注文住宅づくりはスケジュールが大切|着工から完成までの期間やポイントを解説
初めてのマイホームづくりでは予算・間取りなど気になることがたくさんありますが、計画を立てるにあたり、どれくらいの期間がかかるのかも重要なポイントです。
注文住宅づくりにかかる期間は人によって大きく変わるため、全体のスケジュールを把握して、各段階をスムーズに進めていくことが大切です。
そこで今回は、注文住宅づくりの大まかな流れや期間、スケジュールを立てるときの基本的な考え方を詳しく解説します。
理想の注文住宅を建てるためのスケジュールづくりに必要な基礎知識を網羅しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
注文住宅づくりでスケジュールが大切な理由
注文住宅づくりにかかる期間は人によって異なるため、なるべく早い段階でスケジュールを立てる必要があります。
スケジュールが明確でないと家づくりに余計な時間がかかってしまいますし、引っ越しの予定も立てられません。
例えば、現在賃貸にお住まいの場合は、いつまでに解約通知を出せば良いのか、引っ越しまでにいくら家賃がかかるのか分からないと困りますよね。また、注文住宅づくりでは支払いのタイミングも複数回発生しますので、スケジュールが分からないと急にお金が必要になり慌てるケースも多いです。
転勤やお子さまの進学など入居希望日が決まっている場合は、注文住宅の完成が間に合うのか分からないとスケジュールを立てられません。
明確な期日が無い場合でも、スケジュールを立てないと家づくりが長引き、打ち合わせに疲れてしまうケースも考えられます。
このように、注文住宅づくりにおけるスケジュールは非常に大切です。次の章から、注文住宅づくり全体のスケジュールや支払いタイミング、考え方のポイントを1つずつチェックしていきましょう。
注文住宅づくり全体の流れとスケジュール
初めての注文住宅づくりでは、何から手を付けたら良いのか分からず、スケジュールを立てるのは難しいですよね。
まずは注文住宅づくり全体の流れと平均的なスケジュールの目安を把握しておきましょう。
- ①要望の整理
- ②情報収集
- ③予算の検討
- ④ハウスメーカー探し
- ⑤土地探し
- ⑥間取りプラン/見積もり作成
- ⑦住宅ローン仮審査
- ⑧工事請負契約を締結
- ⑨住宅ローン本審査
- ⑩建築プランの詳細決定
- ⑪着工
- ⑫竣工~引き渡し
注文住宅づくりの順番は厳密に決まっているわけではありませんが、一般的な流れは上記のとおりです。
最初はご家族で要望の整理や情報収集、予算の検討などの準備を進めると、その後のハウスメーカー探しがスムーズになります。
色々考える前にモデルハウス見学をしてみるのも1つの考え方ですが、事前に聞きたいことをまとめておくと、より多くの情報を得られます。
土地探しを先行する考え方もありますが、間取りや予算などさまざまな要素との兼ね合いがあるため、できれば相談するハウスメーカーを決めてから並行するのがおすすめです。
土地選びと建物のプランづくりを並行すると予算オーバーを防ぎやすく、より理想の注文住宅を建てられる可能性が高くなります。
注文住宅の検討開始から完成までにかかる期間は、10~15か月が目安です。
実際にかかる期間は、土地選びや間取りプランづくりの打ち合わせなど、さまざまな要素によって変動します。理想的な土地がすんなり見つかり、間取りがスムーズに決まれば、1年以内に注文住宅を完成できる可能性もあります。しかし、状況によっては、目安より長めに時間がかかるケースも珍しくありません。
相談するハウスメーカーが決まったら、改めて全体的な流れやスケジュールを確認するのが良いでしょう。
こちらのコラムでも注文住宅づくりの流れやかかる期間について解説しています。
注文住宅の支払いタイミング
注文住宅は支払いが複数回に分かれるのが一般的で、現金が必要になるケースもあります。
支払いタイミングを把握してスケジュールに組み込み、事前に準備することが大切です。
タイミング | 支払いが必要になる費用の例 |
---|---|
土地を購入するとき | 手付金・印紙税・仲介手数料土地の購入代金など |
工事請負契約を結ぶとき | 手付金・印紙税など |
住宅ローンを組むとき | 印紙税・事務手数料・保証料・登記費用など |
着工~工事中 | 着手金・中間金・上棟式・地鎮祭費用など |
引き渡し~入居 | 住宅ローンの頭金・引っ越し費用・家具/家電購入費用など |
注文住宅の土地は、購入するタイミングや金融機関によって、費用を住宅ローンに組み込めるかどうか変わります。
また、土地や建物の契約時に必要な手付金や印紙税などの諸費用は、住宅ローンに組み込めず現金が必要になることも多いため要注意。
着工時の着手金や中間金は、住宅会社によって支払いのタイミングや金額が変わるため、事前の確認が不可欠です。
上棟式や地鎮祭、引っ越しや家具/家電の購入など、見積もりに記載されない費用の支払いも発生するため、金額やタイミングをしっかり把握しておきましょう。
注文住宅づくりで発生する現金の支払いについては、こちらのコラムでも詳しく解説しています。
注文住宅のスケジュールを立てるときのポイント
実際に注文住宅のスケジュールを立てるときは、スムーズかつ無理のない計画を考えることが大切です。
次のポイントに注目して、スケジュールを立ててみましょう。
ゴールを決めて逆算する
注文住宅のスケジュールづくりでは、ゴールとなる入居日を決めて、いつまでに何をするべきなのか逆算していくことが大切です。
入居日が決まらないままスケジュールを立てても、スケジュールが伸びてしまい計画通りに進まない可能性が高いです。
特に、今のお住まいの契約更新など入居したい時期が決まっている場合は、ゴールを明確にして確実にこなせるスケジュールを組まなければいけません。
まずはご家族で話し合い、いつまでに引っ越したいのか目標を決めて、ハウスメーカーに相談しながら実現可能なのかどうかを含めてスケジュールを立てていきましょう。
なるべく早めに相談する
注文住宅づくりではある程度事前準備も必要ですが、スケジュールについてなるべく早めにハウスメーカーに相談してプロのアドバイスも参考にしましょう。
大まかな要望や予算、入居希望日が決まっていれば、ハウスメーカーに相談して注文住宅づくりの方向性やスケジュールの大枠などをアドバイスしてもらえます。
また、ご家族での話合いがうまく進まない場合は、早めにプロに相談した方が良いアイデアをもらえるかもしれません。
モデルハウスや見学会などのイベントでは、住まいづくりのプロにスケジュール以外のことも相談できます。
クレバリーホームも全国のモデルハウスやイベントでご相談を受け付けていますので、ぜひお気軽にお声がけください。
打合せできる日数を考える
具体的にスケジュールを立てるときは、お仕事やお子さまのイベントなども踏まえて、打ち合わせできる曜日や日数についても考えましょう。
十分余裕を設けてスケジュールを立てたつもりでも、お仕事や用事で家づくりについて考えるのが難しかったり、打ち合わせできなかったりする可能性もあります。お休みの日でも、ご家族での旅行やお子さまの学校のイベント参加など、家づくりを進めるのが難しい日はありますよね。
前述したように注文住宅づくりには1年前後の時間がかかりますので、先の予定も予測しつつ、少し余裕のあるスケジュールを立てましょう。
いつまでに何を決めるのか、用意すべき物を確認
具体的なスケジュールを立てたら、カレンダーなどを活用して、いつまでに何を決めるのか、何を用意する必要があるのか日程を確認しましょう。
例えば、住宅ローンの審査ではいくつかの書類が必要になるため、事前に用意しておく必要があります。また、金利のタイプや返済期間など、具体的な資金計画も決めておかなければいけません。
間取り、内装や外観のデザイン、設備など、注文住宅のプランも何をいつまでに決めなければいけないのか明確にしないと、スケジュールが遅れる可能性が高くなります。
なるべく早めに決めること、用意する物を確認し、カレンダーでスケジュールを管理しましょう。
まとめ
注文住宅は考えるべきことが多いため、しっかりスケジュールを立ててスムーズに進めていくことが大切です。
効率的に理想のマイホームを建てるために、無理のないスケジュール管理を心がけましょう。
正確なスケジュールを立てるには、住まいづくりのプロのアドバイスも必要です。
クレバリーホームは全国のモデルハウスで、注文住宅づくりに関するさまざまなご相談にお答えしています。
スケジュールのことはもちろん、費用や間取りなどどんなことでもお気軽にご相談ください。