切妻屋根のおしゃれな外観実例|勾配・外壁などデザインのポイントを解説
この記事では、切妻屋根を採用したおしゃれな注文住宅の外観実例をたくさんご紹介します。
シンプルな切妻屋根は幅広いテイストと相性が良く、見せ方のバリエーションも豊富です。
しかし、なんとなく切妻屋根を選ぶと、安っぽく見えて失敗してしまうケースもあるようです。
勾配や軒の出で全体のバランスを調整するなど、ちょっとしたポイントにこだわると、おしゃれな切妻屋根の外観をつくることができます。
どのテイストにも共通の基本的な考え方を解説しますので、ぜひマイホームづくりの参考にしてください。
目次
切妻屋根の外観の特徴
2枚の屋根を組み合わせた形状の切妻屋根は、シンプルなためさまざまなテイストと相性が良いのが特徴です。和風やナチュラルテイスト、モダンテイストなど、工夫次第でどんな外観にもマッチしてくれます。
しかし、シンプルな形状ゆえに、全体のシルエットや外壁の素材やカラーなどに注意しないと、安っぽく見えてしまうことも。
今回は、おしゃれな外観実例で雰囲気をつかんだ後に、デザインのポイントを1つずつ確認していきましょう。
切妻屋根のおしゃれな外観実例
クレバリーホームがお手伝いした注文住宅の中から、切妻屋根を採用したおしゃれな外観実例をご紹介します。
各実例の詳細ページには間取り図や内装写真もあるので、お気に入りのデザインを見つけたらそちらもチェックしてみてください。
実例①
切妻屋根にブラック・グレーの外壁タイルを組み合わせ、高級感のあるモダンテイストの外観デザインに。
実例②
シンプルになりやすい平屋のシルエットを、連続する切妻屋根で立体的&おしゃれな雰囲気に仕上げています。
実例③
日当たりの良い大きな切妻屋根と外壁タイルとの組み合わせで、高級感のある外観デザインに。
実例④
平屋と切妻屋根のシンプルな組み合わせを、外壁タイルの貼り分けでおしゃれにコーディネート。
実例⑤
2つの切妻屋根と下屋根、窓や玄関の配置でトータルコーディネートしたおしゃれな外観デザインです。
実例⑥
左右非対称の切妻屋根の形状に合わせ、木目調の外壁と縦スリット窓をアクセントに。
実例⑦
ランダムなカラーがかわいらしい連続する切妻屋根で、海外のような外観デザインに仕上げたお住まいです。
実例⑧
立体感のある複数の切妻屋根のシルエットに、木目調タイルを使っておしゃれにコーディネート。
実例⑨
切妻屋根の外観を、レンガタイルや窓の配置、飾り煙突などのアクセントでヨーロッパ風に仕上げています。
実例⑩
明るいカラーの瓦を切妻屋根に採用し、南欧テイストのかわいらしい外観を再現。
実例⑪
2階部分と下屋それぞれ切妻屋根を採用し、スリット窓や外壁タイルのアクセントで高級感を演出。
実例⑫
軒の出を深く取り、立体感を強調しつつ、屋根付きのタイルデッキとしても活用しています。
実例⑬
切妻屋根と白いモールの窓を組み合わせて、北欧テイストの外観デザインを再現。
実例⑭
南側を広く取った切妻屋根で、やわらかい印象の南欧テイストの外観に仕上げています。
実例⑮
切妻屋根と片流れ屋根の組み合わせで、スタイリッシュ&立体的な印象の外観になっています。
クレバリーホームはほかにもたくさんの施工実例を公開しています。外観デザインで一覧検索もできますので、ぜひ理想のマイホームづくりにお役立てください。
切妻屋根でおしゃれな外観をつくるポイント
実際に切妻屋根のマイホーム外観をつくるときは、次のポイントに注目しておしゃれに仕上げましょう。
正面に見せる方向を決める
まずは住まいの正面(ファサード)に、切妻屋根のどの方向を見せるか決めましょう。
切妻屋根の妻側は三角形のシルエットになり、屋根面が見えずスッキリした印象をつくりやすいです。屋根の角度で印象を調整しやすいのも妻側の特徴。
切妻屋根の桁側を正面にすると、屋根面が見えて奥行きがあり落ち着いた印象をつくりやすいです。妻側・桁側どちらを見せるかで印象が大きく変わるので、全体のバランスを踏まえて選んでみてください。
イメージに合わせて勾配を決める
切妻屋根の勾配によっても外観イメージが変わるので、目指すテイストに合わせて調整してみましょう。
一般的に、屋根の勾配が緩いと温かみのある落ち着いた雰囲気になります。和モダンや可愛らしいテイストと相性が良いでしょう。
きつめの屋根勾配にすると、シャープなイメージが強くなる傾向があります。スタイリッシュモダンや、ヨーロッパテイストの外観を再現したいときに向いているでしょう。
軒の出を調整する
外壁から飛び出す軒の出を調整することも、おしゃれな外観づくりのポイントです。
シンプルモダンのような現代的な外観をつくる場合は、軒の出を浅くするとおしゃれに仕上げやすいです。逆に、和風の外観テイストにするなら、軒の出を深くすると高級感があり落ち着いた雰囲気に。
最近は、スタイリッシュな外観で軒の出をほとんどつくらないケースも少なくありません。しかし、軒の出が浅いと雨だれ汚れが目立ちやすくなるので要注意。軒の出を浅くする場合は、汚れが付きにくい外壁材を選ぶのがおすすめです。
例えば、雨で汚れが流れ落ちる外壁タイルは、軒の出が浅い外観づくりにぴったり。
アクセントで全体のバランスを取る
切妻屋根はシンプルなシルエットになりやすいので、窓・玄関・バルコニーなどをアクセントとして活用して全体のバランスを取るのがおすすめです。
例えば、バルコニーの形状やカラーをアクセントにすれば、建物全体の立体感を強調してのっぺりした印象になるのを防げます。
窓や玄関はどの家にもある設備なので、主張しすぎずさりげないアクセントになるのもメリット。
ほかの屋根との組み合わせも考える
切妻屋根単体ではなく、ほかの屋根と組み合わせて立体感のあるシルエットをつくるのも効果的なテクニックです。
例えば切妻屋根と片流れ屋根を組み合わせれば、それぞれの良さを活かしたおしゃれな外観をつくれます。
ほかの屋根形状の外観デザインもチェックしてみて、いろいろな組み合わせを考えてみましょう。
切妻屋根は外壁にもこだわろう
切妻屋根に関する意見の中には、個性がなく安っぽく感じるといったネガティブなものも見受けられます。実際に切妻屋根を選んだ方の中にも、思ったようなデザインにならず後悔してしまったケースもあるようです。
このような切妻屋根の失敗・後悔に対策するには、前述したポイントにくわえて外壁の素材にこだわることも大切です。例えば、高級感があり耐久性も高い外壁タイルを使うと、切妻屋根の安っぽいイメージに対策でき、デザインの自由度も高くなります。
外壁タイルはシンプルながら高級感がある素材で、切妻屋根と組み合わせることでさりげなく上品な外観をつくりやすいです。また、外壁タイルには汚れが付きにくく雨水で流れ落ちる親水機能もあり、軒の出を短くしてモダンテイストに合わせるといったコーディネートもしやすくなります。
外壁塗装が不要で将来のリフォーム費用を抑えられるなどのメリットもあるので、ぜひ切妻屋根との組み合わせを検討してみてください。外壁タイルのメリットについては、こちらのコラムでも詳しく解説しています。
まとめ
屋根の形状は、注文住宅の外観デザインを決める重要な要素の1つ。切妻屋根はどのテイストにも組み合わせやすく、コストパフォーマンスも高い人気の形状です。ちょっとした工夫でさらにおしゃれな外観デザインに仕上がりますので、今回ご紹介したポイントにこだわってみてください。
全国のクレバリーホームのモデルハウスでは、外観・内装デザインを体感しながらご相談いただけます。マイホームづくりのヒントになるアイデア・工夫がたくさんありますので、ぜひお気軽にご来場ください。