高級感のある注文住宅施工実例|間取り・外観デザインづくりのポイントを解説
この記事では、高級感があり魅力的なデザインの注文住宅を建てるための、間取り・外観デザインづくりのコツを詳しく解説します。
高級感のあるマイホームはただ費用をかければ建てられるわけではなく、間取りやデザインのポイントを押さえ、快適性や利便性にもこだわることが大切です。
実際に高級感のある素材や間取りを取り入れた、おしゃれな注文住宅の施工実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
高級感のある注文住宅はハウスメーカーでも建てられる?
高級感がありおしゃれな注文住宅は、建築家や設計事務所に依頼するイメージが強いですが、工務店やハウスメーカーでも建てることは可能です。
開放感のある間取りやゆとりのあるデザイン、素材や照明へのこだわりなど、工夫次第で高級感のある注文住宅を建てることができます。
しかし、ただ高級注文住宅の間取りやデザインをそのまま取り入れても、満足度が高いマイホームを建てることはできません。
圧迫感がなく居心地が良い間取りの工夫、高い断熱性能で暑さ寒さを感じない快適な空間づくりなど、実際の暮らしまで想定する必要があるためです。
また、高級感のある外観デザインを維持するためには、外壁タイルのような耐久性の高い建材を選ぶことも必要です。
高級感のある注文住宅を目指すなら、坪単価や外観・内装デザインなど表面的な部分だけで判断するのではなく、本当に満足度が高い住まいづくりを提案してくれる住宅会社を選びましょう。
高級感のある注文住宅施工実例
クレバリーホームがお手伝いした住まいから、高級感のある注文住宅の施工実例をご紹介いたします。
各詳細ページに住まい全体の写真や詳しい経緯も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
実例①
シンプルなシルエットにガレージを組み合わせて立体感をプラスし、総タイル貼りで高級感あふれる外観デザインです。
スタイリッシュなブラックのオープンキッチンはLDKのアクセントになり、空間全体に高級感を与えてくれる間取りに。
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実例②
差し掛け屋根のシルエットや白と黒の外壁タイルの貼り分けが印象的な、リゾート風の平屋注文住宅です。
勾配天井や中二階など開放感あふれるリビングは、照明計画にもこだわり高級感あふれる空間に仕上がっています。
リビングからつながるタイルデッキも、リゾートホテルのようにくつろげる素敵な間取りアイデアです。
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小屋裏
実例③
タイルの貼り分けや凹凸部で重厚感のある外観デザインに仕上げ、ガレージも含めた夜のライトアップでさらに高級感が演出される注文住宅です。
LDKは造作収納を多用し、市販の家具を減らすことで統一感のあるデザインに。
物が散らかりにくく、生活感のない空間づくりにもつながります。
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実例④
白を基調としたファサードにヴィンテージ調のアクセントタイルを配置し、窓を減らすことでプライバシー性を高めつつ高級感のある外観デザインに。
リビングには8帖の吹き抜けを設置し、開放感や採光性を高めることでおしゃれで居心地が良い空間に。
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実例⑤
複数のボックスを組み合わせたようなモダンテイストの外観は、高級感のあるブラックをベースに白と木目調の外壁タイルをアクセントに。
LDKもモダンテイストにまとめ、折り下げ天井やタイルアクセントなど、高級感につながるデザインを取り入れています。
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実例⑥
片流れ屋根とボックスのスタイリッシュなシルエットに、2種類の黒い外壁タイルや木目調のアクセントを組み合わせたホテルライクな外観です。
LDKもホテルライクをテーマに、壁や床のタイルを活用し高級感あふれる空間に。
眺望を活かしたルーフバルコニーも、さまざまな過ごし方ができる人気の間取りアイデアです。
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実例⑦
規則正しく並ぶ窓の配置やバルコニーなど、重厚感あふれる外観デザインの注文住宅です。
大きな吹き抜けのLDKは、テレビ背面のエコカラットや間接照明などを組み合わせ、高級感あふれる空間に仕上げています。
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実例⑧
利便性が高いインナーガレージの間取りは、外観のアクセントにもなり、高級感をプラスしてくれます。
室内からもガレージを眺められる間取りで、ライトアップされた愛車や外壁タイルがさらに高級感を演出します。
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高級感のある注文住宅の間取りづくりのポイント
デザイン性だけでなく、居心地の良い空間をつくるためのポイントを押さえて、満足度の高い注文住宅の間取りをつくりましょう。
開放感やゆとりを演出する
高級注文住宅のような間取りをつくるためには、開放感やゆとりを演出し、実際の床面積より広々と仕上げることが大切です。
例えば、吹き抜けや勾配天井などの間取りは、天井の位置が高くなって視界が広がり、開放的な空間をつくれる人気のアイデアです。
また、窓や家具がない壁面を広く取ってゆとりを演出したり、ホワイトやベージュなど膨張色で開放感を強調したりするのも高級注文住宅で採用されることが多いテクニックです。
高級感のある素材を活用する
間取りづくりと合わせて取り入れたいのは、高級感のある素材を内装材に選ぶことです。
例えば、壁のビニールクロスを無垢材や漆喰、タイルなどに変えることで、同じ間取りでも高級感を演出することができます。
無垢材やタイルなどの内装材は価格が高く施工の手間もかかりますが、アクセントとして部分的に取り入れるなどコストを調整することも可能です。
お部屋全体のテイストや好みに合わせて、高級感のある素材を上手に取り入れてみましょう。
生活感を見せない工夫を
高級感のある空間づくりでは、生活感を上手に隠すのも大切なポイントです。
例えば、コンセントやスイッチをなるべく目立たない場所に配置するだけでも、お部屋の印象は変わります。
テレビや扇風機、暖房器具など常設で使う家電の近くにコンセントを配置し、コードを目立たないようにするのも高級感のある部屋づくりにつながります。
こちらで注文住宅のコンセントの数や位置について解説しています。
また、収納を充実させて物があふれないようにするのも、生活感を隠し高級感のある空間をつくる基本的なテクニックです。
ただ大きな収納をつくるのではなく、しまう物に合わせて適切な場所にバランス良く配置するのがポイントです。
注文住宅の収納の考え方についてこちらのコラムで解説しています。
照明計画にこだわる
間取りや内装に高級感をプラスするために、照明計画にこだわるのも重要なポイントです。
同じ間取りや内装でも、照明器具の種類や配置、配光や色温度などで見え方が変わり、ホテルやショールームのように高級感のある空間をつくることができます。
住まいの印象を左右する玄関、過ごす時間が長いリビングなどは、特に照明計画にこだわりたい場所です。
こちらのコラムで注文住宅の照明計画について詳しく解説しています。
快適な空間をつくる
室内の見え方だけでなく、断熱性や日差しなどにも配慮して快適な空間をつくることも大切です。
せっかく高級感のある間取りや内装デザインに仕上げても、断熱性が低いと暑さ寒さを感じて快適に過ごせません。
また、西日がまぶしい位置に窓があるなど、ちょっとした不満も間取りや内装デザインの魅力が半減する原因になります。
快適性は目に見えない要素で判断が難しいため、注文住宅づくりの実績が豊富な会社に相談し、適切なアドバイスをもらいましょう。
プライバシー性を高める
高級感のある注文住宅づくりでは、室内のプライバシー性を高めることも大切です。
例えば、大きな窓を配置しても、表通りや隣の家から丸見えの状態だと、カーテンを開けられず採光性や開放感を高めることができません。
周囲から見えない窓の配置や外構の目隠しなどでプライバシー性を高めることで、居心地が良い高級感のある空間をつくることができます。
間取りや室内のことだけを考えるのではなく、外からの視線にも注目してリラックスできる空間づくりを心がけましょう。
高級感のある注文住宅の外観デザインづくりのポイント
注文住宅の外観も、ちょっとした工夫で高級感のあるデザインに仕上げることができます。
統一感を意識する
注文住宅の建物本体だけでなく、外構まで含めて全体の統一感を意識するのが、高級感のある外観づくりの基本的なポイントです。
建物本体をクオリティの高いデザインに仕上げても、外構がマッチしないと魅力が半減し、高級感のある外観には仕上がりません。
まずは目指すべき方向性を決めて、外観の視界に入る部分全体の統一感を意識しましょう。
シンプルなシルエットや色使い
ホテルや旅館のような高級感のある外観をつくるためには、なるべくシンプルなシルエットや色使いでまとめるのもポイントです。
片流れ屋根や陸屋根などで直線的なシルエットにまとめると、スタイリッシュで高級感のある外観デザインをつくりやすいです。
また、外観のカラーは3色以内にまとめるのが基本で、シンプルな単色やツートンカラーなどもおすすめ。
ホワイト・ブラック・グレーなどのモノトーンカラー、ネイビー・ブラウンなどが、高級感のある外観をつくりやすいです。
窓の大きさや配置に工夫する
ファサードなど注文住宅の顔となる部分は、窓の大きさや配置に工夫して高級感を演出しましょう。
例えば、表通り側のプライバシー性を高めるなら、窓を減らしてモダンでスタイリッシュな印象をつくるのも効果的です。
同じ窓の面積でも、数やバランスを変えることで印象を調整でき、高級感のあるデザインをつくれます。
こちらのコラムで注文住宅の窓の種類やおしゃれな選び方のポイントを解説しています。
外構で奥行きを演出
門扉やアプローチなどの外構部分で奥行きを演出するのも、高級感のある外観づくりに効果的です。
外構で注文住宅までの空間を立体的に見せることで、奥行きが生まれ外観デザインの魅力が引き立ちます。
注文住宅と外構計画をなるべく同時進行して、奥行きのある外観デザインを考えてみましょう。
こちらのコラムで注文住宅の外構について詳しく解説しています。
生活感を隠す
注文住宅の周囲で生活感につながる物を隠すのも、高級感のある外観デザインづくりの基本です。
給湯器やエアコンの室外機など、デザインの邪魔になるものは、建物の裏などなるべく目立たない場所に配置しましょう。
また、バルコニーや庭の洗濯物、洗車道具やスペアタイヤなども、生活感につながります。
実際に暮らすことをシミュレーションし、間取りや外構の工夫で生活感につながる物が外から見えないようにしましょう。
耐久性が高い素材を選ぶ
外壁や屋根などに耐久性が高い素材を選び、高級感のある外観デザインを長持ちさせることも大切です。
耐久性が低い素材を外観に使うと、完成した直後は高級に見えても、時間とともに汚れや劣化が目立ち安っぽく見えてしまうことが多いです。
例えば、外壁タイルや陶器瓦などの耐久性が高い素材を選べば、新築時の高級感のある外観デザインを長くキープできます。
クレバリーホームは外壁タイル、陶器瓦を標準仕様とし、いつまでも高級感が長続きする注文住宅をご提供しています。
高級注文住宅の価格帯は?
注文住宅は一軒ごとのオーダーメイドになるため、いくらからが「高級」になるのか判断が難しいところです。
実際に注文住宅を建てた方のデータから、平均建築費用をピックアップして参考にしてみましょう。
地域 | 延床面積/建築費用 |
---|---|
全国 | 119.5㎡/3,861万円 |
三大都市圏 | 121.2㎡/4,109万円 |
首都圏 | 120.4㎡/4,190万円 |
近畿圏 | 123.2㎡/4,142万円 |
東海圏 | 121.0㎡/3,893万円 |
その他地域 | 118.0㎡/3,623万円 |
住宅ローンのフラット35を利用して注文住宅を建てた方の建築費用は、全国平均で3,861万円でした。
地域により多少の誤差はありますが、延床面積36坪前後の場合、こだわりを盛り込んだ高級注文住宅を建てるなら4,000万円以上が相場になりそうです。
あくまで平均費用から見た目安ではありますが、高級感のある注文住宅づくりをする際の参考にしてみてください。
クレバリーホームではコストパフォーマンスに優れる住宅をご提供していますので、3,000万円台~でも高級感のある注文住宅づくりが可能です。
予算、デザイン、暮らしやすさなどバランスの取れた高級注文住宅をお求めの方は、ぜひご検討ください。
まとめ
高級注文住宅のような外観・間取りをつくるためには、ただ費用をかければ良いわけではありません。
高級感のある素材を使いつつ、全体のバランスや生活感を隠す工夫など、さまざまなポイントにこだわる必要があります。
色々な施工事例でデザインや間取りアイデアを吸収しつつ、実際にモデルハウスを見学しながらプロに相談するのがおすすめです。
クレバリーホームは全国のモデルハウスで、注文住宅づくりに関するご相談を受け付けています。
ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。