LDKの間取りをおしゃれ&暮らしやすく!注文住宅実例に学ぶ
住まいの中で一番過ごす時間が長いLDKの間取りは、家づくりの重要なポイントです。ライフスタイルにピッタリなLDKは、マイホームの暮らしやすさや魅力を高めてくれるでしょう。
一口にLDKと言ってもさまざまな種類があり、床面積やライフスタイルに合わせて選ぶ必要があります。
今回はLDKの基礎知識から間取りづくりのポイントまで、家づくりに必要な情報をまとめてお届けします。おしゃれな注文住宅のLDK間取り実例もたくさん紹介しますので、理想のイメージづくりにもお役立てください。
LDKとはどんな間取り?
LDKはリビング・ダイニング・キッチンの頭文字を取った言葉で、3つの役割を1つにまとめた間取りのことを意味します。2LDK・3LDKなど、居室の数と組み合わせて表記するのが一般的です。
昔の住宅では、居間・食堂・台所は独立しているのが一般的でした。しかしライフスタイルの変化によって、ひとつなぎのLDKの間取りが主流になったのです。
※LDKのメリット
- 独立間取りより開放感が高い
- 家族のコミュニケーションを取りやすい
- 動線効率が良い
3つの間取りを1か所にまとめるLDKは開放感が高く、家族のコミュニケーションを取りやすいのが特徴です。対面キッチンレイアウトならリビングのお子様を見守りながらお料理できるので、子育て世代の方にも人気です。それぞれの空間に間仕切りが無いので、配膳や後片付けなど効率の良い動線をつくりやすいのもメリット。
LDKの種類
一口にLDKと言っても、部屋数や形状などバリエーションはさまざまです。
部屋数
LDK以外の部屋数は、マイホームづくりで最初に考えるべき重要なポイントです。家族の人数やライフスタイルに合わせて、適切な部屋数を考えましょう。
1LDK
LDKと別に主寝室が1部屋の間取りで、1人~夫婦2人暮らしの方に向いています。部屋数が少ない分LDKを広くしたり、全体をコンパクトにまとめてコストダウンしたり、選択肢の多さが魅力。
ただし2人暮らしの場合はLDKで過ごす時間が長くなるので、プライベートスペースをしっかり確保する必要があるでしょう。
2LDK
LDKのほかに、2つの居室がある間取りは、夫婦2人~3人家族に向いています。主寝室+子供部屋なら、スタンダードな3人家族の間取り。夫婦2人暮らしなら、主寝室+趣味部屋などライフスタイルに合わせてカスタムできます。
3LDK
LDKのほかに3つの居室がある間取りは、最大4人家族まで対応できます。3LDKは床面積と部屋数のバランスが良く、採用されることが多い間取りです。
3LDKの具体的な間取り実例はこちらで紹介しています。
4LDK
4つの居室とLDKの間取りは最大5人家族まで対応でき、二世帯暮らしも視野に入ります。3~4人家族なら居室を仕事部屋やホビールームなどに割り当て、幅広いライフスタイルにも対応可能。
4LDKの間取り実例はこちらのコラムでチェックしてみて下さい。
形状
LDKの形状にも複数の種類があり、使い勝手や雰囲気が異なります。住まい全体のバランスも考えながら、LDKの形状にも注目してみましょう。
縦長
縦長LDKは、対面キッチンの正面にダイニング・リビングを並べるレイアウトです。
対面キッチンからお部屋全体を見渡すことができ、お子様を見守りやすいのがメリット。奥行きを強調でき、LDKに一体感が生まれやすいのも特徴です。
横長
対面キッチンから見て横並びにダイニング・リビングを並べるレイアウトを、横長LDKと呼びます。
キッチン⇒ダイニング⇒リビングへ効率的な動線をつくりやすいのが、横長LDKのメリット。また家具の配置で、それぞれのエリアをゆるやかにゾーニングしやすいのも特徴です。
正方形
縦・横の長さが同じくらいの正方形LDKは、家具配置のバリエーションが豊富でライフスタイルの変化に対応しやすい間取りです。
少し広めの床面積が必要になりますが、おしゃれでゆとりのあるLDKをつくりやすいのがメリット。
L字型
リビング・ダイニング・キッチンを文字通りL字型に並べる間取りは、それぞれの距離が近くなり効率的に暮らしやすいのがメリットです。レイアウトのバリエーションが豊富で、ライフスタイルに合わせた間取りをつくれるのも特徴。
LDK間取りのポイント
実際にLDKの間取りを考えるときは、次のようなポイントにこだわると暮らしやすくおしゃれな家をつくりやすいです。
効率の良い動線
複数の役割を持つLDKは、家事・生活に関する効率の良い動線をつくることが大切です。
例えばキッチンとダイニングテーブルをつなぐ動線が長いと、配膳や後片付けの効率が悪くなります。逆にスムーズで短い動線を描ければ、効率的に家事をこなせるのです。
LDKでの過ごし方を1つずつシミュレーションして、効率の良い動線をつくってみて下さい。
LDKの並びと距離感
リビング・ダイニング・キッチンを並べる順番や距離感も、LDKの間取りづくりの重要ポイントです。
前述したL字型のLDKでは、「リビング・ダイニング・キッチン」「ダイニング・リビング・キッチン」など複数の並べ方が考えられます。3つの間取りの並べ方で、動線や雰囲気が大きく変わります。ダイニングテーブル・ソファ・テレビの配置によっても、それぞれの距離感や動線はかなり変わるでしょう。
LDKの広さや過ごし方に合わせて、それぞれの並べ方や距離感を調整してみてください。
広さと開放感
LDKは住まいの主役となり家族が集まる場所なので、なるべく開放感のある気持ち良い空間を目指しましょう。
ほかのお部屋との兼ね合いであまり広いLDKをつくれないときは、間取りの工夫で開放感を強調するのがおすすめです。例えばリビングやキッチンの先に窓をつくると、視界が広がって実際の広さ以上の開放感を得られます。天井を高くするのも、床面積以上の開放感が得られる工夫の1つ。
パーソナルスペースも確保
せっかく広いLDKがあっても、ソファやダイニングテーブルしか座るところが無いとスペースが無駄になってしまいます。
LDKの中に畳コーナーやデスクなどのパーソナルスペースがあると、自然と家族が集まる空間になります。同じ空間で程よい距離感を保ちながら、それぞれの過ごし方ができる間取りアイデアを上手に採り入れてみてください。
採光とプライバシー性のバランス
大きな窓はLDKの開放感と採光性を高めてくれますが、プライバシー性が低下することもあるので要注意。せっかく大きな窓をつくっても、外からの視線が気になってカーテンやシャッターを閉めっぱなしでは意味がありません。
LDKの窓配置を考えるときは、隣の家や表通りからの視線まで計算しましょう。フェンスや生垣など外構側の工夫、高窓や天窓など室内側の工夫で、採光とプライバシー性を両立してください。
家具配置も想定する
テレビ・ソファ・ローテーブル・ダイニングテーブル・カップボードなど、家具配置まで含めてLDK間取りを考えることも大切です。
家具のことを考えずLDKの間取りを決めると、実際に並べたときに圧迫感が出る、動線効率が悪くなるケースが考えられます。特にLDKは掃き出し窓を付けることが多いので、家具配置で困るパターンも多いです。
手持ちの家具や購入予定のアイテムを平面図に書き込んで、実際のリアルな暮らしまで想定しましょう。
注文住宅のLDK間取り実例
クレバリーホームがお手伝いした注文住宅の中から、おしゃれなLDK間取り実例をピックアップしました。詳細ページに外観・内装の写真がたくさんありますので、気になるおうちはぜひチェックしてください。
1LDK間取り実例
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お一人暮らしにピッタリな1LDKの間取り実例です。
廊下を無くしてLDKを中心とした動線をつくり、開放感と利便性を両立。
玄関を入ってすぐリビングの間取りですが、腰壁で自然に視線をカットしプライバシー性も確保しています。
2LDK間取り実例
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ご夫婦2人暮らしに合わせた、2LDKの平屋間取り実例です。
シンプルなデザインの縦長LDKで、建具や家具のデザインが映えるように工夫されています。
対面キッチンにカウンターを組み合わせ、ダイニングテーブルを無くして省スペース&効率的な使い勝手を両立しています。
3LDK間取り実例
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家族4人で楽しく暮らすアイデアがたくさん詰まった4LDK間取り実例です。
LDKには小上がりのステージがあり、家族で音楽を楽しめる空間に。
スケルトン階段はLDKの開放感とデザイン性を高め、2階への効率的な動線も両立するアイデアです。
4LDK間取り実例
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35.06坪、2階建ての4LDK間取り実例です。
住まいづくりの最初のご要望だった広々LDKは、これから成長するお子様やライフスタイルの変化にも対応しやすい間取り。
開放感のある対面キッチンを採用しつつ、カウンターの高さを上げて手元の生活感が見えないように工夫しています。
ここではご紹介しきれない100件以上の施工実例がありますので、こちらもぜひ参考にしてください。
まとめ
LDKの間取りはマイホームのクオリティを左右する大切なポイントです。広さや開放感、動線や家具配置などにしっかりこだわり、暮らしやすくおしゃれなLDKをつくりましょう。
クレバリーホームは、全国のモデルハウスでお客様のご要望にピッタリな間取りプランをご提案しています。実際に間取りを考えるときの参考にもなりますので、ぜひお近くのモデルハウスにご来場下さい。