注文住宅の決めることリスト|土地・住宅ローン・間取り・外観
この記事では、注文住宅を建てるときに決めることのリストをジャンルごとにご紹介します。
注文住宅は決めるべきことが多く大変なイメージがあるかもしれません。しかし、前もって決めることをリストアップして明確にすれば、効率よく理想の注文住宅を建てることができます。
今回は注文住宅の検討前の準備、住宅ローン、土地探し、間取り、外観など、各段階で決めるべきことをご紹介しますので、1つずつ確認していきましょう。
目次
注文住宅、何から決めるべき?
初めて注文住宅を建てる場合、まず何から決めるべきなのか迷いますよね。
間取りのこと、土地のこと、住宅ローンのことなど、分からないことが多く不安に感じる方も少なくありません。
注文住宅づくりは何から決めても問題ありませんが、効率的な順番を覚えておくとスムーズに進めることができます。
スムーズな打ち合わせで効率よくいろいろなことを決めていけば、ムダな時間を省いて理想の注文住宅をつくることにもつながります。
まずは、この後ご紹介する決めることリストの全体を把握してから、1つずつ取り組んでみてください。
注文住宅の準備前に決めることリスト
注文住宅を具体的に検討する前に、準備段階で決めるべきことをご紹介します。
理想のイメージを固める
注文住宅について具体的に考える前に、まずは新しい住まいで叶えたいライフスタイルや理想のイメージを固めましょう。
- 好きな外観・内装デザイン
- 今の住まいに対する不満や改善したいこと
- 欲しい部屋や間取り
まずは住宅会社のホームページやSNSなどをチェックして、好みのデザインや間取りを探してみましょう。あらかじめ理想のイメージを固めておくと、住宅会社選びで役に立ちます。
施工実例をチェックして、気になる物件をブックマークするのがおすすめです。
また、今のお住まいで感じている不満や、改善したいことをリストアップしておくことも大切です。例えば、収納が足りない、家事効率が悪いなど、不満をリストアップしておけば、間取りづくりのヒントになるはずです。
ご家族で話し合う時間をつくり、理想のデザインやライフスタイルを少しずつ固めていきましょう。
大まかな予算を決める
なるべく早い段階で、注文住宅にかけられる大まかな予算を決めておくことも大切です。
注文住宅にいくらまで費用をかけられるのか把握しておくことで、住宅会社を絞り込めるため、予算内で建てられる会社を選びやすくなります。
まずは、ご家族全員の世帯年収から、無理なく返済できる住宅ローンの借入額を把握するのが分かりやすいです。
こちらのコラムで、年収倍率・返済負担率などの指標を活用して、注文住宅の予算を決める方法を解説しています。
入居希望時期を決める
いつまでに注文住宅を完成させて引っ越したいのか、入居希望時期も早めに決めておくべきことの1つです。
一般的に、注文住宅の検討を始めてから引き渡しまでは、1年前後かかることが多いです。ゴールとなる入居日を決めて、逆算してスケジュールを立てると、効率よく家づくりを進めることができます。
特に入居を急ぐわけではない場合でも、スケジュールを決めないと打ち合わせが長引いて疲れてしまうケースもあります。
こちらのコラムで注文住宅づくりの流れや期間を解説していますので、参考にしてみてください。
住宅会社を絞り込む
理想のイメージや予算について決まったら、プランづくりや見積もりを依頼する住宅会社を絞り込みましょう。
工務店やハウスメーカーによって得意分野や費用は変わるため、まずは予算内で希望を叶えられそうな住宅会社をある程度絞り込むと効率的です。
どれくらいの費用でどのような注文住宅を建てられるのか、施工実例などをチェックして大まかに絞り込んでみましょう。
こちらのコラムでは、クレバリーホームの本体価格1,000~4,000万円台の注文住宅施工実例をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
住宅ローンで決めることリスト
注文住宅の検討準備を進めると同時に、資金計画に大きく影響する住宅ローンの詳細についても決めておきましょう。
- 審査を申し込む金融機関
- 金利タイプ
- 借入金額
- 返済期間
- 用意する頭金
住宅ローンを扱う金融機関によって、申し込み条件や金利は変わります。変動金利・固定金利など選択する金利タイプによっても、総返済額や月額負担が変わるため、長期的なライフプランを踏まえて決めることが大切です。
こちらのコラムで、住宅ローンの組み方や金利の種類などの基礎知識を解説しています。
また、貯蓄やこれからの支出なども踏まえて、頭金をいくら用意するのか考えておくことも大切です。頭金は多すぎても少なすぎてもデメリットがありますので、ちょうど良い金額を見つけましょう。
こちらのコラムで、注文住宅の頭金の平均額や考え方を解説しています。
日本は低金利時代が続いていますが、政策の変更によって金利が変動する可能性も考えられます。金利が上がると住宅ローンの返済額が増え、生活を圧迫し、返済が滞るとマイホームを失ってしまうリスクも。金利が上がる原因や対策、影響についてもこちらのコラムでチェックしておきましょう。
土地探しで決めることリスト
これから土地を購入して注文住宅を建てる方は、物件探しの前に決めておくべきこともあります。
- 希望のエリア
- 通勤通学や買い物などの利便性
- 敷地面積
- 眺望や日当たり
- 土地と建物の費用バランス
注文住宅は建てる土地によって、総額費用、間取りの自由度や暮らしやすさなどが変わります。まずは通勤通学や生活の利便性などを踏まえて希望のエリアを決め、条件に優先順位をつけて検討するのがおすすめです。
また、土地と建物の費用バランスを決める際は、住宅会社と一緒にその土地にどんな建物をつくれるのか確認することが大切です。ハウスメーカーや工務店と一緒に土地探しをすると、土地と建物の費用バランスを確認して予算オーバーを防げるのがメリット。
こちらのコラムで注文住宅の土地探しのポイントや決めるべきことを詳しく解説しています。
間取りづくりで決めることリスト
注文住宅の間取りは、敷地面積やライフスタイルに合わせて、1つずつ決めるべきことを確認していきましょう。
階数を決める
具体的に間取りを考える前に、まずは敷地面積や周辺環境、ライフスタイルを踏まえて階数を決めましょう。
平屋・2階建て・3階建てにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どの階数がマッチするかは人それぞれです。
例えば、広い敷地を確保でき、老後まで暮らしやすいバリアフリーの生活を重視するなら平屋が向いているかもしれません。一方、土地相場が高い都市部や市街地では、2~3階建てを選択した方がコストパフォーマンスが高くなることが多いです。
こちらのコラムで階数の考え方を解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
必要な部屋数を決める
続いて、家族構成やライフスタイルの変化なども踏まえて、必要な部屋数を決めましょう。まずは、主寝室や子供部屋など、家族それぞれに必要な部屋数を決めるのが分かりやすいです。
完成した直後のことだけを考えるのではなく、お子様の成長や巣立ち、ご両親との同居など、家族構成が変化することも考えましょう。
こちらのコラムで、注文住宅の部屋数ごとの考え方を解説しています。
取り入れる間取りアイデアを決める
注文住宅の階数や部屋数が決まったら、どんな間取りアイデアを取り入れるのか決めていきましょう。
書斎やランドリールーム、シューズクロークなど、ライフスタイルによってマッチする間取りアイデアは変わります。また、同じ広さの部屋でも、吹き抜けや勾配天井など、間取りアイデアによってデザインや開放感が変わることも。
まずはどんな間取りアイデアがあるのかチェックして、ご自身のライフスタイルに合うものを取り入れてみてください。
こちらのコラムでは、注文住宅の人気間取りアイデアをご紹介しています。
オプションを決める
注文住宅は設備や間取りのオプションがたくさんあるため、予算やライフスタイルに合わせて採用するものを決めましょう。
オプションは注文住宅の利便性やデザイン性を高めてくれますが、無計画に追加していくと予算オーバーになってしまう可能性があります。
優先順位を付けて、必要なオプションを見極めることで、予算内で満足度の高い注文住宅づくりができます。
こちらのコラムで、注文住宅のオプションの種類や考え方をチェックしてみてください。
外観で決めることリスト
注文住宅の外観は、デザイン性や満足度を大きく左右する重要なポイントです。視界に入る範囲が広いため、1つずつ決めるべきポイントをチェックしていきましょう。
デザインの方向性を決める
具体的に外観デザインを考える前に、まずは全体のデザインの方向性を決めましょう。自由度の高い注文住宅は、モダン・ナチュラル・海外風などさまざまなデザインの種類があります。
あらかじめ1つのデザインを決めてから外観を考えることで、統一感のあるおしゃれな仕上がりになります。
こちらのコラムで、注文住宅の外観の基本的な考え方やおしゃれな実例を紹介しています。
屋根形状を決める
注文住宅の屋根形状は、シルエットや外観デザインを大きく左右する重要なポイントです。求める外観デザインに合わせて屋根形状を決めましょう。
例えば、同じ形の建物でも、切妻屋根と片流れ屋根では、外観の印象が大きく変わります。かっこいい・かわいい・ナチュラルなど、イメージに合わせて屋根形状を決めるのがおすすめです。
こちらで屋根形状によるイメージの違いをチェックしてみてください。
外壁の種類を決める
外観に占める面積が大きい外壁の種類も、デザインに大きく影響するポイントです。
また、外壁は注文住宅の耐久性やメンテナンスサイクルも左右します。初期費用だけを考えて外壁材を選ぶと、すぐに汚れたり劣化したりして、外観のデザイン性をそこなってしまうことも。
外壁の種類を決めるときは、数十年間過ごすことを見据えて、耐久性もチェックしてみましょう。
こちらのコラムで注文住宅の外壁の種類や選び方を詳しく解説しています。
外構を決める
注文住宅の外構は建物が完成してから工事することもありますが、外観デザインの一部なので、なるべく同時進行で考えるのがおすすめです。
外構のレイアウトやデザインで外観の印象が大きく変わりますし、建物とトータルコーディネートするとおしゃれな外観をつくれます。
スケジュールに余裕があれば、なるべく外構を完成させてから入居するのがおすすめです。後から外構工事をする場合でも、大まかなデザインやレイアウトは事前に決めておき、駐車場やポストなど最低限の部分は仕上げておきましょう。
注文住宅の外構工事については、こちらのコラムも参考にしてください。
まとめ
注文住宅は決めるべきことが多く、大変なイメージがあるかもしれません。しかし、事前に決めるべきポイントと流れを把握しておけば、スムーズな注文住宅づくりにつながります。
今回ご紹介した決めるべきリストをチェックしてから、モデルハウスなどで具体的な相談をしてみてください。
クレバリーホームは、全国のモデルハウスで注文住宅に関するさまざまなご相談を受け付けています。ぜひお気軽にご来場ください。