注文住宅はシミュレーションが大切!?無料の間取り作成アプリや費用シミュレーション方法も紹介
この記事では、注文住宅の間取り・デザイン・費用をシミュレーションして理想のマイホームを建てる方法を詳しく解説します。
決まった形のない注文住宅は事前にしっかりシミュレーションしないと、予算オーバーやイメージ違いなどで後悔する可能性があります。
今は便利なアプリや手軽なシミュレーション方法がありますので、上手に活用して理想の注文住宅を目指しましょう。
目次
注文住宅のシミュレーションが大切な理由
注文住宅はプランの自由度が高く、理想的な間取りやデザインは建てる人のライフスタイルによって変わります。
しかし完成するまで実物を見ることができないため、実際に注文住宅が完成してから失敗に気づいたという後悔の声もあります。
また注文住宅の建築費用はプラン内容によって変動するため、いろいろ要望を盛り込んでいくうちに、予算オーバーしてしまうケースも少なくありません。
そこで重要になるのが、間取り・デザイン・費用のシミュレーションです。
あらかじめシミュレーションでイメージとのギャップを解消しておけば、完成後に後悔するリスクを軽減できます。
理想の住まいのイメージが固まっていれば、追加費用による予算オーバーも防ぎやすくなります。
ただし、ただやみくもにシミュレーションするのではなく、使いやすいツールを使って効率的に取り組むことが大切です。
住宅会社を選ぶ前の段階で、理想のマイホーム像を構築するのに役立つシミュレーション方法や考え方を1つずつチェックしていきましょう。。
注文住宅の間取り作成ソフト&アプリ
最近はPCやスマートフォン・タブレットなどで、注文住宅の間取りやデザインをシミュレーションできるアプリが増えています。
無料で間取りシミュレーションできるスマートフォンアプリ・PCソフトをいくつかご紹介します。
スマートフォン間取り作成アプリ
Planner 5D
「Planner 5D」は、平面図で間取りを作成して、3Dモードで直感的にイメージをつかむことができるアプリです。専門的な知識や技術が必要なく、家具やインテリアなどのディティールまでこだわれるのが特徴です。
間取りTouch +
間取りだけシミュレーションするなら「間取りTouch +」のように必要な機能に絞ったアプリが便利です。こちらも家具や設備のパーツが豊富にそろっているため、注文住宅の間取りをシミュレーションするのに十分でしょう。
PC間取り作成ソフト
マイホームクラウド
ソフトのインストールが不要で、WEBブラウザ上で間取り図を作成できる便利なソフトです。
個人の方は無料で利用でき、間取り図を5パターンまで保存し、外観・内装の3Dイメージも確認できます。
平屋・2階建てなど条件を指定して間取り図を検索することも可能で、1からシミュレーションするのが苦手な方も活用しやすいソフトです。
DreamPlan間取りソフト
PCにダウンロードする間取りソフトで、直感的な操作や豊富なデザインバリエーションが魅力です。
平面図と3Dイメージを切り替え可能で、内装・外観・お庭など外構までシミュレーションできるのも特徴です。
キッチンやユニットバスなどの水回り設備や家具の配置もシミュレーションできるため、リアルな間取りとイメージをつくりたい方におすすめ。
間取りシミュレーションアプリは家づくりに役立つ?
このようなアプリを活用すれば、ご自身でも注文住宅の間取り・デザインをシミュレーションしてイメージを構築できます。
ただし、間取りプランは本来なら建築士やプランナーなど専門家がつくるものですから、一般の方が1から考えるのは難易度が高いかもしれません。
また、一軒家を丸ごとシミュレーションするのは時間もかかります。
もう少しお手軽に注文住宅をシミュレーションしたいなら、ハウスメーカーなどが用意している簡易的なシステムを活用するのがおすすめです。
例えばいくつかの質問に答えるだけで、プロがつくったおすすめプランを表示してくれるシミュレーションなら、簡単で手間もかかりません。
まずは大まかに注文住宅のイメージをつかみたいなら、次の章でご紹介するお手軽シミュレーションを試してみてください。
注文住宅の間取り・外観シミュレーションを紹介
簡単な質問に答えるだけでおすすめの注文住宅プランを見つけられる、お手軽シミュレーションをご紹介します。
間取り・外観デザインそれぞれご用意していますので、ぜひお試ししてみてください。
注文住宅の間取りシミュレーション
こちらは簡単な質問に答えるだけで、130通りを超える間取りからぴったりなプランを見つけられるシミュレーションです。
クレバリーホームが厳選した3人の建築家が、「自分自身で住みたい家」として設計したおしゃれなデザイナーズハウスの間取りをご用意しています。
建築家ならではの独創的なアイデア、暮らしやすい間取りの工夫をたくさん盛り込んだプランを多数ご用意。平屋・2階建て両方のシミュレーションができ、広さの設定も可能です。
直感的に答えられる質問だけで、建築家に相談したようなデザイナーズハウスの間取りプランをシミュレーションできます。
気に入ったプランが見つかったら、そのまま近くの店舗でご相談いただくことも可能です。
設計料・相談料はかかりませんので、デザイナーズハウスに興味があるけど、費用やハードルが気になる方もぜひご活用ください。
注文住宅の外観デザインシミュレーション
この外観シミュレーションでは、さまざまなテイストの外観写真を見て「好き」「あんまり…」を選ぶだけでおすすめのデザインを見つけることができます。
シンプルモダン・南欧・北欧など人気のデザインから、ブルックリン・トラディショナルなど幅広いテイストをカバーしています。1つのテイストごとに複数の実例と、使用している外壁タイルの詳細もご紹介。
デザインの名前を知らなくてもOKなので、選択肢を広げて理想のマイホームをつくるのに役立ててください。
注文住宅の間取りシミュレーションの準備と流れ
実際に注文住宅の間取りシミュレーションをするときは、次のような流れで取り組むとスムーズです。
①理想のライフスタイルについて家族で話し合う
具体的に間取りをシミュレーションする前に、まずはご家族で話し合う時間をつくり、理想のライフスタイルについて考えましょう。
「家族が集まる広いリビングが欲しい」「庭でガーデニングを楽しみたい」など、理想のライフスタイルが明確になると、間取りをシミュレーションしやすくなります。
最初はあまり難しく考えず、新しいマイホームで叶えたい夢や要望をどんどんリストアップしてみてください。
②施工実例や間取り作成アプリでイメージする
ある程度要望をリストアップできたら、施工実例を見たり、間取り作成アプリを活用したりして、イメージに合う間取りを見つけてみましょう。
いろいろな施工実例を見ると間取りアイデアの選択肢が増え、より理想の注文住宅をシミュレーションしやすくなります。
クレバリーホームは100件以上の施工実例を公開していますので、ぜひイメージづくりにお役立てください。
③モデルハウスを見学する
ハウスメーカーのモデルハウスを見学して、実際の間取りを見ながらイメージを固めるのも間取りシミュレーションに役立ちます。
モデルハウスを見学する際は、気になったことをどんどん質問することで、住まいづくりに役立つ情報を吸収できます。
また、お部屋の広さや天井高、内装材の質感などを実際に体感することで、より理想の間取りやデザインをシミュレーションしやすくなるのもメリットです。
こちらのコラムでモデルハウス見学のコツや準備を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
④希望のハウスメーカーに間取りプランのシミュレーションを依頼する
いくつかのモデルハウスを見学して理想の注文住宅にマッチするハウスメーカーを見つけたら、間取りプランのシミュレーションを依頼します。
ここまでの流れで考えた要望や取り入れたい間取りアイデアを担当者に伝えて、具体的な間取りプランを作成してもらいます。
要望や条件を正確に伝えることで、より理想の間取りプランをつくりやすくなりますので、思ったことは気兼ねなくどんどん話すのがポイントです。
注文住宅の費用シミュレーションの流れ
実際に注文住宅を検討する際は、建築費用と住宅ローンのシミュレーションも非常に重要です。具体的な費用シミュレーションの流れを確認しておきましょう。
①予算の上限を把握する
注文住宅の具体的なプランを考える前に、まずは自己資金や年収、住宅ローンの借入限度や月々の返済などを踏まえて、予算の上限を把握しておきましょう。
最初に予算の上限を把握しておくことで、スムーズに理想の注文住宅を建てられる可能性が高くなります。
注文住宅の予算は「年収倍率」「返済負担率」などの指標を参考に、無理なく返済できる計画を立てることが大切です。
金融機関の住宅ローンシミュレーションを活用して、借入可能額や返済額の試算をしてみるのがおすすめです。
例えば住宅保証機構の住宅ローンシミュレーションは、年収・返済額などさまざまな軸で借入額を考えることができます。
「いくらまで借りられるのか」「無理なく返済できる額はいくらか」という2つの視点で、予算を考えてみてください。
年収と予算のバランスや考え方については、詳しくはこちらのコラムで解説しています。
②建てる地域の土地・建物費用相場をつかむ
続いて、注文住宅を建てる予定の地域の土地・建物の費用相場をチェックしましょう。
地域によって土地相場は大きく変わりますので、予算総額や建物との費用バランスは変わってきます。
例えば土地相場が高い東京都は、全国や首都圏の平均と比較すると建築費用総額は多くなります。
しかし八王子や立川など郊外の土地を選べば、23区内より1,000万円以上安い土地を見つけることも可能です。
平均価格はあくまで参考ではありますが、最初に大まかな予算を考えるのに役立ちます。
ほかの人がどれくらいの費用で注文住宅を立てているのか把握して、土地と建物の費用バランスを考えてみましょう。
地域ごとの注文住宅費用相場の違いや調べ方は、こちらのコラムを参考にしてみてください。
③予算内で建てられる住宅会社を探す
ここまでの流れで大まかな予算を把握できたら、その範囲内で建てられる住宅会社を探しましょう。
間取りや仕様から注文住宅の費用をシミュレーションするサイトなどもありますが、実際は細かい仕様や付帯工事の範囲などで変動するためあまり正確ではありません。
モデルハウスなどで実際に話を聞き、予算内で希望の注文住宅を建てられるか質問してみるのが確実です。
予算シミュレーションしてから住宅会社を探すことで、無理なく建てられる会社を効率良く比較検討できるようになります。
こちらのコラムでさらに詳しく注文住宅の費用シミュレーションについて解説しています。
まとめ
注文住宅づくりの初期段階でしっかりシミュレーションをしておくと、無駄な時間をかけず、予算内で理想の注文住宅を建てる会社を見つけやすくなります。
今回ご紹介したシミュレーション方法を活用して、理想のマイホームのイメージと予算計画をつくりあげてみてください。
シミュレーションを進める中で疑問が出てきたら、モデルハウスなどで質問・相談してみるのがおすすめです。
クレバリーホームは全国のモデルハウスで家づくりのご相談を受け付けていますので、ぜひお気軽にご来場ください。