15坪の平屋間取り実例|コンパクトでも暮らしやすい間取りづくりのポイント

15坪の平屋間取り実例|コンパクトでも暮らしやすい間取りづくりのポイント

コンパクトな15坪の平屋間取りは、シンプルで効率的な暮らしを求める方に人気のプランです。

しかし、一般的な平屋より小さな15坪の延床面積だと、思うような間取りをつくれるのか心配もありますよね。

そこでこの記事では、15坪の平屋間取り実例を見ながら、コンパクトでも暮らしやすい住まいづくりのポイントを解説します。

動線効率や収納量の確保、開放感のあるLDKなど、暮らしやすい15坪の平屋をつくるコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

15坪の平屋はどんな人におすすめ?

15坪の平屋で暮らす女性

延床面積15坪の平屋は、基本的に1人暮らしの方に向いています。

住生活基本計画で定められている誘導居住面積水準を参考に、必要な延床面積を計算してみましょう。

 

  • 一般型誘導居住面積水準:都市の郊外及び都市部以外の一般地域における戸建住宅居住
  • 都市居住型誘導居住面積水準:都市の中心及びその周辺における共同住宅居住

 

1人暮らし 2人暮らし
一般型誘導居住面積水準 55㎡(約16坪) 75㎡(約22坪)
都市居住型誘導居住面積水準 40㎡(約12坪) 55㎡(約16坪)

出典:誘導居住面積水準

 

一般地域における戸建て住宅に必要な居住面積水準では、1人暮らしに必要な延床面積は約16坪、2人暮らしだと約22坪が目安です。15坪の平屋だと、1人暮らしがちょうど良い広さと言えそうですね。

都市部のマンションやアパートを想定した水準だと2人暮らしでも約16坪が目安なので、検討はできるかもしれません。

しかし、15坪でゆとりのある平屋の間取りをつくるなら、1人暮らしまでが目安になるでしょう。

15坪の平屋の部屋数は?

15坪の平屋のLDK

15坪の延床面積の平屋は、居住スペースの広さや開放感などを考えると1LDKの部屋数が基本になります。

2LDKの間取りも不可能ではありませんが、それぞれの部屋がかなり狭くなるので圧迫感のある平屋になってしまう可能性が高いです。

家族が増える可能性がある、来客が多いなど2LDK以上の部屋数が必要なら、20坪前後の延床面積が欲しいところです。

こちらのコラムで20坪台の平屋間取りも紹介していますので、参考にしてみてください。

 

15坪の平屋のメリット

15坪の平屋の外観

コンパクトな15坪の平屋づくりには、間取りや建築コストなどさまざまなメリットがあります。

LDKを中心に効率的な動線をつくれる

15坪の平屋は、LDKを中心に必要な場所にサッとアクセスできる効率的な動線をつくれるのがメリットです。

平屋はすべての間取りをワンフロアに納めるため、延床面積が広くなるほど動線が長くなる傾向があります。

無駄なスペースが無い15坪の平屋なら、うまく間取りを配置することで、効率良く移動できる動線をつくりやすいです。

建築コストを抑えやすい

コンパクトな平屋なら建築コストを抑えやすいため、検討のハードルが下がるのも大きなメリットです。

平屋は同じ延床面積の2階建てより屋根や基礎の面積が増えるため、建築コストが多めにかかる傾向があります。

坪数を抑えることでかなり建築費用を節約できるため、予算オーバーのリスクを抑えられます。

住むエリアが広がる

15坪の平屋は比較的コンパクトな土地でも建てやすいため、市街地なども視野に入り、住むエリアが広がるのも大きなメリット。

平屋は延床面積が広くなるほど広い土地が必要になるため、人気のエリアだと土地探しや購入費用のハードルが高くなります。

延床面積15坪なら、必要な土地の広さは一般的な2階建てとそれほど変わらないため、相場が安い郊外でなくても建てられる可能性が高くなります。

 

ランニングコストを抑えられる

外壁塗装や壁紙の張り替えなど、将来のランニングコストを抑えられるのも15坪の平屋ならではのメリット。

また、前述したように建築費用や土地の広さを抑えられるため、毎年かかる固定資産税の負担が少ないのも有利なポイントです。

さらに、塗装がいらない陶器瓦や外壁タイルなどの建材を選べば、将来のメンテナンスコストをさらに抑えることもできます。

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15坪の平屋の間取りプラン例

実際に15坪で設計した平屋の間取りプラン例を見ながら、広さの感覚やアイデアなどをチェックしてみましょう。

① 15.53坪

15.53坪の平屋の間取り図

15.53坪の延床面積で、パントリーやランドリールームなどさまざまな間取りアイデアを取り入れた間取りです。

玄関の土間とホールは最小限のスペースに納めつつ、トイレ・洗面所・LDKにつながっており、シーンに応じて効率良く移動できる動線を確保。

13.5帖のLDKは、キッチンを中心にリビング・ダイニングを配置することで、同じ空間でありながら緩やかにゾーニングしています。

キッチンはパントリーでしっかり収納量を確保し、ランドリールームを通って洗面所に抜ける動線も設けることで家事の同時進行も可能です。

バルコニーが無い平屋は、ランドリールームで洗濯を室内で完結させるメリットは大きいです。

 

② 15.27坪

15.27坪の平屋の間取り図

中庭を中心とした間取りが特徴的な、15.27坪の平屋間取りプランです。

玄関や水回りは北側にまとめて、コの字型の中庭を中心にLDK・ホール・洋室を配置。南向きの中庭から自然光をたっぷり取り入れることができ、明るく開放的な間取りになっています。

プライバシー性が高い中庭にはLDKと洋室から出入りでき、食事やお昼寝などアウトドアリビングとして使うこともできます。

 

③ 15.53坪

15.53坪の平屋の間取り図

趣味を楽しめるバイクガレージがある、15.53坪の平屋間取りプラン例です。

南向きのバイクガレージは、ロードバイクやアウトドアなど、ほかの趣味にも活用できるスペースです。

玄関ホールやLDKからバイクガレージを眺められる窓があり、バイクや趣味のアイテムをディスプレイするのもおしゃれですね。

 

今回ご紹介した15坪の平屋間取りをYouTubeでも解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

15坪の平屋の間取りづくりのポイント

15坪の平屋の間取り設計

15坪の延床面積の中で、暮らしやすい平屋の間取りをつくるためのポイントを覚えておきましょう。

延床面積を有効活用する

限られた15坪の中でなるべく多くの要望を叶えるには、まず効率の良い間取りで延床面積を有効活用することが大切です。

例えば、玄関ホールや廊下をなるべく減らすと、その分居住スペースや収納を広くとることができます。

LDKを通路のように使えば、長い廊下が無くても効率的な動線をつくることも可能です。

間取りを考えるときは、無理なく削れるスペースを見つけて、効率良くまとめてみましょう。

小屋裏空間を活用

平屋のメリットである小屋裏空間を活用し、開放感を高めたり収納量をアップしたりするのもポイントです。

例えば、屋根の形を活かした勾配天井は、視界が広がりお部屋の開放感をアップさせることができます。広いLDKを確保するのが難しい場合でも、過ごしやすい空間をつくることができるでしょう。

 

ロフトや小屋裏収納は、使用頻度が低いアイテムの保管場所にぴったりです。クローゼットの容量を圧迫せずに済むので、コンパクトでも使いやすい平屋の間取りをつくりたいときにおすすめ。

 

 

来客の有無を考える

前述したように15坪の平屋は1人暮らしが基本ですが、来客の有無も踏まえて間取りを考えることも大切です。

例えば、リビングにゲストを招く場合、1人で過ごすときより広めのスペースが必要になるでしょう。また、友人や家族と食事を採る機会が多いなら、会話しながら準備や片づけができる対面キッチンが便利です。

趣味や仕事などこだわりを盛り込む

1人暮らしのための15坪の平屋を建てるなら、趣味や仕事などのこだわりを叶える間取りアイデアも検討してみましょう。

コンパクトな平屋でも、1人暮らしなら書斎やガレージなどの間取りアイデアを取り入れるのは難しくありません。

せっかく平屋を建てるのなら、ただ便利に生活できるだけでなく、理想のライフスタイルを叶えるマイホームに仕上げてみましょう。

アウトドアリビングを採り入れる

15坪の延床面積の中だけでなく、敷地を有効活用できるアウトドアリビングを採り入れるのもおすすめです。

例えば、リビングから出入りできるウッドデッキやテラスがあれば、居住スペースの延長としてさまざまな使い方ができます。

ライフスタイルの幅が広がりますし、視覚的に室内が広く見える効果も。

 

まとめ

コンパクトな15坪の平屋は、シンプルで効率的な暮らしを求める1人暮らしの方におすすめの間取りです。

15坪の延床面積でも、効率的な間取りや動線を考えることで、暮らしやすく仕上げることができます。

平屋の施工実績が豊富な住宅会社に相談して、コンパクトでも暮らしやすい理想の間取りを目指しましょう。

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