3LDKの平屋間取り実例|おすすめの間取りアイデアも
この記事では、おしゃれで暮らしやすい3LDKの平屋間取りの考え方を解説します。
実際に建てられた3LDKの平屋注文住宅をピックアップして、間取り図と写真で詳しく紹介します。
おすすめの間取りアイデアや暮らしやすくするためのポイントなど、理想の平屋づくりに必要な知識も網羅します。
3LDKの平屋に必要な広さや建築費用の相場も紹介しますので、ぜひマイホーム計画にお役立てください。
3LDKの平屋は何坪必要?
3LDKの間取りは、夫婦の主寝室1部屋、子供部屋2部屋で4人家族を想定してつくることが多いです。
※4人家族3LDKに必要な床面積
25㎡×世帯人数+25㎡=125㎡(約37坪)
豊かな住生活を実現するために必要となる「誘導居住面積水準」で計算すると、4人家族の場合は約37坪が目安になります。ただし、平屋は階段がないため、2階建てより床面積を有効活用できます。極力廊下を無くすなど、効率の良い間取りアイデアを採り入れれば、もう少しコンパクトな平屋でも十分暮らしやすく仕上げられるでしょう。
4人家族の間取りづくりの考え方はこちらのコラムで詳しく解説しています。
3LDKの平屋間取り実例
クレバリーホームがお手伝いした注文住宅実例から、おしゃれで暮らしやすい3LDK平屋の間取りをピックアップします。
各実例の詳細ページに全体の写真もありますので、気になるおうちはぜひチェックしてみてください。
実例① 延床面積99.18㎡(30.00坪)
リビングを中心とした、効率の良い3LDK間取り実例です。
生活の中心となるLDKは、平屋ならではの勾配天井でデザイン性と開放感をアップ。タイルと間接照明がおしゃれなアクセントウォールには、壁掛けテレビを組み合わせてスタイリッシュな印象です。
吊戸棚のないオープンキッチンは開放感が高く、リビングのお子様を見守りながらお料理できる効率の良い間取りアイデアです。
実例② 延床面積85.50㎡(25.86坪)
約25坪の3LDK間取りに、暮らしやすくおしゃれなアイデアをたくさん盛り込んだ実例です。
LDKは梁を大胆に見せる勾配天井で、開放感とデザイン性をアップ。隣接する和室はダウンフロアでゆるやかにゾーニングし、さまざまなシーンで活躍する間取りです。
キッチンの奥には書斎兼ワークスペースを設置。扉を付けず、正面の窓で視線抜けを良くすることで、コンパクトなスペースでも圧迫感がありません。
実例③ 延床面積102.87㎡(31.11坪)
ご夫婦がお互いの存在を感じながら、それぞれの時間も楽しむことができる3LDKの平屋間取りです。
対面キッチンからLDKに視線が届くレイアウトで、自然と会話が生まれる空間に。
キッチンからサニタリーに直通の動線を設け、お料理と洗濯を同時進行できるのもうれしい工夫の1つ。
趣味を心行くまで楽しめるホビールームも設置し、お互いの時間も大切にされています。
実例④ 延床面積104.13㎡(31.49坪)
主寝室・和室・子供部屋と、使いやすい収納をバランス良く配置した3LDK間取りです。
玄関は土間続きのシューズクロークを設け、たっぷりの収納でいつでもスッキリした空間に。
LDKは回遊動線でお料理や配膳効率を高め、リビングから見えない部分を収納にする工夫も。
LDKとつながる納戸があるため、余計な物があふれて生活感が出てしまうのも防げます。
実例⑤ 延床面積99.37㎡(30.05坪)
LDKを通る回遊動線で、シーンに応じて効率の良い移動ができる平屋間取り実例です。
玄関は大型のシューズクロークでしっかり収納力を確保し、アーチ状の開口部やニッチ収納でおしゃれにコーディネート。
LDKは南向きの窓からたっぷり自然光が差し込み、奥まで視線が抜ける開放的な空間になっています。対面キッチンからどこでも視線が届くので、お子様を見守ったりコミュニケーションしたりできるのもうれしいポイント。
リビングに隣接する和室は間仕切りできるので、キッズスペースやゲストルームなどさまざまな用途に活用できます。
クレバリーホームはほかにもたくさんの施工実例を公開しています。平屋間取りで絞り込み検索もできますので、ぜひ住まいづくりの参考にしてみてください。
3LDKの平屋におすすめの間取りアイデア
3LDKの平屋をおしゃれかつ暮らしやすく仕上げるための、おすすめの間取りアイデアをピックアップしてご紹介します。
シューズクローク
3~4人家族を想定した3LDKの平屋を建てるなら、シューズクロークで玄関の収納力を高めるのがおすすめです。
シューズクロークは家族の靴やお子様の遊具などを収納でき、玄関をスッキリ保ってくれます。
シューズクロークの特徴や採り入れ方はこちらのコラムで解説しています。
勾配天井
平屋の屋根形状を活かした勾配天井も、人気の高い間取りアイデア。
LDKと組み合わせれば、おしゃれで開放的な空間をつくることができます。
勾配天井のメリットやおしゃれな仕上げ方はこちらのコラムでチェックしてみてください。
ランドリールーム
バルコニーのない平屋は、ランドリールームをつくって物干しスペースにするのがおすすめです。
室内のランドリールームならプライバシー性や防犯性の心配がなく、家事効率アップにもつながります。
ランドリールームの考え方はこちらのコラムで解説しています。
小屋裏収納
デッドスペースを活用できる小屋裏収納も、平屋の定番間取りアイデア。
本来天井にふさがれる小屋裏空間を活用すれば、平屋の収納力を大きくアップできます。
小屋裏収納の詳細はこちらのコラムをご覧ください。
3LDKの平屋間取りづくりのポイント
実際に3LDKの平屋の間取りを考えるときは、次のポイントにしっかりこだわって暮らしやすく仕上げましょう。
寝室と子供部屋の配置
平屋は夫婦の主寝室と子供部屋を上下階に分けられないため、プライバシー性を考えて配置することが大切です。
主寝室と子供部屋が近すぎると、話し声などでお子様が目を覚ましてしまう可能性があります。
全体のバランスでどうしても近くなってしまう場合は、収納や通路を挟むなど、音が伝わりにくいように工夫しましょう。
水回りをまとめて効率の良い家事動線を
ワンフロアが広くなる平屋の間取りでは、水回りを一か所にまとめて家事効率を高めるのも大切なポイントです。
例えば、キッチンとサニタリーが近くにあると、お料理と洗濯を効率よく同時進行しやすくなります。
一日の行動や家事内容をシミュレーションしてみて、効率の良い配置と動線を考えてみてください。
道路の向きと玄関の位置にこだわる
これから土地を購入する方は、道路の向きと玄関の位置も想定しながら物件を選んでみてください。
一般的には南向きの土地が好まれますが、日当たりの良い南側に玄関をつくると、リビングや居室の採光で不利になるなどデメリットもあります。北向きの土地は玄関が寒くなりやすい点に注意が必要ですが、日当たりの良い南側を活用しやすいのが特徴。
道路と玄関の位置に絶対の正解はないので、土地と間取りをトータルで考えることが大切です。
土地選びのコツやチェックポイントはこちらのコラムで解説しています。
3LDKの平屋の建築費用相場
実際に注文住宅を建てた方の平均データから、3LDKの平屋に必要な建築費用相場を推測してみましょう。住宅金融支援機構が実施したフラット35利用者調査によると、2022年度の注文住宅建築費用は4,694万円、延床面積は128.8㎡(約37坪)です。1坪あたりに換算すると126万円となります。
先ほどご紹介した5件の3LDK平屋の平均延床面積は29.7坪でした。29.7坪×126万円=約3,742が建築費用相場の目安になりそうです。あくまで目安で、住宅会社・土地・間取りなどの要素で変動する可能性がありますが、予算を考えるときの参考にしてみてください。
まとめ
3LDKの平屋は、幅広いライフスタイルにマッチするバランスの良い間取りです。人気の間取りアイデアを上手に採り入れて、おしゃれで暮らしやすい3LDKに仕上げましょう。
クレバリーホームは、センターリビングや家事ラク動線などさまざまな間取りアイデアを採り入れた平屋住宅商品「Granshare」をご用意しています。平屋づくりの際は、ぜひご検討してみてください。