情報収集は「理想の家の条件」を固めてから【家づくり最短コース①】

「最短で理想の家が欲しい」というあなたにベストな道のりをお伝えするシリーズ第一回目は「理想の家の条件」の固め方。
「とにかく情報収集」とやみくもに行動するよりも、まずは「譲れない条件」を固めるのが最短コースです!

この記事でわかること

  • 【ステップ1】情報収集の前に「理想の家の条件」を固める!
  • その家には誰が住むのか?【広さ、可変性】
  • <liそれぞれがいちばんに求める条件は?【条件の優先順位】

  • 実際に話を聞くハウスメーカーは3候補までに絞る
  • まとめ~現実には「出せるお金」と「条件」のバランス~

【ステップ1】情報収集の前に「理想の家の条件」を固める!


「家が欲しい…」と考えたときに一番はじめにすべきことは何でしょうか。
「まずは情報収集!」とウェブ上の体験談を読んだり、資料請求をしたり、住宅展示場に行ったりと忙しく動きはじめるのも◎。
けれど、理想の家を最短コースで建てたいならば、その前にしておくべきことがあります。
それは「理想の家の条件」をできるだけ具体的にしておくこと。

意外と知られていないようですが、ハウスメーカーによって得意とする住宅工法は違います。
鉄筋コンクリート専門メーカーは木造は建てませんし、木造建築メーカーも鉄筋コンクリート造の住宅は(ふつうは)建てません。
例えば、建設予定地が地盤の弱い土地だった場合はどうでしょう。
重たい鉄筋コンクリート造の家はコストも安全性も悩ましいところです。
また、道幅の狭い敷地であれば部材を大きいまま運び入れるプレハブ系住宅も難しそうです。
絶対に外に漏れない高性能な防音対策が必要なら、木造でない方がいいかもしれない。
自分たちの土地、求める条件と工法が合致していなければ、良い結果につながらないかもしれません。

もう少し具体的に言うと、
・隣近所を気にしなくていい面積の敷地に、一階建ての平家を建てたい。
・住宅地が密集する都心部で、狭小地に三階建ての家を建てたい。

ということでも得意とするハウスメーカーは違いますし、

・住み替えや賃貸化を前提に、低コストでパパっと建てたい。
・機能性が高くメンテナンスコストも抑えられる家に、長く住み続けたい。

というのでも、あたるべき先は異なってきます。
はじめからわかっている要望があるのなら、それに合致するハウスメーカーの情報のみを集めるのが合理的ということです。
日本の主な住宅工法の特徴はこちら→地震に強い家はどれ?木造・鉄骨造・RC造の特徴

なお、住宅展示場で相談を始めるなら、家族構成や資金額、敷地など、理想の家に求める諸条件を伝えないと、より良い提案は受けられません。
ということは、何よりもご自身の理想とする家の具体的な条件を、一つでも多く固めておくことが回り道や後悔をせずに済むポイントと言えるのです。

その家には誰が住むのか?【広さ、可変性】

その「理想の家の条件」ですが、初期段階では「最低限」必要な確認ができていればOKです。

まずは、その家に誰が住むのか。家族構成をシンプルにまとめておきましょう。

さらに、将来住む人のことを考えましょう。
10年後、20年後、30年後では、ライフステージの変化によって人員に変化があるのが当然です。

この二つから、プランニングに必要な
・必要な広さ=部屋数
・可変性をどれだけ持たせておくか

という情報が得られます。

それぞれがいちばんに求める条件は?【優先順位】

つぎに、それぞれが新しい家に求める条件を、優先順に出してもらいます。
当然バッティングする要望も出てきますが、プランニングが進んでくればうまく両立できたり、よりよい選択も見えてきますのでとりあえずはそのままにしておいてOKです。
現在の不満>未来への希望の順で優先順位をつけると失敗も少なくなります。

実際に話を聞くハウスメーカーは3候補までに絞る

と、具体的に条件が出そろった段階で、情報収集すべきハウスメーカーを絞ることができます。
ここでやっとインターネットの出番です。
ハウスメーカーのサイトには、そのメーカーの工法と、その特徴がしっかりと書かれています。
また、サイトにはモデルにできるプラン図や、商品の説明も豊富にあるので、住宅展示場やお店に行く前に、そのハウスメーカーの工法で自分たちの求める家が建つかの判断ができます。
資料請求やモデルハウス、店舗に行く前にこの段階で3‐4候補程度までに絞ると、根本のことで悩んだり、持ち戻ったりする時間を短縮できます。

まとめ~現実には「条件」と「資金」のバランス~

まずは譲れない条件がまとめられたでしょうか。
この条件は、これからもひっきりなしに聞かれ続けます。
そして、いつも変化し、深化していきます。
ご自身が「こういう家に住みたいんだ!」という強い思いがあればこそ、実際に建った時の満足感も深いものになります。

また、せっかく作った条件ですが、この全部が叶えられることは難しいと思っていた方が現実的です。
というのも「無理のない予算建て」というのが家づくりには必須だからです。
住宅ローンが史上まれにみる低金利で「借りられる額はこれくらい」と示されれば、その金額があたかも払いきれる額のように感じてしまうこともあると思います。
けれど、実際にはローン返済が重くなってしまい、最悪の場合家を手放す人もいるのが現実。
無理のない予算ということになれば、一般的には何でもかんでもフル装備、というわけにはいかないですね。
そのための「優先順位」づけであり、家族の納得できる話し合いもたくさん重ねていく必要があります。
というわけで、「最短コースで家を建てる」シリーズ、次回は「無理のない予算とは一体いかほどなのか?」です→https://cleverlyhome.com/kurashi/news/4287
お楽しみに!

家を建てる前に読んでおこう! クレバリーホームの公式サイトはこちら♪CHバナー2