平屋にウッドデッキをつくるメリットと活用方法|間取りプラン例も紹介
全ての部屋が庭とつながる平屋では、ウッドデッキを設置するケースが多いです。
ウッドデッキは室内と屋外をつなぐ中間的な空間になり、ガーデニングの休憩スペースやアウトドアリビングなどライフスタイルの幅を広げてくれます。
しかし、初めての平屋づくりでは分からないことが多く、間取りとウッドデッキの連携なども難しいイメージがありますよね。
そこで今回は、おしゃれで使いやすい平屋のウッドデッキを考える方法について、実際の間取りプラン例を見ながらご紹介します。
ウッドデッキでの過ごし方やメンテナンスなど、注意すべきポイントも詳しく解説しますので、ぜひ理想の平屋づくりにお役立てください。
平屋にウッドデッキをつくるメリット
平屋とウッドデッキを組み合わせると、次のようにさまざまなメリットが生まれます。
アウトドアリビングとして使える
ウッドデッキはアウトドアリビングとして活用でき、平屋での過ごし方が広がるのが大きなメリットです。
※ウッドデッキの活用例
- お子さまやペットの遊び場
- アウトドア気分で食事やBBQ
- 食後のお昼寝
- 読書などのスペース
- アウトドア用品などのお手入れ
ウッドデッキは、上記のようにさまざまな過ごし方ができるスペースです。
室内のようにニオイやキズ・汚れが気にならないため、居室では難しい過ごし方や楽しみ方が広がります。
また、読書など室内でできることも、天気が良い日のウッドデッキなら、気分を変えて取り組めるのも魅力。
室内が広く見える
ウッドデッキを活用することで、室内が広く見える効果が期待できるのもメリットの1つです。
例えば、リビングの掃き出し窓から出入りできるウッドデッキは、フローリングが続いているように見えるため開放感がアップします。
特に平屋は居住スペースと収納量のバランスが課題になることが多いため、ウッドデッキで視覚的な広がりをプラスするメリットは大きいです。
布団などを干しやすい
2階建てと違い平屋はバルコニーがありませんが、ウッドデッキがあれば布団やクッションなど大型のものも外干ししやすくなります。
お庭にも外干しはできますが、雑草や虫が気になるケースも少なくありません。
コンクリート土間のウッドデッキなら雑草が生えないため、物干しスペースとしても活用しやすいです。
ガーデニングやDIYでも活躍
ウッドデッキを設置することで、ガーデニングやDIY作業などをしやすくなるのもうれしいポイントです。
鉢植えやプランターをウッドデッキに置いたり、お庭の手入れの休憩をしたり、ガーデンライフの幅が広がります。
また、広めのウッドデッキなら、室内だと汚れやほこりが気になるDIY作業もしやすいです。
平屋×ウッドデッキの間取りプラン例
クレバリーホームの規格住宅Cleverly D’ees(クレバリーディーズ)から、ウッドデッキの平屋間取りプランをご紹介します。
ウッドデッキの広さや配置だけでなく、室内とのつながりやプライバシー性などに注目してみましょう。
プラン例① 18.03坪
平屋の中庭とウッドデッキを組み合わせたプランです。
コの字型の中庭は表から見えないため、アウトドアリビングとして心置きなくくつろげる空間になっています。
平屋と中庭は相性が良く、ウッドデッキを組み合わせることでさらにライフスタイルの幅が広がります。
プラン例② 20.91坪
リビングの掃き出し窓から出入りできる、定番のウッドデッキレイアウトです。
ウッドデッキがお庭とリビングをつなぐ中間地点になり、平屋での過ごし方を広げてくれます。
プラン例③ 21.28坪
リビング・主寝室の2か所にウッドデッキを設けた平屋プラン例です。
別々のウッドデッキを設けることで、家族がそれぞれの場所でくつろぐプライベートスペースとして活用できます。
玄関と反対側にウッドデッキを設置することで、プライバシー性を高めやすいのも特徴です。
プラン例④ 30.31坪
外からの視線が気にならないプライベートガーデンに、L字型の広いウッドデッキを配置したプラン例です。
LDKと廊下からウッドデッキのある庭を眺めることができ、視覚的な広がりも得ることができます。
プラン例⑤ 32.9坪
広々としたテラスに面したウッドデッキで、さまざまな過ごし方が広がるプラン例です。
出入りできるリビング側の窓だけではなく、左右の小窓で室内の採光性も高めています。
プラン例⑥ 32.75坪
玄関の隣にウッドデッキを配置しつつ、目隠しルーバーでプライバシー性をしっかり確保したプラン例です。
接地道路やリビングの位置関係でウッドデッキの人目が気になりそうなときは、外構側の工夫でプライバシー性を高めることも大切です。
ウッドデッキの間取りの注意点は?
ウッドデッキは平屋にさまざまなメリットをもたらしてくれますが、注意すべきポイントもあります。
ウッドデッキの間取りで後悔しやすいポイントと、対策をセットで覚えておきましょう。
メンテナンス性を考える
ウッドデッキは屋外で紫外線や雨風にさらされるため、耐久性やメンテナンス性を考えることが大切です。
例えば、天然木のウッドデッキは定期的に塗装が必要になり、メンテナンスを怠ると腐食やシロアリ被害の原因となります。
最近は木粉と樹脂を混ぜ合わせた人工木のウッドデッキもあり、塗装不要でメンテナンスの手間や費用を抑えられます。
また、ウッドデッキの下の地面も土のままだと雑草が生えてくるため、防草シートや土間コンクリートなどで防ぐのがおすすめです。
材料費と工事費も予算に組み込む
ウッドデッキなどの外構工事は建物が完成してから行うケースも多いですが、予算計画に組み込んでおくことも大切です。
建物が完成してから外構の見積もりを取ると、予算オーバーですぐに工事できない可能性があります。
使いやすいウッドデッキの間取りを考えるためにも、建物と外構工事のプランは同時進行するのがおすすめです。
こちらのコラムで、外構のタイミングや考え方について解説しています。
天気や季節も踏まえて過ごし方を考える
屋外スペースであるウッドデッキは、天気や季節なども踏まえて過ごし方をシミュレーションすることが大切です。
せっかく広いウッドデッキがあっても、屋根が無いと雨の日は使えません。また、夏や冬など気候によっては使いにくくなることもあります。
ウッドデッキの周りのお庭に雑草が多いと、虫が出やすくなるため快適に過ごすのが難しくなるケースも。
実際に使うシーンをなるべく細かくシミュレーションしながら、ウッドデッキの配置やお庭との連携も考えてみましょう。
プライバシー性を考える
ウッドデッキの配置を考えるときは、周囲の建物や表通りからの視線に配慮しましょう。
近隣の家や通りから直接見える位置にウッドデッキがあると、心からくつろぐことができません。
間取りや敷地との兼ね合いで目立つ場所にウッドデッキを配置する場合は、フェンスや目隠しルーバーなどでプライバシー性を確保しましょう。
電源や水道を確保しておく
ウッドデッキでの過ごし方をシミュレーションして、使いやすい位置に電源や水道を確保することも大切です。
例えば、ウッドデッキで電気製品を使う場合は、近くにコンセントがあると便利です。
過ごし方によっては、虫よけやライトなど、電源を使うアイテムも増えます。
また、水道があると、お子さまのプールやペットのシャンプーなど、ウッドデッキでできることが広がります。
デッキの掃除もしやすくなりますので、なるべく近くに水道をつくっておくのがおすすめです。
ウッドデッキの値段はいくらぐらい?
平屋にウッドデッキを設置する際、製品代や工事費がどれくらい必要なのか気になりますよね。
ウッドデッキの値段は広さや材質、工事方法などさまざまな要素で変わるため、一概にいくらと断定することはできません。
例えば、同じ広さ・仕様のウッドデッキでも、平板の上に組み立てるのか、全面を土間コンクリートで仕上げるのかによってかなり工事費用が変わります。
また、掃き出し窓と地面の位置関係によっては、長めの足が必要になり、材料費が高くなるケースもあります。
ウッドデッキは1軒ごとのオーダーメイドになりますので、基本的には現地の状況を確認して正確な見積もりを出してもらうのがおすすめです。
間取りと一緒にハウスメーカーに見積もりしてもらえば、使いやすいレイアウトも考えやすいです。
まとめ
お庭との距離が近い平屋は、ウッドデッキを設置するメリットが大きいです。
家の中と外をつなぐ中間的なスペースとして、ウッドデッキを有効活用してみましょう。
クレバリーホームは平屋商品「Granshare」で、ウッドデッキも含めた自由な平屋づくりをお手伝いしています。
間取りやデザインのイメージづくりに役立つカタログセットをご用意していますので、ぜひお気軽に資料請求ください。