1LDKの平屋間取りはどんな人におすすめ?間取りプラン例も紹介
この記事では、コンパクトで暮らしやすい1LDKの平屋づくりに必要な知識を分かりやすくまとめています。
1~2人暮らしにピッタリな1LDKの平屋は、コンパクトな土地も建てやすく、費用を抑えやすいのがメリット。
一方、限られた延床面積で居住スペースと収納のバランスを取る、ライフスタイルの変化も想定するなど、考えるべきポイントも複数あります。
今回は、1LDKの平屋に必要な広さや費用相場、間取りづくりのポイントについて詳しく解説します。
平屋づくりの参考になる間取りプラン例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1LDKの平屋はどんな人におすすめ?
1LDKの平屋は、1人暮らしや夫婦2人暮らしの方に向いている間取りです。
また、広い土地の確保が難しい都市部に住みたい方や、費用を抑えてコストパフォーマンスが高い平屋づくりをしたい方にもおすすめです。
1LDKの平屋なら賃貸物件でも探しやすいですが、ご自身で注文住宅を建てることで、仕事や趣味に集中するスペースなど、ライフスタイルに合わせた間取りをつくれるのがメリット。
ランドリールームやシューズクロークなど、トレンドの間取りを取り入れて、家事効率の良い平屋を建てることもできます。
思い通りの間取りで理想のライフスタイルを実現したい方は、ぜひ1LDKの平屋を検討してみてください。
1LDKの平屋はどれくらいの広さが必要?
実際に1LDKの平屋を建てる場合、どれくらいの広さが必要になるのか気になるポイントですよね。
1人暮らし | 55㎡(約16坪) |
2人暮らし | 75㎡(約22坪) |
参照:誘導居住面積水準
住生活基本計画の中で定められている基準によると、1LDK平屋に適した1~2人暮らしに必要な延床面積は上記のとおりです。
1人暮らしの場合、ゆとりのある暮らしを送るためには、約16坪の延床面積が目安となります。
2人暮らしの基準は約22坪ですが、平屋は階段スペースが不要なため、20坪ぐらいから検討することが多いです。
暮らしやすさやデザイン性も考えるなら、1LDKの平屋に必要な最低限の延床面積は16~20坪が目安になります。
ただし、敷地面積や予算に余裕があるなら、少し広めの1LDK平屋で暮らしやすい間取りアイデアを取り入れるのもおすすめです。
ここでご紹介した広さはあくまで目安として、ご自身のライフスタイルに合う広さを見つけてみてください。
次の章で、さまざまな広さの1LDK平屋間取りプラン例をチェックしてみましょう。
1LDKの平屋間取りプラン例
クレバリーホームの規格住宅Cleverly D’ees(クレバリーディーズ)から、1LDKの平屋間取りプラン例をご紹介します。
プラン例① 18.03坪
縦長の敷地を活かすことができる、約18坪のコンパクトな1LDK平屋プランです。
LDKを中心とした動線で廊下を極力減らし、コンパクトでも効率が良く開放感のある間取りを実現。
コの字型の中庭はウッドデッキをアウトドアリビングとして活用でき、LDK・玄関・寝室に光を届ける役割も果たしています。
中庭は平屋と相性が良く、採光や通風を確保しながら開放感やデザイン性も高められる人気のアイデアです。
プラン例② 19.78坪
1LDKの間取りに、大型収納やデスクスペースなど、プラスαの間取りアイデアを盛り込んだ平屋プランです。
中庭を中心に各部屋を配置し、生活空間とプライベートスペースをしっかりゾーニング。
玄関の大型シューズクローク、寝室のウォークインクローゼットなど、収納力もしっかり確保しています。
どのお部屋からも中庭を眺めることができ、季節の変化なども感じながら開放感たっぷりの空間で過ごせるのも魅力的なポイントです。
プラン例③ 20.47坪
主寝室とLDKを斜めの壁で仕切った、ユニークな間取りの1LDK平屋です。
壁で完全に区切らないことでドアを減らし、左右どちらからでも出入りできる動線をつくっています。
広い空間を斜めに区切ることで壁との距離が広がり、部屋の角をデスクスペースとして活用できるのもおしゃれで便利なポイントですね。
プラン例④ 21.28坪
LDKと水回りを通る回遊動線があり、効率の良い暮らしを送れる平屋間取りプランです。
玄関はシューズクロークを通り抜けられる2WAY動線で、帰宅後やトイレから出た後に使える洗面台を設置。
リビング、寝室それぞれがウッドデッキにつながり、アウトドアリビングとして活用できる間取りになっています。
主寝室からつながる書斎は、生活スペースから距離を取っており、仕事や趣味に集中できる環境です。
プラン例⑤ 26.58坪
ゆとりのある26.58坪の延床面積で、開放感があり暮らしやすい間取りアイデアを取り入れた平屋プランです。
22.1帖のLDK内にタタミコーナーを設置し、さまざまな用途に活用できるスペースに。
洗濯機置き場からテラスに直接出ることができ、洗濯動線も短くまとまっています。
独立洗面台と別に玄関ホールにセカンド洗面台を設置して、帰宅後やトイレから出た後にスムーズに使えるのも便利なポイント。
1LDKの平屋づくりのポイント
実際に1LDKの平屋を検討するときは、次のポイントに注目して、デザイン性や暮らしやすさを両立しましょう。
敷地の広さと活用方法を考える
これから土地を購入して1LDKの平屋を建てる場合は、延床面積を確保するだけでなく、敷地の広さや活用方法まで考えてみましょう。
コンパクトな1LDKの平屋なら一般的な広さの土地でも建てられる可能性がありますが、駐車場やウッドデッキなどをつくるならゆとりが必要です。
お庭とのつながりを活かした間取りも平屋の定番なので、ガーデニングやアウトドアリビングでのくつろぎタイムなども検討したいところ。
こちらのコラムで平屋に必要な土地の広さについて詳しく解説しています。
採光・プライバシー性に配慮する
1LDKの平屋づくりでは、お部屋の採光やプライバシー性について考えることも大切です。
大きな窓があると採光性を高めやすいですが、外からの視線が入りプライバシー性が低下する可能性があります。
周囲の建物や表通りからの視線が入る可能性がある場合は、天窓や高窓、外から見えない中庭などで、プライバシー性と採光性のバランスを取りましょう。
建物と外構計画を同時に進めて、生垣やフェンスでプライバシー性を確保するのも1つの考え方です。
平屋の外構計画について、こちらのコラムで詳しく解説しています。
開放感を意識する
どのような広さの1LDK平屋を建てる場合でも、お部屋の開放感を意識することが大切です。
開放感が高いと実際の床面積より広く見える効果が期待でき、おしゃれで居心地の良い平屋をつくることができます。
例えば、過ごす時間が長いリビングや寝室は、勾配天井で開放感を高めるのがおすすめ。
特にコンパクトな1LDK平屋は、開放感を高めることで、狭さを感じず快適に過ごせる間取りをつくりやすいです。
こちらで勾配天井のメリットや考え方を解説していますので、ぜひご覧ください。
ライフスタイルの変化を考える
建てるときのことだけでなく、将来のライフスタイルの変化まで考えて間取りを決めるのも1LDK平屋づくりのポイントです。
お子さまの誕生やご両親との同居など、家族が増える可能性があるなら、対応できるような間取りにしておく必要があります。
また、若いときに平屋を建てる場合でも、老後までそのまま暮らし続けるのか、将来は引っ越すのかなど、考えておくと無駄がありません。
1LDKの平屋の費用相場は?
1LDKの平屋を建てるために必要となる建築費用について、平均価格から相場を予測してみましょう。
住宅金融支援機構のフラット35を利用して注文住宅を建てた方のデータを参考にしてみます。
尚、今回参考にするデータは平屋・2階建て両方含まれた注文住宅全体の平均費用です。平屋は2階建てより建築費用が高くなると言われることが多いですが、全体の平均価格でも大まかな費用相場をつかむ参考になります。
2023年の注文住宅の平均建築費用は3,863万円でした。延床面積は119.5㎡(約36坪)なので、1坪あたりの平均価格は約107万円となります。
参照:フラット35利用者調査
広さ | 建築費用相場 |
---|---|
18坪 | 1,926万円 |
20坪 | 2,140万円 |
25坪 | 2,675万円 |
1~2人暮らし向けのコンパクトな18~20坪の1DK平屋なら、建築費用は2,000万円前後が相場と言えそうです。
少し広めの平屋でさまざまな間取りアイデアを盛り込むなら、2,600万円~が目安になるでしょう。
ただし、ここでご紹介した相場はあくまで平均価格からの推測なため、実際は建てるハウスメーカーや仕様によって変動します。
さらに相場観を養うなら、実際の平屋注文住宅の費用実例をチェックするのがおすすめです。
こちらのコラムで平屋注文住宅の費用実例をご紹介していますので、参考にしてみてください。
まとめ
1LDKの平屋は、シンプルな暮らしを求める1~2人暮らしの方におすすめです。
アパートやマンションだと難しい間取りで理想の暮らしを実現したい方は、ぜひ1LDKの平屋を検討してみてください。
クレバリーホームは平屋商品「Granshare」をご用意し、ライフスタイルに合わせた間取りづくりをお手伝いしています。
間取りやデザインのイメージづくりに役立つカタログセットがございますので、ぜひお気軽に資料請求ください。