玄関吹き抜けの間取り実例|メリット・デメリットや後悔を防ぐコツも解説

玄関吹き抜けの間取り実例|メリット・デメリットや後悔を防ぐコツも解説

この記事では、玄関に吹き抜けを取り入れたおしゃれな間取り実例を見ながら、メリット・デメリットや後悔を防ぐコツを解説します。

玄関に吹き抜けをつくって開放感やデザイン性を高めることで、おしゃれな印象の住まいにすることができます。

ただし、吹き抜けにはメリットだけでなくデメリットもあるため、玄関の広さや間取り全体のバランスを考えながら取り入れることが大切です。

吹き抜けなしで開放感のある玄関をつくる方法も紹介しますので、ぜひおしゃれな住まいづくりにお役立てください。

玄関吹き抜けの間取り実例

さっそく、クレバリーホームが手がけた注文住宅の中から、玄関吹き抜けの間取り実例をご紹介します。

詳細ページに間取り図や住まい全体の写真もありますので、そちらもぜひ参考にしてください。

実例①

注文住宅の吹抜け玄関間取り実例

玄関ドアを開けると大きな吹き抜けが目に入り、開放感たっぷりのおしゃれな空間に仕上がっています。

2階ホールのアイアン手すりや天井の木調クロスなど、玄関からの見え方も計算してトータルコーディネートしています。

▼実例を見る⇒case101

 

実例②

注文住宅の玄関吹き抜けで会話する親子

吹き抜けで玄関の開放感や採光性を高めつつ、上下階のつながりもつくった間取り実例です。

 

注文住宅の玄関吹き抜け上のランドリースペース

吹き抜けとつながる2階ホールは室内干しスペースになっていて、洗濯物をしているときでも家族の帰宅を見守ることができます。

▼実例を見る⇒case61

 

実例③

注文住宅のかっこいい玄関吹き抜け

吹き抜けの開放的な玄関に、坪庭を組み合わせて高級感あふれる空間に。

上下階をつなぐアイアン製のストリップ階段も、吹き抜けとの組み合わせでおしゃれなアクセントになっています。

▼実例を見る⇒case58

 

玄関に吹き抜けをつくるメリット

注文住宅の玄関吹き抜け

玄関に吹き抜けをつくることで、次のようにさまざまなメリットが生まれます。

開放感のある空間になる

吹き抜けで天井の位置が高くなることで、玄関の開放感を高められるのがメリットです。

2階までつながる吹き抜けは、玄関からの視線が抜けるため実際の床面積より広く見せることができます。

都市部など広い玄関を確保するのが難しい場合、吹き抜けで開放感を高めるメリットは大きいですね。

自然光を取り入れやすく採光性アップ

吹き抜けの高い位置から自然光を取り入れることで、玄関の採光性を高められるのもメリットの1つです。

玄関に大きな窓を付けるとプライバシー性や防犯性が気になるケースが多いですが、高窓なら対策しつつ自然光を取り入れることができます。

採光性を高めて明るい玄関にすることで、内装デザインが引き立ち開放感アップにもつながります。

通風を確保しやすい

玄関の吹き抜けで上下階の窓をつなぎ、自然換気による通風を確保しやすいのも特徴です。

高さの違う窓を2つ設けることで、温かい空気が上昇する作用を利用して自然換気を促すことができます。

玄関は臭いがこもりやすい場所なので、吹き抜けの窓で自然換気するメリットも大きいです。

デザインバリエーションが広がる

吹き抜けを取り入れることで、玄関のデザインバリエーションが広がるのも魅力的なポイントです。

例えば、一般的な天井高の玄関に濃い色のアクセントウォールを取り入れると、圧迫感が出てしまうことがあります。

開放感が高い吹き抜けの玄関なら、濃い色を使っても圧迫感が出にくく、デザインの選択肢が広がります。

照明の種類や配置、内装の素材など、吹き抜けをつくることで組み合わせられるデザインも多いです。

玄関に吹き抜けをつくるデメリットと対策

注文住宅の玄関吹き抜けの間取り

玄関の吹き抜けには次のようなデメリットもあり、よく考えて導入しないと後悔する可能性があります。

デメリットと対策をセットで覚えておいて、後悔を防ぎましょう。

冬場は寒くなりやすい

吹き抜けで玄関と2階がつながることで、冬場に寒さを感じやすいのは注意すべきデメリットです。

玄関はドアや土間から冷気が入りやすく、吹き抜けで空間が広くなることでより寒さを感じやすくなります。

また、吹き抜けの高窓が外気で冷やされると、冷たい空気が2階から玄関に落ちてくる「コールドドラフト現象」が発生して寒さを感じるケースも。

吹き抜け玄関の寒さ対策としては、住まい全体の断熱性を高めるのが基本的な考え方です。

特に窓や玄関ドアなど冷気が入りやすい開口部は、断熱性が高い建材を使って寒さを防ぎましょう。

断熱性能が高いハウスメーカーを選ぶことで、追加費用をかけずに寒さ対策をすることができます。

例えばクレバリーは標準仕様で断熱等級6水準をクリアし、温度差が少なく快適な注文住宅をご提供しています。

▼クレバリーホームの断熱性能を見る

2階の床面積が狭くなる

玄関に吹き抜けをつくることで2階の床面積が狭くなり、間取りの選択肢が少なくなるのもデメリットの1つです。

吹き抜け部分には部屋をつくることができないため、2階に配置できる部屋数や広さに制限が出る可能性があります。

対策としては、ライフスタイルを踏まえて上下階の間取りバランスを取ることが大切です。

例えば、1階での生活をメインにして、2階は寝るだけと割りきって各部屋をコンパクトにすれば、吹き抜けのスペースを確保できる可能性が高くなります。

1階に夫婦の主寝室を配置して、2階のスペースを確保しつつ、老後は1階だけで生活できるようにするのも良いですね。

ただし、吹き抜けをつくるとどうしても上下階のバランスが取れないときは、後述するほかのアイデアで玄関の開放感を高めることも検討してみてください。

メンテナンスの手間とコストがかかる

玄関の吹き抜け部分は、普段のお掃除や将来のリフォームなど、メンテナンスの手間とコストがかかるのもデメリットです。

例えば、吹き抜けの高窓や照明器具は手が届きにくく、拭き掃除や電球交換が難しくなります。

また、吹き抜けの間取りやサイズによっては、壁紙を張り替えるときに足場が必要になるケースもあります。

対策としては、メンテナンス性や耐久性の高い建材・設備を使うのが効果的です。

例えば、吹き抜け部分の天井や壁は耐久性が高い木材を使ったり、寿命が長いLED照明を選んだりするとメンテナンス頻度を下げることができます。

吹き抜けなしの玄関でも開放感のある空間づくりは可能

吹き抜けなしで開放感のある玄関

ここまで見てきたように、玄関の吹き抜けにはメリット・デメリットがあり、どのお住まいにもマッチするとは限りません。

メリットよりデメリットの方が大きい場合は、吹き抜けをつくらずほかのアイデアで開放感のある玄関をつくる方法も検討してみましょう。

例えば、玄関にプライバシー性が高い中庭を隣接させれば、窓で視線抜けを良くして開放感を高めることができます。

 

また、玄関ホールに階段をつくり、部分吹き抜けのようにして開放感を高めるのも1つのアイデアです。

壁紙や玄関のタイルに明るめの色を選び、同じ間取りでも開放感を高める方法もあります。

玄関に吹き抜けをつくるのが難しい場合も、あきらめずに開放感を高めるアイデアを取り入れてみてください。

まとめ

玄関の吹き抜けは、開放的でおしゃれな空間をつくれる人気の間取りアイデアです。

しかし、メリット・デメリット両面がありますので、間取り全体のバランスを考えながら導入を検討してみましょう。

玄関は住まいの顔となる大切な間取りですから、施工実績が豊富なハウスメーカーに相談したりモデルハウスを参考にしたりするのもおすすめです。

クレバリーホームは、全国のモデルハウスで玄関の間取りを含めた住まいづくりのご相談を受け付けています。

ぜひお気軽にお近くのモデルハウスにご来場ください。

▼クレバリーホームのモデルハウス一覧

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