広いリビングのおしゃれな施工実例|メリット・デメリットと対策も解説
マイホームづくりにおいて、生活の中心となるリビングを重視する方は多いのではないでしょうか。
広くておしゃれなリビングはマイホームの魅力を高め、家族のコミュニケーションを促進してくれるでしょう。しかしスペースの確保や冷暖房効率など、デメリットにも注意しなければいけません。
今回は広いリビングのメリット・デメリット、後悔しないための対策などを詳しく解説します。実際に広いリビングがあるおしゃれな施工実例も紹介しますので、理想の家づくりの参考にしてください。
目次
リビングはマイホームの印象を決める
家族のだんらん、来客時の応接スペースなど複数の役割を持つリビングは、マイホームの印象を左右する重要な空間です。広くて過ごしやすく、幅広いシーンに対応するリビングは、マイホームの魅力や満足度を高めてくれます。
また最近は家族のコミュニケーションを重視して、寝室や子供部屋をコンパクトに、その分リビングを広くつくる方も増えています。リモート学習・在宅ワークなどをきっかけに、ご自宅で過ごす時間にこだわる方が増えたのも、広いリビングが人気の理由です。
広いリビングのメリット
広いリビングはデザイン性の高さや過ごしやすさだけでなく、さまざまなメリットを持っています。
開放感が高く気持ち良い
デザイナーズハウスやモデルハウスの広いリビングは、いつまでも居たくなるような開放感・魅力がありますよね。
開放感を得る工夫はいろいろありますが、実際に床面積が広いリビングは、何物にも代えがたい魅力を持っています。
広いリビングは窓の面積も確保しやすくなるため、採光性を高めて明るく・さらに開放的な空間をつくれるのもうれしいポイント。
吹抜けや天井が高い家にするなど、さらに開放感が高く気持ち良いリビングをつくる方法もあります。
家族とのコミュニケーションが増える
広々としたリビングは家族が集まってもきゅうくつな印象がないため、コミュニケーションを促進してくれるのもメリットです。
ダイニングテーブル・ソファ以外に座る場所のないリビングだと、過ごし方が限られるため、お子様が思春期を迎えると自室に居る時間が長くなりがちです。しかし広いリビングならパーソナルスペースをつくれるので、同じ空間に居ながらそれぞれの過ごし方ができます。
結果的にリビングに滞在する時間が長くなり、自然と家族のコミュニケーションが促進されるのです。
ゲストを招きやすい
圧迫感のないリビングは、ゲストをおもてなしする空間にもピッタリです。
開放感のある広いリビングなら、ゲストも気持ちよく過ごしてくれるでしょう。小上がりやダウンフロアリビングなど座る場所をつくれるので、大人数にも対応しやすいです。
親戚や友人、お仕事関係などの来客が多い方は、特に広いリビングをつくるメリットが大きいでしょう。
デザインや家具配置の選択肢が広がる
リビングの床面積にゆとりがあると、間取りやデザインの選択肢、家具配置のバリエーションが広がるのも大きなメリットと言えるでしょう。
例えば小上がり畳スペースは、広いリビングと組み合わせるとおしゃれで便利な間取りをつくりやすいアイデアです。しかしコンパクトなリビングに小上がりをつくると、圧迫感が出たり動線が悪くなったりすることもあります。
家具配置も含めてさまざまな選択肢を検討できるため、効率の良い動線やデザインを追求した、理想のリビングをつくりやすくなるのです。
ライフスタイルの変化に対応しやすい
お子様の巣立ちや老後など、ライフスタイルの変化に対応しやすいのも広いリビングのメリットです。
前述したように家具配置を変更しやすいので、家族構成や食事スタイルの変化に合わせて最適なレイアウトをつくることができます。
子育ての時期はリビング小上がりをキッズスペースにして、巣立った後は趣味や仕事に使うなど、用途の広い間取りアイデアを取り入れれば、広いスペースも無駄になりません。
広いリビングのデメリットと対策
リビングを広くつくる場合、次のようなデメリットもありますので、対策とセットでしっかり覚えておきましょう。
動線が長くなる
リビングが広くなると、その分家事や生活に関する動線が長くなるのは注意すべきデメリット。
例えばソファから冷蔵庫までの動線が長くなると、テレビを見ているときに飲み物を取りに行く距離が長くなります。生活の中心であるリビングを通る動線は意外と多く、広くすることで家事・生活の効率が落ちてしまう可能性が考えられます。
対策としては、リビングに関わる動線を1つずつシミュレーションするのが確実です。リビングに関する生活シーンをシミュレーションして動線の無駄が見えれば、お部屋の形や開口部を変更して対策が可能です。
コーディネートが難しい
広いリビングは内装の面積や家具・インテリアの量が増えるため、コーディネートが難しいのも意外なデメリットです。選択肢が多い分迷うケースも多く、上手にコーディネートしないと統一感のないリビングになってしまうことも。広い空間にポツンと家具があり、物寂しく落ち着かない印象になってしまうケースもあります。
このような失敗リスクへの対策は、リビング全体をトータルコーディネートするのが効果的です。内装・家具・インテリアまで含めてコーディネートすれば、統一感のあるおしゃれなリビングに仕上がります。間取りや内装デザインを決める際、家具の配置やカーテンなどインテリア選びまで考えてみてください。
暑さ/寒さを感じやすい
季節の変化による寒暖を感じやすく、冷暖房効率が悪化しやすいのも、広いリビングのデメリットとして挙がることが多いポイントです。
広いリビングは窓の面積が増えるため、外気の影響を受けやすくなります。冷暖房効率が低下して光熱費が余計にかかり、窓の近くでは暑さ寒さを感じるため快適性も悪くなります。
対策としては、気密性・断熱性にこだわって住宅会社を選ぶのが効果的です。気密性・断熱性が高い住宅会社を選べば、広いリビングでも外気の影響を受けにくく快適に過ごせます。
気密性・断熱性が高い省エネ住宅については、こちらのコラムで詳しく解説しています。
ほかの部屋が狭くなる
リビングを広くした分ほかの部屋が狭くなるのは、間取りづくりにおける大きなデメリット。いくら広くて過ごしやすいリビングがあっても、ほかのお部屋がきゅうくつで暮らしにくくては意味がありません。
限られた敷地・床面積の中で広いリビングとほかのスペースのバランスを保つには、リビングに通路の役割も持たせると良いでしょう。
例えばリビング階段で上下階をつなげば、廊下や階段ホールを省略してその分リビングを広げることができます。広いリビングを中心とした動線をつくれるので、家事効率がアップするのもメリット。
掃除の手間が増える
リビングが広いとフローリングの面積が多くなり、掃除機をかける手間が増えるのも注意すべきデメリットです。一回の手間はそれほど変わらなくても、長く暮らしているうちに負担を感じて後悔するケースもあります。
お掃除手間の負担は、収納を充実させて物を置かないようにして、ロボット掃除機に任せて軽減するのがおすすめ。普段から物を置かないようにすれば、スッキリ素敵なリビングをキープできるのもうれしいポイントです。
家具・家電が高くなる
お部屋に置く家具・家電のサイズやパワーがアップして、購入価格が高くなるのも広いリビングのデメリット。
広いリビングには大きなサイズのエアコン・空気清浄機などが必要になるため、一般的な帖数のものより高くなります。ダイニングテーブル・ソファなどの家具も、サイズが大きくなるほど価格が高くなりますよね。
リビングの広さや間取りを決めるときは、前述したようにトータルコーディネートして総額予算を考えましょう。全館空調システムなど、後付けのエアコンやストーブが必要ない設備を導入するのもおすすめです。
広いリビングのおしゃれな施工実例
クレバリーホームがお手伝いした注文住宅の中から、広くておしゃれなリビングがある施工実例をピックアップしました。
詳細ページにお住まい全体の写真やデータもあるので、気になる間取りがあったらぜひチェックしてみて下さい。
実例①
21帖のLDKは開放感あふれる空間に仕上がり、おしゃれで暮らしやすいアイデアもたくさん。
一段下がったダウンフロアは、家族が自然と集まりコミュニケーションを生み出してくれる間取りアイデアです。
実例②
広いリビングとの相性が良い吹抜けを組み合わせ、間接照明やアクセントウォールで高級感も演出。
高い天井と吹抜けからたっぷり差し込む自然光で、明るく気持ち良いリビングに仕上がっています。
実例③
広いリビングを中心とした平屋の間取り実例です。隣接する和室をつなげて、さらにリビングの開放感をアップすることも可能。
リビング⇒キッチン⇒サニタリー⇒玄関を回遊できる動線で、家事効率にもしっかりこだわっています。
クレバリーホームではほかにもたくさんのおしゃれな施工実例を公開しています。リビングのお写真で絞り込み検索もできますので、ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
まとめ
広いリビングはマイホームの魅力と満足度を高めてくれます。子育てから老後まで幅広いライフスタイルにも対応できるので、ぜひ広々とした気持ち良いリビング中心の間取りを考えてみてください。
クレバリーホームは全国のモデルハウスで、暮らしやすくおしゃれな間取りアイデアをご提案しています。ぜひお近くの店舗で、最新の間取りアイデアを体感してみてください。