコンパクトなスペースに洗面台や洗濯機などさまざまな物を置くため、狭いと圧迫感があり使いづらい間取りになってしまいます。
また、収納が不足して散らかったり、動線が悪く使いづらかったりするケースも多いです。
洗面所で使う物や利用シーンをシミュレーションして、使いやすい間取りを考えるのが後悔を防ぐポイントです。
家族の人数によっては朝の時間帯に混雑するケースも多いため、ボウルを2つ設けたり、カウンターを広くしたりするなど、ライフスタイルに合わせた工夫も取り入れましょう。
家族の入浴中に洗面所を使いやすいように、脱衣所と洗面所を独立させるのも1つのアイデアです。
こちらのコラムで注文住宅の洗面所の間取りづくりについて詳しく解説しています。
玄関
注文住宅の顔となる玄関も、後悔例が多い間取りの1つ。
※玄関でよくある後悔例
- 狭くて靴を脱ぎ履きしにくい
- 収納が足りず散らかる
- 窓がないor小さいため暗い
- 玄関ドアを開けると室内が丸見え
- ニオイや湿気がこもる
玄関の幅や土間の奥行きが狭いと、靴を脱ぎ履きしたりお子様をサポートしたりするのが難しく使いづらくなってしまいます。
玄関自体の広さや収納量なども含めて、実際の使い勝手をシミュレーションすることが大切です。
収納する物が多い場合は、シューズクロークの間取りを取り入れるのもおすすめです。
窓の有無やサイズによる玄関の暗さ、ドアを開けたときの室内の見え方、ニオイや湿気など、間取り図だけでは分からない要素にも注意しましょう。
こちらのコラムで注文住宅の玄関づくりについて詳しく解説しています。
窓が多すぎるor少なすぎる
どの注文住宅にもある窓は、多すぎても少なすぎても後悔するリスクがあるため注意すべきポイントです。
窓が多いと視線が抜けて開放感が高まりますが、冷暖房効率やプライバシー性の低下により後悔するリスクがあります。
また、窓を増やすと壁の量が少なくなるため、家具を配置しにくくなるケースも。
逆に窓が少ないと、圧迫感があり昼でも暗い空間になってしまう可能性があります。
窓にまつわる後悔を防ぐためには、採光とプライバシー性のバランスを取り、断熱性や気密性など目に見えない要素まで考えることが大切です。
また、窓一つひとつでサイズや位置を決めるのではなく、部屋単位で考えるのも後悔を防ぐポイント。
こちらのコラムで注文住宅の窓選びのコツを解説しています。
照明が暗いorまぶしい
LDKや子供部屋、寝室などの居室は、照明が不足して暗くなったり、位置が悪くまぶしかったりして後悔するケースも。
特にLDKはさまざまな過ごし方をするため、照明計画に工夫しないと後悔するリスクが高くなります。
例えば、読み書きする際はメイン照明で全体を明るく照らし、リラックスして過ごすときはダウンライトやスポットライトで明暗を付けるといった具合です。
キッチンや子供部屋など作業や勉強をする場所は、しっかり明るさを確保しましょう。
こちらのコラムで注文住宅の照明選びや決め方について解説しています。
コンセント不足
毎日の生活に欠かせないコンセント不足も、注文住宅で後悔しやすいポイントの1つです。
コンセントが不足すると電源コードが露出したり、延長コードが必要になったりして利便性が低下し後悔するケースが多いです。
必要なコンセントを適切な場所に配置するためには、各間取りで使う電気製品をリストアップし、生活をリアルにシミュレーションすることが大切です。
こちらのコラムで注文住宅のコンセントの考え方を解説しています。
注文住宅の費用の後悔例と対策
注文住宅づくりでは費用に関する後悔例も多いため、対策とセットで覚えておきましょう。
予算オーバー
注文住宅はプランの自由度が高い反面、こだわると予算オーバーするリスクがあり、理想の住まいを実現できず後悔するケースがあります。
プランをつくっているときはいろいろなアイデアや要望が膨らみますが、予算内に収まらず内容を削ることになると後悔するリスクが大きいです。
予算に関する後悔を防ぐためには、あらかじめ住宅ローン計画を立てて、注文住宅にかけられる金額を明確にしておくことが大切です。
また、要望に優先順位を付けておき、万が一予算オーバーしてしまったときは優先度が低いものから削っていくのも後悔を防ぐポイント。
こちらのコラムで注文住宅が予算オーバーする原因や対策について詳しく解説しています。
現金が足りない
注文住宅づくりでは住宅ローンを組むのが一般的ですが、頭金以外に現金が必要になるため、把握しておかないと後悔する原因になります。
現金が必要になる項目は、手付金や申請のための手数料、税金、地鎮祭の費用などさまざまです。
このような費用は基本的に住宅ローンに組み込むことができず、現金を用意するかフリーローンなどを利用する必要があります。
注文住宅で必要になる現金の平均的な金額や種類について、こちらのコラムで詳しく解説しています。
住宅ローンの返済が厳しい
資金計画のシミュレーションが甘いと、住宅ローンの毎月の返済額が負担になり、後悔するケースも考えられます。
住宅ローンを借りられる金額と無理なく返済できる金額は違うため、上限で組んでしまうと家計を圧迫してしまう可能性が高いです。
住宅ローン返済に関する後悔を防ぐためには、金利の種類や無理のない返済額の計算方法を把握しておくことが大切です。
こちらのコラムで、住宅ローン計画を立てるための基礎知識をまとめていますので、参考にしてください。
固定資産税が思ったよりかかった
毎年発生するランニングの1つである固定資産税も、金額によっては家計を圧迫し後悔する原因となります。
固定資産税のことを踏まえて資金計画を立てないと、前述した住宅ローンの返済が厳しくなる原因にもなり得ます。
対策としては、固定資産税の計算方法を把握し、大まかな金額をシミュレーションして資金計画に組み込んでおくことが大切です。
こちらで注文住宅の固定資産税シミュレーション方法について詳しく解説しています。
注文住宅の性能の後悔例と対策
断熱性や耐震性などの住宅性能は目に見えないものですが、注文住宅を建ててから後悔するケースも多いため注意が必要です。
暑いor寒い
断熱性や気密性が低い注文住宅を建てると、実際に暮らし始めてから暑さや寒さを感じて後悔するケースが多いです。
また、断熱性や気密性が低い家は冷暖房の効きが悪く、光熱費も余計にかかってしまいます。
2025年4月からは省エネ基準への適合が義務化されましたが、あくまで最低限の基準であり、求める住環境によっては断熱性が不足することも考えられます。
ハウスメーカーによって使用している断熱材や窓の性能は異なるため、必ずチェックすべきポイントです。
例えば、クレバリーホームは高性能な断熱材をすき間なく充填し、標準仕様で断熱等級6水準をクリアしています。
耐震性が低く不安
大きな地震が多い日本では、注文住宅を建てた後に耐震性について不安を感じ、後悔するケースもあるようです。
建築基準法では建物の耐震性の最低基準を規定していますが、仮に倒壊を防げても大きな損壊が発生すると、住み続けることはできません。
耐震性についての不安や後悔を対策するためには、耐震基準を把握し、予算に合わせて検討することが大切です。
耐震等級は1~3の3段階に分かれていて、数字が大きくなるほど耐震性が高い家を建てることができます。
こちらのコラムで耐震等級について詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
耐久性が低くメンテナンス費用が高額など
屋根や外壁などの耐久性が低く、将来のメンテナンス費用が高額になり後悔するケースも多いです。
例えば、ローコスト住宅などで採用されることが多い窯業系サイディングは、初期費用を抑えられるものの定期的な塗装が必要になり、10年ごとに100万円前後のメンテナンス費用が発生します。
また、窯業系サイディングの耐用年数の目安は30年前後で、重ね貼りや貼り替えで多額の費用がかかります。
対策としては、ハウスメーカー選びの段階で外壁や屋根材の耐久性に注目し、メンテナンス費用を抑えられる住宅会社を選ぶのが効果的です。
例えばクレバリーホームは、塗装がいらない陶器瓦と外壁タイルを採用し、メンテナンス費用がかからない注文住宅を標準仕様としています。
注文住宅の土地・環境の後悔例と対策
注文住宅を建てる土地の立地周辺環境も、後悔の原因となることが多いポイントです。
※注文住宅の土地に関する後悔例
- 日当たりや眺望が悪い
- 地盤が弱く費用が多めにかかった
- 建築制限があり理想の家を建てられなかった
- 境界線があいまいで近隣トラブルになった
- 前面道路が狭く車を出し入れしにくい
- 災害リスクが高く生活が不安
上記はあくまで一例ですが、土地選びに関する後悔例は多く、建物と違いリフォームなどで改善するのも難しいです。
土地に関する後悔を防ぐためには、希望条件を整理したうえで、住まいづくりと土地探しを同時進行するのが基本的な対策となります。
こちらのコラムで注文住宅の土地探しについて詳しく解説しています。
注文住宅の外観・外構の後悔例と対策
注文住宅の印象を左右する外観イメージや、メンテナンスにも影響する外構も後悔しやすいポイントです。
外観がイメージと違う
注文住宅は完成するまで実物をチェックできないため、外観のイメージ違いで後悔するケースが多いです。
特に外観は面積が広いため、「面積効果」によってカラーサンプルと実際の仕上がりが違って見える傾向があります。
また、日当たりや周囲の建物などの環境にも印象が左右されるため、建物単体で考えると失敗するリスクも。
対策としては、まず全体のテイストを決めてから、色のバランスや素材など細かい部分を統一していくのが効果的です。
こちらのコラムで注文住宅の外観づくりの難しさや、後悔を防ぐためのポイントを詳しく解説しています。
草むしりや剪定・掃除が大変
外構の仕上げによっては、土の部分の草むしりやシンボルツリーの剪定などの負担が多く、暮し始めてから後悔するケースもあります。
特に敷地面積が広いと、春先から夏にかけての草むしりや落ち葉掃除だけでも大きな負担になります。
外構計画を立てるときは、デザインだけでなくメンテナンス性も確認しながら、維持管理できるような仕上げを選ぶのがおすすめです。
また、外構は前述した外観デザインにも大きく影響しますので、建物のプランづくりと同時進行するのも後悔を防ぐコツです。
こちらで注文住宅の外構計画について詳しく解説しています。
注文住宅の会社選びの後悔例と対策
注文住宅を建てるハウスメーカーや工務店選びも、後悔しやすいポイントのため要注意です。
※注文住宅の会社選びに関する後悔例
- 連絡や対応が遅い
- 仕上がりが雑or打ち合わせ通りになっていない
- 好みのデザインや間取りが選べなかった
- 提案力が低く暮らしやすさに不満が残った
- 説明不足で行き違いが発生した
- 要望通りの断熱性や耐震性が選べなかった
上記はあくまで一例ですが、注文住宅づくりはお施主様と住宅会社の二人三脚で進めるものですから、連携がうまくできないと後悔するリスクが高くなります。
大手ハウスメーカーや地域工務店など、住宅会社にはさまざまな種類があり、どの会社や担当者がマッチするかは人それぞれです。
こちらのコラムで注文住宅を建てる会社選びのポイントを詳しく解説していますので、参考にしてください。
注文住宅の後悔を防ぐためのポイント
ここまで見てきた後悔例と対策を踏まえて、改めて注文住宅の後悔を防ぐためのポイントをおさらいしておきましょう。
事前に要望をまとめる
注文住宅の後悔を防ぐためには、まずご家族で話し合いの時間を設けて事前に要望をまとめておくことが大切です。
どんな注文住宅を建てたいのか、どんな暮らしをしたいのか明確にすることで、抜けや漏れが無くなり後悔するリスクを軽減できます。
この段階ではあまり難しく考えず、いろいろな施工実例を見ながらイメージを膨らませて要望をリストアップしてみましょう。
早めに正確な資金計画を立てる
予算内で理想の注文住宅を建てるためには、なるべく早い段階で住宅ローンのシミュレーションをして無理のない資金計画を立てることが大切です。
住宅ローンのシミュレーションでは、借りられる上限ではなく、年収や支出も踏まえて無理なく返済できる金額を把握しておきましょう。
こちらのコラムで年収から注文住宅の資金計画を立てる方法や、住宅ローンのシミュレーションを紹介しています。
また、注文住宅の大まかな相場を把握しておくと、土地探しやハウスメーカー選びの際に役立ちます。
資金計画や予算オーバーを防ぐのにも役立ちますので、こちらのコラムで注文住宅の相場をチェックしてみてください。
間取りやデザインをシミュレーションする
注文住宅の間取りやデザインは自由度が高いため、事前のシミュレーションでイメージ違いを防ぐのも後悔を防ぐポイントです。
最近はシミュレーションのアプリやソフトが充実していて、注文住宅のイメージを固めるのに役立ちます。
こちらのコラムで注文住宅の間取りやデザインをシミュレーションする方法について詳しく解説しています。
スケジュールを把握してゴールから逆算する
注文住宅づくりには1年前後の期間がかかりますので、全体の流れやスケジュールを把握してゴールから逆算することも大切です。
入居希望日から逆算して各スケジュールを決めておくことで、いつまでに何をやるべきか明確になりスムーズに理想の注文住宅を建てることができます。
お金の支払いタイミングも事前に把握しておくと、慌てて用意することが無くなり後悔のリスクも軽減できます。
こちらで注文住宅のスケジュールについて詳しく解説していますので、参考にしてください。
モデルハウス見学でイメージを固める
実際に暮らし始めてからのイメージ違いによる後悔を防ぐために、ハウスメーカーのモデルハウスを見学して注文住宅のイメージを固めることも大切です。
モデルハウスはただ見学するだけでも勉強になりますが、あらかじめ聞くべきことを整理してから行くとさらに多くの情報を得ることができます。
こちらのコラムで、注文住宅のモデルハウス見学のコツや聞くべきことをまとめています。
複数の住宅会社を正確に比較する
注文住宅を建てるハウスメーカーや工務店は比較検討するのが一般的ですが、内容を正確に比較するのも大切なポイントです。
ただ相見積もりを取って金額を比較しただけだと、ご自身に合う住宅会社かどうかは判断できません。
同じ条件で相見積もりを取り、含まれている内容や各社の提案内容・強みを比較し、ご自身に合う住宅会社を選ぶのが後悔を防ぐコツです。
こちらのコラムで注文住宅の相見積もりについて詳しく解説しています。
掃除やメンテナンスのことも考える
注文住宅は建てた直後のことだけでなく、数十年暮らすことを考えて掃除やメンテナンスのことまで確認しましょう。
前述したように、初期費用を抑えられたとしても、すぐに汚れが目立ってしまったり耐久性が低かったりすると、将来後悔するリスクが高くなります。
ある程度初期費用をかけたとしても、耐久性やメンテナンス性に優れる家を建てたほうが、長い目で見ると費用や負担を抑えることができます。
クレバリーホームは、塗装が不要で新築時の美しさを長期間キープできる外壁タイルを全棟標準仕様としています。
まとめ
注文住宅は選択肢が多い分、しっかり検討して間取りや設備、デザインなどを選ばないと完成してから後悔する可能性があります。
今回ご紹介したようなポイントに注意しつつ、注文住宅づくりの実績が豊富なハウスメーカーに相談して後悔のないマイホームを目指しましょう。
クレバリーホームは、全国のモデルハウスで注文住宅づくりに関するさまざまなご相談を受け付けています。
注文住宅のプロが疑問や不安にお答えしますので、ぜひお気軽にご来場ください。