6,000万円でどんな注文住宅を建てられる?35年住宅ローンの月々返済額・必要年収を徹底解説 

6000万円でどんな注文住宅を建てられる?35年住宅ローンの月々返済額・必要年収を徹底解説

6,000万円でどのような注文住宅を建てられるのか、月々の返済額はいくらになるのか、現在の年収で借りられるのかなど、疑問を感じる方が多いです。

そこでこの記事では、予算6,000万円の注文住宅について、「建てられる家のイメージ」「35年住宅ローンの月々返済額」「必要年収の目安」などの情報をまとめて解説します。

予算6,000万円で注文住宅を検討するときに役立つ情報をピックアップしましたので、ぜひ住まいづくりにお役立てください。

6,000万円でどんな注文住宅を建てられるか

6000万円の注文住宅の検討

注文住宅は建てる人や条件によって費用が変わるため、6,000万円の予算でどのような家づくりができるのかつかみにくい傾向があります。

そこでこの章では、6,000万円がどれくらいの予算帯なのか、どのような注文住宅を建てられるのかデータから推測してみます。

全国平均から見た6,000万円の予算感

まずは、注文住宅を建てる際にかかる費用の全国平均データを参考に、6,000万円という予算の立ち位置についてチェックしてみましょう。

 

種類 全国平均費用
注文住宅(建物のみ) 3,932万円
土地付注文住宅(建物+土地) 5,007万円

出典:住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 2024年度より抜粋

 

注文住宅の全国平均費用は、建物のみで3,932万円、土地込みでは5,007万円です。

6,000万円という予算は、建物のみ、土地込みどちらの場合でも全国平均を上回る水準です。

あくまで平均との比較ですが、何かをあきらめたり削ったりするのではなく、間取りや設備、デザインにこだわりを反映させる余裕のある予算帯といえます。

次のセクションでは、6,000万円の予算で実際にどのくらいの広さの家が建てられるのかを、坪単価をもとに具体的に見ていきましょう。

6,000万円で建てられる注文住宅の広さの目安

6,000万円の予算でどのくらいの広さの家が建てられるのか、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2024年度」のデータをもとに坪単価から逆算してみましょう。

 

種類 延床面積 建設費 坪単価(目安)
注文住宅(土地なし) 118.5㎡(約35.8坪) 3,932万円 約110万円/坪
土地付注文住宅(土地あり) 111.1㎡(約33.6坪) 3,512万円 約105万円/坪

出典:住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 2024年度データを基に算出

 

この坪単価をもとに、予算6,000万円で建てられる広さを逆算すると、以下のようになります。

 

パターン 建物費用 坪単価(全国平均) 建てられる広さ
土地あり・建物のみ6,000万円 6,000万円 約110万円/坪 約55坪(約180㎡)
土地込み6,000万円 約4,505万円 約105万円/坪 約43坪(約142㎡)

出典:住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 2024年度データを基に算出

※土地込みの場合、土地取得費用の全国平均1,495万円を差し引いた金額を建物費用として算出しています。

 

すでに土地をお持ちの場合は建物に6,000万円を充てられるため、坪単価で単純計算すると約55坪・180㎡の家が建てられる計算です。

土地の取得が必要な場合でも、約43坪・142㎡と、ゆとりある広さを確保できます。

全国平均の延床面積が110〜118㎡程度であることと比べると、6,000万円の予算は余裕のある水準であることがわかります。

広さのイメージが掴めたところで、次は6,000万円を住宅ローンで借りた場合の月々の返済額を具体的に見ていきましょう。

6,000万円を35年ローンで借りた場合の月々返済額

6000万円の住宅ローンの返済シミュレーション

6,000万円の予算で注文住宅を検討するときは、住宅ローンの返済計画を立てることも重要です。

ここでは、6,000万円を35年ローンで借りた場合の月々の返済額の目安を見ていきましょう。

金利別・月々返済額シミュレーション

6,000万円の住宅ローンを35年で借りた場合、月々の返済額は金利によって大きく変わります。以下の表で金利別のシミュレーションを確認してみましょう。

 

変動金利の返済額シミュレーション

金利 月々返済額 総返済額
0.5% 約15.5万円 約6,541万円
0.75% 約16.2万円 約6,823万円
1.0% 約16.9万円 約7,113万円

住宅金融支援機構返済プラン比較シミュレーション 元利均等返済・ボーナス払いなしで試算

 

変動金利は借入時点では返済額を低く抑えられますが、金利上昇リスクがあります。

金利が上昇した場合の返済額もシミュレーションしてみます。

 

変動金利の金利上昇後の返済額シミュレーション

借入時金利 10年後の金利 月々返済額 総返済額
0.5% 1% 10年間 約15.5万円

11年~ 約16.5万円

約6,834万円
0.75% 1.25% 10年間 約16.2万円

11年~ 約17.2万円

約7,125万円
1.0% 1.5% 10年間 約16.9万円

11年~ 約17.9万円

約7,424万円

住宅金融支援機構返済プラン比較シミュレーション 元利均等返済・ボーナス払いなしで試算

 

仮に10年後に金利が0.5%上昇した場合、月々の返済額は約1万円、総返済は300万円前後増加します。

近年は住宅ローン金利が上昇傾向にあるため、35年の返済期間中に変動する可能性は大きいと考えられます。

変動金利で住宅ローンを組む場合は、返済期間中の金利変動も見据えた計画が必要です。

 

固定金利の返済額シミュレーション

借入時金利 月々返済額 総返済額
2.5% 約21.4万円 約9,008万円
2.75% 約22.2万円 約9,350万円
3.0% 約23.0万円 約9,698万円

住宅金融支援機構返済プラン比較シミュレーション 元利均等返済・ボーナス払いなしで試算

 

固定金利は返済額が変わらないため資金計画が立てやすい反面、現状では変動金利より高めの金利水準になります。

特に、近年は多くの金融機関が固定金利を引き上げる動きが見られ、同じ6,000万円を借り入れても月々の負担や総返済額は大きくなります。

どの金利タイプが合っているかは状況によって異なるため、こちらのコラムで住宅ローンの基本的な仕組みを把握してから計画を立ててみましょう。

 

6,000万円の住宅ローンに必要な年収の目安

6000万円の住宅ローン計画を立てる50代の夫婦

6,000万円の住宅ローンを無理なく返済するには、ご自身の年収とのバランスを考えて借入計画を立てる必要があります。

無理のない住宅ローンの返済計画の目安として、「返済比率」を基に考えてみましょう。

返済比率とは年収に占める年間返済額の割合のことで、一般的に無理なく返済できる目安は25〜30%と言われています。

 

返済比率 判断の目安
25%以下 余裕のある返済計画
25〜30% 標準的な返済計画
30〜35% やや負担が大きい
35%超 家計への影響が大きい

 

6,000万円を金利1.0%・35年で借りた場合の月々返済額は約16.9万円(年間約202万円)です。年収別に返済比率を計算すると以下のようになります。

 

年収 年間返済額 返済比率 判定
500万円 約202万円 約40% 負担大
600万円 約202万円 約34% やや負担大
700万円 約202万円 約29% 標準的
800万円 約202万円 約25% 余裕あり
1,000万円 約202万円 約20% 余裕大

※借入額6,000万円・金利1.0%・35年・元利均等返済・ボーナス払いなしで試算。あくまで目安です。

 

この試算をもとにすると、6,000万円の住宅ローンを返済比率30%以内で組むには、年収700万円前後が一つの目安となります。

ただし、前述したように住宅ローンは借入時金利や将来の変動によって、返済負担が変動する点に注意が必要です。

シミュレーションで住宅ローンの年間返済額を計算し、返済比率についてチェックしてみましょう。

6,000万円の注文住宅づくりでよくある質問

6000万円の注文住宅の住宅ローン計画

最後に、予算6,000万円で注文住宅を検討するとき、よくある質問にまとめてお答えします。

Q.6,000万円の住宅ローンで頭金はいくら用意すればよいですか?

A.一般的に10~20%が目安と言われています

頭金の目安は物件価格の10〜20%と言われており、6,000万円の場合は600〜1,200万円が一つの目安です。

頭金を多く入れるほど借入額が減り、月々の返済負担を抑えられます。

ただし、手元資金を使い過ぎると諸費用や引越し費用、購入後の生活費が不足するリスクがあります。無理のない範囲で設定しましょう。

頭金の考え方についてはこちらのコラムもご覧ください。

 

Q.年収が目安に届かない場合、6,000万円のローンは組めませんか?

A.ご夫婦の収入を合わせてローンを組む方法もあります

年収が目安に届かない場合でも、ご夫婦の収入合算や、それぞれ住宅ローンを組むペアローンなどを活用することで、借入可能額を増やせる場合があります。

ただし、育休・転職・収入減少など、ご夫婦どちらか一方のライフイベントが家計に直結するリスクへの配慮も必要です。

こちらのコラムで、将来の収入変化なども見据えた収入合算・ペアローンの考え方について解説しています。

 

Q. 6,000万円の住宅ローンは何歳まで組めますか?

A.60~65歳を目安に完済するのが理想的です

金融機関によって異なりますが、借入時年齢の上限は65〜70歳未満、完済時年齢の上限は80歳未満を設定しているケースが多いです。

ただし、制度上組める年齢と、無理なく返済できる年齢は別の話です。

老後の家計安定を考えると60歳までの完済が理想的、現実的なラインとしては65歳前後が目安といわれています。

6,000万円を35年ローンで組む場合、65歳完済を目指すには30歳前後での借入が一つの目安となります。

年齢と返済計画の関係については、こちらのコラムも参考にしてみてください。

 

まとめ

総額6,000万円の予算は、全国平均より余裕があり土地選びや注文住宅づくりの選択肢は広がります。

しかし、建築資材や人件費の高騰、金利上昇傾向などの状況も踏まえて、無理のない資金計画を立てることが重要です。

6,000万円で建てられる注文住宅のイメージ、住宅ローンの返済額の目安などは、住まいづくりのプロに相談するのが確実です。

クレバリーホームでは、全国のモデルハウスとWEBで、住まいづくりや住宅ローンに関する相談会を実施しています。

間取りのことはもちろん、資金計画についてもプロがアドバイスしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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