勾配天井と現しの梁が、心地よい開放感を演出するS様邸。もともと平屋の住まいに憧れがあった奥様。住まいづくりを検討する中で、タイル貼りの平屋の外観デザインに一目ぼれしたのがクレバリーホームとの出会いだったと言います。「象徴的な三角の2連の屋根や瓦が気に入りました。造園業をしているので、庭のコンセプトも外観デザインに合わせました」とご主人。奥さまも「タイルの外観はすごく丈夫で、メンテナンス性にも優れています。そんな家がコストを抑えて建てられたのも良かったですね」と目を細めます。S様邸は、家事をスムーズにする動線も魅力です。まず、キッチンを対面式のオープンにして、ダイニングと一体化したことで、完成した料理をスムーズに食卓に並べることができます。食器もすぐに下げられて、食洗機も手元にあるおかげで、食後の片付けもラクになったそうです。洗濯に関しても動線が良く、洗濯物を洗濯機の横で干して、乾いたら寝室の奥にあるウォークインクローゼットにハンガーのまま収納できるようになっています。デザインにもこだわったというご夫妻。例えば、ホテルライクなサニタリールームの洗面台は、一つひとつの部材にこだわりつくり上げたもの。洗面ボールは大きめのものを選び、壁をタイルにすることで、デザイン性に加えて掃除をしやすくしたのもポイントです。木にこだわりがあるご主人は、長年の夢だったケヤキの一枚板を和室のカウンターテーブルやダイニングテーブルに使用。天然木ならではの味のある表情が、空間のやわらかなアクセントになっています。ご夫妻ともに和室からの景色もお気に入りで、「稲刈りシーズンには黄金色の風景、冬には雪景色を楽しめるように、建物の向きを調整しました」とご主人。また、モノづくりが趣味という奥さまのためにワークスペースとして使える書斎を配置。キッチンの背面に位置しているため、作業中に机が散らかっていても、リビングから見えないところが気に入っているそうです。さらに、豪雪地帯としても知られるエリアにお住まいのご夫妻は、家の断熱性にもこだわりました。「冬でも、灯油を一滴も使わずに、エアコン一台で暖かく過ごせる点が気に入っています。改めて、断熱性の高さを実感しています」とご夫妻。四季折々の季節を楽しみながら、それぞれの”好き“を楽しめる、素敵なマイホームが完成しました。

LDKは、縦への開放感を演出するために勾配天井を採用。木目が美しい梁を見せることで、ナチュラルな雰囲気も演出しています。

キッチンを対面式にすることで、ダイニングにいる家族と話しをしながら料理ができるのはもちろん、配膳の際もとってもスムーズです。

グリーンのクロスと木目のデザインが映えるキッチン。奥の扉はサニタリーにつながっており、洗濯動線にも配慮しています。

リビングには、お子さまが動きまわることも考えて、あえてテーブルやソファを置かずに、広々とした空間を確保しています。

LDKに隣接する和室は、窓からの景色を考慮して一段下げています。開口部はまさにピクチャーウィンドウになっており、四季折々の景色を採り込むことができます。

キッチンの裏手には、モノづくりが趣味という奥さまの書斎兼ワークスペース。壁一面の本棚や飾り棚、窓の配置など、随所に奥さまのこだわりが光ります。

サニタリーに配置した洗面化粧台は、照明、鏡、ボウル、水栓など、一つひとつを厳選しながらつくり上げた、奥さまのセンスが光る空間。奥には洗濯スペースを設けています。

アクセントクロスや床材の柄が印象的なトイレ。吊り下げの照明もデザインテイストに合わせて選ばれたそうです。

連続する切妻のルーフラインが特徴的なシルエット。陽射しとグリーンに映えるシックな雰囲気が高級感を創出します。

アクセントにビンテージ感のあるブラウンタイルを使用することで、重厚感のあるデザインを実現しています。ファサードの窓の形や配置にもこだわったＳ様邸。中でも3連のスリット窓は、外観に豊かな表情をもたらしています。