規格住宅のメリット・デメリット｜おしゃれな間取りプラン例も
クレバリーホーム
この記事では、規格住宅の基礎知識、実際の間取りプランなどを詳しく紹介します。
規格住宅について何となく知ってはいても、具体的にどんな住宅商品なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
注文住宅、建売住宅と規格住宅の違い、メリット・デメリットを正しく把握して、ご自身にとって理想の選択肢を選べるようになりましょう。
目次
規格住宅とは？
規格住宅は、あらかじめ決められている間取り・建材・設備のプランから選ぶ住宅商品のことです。広義では注文住宅の一部に分類されますが、実際にはさまざまな違いがあります。
| 注文住宅 | 規格住宅 | 建売住宅 | |
|---|---|---|---|
| 間取り・デザイン | 自由に選べる | 用意された基本パターンから選べる | 選べない |
| 建築費用 | 間取りやデザインによって変動する | プランで決まっている | 決まっている |
| 完成までの期間 | 約1年～ | 約半年～ | なし |
戸建て住宅で比較検討することが多い注文住宅、建売住宅と規格住宅は、上記のような違いがあります。1から間取りやデザインを考えられる注文住宅、完成した建物を買う建売住宅の中間的な住宅商品と言えるでしょう。
「建売住宅だと気に入った物件が見つからないけど、注文住宅までは要らない」という方には、規格住宅が理想の選択肢になるかもしれません。
具体的なメリット・デメリットを、この後一つずつチェックしていきましょう。
規格住宅のメリット
規格住宅には、注文住宅、建売住宅にはないさまざまなメリットがあります。
コストパフォーマンスが高い
規格住宅はフルオーダーの注文住宅よりコストパフォーマンスが高く、暮らしやすいマイホームを安く建てられるのが大きなメリットです。
※規格住宅のコストパフォーマンスが高い理由
- 間取りやデザインの規格化によって建材の一括仕入れが可能
- 工程がスムーズになり工事費を削減できる
- 打ち合わせ回数を減らせるため人件費も削減できる
上記のように、間取りとデザインを規格化することで、さまざまなコストダウン効果が生まれます。設備や建材のグレードを落とすのではなく、効率化によってコストダウンしているため、結果的にコストパフォーマンスが高くなるのが特徴です。
単なるローコスト住宅とは異なり、安くて良い家を建てられる可能性が高いということです。
家づくりの期間を短縮できる
あらかじめ用意されたプランを選ぶ規格住宅は、注文住宅より家づくりにかかる期間を短縮できるのも特徴です。
1から間取りを考える注文住宅では、プランが決定するまで数か月かかることも珍しくありません。スムーズに間取りが決まっても、トータル期間は1年前後かかる可能性が高いです。
規格住宅ならプランを比較検討できるので分かりやすく、悩む時間も短くて済むので完成までの期間も短縮できます。早めに新居に引っ越しでき、今の家賃の節約にもなりますね。
注文住宅を建てるまでの流れと期間についてはこちらのコラムをどうぞ。
建築費用が分かりやすい
規格住宅はプランごとに建築費用が明記されていて、予算オーバーの心配が少ないのもうれしいポイント。
注文住宅はプラン内容によって費用が大きく変動するため、理想を盛り込んでいくと予算オーバーしてしまうケースも多いです。
建築費用を見ながらプランを選べる規格住宅なら、当初の予算内で建てられる可能性が高いでしょう。
失敗リスクが少ない
設計のプロが考えた規格住宅の間取りを選ぶことで、失敗のリスクが少ないのもメリットと言えるでしょう。
1から間取りを考えられる注文住宅の自由度は魅力ですが、実際に完成して住み始めてから失敗・後悔する方もゼロではありません。サポート力の高い住宅会社を選べば失敗リスクは軽減できますが、そのためにはある程度の時間と手間がかかります。
規格住宅の間取りには、住宅会社やプランナーがこれまでの家づくりで培ったノウハウが反映されています。プロがつくった間取りプランを比較検討できるので、ライフスタイルに合わせた理想の家をつくりやすくなるのです。
規格住宅のデメリット
メリットがたくさんある規格住宅ですが、注意すべきデメリットもあるので、事前に把握しておきましょう。
間取り変更はできない
規格住宅は基本的に間取り変更できないため、細かなこだわりや要望を反映しにくいのがデメリット。「もう少しリビングを広げたい」「ここに収納が欲しいな」といった微調整はできません。建売住宅よりは選択肢が多いものの、注文住宅のように自由なカスタマイズはできないということです。
デザインや建材も用意されたパターンから選ぶため、理想のマイホーム像がありオリジナリティを求める方も、規格住宅だと満足できない可能性があります。
対策としては、なるべくプラン数の多い住宅会社を選ぶのがおすすめです。また、間取りに影響しない建材や設備は、オプションで選べるようにしている住宅会社もあります。プランの数やオプションが豊富な会社の規格住宅なら、理想の間取りやデザインを見つけやすくなるでしょう。
建てられない土地もある
特殊な条件の土地には、規格住宅を建てられないケースも多いです。
規格住宅のプランは、平均的な形や広さの宅地を想定してつくられていることがほとんど。間口が狭い「うなぎの寝床」「旗竿地」、住宅街の狭小地だと、建てられるプランが無い可能性があります。
例えば、建材を変更できない住宅会社の場合、防火地域など規制が厳しい土地に対応できないケースも。
規格住宅を建てる際は、土地を購入する前に必ず住宅会社にチェックしてもらいましょう。より確実性を求めるなら、住宅会社に土地選びをお願いするのもおすすめです。
規格住宅のおしゃれな間取りプラン例
クレバリーホームがラインアップする規格住宅「Cleverly D’ees（クレバリーディーズ）」から、おしゃれな間取りプランをいくつかピックアップしてご紹介します。
「Cleverly D’ees」は、3人の建築家が「自分が暮らしたい家」をテーマにプランニングした規格住宅です。
130を超えるプランの中から、3つの例を見てみましょう。
規格住宅プラン例① 2階建て 3LDK 延床面積79.49㎡（24.04坪）
約24の床面積で、暮らしやすい3LDKの間取りを実現したコンパクトなプランです。玄関と土間続きのシューズクローク、キッチンのパントリーなど、使い勝手にもしっかり配慮しています。
規格住宅プラン例② 2階建て 3LDK 延床面積91.08㎡（27.54坪）
明るく開放的な空間をつくりやすい、2階LDKの間取りプラン例です。1階の主寝室の前に袖壁を配置し、プライベートテラスになっています。
規格住宅プラン例③ 平屋 2LDK 延床面積89.43㎡（27.05坪）
中庭に面した開放感のあるリビングが魅力的な、平屋の規格住宅プラン例です。リビングから各部屋へつながる動線で、効率の良い暮らしを送ることができます。
ここでご紹介した3つの間取りプランは、クレバリーホームの規格住宅「Cleverly D’ees（クレバリーディーズ）」からピックアップしました。
「Cleverly D’ees」は3人の建築家が「自分が暮らしたい家」をテーマにプランニングした、130を超えるプランをご用意しています。
Web上で簡単な質問に答えるだけで、お客様の理想にマッチする間取りプランを最大3通りご提案。平屋・2階建てどちらのプランもございますので、ぜひシミュレーションを活用してみてください。
【結論】規格住宅はどんな人に向いている？
最後に、規格住宅のメリット・デメリットを踏まえて、どんな方に向いているのかまとめておきましょう。
※規格住宅が向いている人の例
- 建売住宅だと理想の物件が見つからない
- なるべく早くマイホームを手に入れたい
- オリジナリティよりコストパフォーマンスを重視する
建売住宅で気に入った間取り・デザインの物件が見つからないが、注文住宅より費用は抑えたい方は、規格住宅を検討する価値があるかもしれません。
転勤やお子様の進学タイミングなどが決まっていて、なるべく早めに引っ越ししたい方も規格住宅のメリットが大きいでしょう。
※注文住宅が向いている人の例
- 狭小地が多い都市部に建てたい
- 叶えたいライフスタイルや理想のデザインがある
- 時間に余裕があり、家づくり自体を楽しみたい
広い土地の確保が難しい都市部などで家を建てるなら、自由度の高い注文住宅の方が満足度の高い家づくりができるかもしれません。
また理想のライフスタイルやデザインが明確で、こだわりを盛り込んだオリジナリティのあるマイホームが欲しい方も注文住宅が向いているでしょう。ある程度の時間が確保でき、家族みんなで家づくりを楽しめるケースも、注文住宅のメリットが大きいかもしれません。
まとめ
規格住宅はコストパフォーマンスを求める方にとって、メリットの大きい住宅商品です。注文住宅、建売住宅どちらもしっくりこないときは、ぜひ規格住宅も検討してみてください。
クレバリーホームは自由設計の注文住宅、規格住宅を含めたさまざまな住宅商品をラインアップしています。ライフスタイル・ご予算に合わせて、理想の家づくりができる商品をご検討してみて下さい。
