最終見積りの金額は細かくチェック!【実録】33歳、家を買う!⑮


前回契約用の最終プランが決定。ここで最終見積りをとり金額を定めることで、契約に進めます。悔いのない家づくりのためには「どこまでかけるのか」もとても大切。モーリィはどうやって金額を確定したのでしょうか。

【これまでの流れ】
2018年7月クレバリーホームと契約したモーリィの実録レポート。
念願の土地を手に入れ、その土地に合わせてクレバリーホームに間取り図作成を依頼。契約に向けてのプラン作成が完了したのが前回。
今回は、そのプランから最終見積り金額が決まるまでのプロセスです。
→これまでの連載はこちらから→「【実録】33歳、家を買う! 」 一覧

 

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説します

最終プランの見積り前にもう一度金額チェック!


前回、最終プラン図が確定しました。
すぐに見積りを依頼し、出てきた金額で契約に進むことはできるのですが、僕がやったのはここでもう一度詳細を見直すことでした。
最終プラン、最終見積りと言えど、実際には契約後も細かな変更で金額の増減が出ます。
「やっぱりあれをつけたい」「これはいらない」「現状に合わせたら変更になった」というようなことです。
でも、できればそういった増減は少なければ少ない方がいいです。
あまりにもたくさんの変更が出てしまうと工事にも影響が出る場合もあります。
ですから、最終プランができたこの段階で、自分でしっかり細かくチェックしてから最終見積りに進むことが大切なのです。

この家の価格を決める!再度「いくらかけるのか」?


以前、自分で家づくりの総予算を決めたときの記事を書きました。→「家」と「土地」の予算を配分する方法【実録】33歳、家を買う!③
土地購入前に出した予算は 総予算「4300万円」土地「1700万円」家「2600万円」です。
ここの「家」の中には、付帯工事や諸費用の分も入っています。建物以外の費用もチェックしておいてくださいね→諸費用とは?|知っておきたい「本体工事費」以外に必要な費用②
ですので、2000万円が建物にかけられる費用と考えて、最終プランを再チェックすることに。
前回最終決定にしたプランですが、見直すと、やはりこうしたいという項目がこれだけ出てきました。

・リビング北側に窓がないけど、あった方が換気しやすくなるので窓を追加(増額)
・洗面所の収納配置を工夫してリビング側に収納を追加(増額)
・外壁の貼り分けを考慮して柱型を追加(増額)
・室内の細かな造作イメージ(キッチン部)や階段の仕様を指定(増額)
・2階洋室の建具が引き戸になっていたが開き戸に変更(減額)

細かく感じるかもしれませんが、最初にここまでチェックしたのには理由があります。
家は金額が大きいので少しの変更でもすぐに数万円、場合によっては数十万円金額が変わってしまいます。

例えばですが、これくらいです。
・窓一ヶ所追加 ⇒ 3万円増額
・収納(建具・造作)一ヶ所追加 ⇒ 5万円増額
・室内建具一ヶ所削除 ⇒ 4万円減額
・床材変更 ⇒ 30万円増額

結構大きいですよね。
大体の人がそこまで予算にゆとりがあるわけではないと思いますし、当然自分もそうです。
契約後に詳細打合せをしたら何十万円も追加費用が発生したなんてことにならないためには、できる限りでいいから、細かくプランや仕様を確認することが大事。

あとは当初の要望になかったもので浴室の「肩湯」というのを追加要望しました。
テレビCMを見ていて「こういうお風呂いいなぁ!」と(笑)
ちなみにですが、ここまで来た段階での要望は、今までに見たモデルハウスのイメージやネットの画像などを使って「具体的に」こうしたい!と伝えましょう。
ここまでチェックして、見積りを依頼しました。

見積りが出てきたけど高い…!そんな時には

見積り依頼をしてから見積りが出てくるまでは約2週間でした。
プラン修正や、業者さん・設備メーカーへの見積り依頼、見積り作成などあるので、やはりこれくらいかかります。
2週間後の打合せでもらった資料は以下の3つでした。
・修正プラン
・設備プレゼン
・見積書

プランは前回の修正依頼も直っててほぼ自分の要望通りになっていましたし、設備プレゼンは要望通りのものが入ってて、追加要望の「肩湯」もきちんと入ってました!
そして大事な見積りですが…高い…。
自分が想像していたよりもかなり高い金額だったので、もう一度細かく見積りをチェックしました。

金額の小さなものは置いといて、まずは金額の大きい目立つものからチェックしてみると
・1階リビング:フルオープンサッシ+電動シャッター … 40万円
(高いけどやっぱり大きい窓にしたいし、しょうがないか…)
・浴室:肩湯付浴室 … 100万円(こんなにするもんなんだ!)
・防音室 … 60万円(これは絶対必要だし、大体想定通り)
・太陽光発電 … 180万円(金額は大きいけど、補助金・売電メリットを考えればOK)
・内装床材グレードアップ … 50万円(こんなに金額があがっちゃうのかぁ…)

こうやって見てみると、大体が自分の希望したものばかりなので見積り自体は妥当な金額なのかなと。
それに見積りの中には、カーテン・エアコン・照明なども概算金額で入っていたので(ハウスメーカーによって違うので、これが入っているかどうかは必ずチェックしてくださいね!)、これ以外にかかる費用はそこまでなさそうと判断できたので、要望に優先順位を付けて見積りを整理。

金額の大きい項目の中で優先順位の低いものをピックアップしたら、
・浴室の肩湯はここまでお金を掛けなくてもいいかな、ということで削除
・内装材は通常グレードに戻してもイメージしているインテリアにできそうなので削除
・残りの項目はやっぱり必要
ということで確定。
打合せの中で少しだけ交渉をして、プラン・仕様・金額とも折り合いが付き、契約に向けて準備をしてもらうことになりました。

まとめ~契約書も準備をお願い、大安の日に契約するぞ!~

そんなわけで1週間あれば契約書の準備もできるということなので、次週の大安を選んで契約日を確定。これで晴れて建物の契約も決まりました!
次回はいよいよ契約の手順について。引き続き読んでいただけたら嬉しいです!

それと、家とお金のことで少しだけ。
当然の事ながら家とお金で大事なのは「いくら払えるのか」「いくら払うのか」ということです。
冒頭でお伝えしたように自分の総予算は決まっていました。これがいくら払えるのか、という限度額です。
でも見積りが出た時に、この限度額以内であっても、人の気持ちとしてはできるだけ安く買いたくなるのじゃないでしょうか。
自分はそうでした。「予算内には納まってるけど、もっと安くならないかな」と。
だからこそ、「いくら払う」という額を設定しておく必要があります。
でなければ結局見積りを出してもらっても自分の判断ができないので最終結論を出せません。
例えば車でも、外車とか高級車を買おうと思えば買えるけど、限界まで出さずに「予算200万円」と決めるから買う車種やグレードが絞れると思うんです。
さらに、家の場合「安ければ安いほどいい」わけではないということです。
家はずっと住み続けるものなので、ただ価格だけを見て安くするために我慢したり、妥協をすると後悔しながら生活することになります。
とくに、後付けできないもので我慢すると後悔する可能性も高くなります。
ですから「いくらまで払う(本当の限度額)」は最終見積もり前には決めておきましょう。

今回の、「契約前 最終見積り」の段階はそのチェックができる最後の機会です。
ここまでに自分の要望を具体的にまとめ、優先順位を付けておき、納得できる家づくりのため、頑張りましょう!

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