注文住宅の打ち合わせ回数や期間はどれくらい?流れやスムーズに進めるコツを解説
間取りやデザインを自由に決められる注文住宅づくりでは、ハウスメーカーや工務店の担当者と打ち合わせを重ねて、理想のプランをつくっていきます。
初めての注文住宅づくりでは、打ち合わせが必要な回数や期間、進め方が分からず不安に感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、注文住宅の打ち合わせに関する基礎知識と、スムーズに進めるためのコツなどを詳しく解説します。
目次
注文住宅の打ち合わせ回数に制限はある?
注文住宅を建てるために必要な打ち合わせの回数は人それぞれで、基本的に制限はありません。納得のいくプランができるまで、妥協せず打ち合わせを重ねるのが理想の注文住宅を建てるコツです。
なるべく早く完成させたいからといって打ち合わせを減らしてしまうと、イメージ違いや失敗で不満が残るマイホームになってしまうかもしれません。しかし、打ち合わせ回数が多すぎても、余計な時間がかかり疲れてしまうケースもあります。
ただ時間をかけるだけではなく、効率良く打ち合わせを進めていくことが大切です。まずは、全体の流れや打ち合わせで決めるべきことを把握して、各工程をしっかり煮詰めていくことが大切です。
注文住宅の打ち合わせの進め方
注文住宅づくりで必要となる打ち合わせは、大きく4つの工程に分けられます。
- 契約前の打ち合わせ
- 契約~着工前の打ち合わせ
- 着工後の打ち合わせ
- 完成後の打ち合わせ
それぞれの工程で決めるべきことと、全体の流れを把握しておきましょう。
1.契約前の打ち合わせ
契約前の打ち合わせでは、予算や要望などをすり合わせ、注文住宅の間取りプランや見積もりをつくっていきます。
まずはどのような注文住宅を建てたいのか担当者に伝えて、概算プランと見積もりを作成します。土地探しや住宅ローンの仮審査なども並行して進める必要があるため、最初に決めるべきことや期日を確認しておくとスムーズです。
複数の住宅会社の見積もりを比較するときは、表面的な金額だけでなく、内容もしっかりチェックする必要があります。注文住宅の見積もりについてはこちらのコラムもご覧ください。
2.契約~着工前の打ち合わせ
見積もりを比較検討して注文住宅を建てる住宅会社が決まったら、打ち合わせを重ねて間取りや設備などの仕様を細かく煮詰めていきます。注文住宅を契約するために必要な項目を決めるため、打ち合わせであいまいな部分や納得できない部分を無くしていきましょう。
照明や壁紙といった細かい部分の打ち合わせも、注文住宅のクオリティを決める大切なポイントです。
注文住宅の内装の具体的な決め方は、こちらのコラムも参考にしてください。
契約後は各種申請や地鎮祭の手配など、着工前に必要な準備なども打ち合わせで決めていきます。また、駐車場や玄関アプローチなどの外構計画も、この段階で打ち合わせすることが多いです。注文住宅の外構計画については、こちらのコラムもどうぞ。
3.着工後の打ち合わせ
着工後は、工事が計画通り進んでいるか定期的に確認をします。また、引っ越しや家具、ライフラインの開通などの手続きの確認もしておきましょう。
4.完成後の打ち合わせ
注文住宅が完成したら、打ち合わせ通りに仕上がっているか確認し、傷や不具合がないかチェックします。要望通りに仕上がっていない場所は、引き渡し前に修正してもらう必要がありますので、見逃しのないように確認しましょう。
また、引き渡し後の点検のタイミングや設備が故障した際の連絡先なども、確認しておくべきポイントです。
注文住宅の打ち合わせをスムーズに進めるコツ
実際に注文住宅の打ち合わせを進める際は、次のポイントにしっかりこだわりましょう。
記録をとる
注文住宅の打ち合わせでは多くのことを決める必要があるため、漏れや行き違いを防ぐために、必ず記録をとりましょう。細かいことも1つずつ記録しておくことで、次回の打ち合わせもスムーズに進められます。
打ち合わせで決めたこと、次回までに確認しておくべきことなど、記録をとってお互いに保管することで効率良く家づくりを進めることができます。
意見をはっきり伝える
打ち合わせの際は、担当者に意見や要望をはっきり伝えることも大切です。
予算や希望の間取りなどをはっきりと伝えることで、イメージのズレが少なくなり、精度の高いプランや見積もりづくりにつながります。
プランナーや営業マンの意見や提案も大切ですが、ご自身の意見をしっかり持ち、明確に伝えるようにしましょう。
不明点をすべて解決する
毎回の打ち合わせで感じた疑問や不明点を、その場で質問してすべて解決することも大切です。
分からないことをそのままにしてしまうと、後でプランや見積もりに大きな修正が発生し、余計な手間がかかるかもしれません。打ち合わせの中で疑問に感じたことはどんどん質問し、その場で解決していきましょう。
事前に予算と要望をまとめておく
打ち合わせをする前に、ご家族で話し合って大まかな予算や要望をまとめておくのも、注文住宅づくりをスムーズに進めるコツです。
あらかじめ大まかな予算が分かっていれば住宅会社を絞り込めるため、効率的に探すことができます。また、予算オーバーを防ぎやすくなり、結果的に満足度の高い注文住宅を建てられる可能性も高くなります。
こちらのコラムで、年収や住宅ローンの返済額から予算を考える方法を解説しています。
また、どんな家に住みたいのかご家族で話し合い、要望をリストアップして優先順位をつけておくことも大切です。
まずは、実現可能かどうかは考えずに、今の家の不満や新しい家で叶えたいライフスタイルなどをどんどん書き出していきましょう。次に、優先順位をつけておくと、予算内で満足度の高いマイホームを建てやすくなります。
入居の時期を決める
注文住宅の打ち合わせ回数や期間に決まりはありませんので、ゴールとなる入居の時期を決めておくことも大切です。
ゴールを明確にすることで、いつまでに何を決めれば良いのか分かりやすくなり、スムーズな打ち合わせにつながります。
入居時期が決まっている方はもちろん、特に急がない方も、ゴールを決めて逆算し、スムーズに打ち合わせを進めましょう。
注文住宅の打ち合わせ場所は?
注文住宅の打ち合わせ場所は特に決まっておらず、住宅会社の事務所やモデルハウス、自宅などさまざまです。
間取りや設備の仕様を決めるときは、実物を確認できるモデルハウスでの打ち合わせが良いでしょう。ある程度プランが煮詰まって細かい部分を決めるときは、自宅に来てもらって打ち合わせするのが便利です。
住宅会社の規模や営業方針によっては、自宅に来てもらえない場合などもあるので、事前に確認しましょう。
まとめ
間取りやデザインを自由に選べる注文住宅づくりでは、打ち合わせが重要です。
打ち合わせは少なすぎると不満が残るリスクがありますし、多すぎても疲れてしまいます。全体の流れや決めるべきことを把握して、スムーズな打ち合わせで効率的に理想の注文住宅をつくりましょう。
クレバリーホームは、全国のモデルハウスで、住まいづくりに関するご相談・ご質問を受け付けています。間取りやデザイン、予算や住宅ローンのこと、注文住宅づくりの進め方など、どんなこともお気軽にご相談ください。