2LDKの平屋間取り実例|おすすめ間取りアイデアや考え方を解説
この記事では、暮らしやすい2LDKの平屋を建てるために必要となる基礎知識や考え方を分かりやすく解説します。
2LDKの平屋づくりでは、どれくらいの延床面積が必要になるのか、どのような間取りアイデアがあるのか把握してから取り組むことが大切です。
実際に建てられた2LDKの平屋実例を見ながら、理想の間取りについて考えてみましょう。
おすすめの間取りアイデアや建築費用の目安など、平屋づくりに役立つ情報もまとめてお届けします。
目次
2LDKの平屋は何坪必要?
2LDKの平屋は、主寝室+子供部屋で3人家族まで対応できる間取りです。国が示している誘導居住面積水準という指標を使って、3人家族の2LDK平屋に必要な床面積を考えてみましょう。
※3人家族の2LDK平屋に必要な床面積
25㎡×世帯人数3人+25㎡=100㎡(約30坪)
誘導居住面積水準の計算式に当てはめると、3人家族の2LDK平屋に必要な床面積は約30坪です。ただし、階段がない平屋は同じ広さの2階建てより床面積を有効活用できるため、もう少しコンパクトでも暮らしやすい間取りを実現できる可能性が高いです。
間取り図でどれくらいの広さなのか見てみましょう。
上記はクレバリーホームの規格住宅「Cleverly D’ees」のプラン例、2LDK延床面積28.74坪の間取り図です。
8帖の主寝室、6帖の居室、21.2帖の広々LDKと、3人家族でも十分快適に暮らせそうな間取りですね。
スタディコーナーや大型のウォークインクローゼットなど、暮らしやすい間取りアイデアもしっかり盛り込まれています。プライバシー性の高い中庭は、アウトドアリビングとして活用でき、過ごし方のバリエーションも豊富です。
このように、30坪前後の広さがあれば、暮らしやすい2LDKの平屋を検討できるでしょう。
ただし、1~2人暮らしの方なら、30坪よりコンパクトな2LDK平屋でも暮らしやすい間取りをつくれる可能性もあります。
次の章で、具体的な2LDK平屋の間取り実例を見てみましょう。
2LDKの平屋間取り実例
クレバリーホームの注文住宅実例から、2LDKの平屋間取りをピックアップしてご紹介します。
各実例の詳細ページに全体の写真や住まいづくりのきっかけ等も掲載していますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
実例① 延床面積71.21㎡(21.54坪)
約21坪のコンパクトな2LDK平屋に、ご夫婦2人暮らしにピッタリの間取りアイデアがたくさん盛り込まれています。
主寝室からLDKへの動線に、通り抜けられるオープンクローゼットを設けて、移動しながら必要な物を出し入れできる間取りに。
日当たりの良い居室にはパイプを付けて室内干しスペースに。勾配天井とロフトを組み合わせて、収納力もしっかり確保しています。
実例② 延床面積 107.56㎡(32.53坪)
主寝室+和室の2LDK平屋で、約32坪の延床面積を活かし効率的に暮らせる間取りに仕上げています。
玄関には雨具などもしまえるシューズクローク、帰宅後スムーズに使える手洗い水栓を設置。収納力と使い勝手に優れる間取りです。
主寝室に出入り口を2か所設け、トイレやウォークインクローゼットなどシーンに応じた最短ルートを選べる工夫も。
2LDKの平屋におすすめの間取りアイデア
さきほどご紹介した実例以外にも、2LDKの平屋づくりにおすすめの間取りアイデアはたくさんあります。
1つの選択肢として覚えておき、ライフスタイルに合わせて上手に採り入れてみましょう。
ランドリールーム
洗濯に関する家事をまとめてこなせるランドリールームは、平屋と相性の良い人気間取りアイデア。
平屋のお庭に洗濯物を干すと、日当たりやプライバシー性が気になることがありますが、ランドリールームがあれば問題ありません。家事効率もアップして一石二鳥です。
シューズクローク
玄関の収納力を大きくアップできるシューズクロークも、2LDK平屋におすすめの間取りアイデアです。
シューズクロークがあると玄関が散らかりにくく、レインコートやスポーツ用品なども置けるので利便性も高めてくれます。
小屋裏収納・ロフト
2LDKの平屋で収納力が不足しそうなときは、小屋裏収納やロフトを採り入れてみましょう。
小屋裏収納は本来デッドスペースになる部分を活用できるため、居住スペースを圧迫せず収納問題を解決しやすいです。
用途が広いロフトも、平屋の採用率が高い間取りアイデアです。
ロフトは一定の要件を満たせば延床面積に算入されないため、過ごし方のバリエーションを増やしてくれます。
収納にしたり、秘密基地のようなプライベートスペースにしたり、いろいろな活用方法を考えてみましょう。
中庭
プライバシー性が高いアウトドアスペースを確保するなら、中庭のある2LDK平屋を考えるのもおすすめです。
壁に囲まれた中庭は周囲からの視線が届きにくいため、周囲の建物や表通りが近い土地でも、プライバシー性が高いスペースをつくれます。
中庭に面したお部屋の採光性や開放感を高める効果もあるので、暗さや圧迫感を解消したいときにもおすすめです。
2LDKの平屋づくりのポイント
実際に2LDKの平屋の間取りを考えるときは、次のポイントにこだわって失敗や後悔を防ぎましょう。
要望に優先順位をつける
具体的に間取りを考える前に、まずご家族でしっかり話し合って要望をリストアップし、優先順位を付けましょう。
2LDKの部屋数と延床面積の中で理想の平屋を建てるためには、優先順位の高い要望から盛り込んでいくことが大切です。
最初は実現可能かどうか深く考えずに要望をどんどん出して、家族みんなで優先順位を付けてみてください。
開放感のあるリビングを中心に
効率的でおしゃれな2LDKの平屋を建てるために、開放感のあるリビングを中心に間取りを考えてみましょう。
リビングは一番過ごす時間が長いため、広々とつくることで、マイホーム全体の満足度を高めてくれます。
リビングを中心とした動線設計で廊下を省略することもでき、コンパクトかつ暮らしやすい平屋づくりにもつながります。
アウトドアリビングを活用
お庭との距離感が近い平屋は、アウトドアリビングを有効活用するのもおすすめです。
例えば、リビングから直接出られるデッキがあれば、お部屋の延長としてさまざまな過ごし方が広がります。
音の伝わり方を確認する
部屋数が少ない2LDKの平屋では、音の伝わり方を確認して静かに過ごせる環境をつくるのも大切なポイントです。
例えば、主寝室と子供部屋が隣同士だと、就寝時間のズレで音が気になってしまう可能性があります。寝ているときやリビングでくつろいでいるときに、トイレを流す音が気になるケースも。
それぞれのお部屋での過ごし方を考え、なるべく音の影響が少ない間取り配置を考えましょう。
2LDKの平屋の建築費用相場
実際に2LDKの平屋を建てる際、どれくらいの建築費用がかかるのか相場を推測してみましょう。住宅ローンのフラット35を利用して注文住宅を建てた方の平均建築費用を、2LDKの平屋の坪数に換算してみます。
2022年度の注文住宅の平均建築費用は3,717万円、延床面積は122.8㎡(約37坪)でした。坪単価は約100万円になります。
広さ | 建築費用相場 |
---|---|
20坪 | 2,000万円 |
25坪 | 2,500万円 |
30坪 | 3,000万円 |
コンパクトな1人暮らしやご夫婦2人暮らしの2LDK平屋なら、建築費用2,000万円~が目安になりそうです。3人以上のファミリーで暮らすなら、2,500~3,000万円前後の予算が必要になるでしょう。
ただし、あくまで平均価格からの推測なので、実際は建てる住宅会社や土地の状況などさまざまな要素で費用が変動します。一つの目安として、大まかな予算を考えるときの参考にしてみてください。
注文住宅の詳しい相場や予算の考え方は、こちらのコラムでも解説しています。
まとめ
2LDKの平屋を建てるときは、おしゃれで効率的な間取りアイデアを上手に採り入れて暮らしやすく仕上げましょう。
広さや建築費用の目安を参考にして、ご自身にピッタリな平屋を考えてみてください。
クレバリーホームは平屋住宅商品「Granshare」、規格住宅「Cleverly D’ees」をご用意し、理想のマイホームづくりをサポートしています。平屋のことならお気軽になんでもご相談ください。
▼クレバリーホームの平屋規格住宅Cleverly D’ees