平屋の間取り成功例に学ぶ!おしゃれで住みやすい平屋のつくり方

平屋の間取り成功例に学ぶ!おしゃれで住みやすい平屋のつくり方

ワンフロアで生活が完結し、老後まで暮らしやすいバリアフリーの平屋の人気が高まっています。しかし、今まで2階建てやマンションなどの集合住宅で暮らしていた方にとって、平屋の間取りづくりは難しいと感じるケースも多いようです。

そこで今回は、先輩たちの平屋の間取り成功例をピックアップし、おしゃれで住みやすい家づくりのポイントを解説します。さらに、これから土地を取得する方のために、平屋に適した環境の考え方も掘り下げます。失敗・後悔を回避して理想の平屋を建てるために、ぜひ参考にしてみてください。

平屋の間取りはなぜ人気?

新築平屋の外観

現代のマイホームづくりでは2階建てが主流ですが、平屋も幅広い世代の方に根強い人気を持っています。

昭和~平成の戸建て住宅は、築30~40年で建て替える考え方が一般的でした。しかし、地球環境保護の観点から、性能・耐久性が高いマイホームを建てて、長く暮らす方向にシフトしつつあります。1つの住まいで老後まで暮らすことを考えると、階段のないバリアフリーの平屋が有利ですよね。

また、家族同士でコミュニケーションを取りやすい平屋は、子育て世代の方にも人気です。屋根形状を活かした広いリビングやロフトなど、家族みんなが気持ち良く過ごせる間取りも採り入れやすいです。

平屋のメリット・デメリットはこちらのコラムで詳しく解説しています。

 

平屋の間取り成功例

さっそく、クレバリーホームがお手伝いした、平屋注文住宅の間取り成功例をご紹介します。

実例① 延床面積99.18㎡(30.00坪)

平屋間取り成功例 LDK

生活の中心となるLDKは、20帖の広さを確保しつつ、勾配天井で開放的な空間に。

 

平屋間取り成功事例 タイルデッキ

掃き出し窓から直接出入りできるタイルデッキは、バーベキューや水遊びを楽しめるアウトドアリビングとして活躍するアイデアです。

 

平屋の間取り図

▼実例を見る⇒case115

 

実例② 延床面積85.50㎡(25.86坪)

平屋間取り成功例 勾配天井

平屋の構造を活かした勾配天井は、梁の木目をアクセントにして開放的でおしゃれな空間に。

 

平屋間取り成功例 キッチンからサニタリー

キッチンからサニタリーにつながる動線をつくり、効率良く家事をこなせるのもうれしい工夫です。

 

平屋の間取り図

▼実例を見る⇒case110

 

実例③ 延床面積117.50㎡(35.54坪)

平屋間取り成功例 リビングの天窓

自然光をたっぷり取り込める天窓で、明るくおしゃれなLDKに仕上げた平屋実例です。

 

平屋間取り成功例 和室

リビング横の和室は、間仕切りでオープン・クローズを切り替えることでさまざまなシーンで活躍してくれます。

 

平屋間取り図

▼実例を見る⇒case103

 

実例④ 延床面積71.21㎡(21.54坪)

平屋間取り成功例 吹き抜けリビング

大きな吹抜けのLDKは、いつまでも居たくなる魅力を持つ開放的な仕上がりです。

 

平屋間取り成功例 ロフト

吹抜けはロフトとして有効活用し、生活空間と切り離した隠れ家的なスペースに。

 

平屋の間取り図 平屋の小屋裏収納間取り図

▼実例を見る⇒case69

 

実例⑤ 延床面積102.87㎡(31.11坪)

平屋間取り成功例 ホビールーム

寝室とつながるホビールームは、好きなものに囲まれて趣味を楽しめるプライベートスペースです。

 

平屋間取り成功例 サニタリー

キッチン・サニタリー・物干しスペースを近くにまとめて、短い家事動線で効率をアップ。天候に合わせて室内干しも可能です。

 

31.11坪の平屋注文住宅間取り図

▼実例を見る⇒case59

 

実例⑥ 延床面積71.21㎡(21.54坪)

平屋間取り成功例 ウォークスルークローゼット

主寝室からウォークインクローゼット、サニタリー、キッチンにつながる動線をつくり、シーンに合わせて効率の良いルートを選べる間取りです。

 

平屋間取り成功例 室内干しスペース

日当たりの良い室内物干しスペースも確保し、平屋のデメリットにもしっかり対策しています。

 

平屋間取り図

▼実例を見る⇒case37

 

実例⑦ 延床面積107.56㎡(32.53坪)

平屋間取り成功例 玄関

広めの玄関にたっぷり収納を設け、スムーズに手洗いうがいができる玄関手洗いを設置。

 

平屋間取り成功例 LDK

キッチンを中心にリビング・ダイニングをL型に配置し、同じ空間でご家族が自分の時間を過ごすこともできるように工夫されています。

 

注文住宅のトイレ間取り成功例1F

▼実例を見る⇒case35

 

実例⑧ 延床面積104.13㎡(31.49坪)

平屋間取り成功例 リビング

21.5帖のLDKは、収納を中心とした回遊動線で、生活感を見せずリラックスできる雰囲気に。

 

平屋間取り成功例 壁厚収納

壁厚を利用した掃除機用の収納スペースは、デザイン性と使い勝手に優れるアイデア。

 

3LDKの間取り図 平屋

▼実例を見る⇒case21

 

実例⑨ 延床面積99.37㎡(30.05坪)

平屋間取り成功例 シューズクローク

玄関は、アーチ状の開口部とナチュラルテイストの内装で素敵な雰囲気に仕上がっています。

 

平屋間取り成功例 対面キッチン

家族とコミュニケーションを取りやすい対面キッチンは、カウンターをタイル仕上げにしておしゃれなカフェのような雰囲気に。

 

平屋間取り図

▼実例を見る⇒case15

 

おしゃれで住みやすい平屋の間取りのつくり方

開放感のある平屋のLDK

実際に平屋の間取りを考えるときは、次のポイントにこだわり、おしゃれで暮らしやすいマイホームに仕上げましょう。

リビングの開放感にこだわる

生活の中心となるリビングの開放感にこだわることで、平屋全体の住みやすさや満足度を高めることができます。

平屋は2階の床がないため、屋根形状を活かした勾配天井で開放感をアップできるのが魅力。高窓からたっぷり自然光が入り、圧迫感がなく気持ちよいリビングをつくれますよ。

また、2階の荷重がかからない分、リビングに大きな窓をつくって開放感を高められるのも平屋ならではのメリット。窓の配置や形状でリビングのデザイン性や開放感が変わりますので、こだわって選んでみてください。

 

収納の量とバランスを考える

平屋全体で収納量をしっかり確保し、使う場所の近くにバランスよく配置するのも大切なポイントです。

収納は住みやすさだけでなく、デザイン性にも大きな影響を与えます。収納が不足してお部屋が散らかってしまうと、せっかくの間取りやデザインの魅力が半減してしまうのです。

平屋は天井裏スペースを活用しやすいため、小屋裏収納をつくって使用頻度の低い荷物をしまっておくのも1つのアイデアです。一定の条件を満たせば延床面積に含まれないため、効率的に収納量を増やせます。

 

玄関の収納量を大きくアップできるシューズクロークもおすすめです。広さやレイアウトのバリエーションはさまざまなので、平屋でも採り入れやすいでしょう。

 

家族の衣類を1か所でまとめて管理できる、ファミリークローゼットも平屋と相性の良い収納アイデア。洗濯物を配る手間が減るので、家事効率もアップします。

 

動線の無駄を省く

2階建てよりワンフロアが広くなりやすい平屋は、家事・生活に関する動線の無駄を省くことも大切です。

例えば、玄関からキッチンまで遠いと、買い物から帰ってきて食材をしまう動線が長くなってしまいます。洗濯・掃除などの家事動線も、うまくまとめないと非効率になってしまいます。

動線の無駄を省くには、生活シーンをなるべくリアルにシミュレーションするのが効果的です。間取りプランができたら、朝起きてから夜眠るまでの行動と動線をシミュレーションして、無駄な部分がないかチェックしましょう。

プライベートスペースを確保する

家族みんなが暮らしやすい平屋づくりでは、プライベートスペースをしっかり確保することも大切です。

平屋は家族同士のコミュニケーションを取りやすい反面、一人の時間を取りにくくなるケースも多いです。プライベートスペースが少ないと、家族が個室にこもる時間が増えて寂しい家になってしまう可能性も。

リビングの畳コーナーのような程よいプライベートスペースがあると、家族の存在を感じながら一人の時間も楽しめます。

 

お庭との距離感が近い平屋のメリットを活かし、ウッドデッキやテラスをプライベートスペースにするのもおすすめ。

 

物干しスペースを考える

平屋の間取りづくりでは、物干しスペースをどこに確保するか考えるのも大切なポイントです。

屋外に物干しスペースをつくる場合、日当たりや周囲からの見え方の確認が必要です。お庭の物干しスペースは2階建てのバルコニーより日当たりが悪くなったり、洗濯物が外から見えたりすることが多いです。屋外物干しスペースは、土地のことも踏まえて考えましょう。

天候や日当たりを気にせずいつでも洗濯物を干せる、ランドリールームをつくるのも1つの考え方です。ただし、居住スペース・収納との兼ね合いをしっかり考えましょう。

 

外からの視線に対策する

すべての窓が1階で外に面している平屋は、外からの視線をチェックして対策するのも重要なポイント。例えば、せっかくおしゃれなリビングをつくっても、隣の家や通りの視線が気になってカーテンを閉めっぱなしでは台無しです。

平屋で人気の高い中庭は、外からの視線を遮りつつ開放感やデザイン性を高められる間取りアイデア。ロの字型・コの字型などバリエーションがあるので、土地や建物の形状に合わせて選べます。

間取りでの対策が難しいときは、生垣やフェンスなど外構側で視線を遮る工夫も考えましょう。

防犯性を高める

初めて平屋で暮らす方にとって意外と盲点になるのが防犯性。すべての窓が1階に面しているので、防犯性が気になるケースが多いのです。

例えば、就寝時に寝室の窓を開けるとき、2階なら問題なくても、平屋だと気になる方が多いようです。侵入経路が多いので、日中の外出時や旅行の際の空き巣も心配ですよね。

平屋を建てる場合は、外構や設備で防犯性をしっかり高めましょう。センサーライトや防犯カメラ、足音が出る防犯砂利など、さまざまな対策があります。

 

平屋は土地と外構にもこだわろう

広い土地に建つ平屋の外観

ここまでは平屋の建物側の工夫を掘り下げてきましたが、土地と外構にこだわることも大切です。

平屋は同じ延床面積の2階建てより広い土地が必要になるため、取得費用と環境のバランスを考える必要があります。すべての生活を1階で過ごす平屋は、土地環境の影響を強く受けます。日当たり・視線・防犯性などのことも考え、理想の平屋づくりに適した土地を選びましょう。どのような土地が良いか判断が難しいときは、住宅会社と一緒に土地を探すのがおすすめです。

 

また、視線や防犯性については、フェンスや門扉など外構側で対策することも重要です。建物と外構をトータルコーディネートすると、お互いの魅力が引き立つおしゃれな外観になるのもメリット。

外構工事は後で行う場合でも、なるべく建物と一緒にプランを考えてみましょう。

まとめ

バリアフリーのシンプルな暮らしが魅力的な平屋ですが、間取りをしっかり考えないと後悔してしまう可能性もあります。先輩たちの間取り成功例を上手に採り入れて、理想の平屋を目指しましょう。

クレバリーホームの全国のモデルハウスでは、間取りを実際に体感しながらご相談いただくことが可能です。「おしゃれな平屋を建てたい!」「いくらぐらいかかるの?」など、どんなこともお気軽にご相談ください。

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