土地選びで失敗しないためには「道路」「地盤」を確認!


家づくりを土地から始めるなら、誰しもが「少しでもお得に」って思いますよね。けれど、値段だけを比べて選ぶのはお勧めしません。その土地にはあなたの建てたい家が「建たない」かもしれない…そんな怖い話があるからです。

この記事でわかること

  • 家づくり予算は「家本体」+「その他の費用」+「土地」の合計額
  • こんな土地要注意①接道がない
  • こんな土地要注意②地盤改良が必要
  • まとめ~「お得」な土地はない!~

家づくり予算は「家本体」+「その他の費用」+「土地」の合計額

「家づくり怖い話」…いきなりですがお話しちゃいます。

家づくりを考えはじめたばかりのあなた。
交通アクセスのよい立地にしては格安の、掘り出し物を見つけました。
便もよくある程度広さもあるのに、なぜか格安なのです。
「オレに買われるために待っていたんだ!ここが運命の土地だ!」そう思って、あなたはその土地を即購入しました。
家は二階建て、○㎡あれば大丈夫だから!
ところが、家の前の道路からくる規制(セットバック)で、実際にはその広さをまるまる使うことはできませんでした
家族の居場所を確保するために、二階建ての計画を三階建てにすることになってしまいました。
セットバックとは→「接道義務」「セットバック」ほか…敷地と道路の深い関係

さらに、その土地は地盤が弱く、地盤改良も必要だったのです!
地盤改良には百万円単位のお金がかかりました。
地盤改良の方法とは? 費用はどれくらいかかる?

資金はどんどんなくなり、建った家は当初考えていた理想とは大きく違うものになってしまいました。
実現したかったアレコレもなくローンは高額に。
…どうですか、怖くありませんか。

ではもっと怖い話をいたしましょう。
それは「接道義務」を果たせなくて、買った土地に家が建たなかった話。
土地の法規制について知らないまま「お得!」と思って飛びつくと、最も怖い話があなたを主人公に展開されるということだってあるんです。→「接道義務」「セットバック」ほか…敷地と道路の深い関係
不動産屋さんは、家づくりに関しては素人の場合も多いです。
家づくりの法規制について十分な知識がないまま土地を販売していることだってないとは言えません。

家づくりにかかるお金は、「家本体」だけでも、「土地代金」だけでもありません。
その他にかかってくる、たくさんの費用の割合が実は大きいのです。
諸費用とは?|知っておきたい「本体工事費」以外に必要な費用②
それを把握しないまま、最初に土地を買ってしまうと、後から身動きがとれなくなってしまいます。
土地を買う前には、「家本体(理想の家がどれほどの価格で建てられるか)」「土地代」「そのほかの経費の概算」を必ず計算しておきましょう。

こんな土地要注意①接道がない

さらに詳しく見ていきましょう。

土地選びのなかで道路について考える場合、「車が入れるかな?」くらいは考えますね。
が、実は道路こそ、家づくり初期での最も重要なポイントなのです。
先ほどの最も怖い話のように、目の前の道路によって「家自体が建たない!」ということも起きます。

建築基準法では、都市計画区域内の土地に関して、幅4m以上の(建築基準法上の)道路に少なくとも2m以上接していなければ建築物の敷地として認められません。
つまり、条件を満たす土地でなければ家が建てられないということです。
これを「接道義務」と言います。

一方、4m幅の道路に2m接しているように見えても、その道路が建築法上の道路ではない…つまりたとえば純粋な私道(=誰かの所有地)だったとしたら、その土地にも家は建てられません。
先ほどの最も怖い話が、これですね。

土地選びの際には、必ず「道路」について確かめましょう。
「接道義務」「セットバック」ほか…敷地と道路の深い関係

こんな土地要注意②地盤改良が必要

次の話。
あなたはまた、格安の堀出し物の土地を見つけました。
「わー、近くに川があって、桜並木が最高! 春には毎年お花見だ♪」なんて…。
ハウスメーカーで建てる予算もばっちり決まっているし、合計額は予算内、と思っていたら、地盤調査の結果「要改良」という判定が出てしまいました。
地盤調査はどうやって行う? 代表的な方法とは

かかったお金は○百万円。
おかげで、夢だったガレージをあきらめることになりました。
地盤改良の方法とは? 費用はどれくらいかかる?

しかし、地盤調査も、地盤改良も、お金がかかるからと言って省くのは絶対にダメですよ!
家とその中身の重さは非常に重たいもの。
それを支える地面は、それに耐えられるだけの強さが必要です。
土地選びをする際には、できるだけ自分でも、その土地がどのくらい強いのか情報収集し、場合によっては地盤改良費を見込んだ予算で計上しておくのが失敗しないコツです。

まとめ~「お得」な土地はない!~

とかく、大きな金額が動く家づくり。
少しでも節約したい、という気持ちはよくわかります。
しかし、節約する部分は「後でもできること」「取り替えが聞くこと」だけにしておきましょう。
家の土台である土地、家自体の構造など、一度進めては後戻りができないこと、安全や安心の根幹にかかわる部分では「安いから」といって飛びつくと後でたいへんなことになります。
土地の代金だけを見れば安いけど、どんな理由があるのかな?そう考えてじっくり内容を見てみてください。
本当の意味で「お得」な土地は、残念ながらほとんどないことがお分りいただけると思います。
土地選びに迷ったら、まずは家を建てるパートナーのハウスメーカーに相談しましょう。
専門家が、親身に、誠実に相談に乗ってくれるハウスメーカーを選んでくださいね!

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