3LDKの注文住宅間取り実例【2階建て・平屋】失敗例と対策も解説
最大4人家族まで対応できる3LDKは、注文住宅で検討する方が多い間取りです。部屋数と床面積のバランスが良く、居住空間や収納も充実させやすいのが人気の理由。
今回は2階建て・平屋それぞれの3LDK間取り実例をピックアップし、暮らしやすい家に仕上げるためのポイントを解説します。
3LDKの間取りはどんな家族におすすめ?
3LDKの間取りは、ご夫婦2人暮らし、これから子育てに取り組む3~4人家族におすすめです。
※3LDKのライフスタイル例
- 主寝室+子供部屋×2=4人家族
- 主寝室+子供部屋×1+ランドリールーム⇒3人家族
- 主寝室+仕事部屋+和室⇒夫婦2人暮らし
- 主寝室+ホビールーム+ゲストルーム⇒来客が多い夫婦2人暮らし
3LDKなら、お子様2人の4人家族でも1人1部屋確保できます。3人家族や夫婦2人暮らしなら、部屋の用途次第でさまざまなライフスタイルに対応できます。
例えばお子様1人のうちは1部屋をランドリールームや仕事部屋として活用しておいて、家族が増えたら子供部屋にするのも可能です。夫婦2人暮らしなら、お互いのプライベートスペースやゲストルームなど、理想のライフスタイルを実現しやすいでしょう。
1部屋少ない分4LDKより間取りの自由度が高くなり、居住スペースを広くしたり、床面積を減らして建築コストを抑えたりすることもできます。
3LDKの間取り実例【2階建て・平屋】
さっそく、暮らしのアイデアが詰まった3LDKの間取り実例をチェックしていきましょう。
詳細ページにほかの写真もたくさん掲載していますので、気になるおうちがあったらぜひそちらもご覧ください。
2階建て3LDK実例①:延床面積118.82㎡(35.94坪)
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2階に2つの子供部屋、1階に主寝室を配置し、生活時間帯の違いに配慮した3LDK間取りです。
玄関は吹抜けで開放感たっぷりの魅力的な空間に。天井の木調クロス、ホールのアイアン手すり、間接照明など、細かい部分にもしっかりこだわっています。
またシューズクロークを併設して収納力をアップし、いつでもキレイな玄関をキープできるようにしています。
サニタリー⇒ウォークインクローゼット⇒ランドリースペースの間取りも、洗濯物をまとめてこなせる効率の良い間取りアイデアです。
2階建て3LDK実例②:延床面積133.31㎡(40.31坪)
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3部屋をすべて2階に配置した3LDK実例ですが、主寝室と子供部屋の間にホールを挟むことでプライバシー性をしっかり確保しています。
リビングの吹抜けはたっぷりの自然光と開放感をもたらし、上下階をゆるやかにつないで家族の気配を伝える役割も持っています。
自由にくつろげる畳コーナー、ブランコなど、ご家族が自然と集まる工夫も。
ダイニングに隣接するサンルームで、家事効率にもしっかりこだわっています。
2階建て3LDK実例③:延床面積114.26㎡(34.55坪)
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3LDKの間取りの中に、寝室書斎や畳コーナーなど自由な過ごし方ができる場所を盛り込んだ素敵な実例です。
LDKは吹抜け+化粧梁で、開放感とデザイン性を両立。家族みんなで気持ちよく過ごせる空間に。
リビングの一角には小上がりの畳コーナーを配置し、お子様のお昼寝や遊び場として活躍しています。
寝室の一角を書斎にすることで、部屋数を消費することなく個室のようなスペースに仕上げています。
吹抜けとつながる2階ホールは、物干しリールを設置して室内干しも可能。効率的な間取りアイデアです。
平屋3LDK実例①:延床面積104.13㎡(31.49坪)
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主寝室・和室・子供部屋をバランス良く配置し、暮らしやすく仕上げた3LDK平屋実例です。
シューズクロークのおかげで玄関が散らかりにくく、いつでもお客様を出迎えられる気持ち良い空間に。お子様の遊具やスポーツ用品もたっぷり収納できます。
リビングは平屋の構造を活かした勾配天井で、実際の床面積以上の開放感を演出。
LDKにつながっている子供部屋は、お子様が小さいうちはプレイルームとして活躍し、成長しても家族のコミュニケーションを促してくれます。
納戸でリビングの収納力をしっかり確保し、物が散らかるのを防ぐ工夫も。
平屋3LDK実例②:99.37㎡(30.05坪)
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3LDKの間取りを効率よく配置して、約30坪の延床面積でのびのび暮らせるマイホームに。
奥行きのあるLDKレイアウトは開放感を高め、対面キッチンによるコミュニケーションも取りやすくなります。
リビングに隣接する4畳半の和室は、キッズスペース・書斎・客間などマルチに使える間取りアイデア。
ご夫婦の寝室はサンルームにつながっていて、取り込んだ洗濯物の一時干し場など家事効率にもしっかりこだわっています。
クレバリーホームでは、ここではご紹介しきれないたくさんの間取り実例を公開しています。床面積や特徴で絞り込み検索もできますので、ぜひ理想の3LDKづくりに活用してください。
3LDKの間取りに必要な広さと費用は?
今回ご紹介した5件の3LDK間取りの延床面積を平均すると、約113㎡(34坪)となりました。ご家族の人数やライフスタイルによっても変動しますが、暮らしやすい3LDK間取りをつくるなら30~40坪が必要な広さの目安になるでしょう。
建築費用は住宅金融支援機構のフラット35を利用した方のデータを参考にしてみましょう。2021年の注文住宅建築費用の全国平均は3,572万円、床面積は123.8㎡(約37坪)でした。
先ほどの3LDK平均延床面積に当てはめると、建築費用の目安は3,260万円となります。住宅会社やプラン選びの際の基準として、一つの目安にしてみてください。
3LDK間取りの失敗例と対策
子供が増えて部屋数が足りなくなった
3LDKは1人1部屋でも最大4人家族まで対応できますが、間取りを考える際にご家族の人数も含めて計画を立てる必要があります。
例えば現状お子様1人の3人家族の場合、主寝室・子供部屋・和室の割り振りだと、人数が増えたときの対応が難しいでしょう。
もしご家族が増える可能性があるなら、主寝室・子供部屋・洋室の3部屋にして、4人目が生まれるまでは多目的に活用し、将来子供部屋に転用できるようにしておくのがおすすめです。
ライフスタイルの変化で部屋が無駄になった
お子様が進学や就職で家を出るなど、ライフスタイルが変化して子供部屋を使わなくなると無駄が生まれてしまいます。お子様が小さい頃はパパママと一緒に過ごすことが多いため、子供部屋を使う期間は実質10~15年前後。残りの期間も有効活用できるように、子供部屋の配置や将来の用途まで考えてみましょう。
例えばバルコニーにつながる子供部屋なら、室内干しやアイロンがけなど多目的に活用しやすいでしょう。逆に北側でプライバシー性が高い子供部屋なら、仕事部屋や趣味部屋に転用しやすいです。
お子様が巣立って時間に余裕ができたら始めてみたい趣味や仕事など、ご自身のライフスタイルも含めて変化を考慮してみてください。
来客に対応できない
4人家族で3LDKの間取りだと、空き部屋がないので来客時の寝室が確保できず困るケースもあります。お子様が生まれて成長する過程では、ご両親や親戚など、来客が増えることが多いです。
4LDKにしてゲストルームをつくるのが難しい場合は、リビング畳コーナーを来客時の寝室にするのも一つのアイデアです。畳ならベッドがいらないので布団だけで泊まれますし、間仕切りやロールスクリーンでプライバシー性を確保することもできます。
まとめ
3LDKは日本人の家族構成にマッチしやすく、部屋数と床面積のバランスを取りやすい間取りです。平屋・2階建てどちらも相性が良いので、今回ご紹介したような間取りアイデアを上手に取り入れてみてください。ほかにもたくさんの間取り実例を紹介していますので、こちらも参考にどうぞ。
クレバリーホームが全国にご用意しているモデルハウスでは、家づくりに役立つ間取りアイデアを実際に体感していただくことも可能です。ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。