平屋の外観デザイン実例に学ぶ|失敗を防いでセンスの良い平屋外観をつくるコツ
暮しやすさが人気の平屋ですが、外観デザインで悩んだり、失敗したりしてしまうケースも少なくありません。
平屋は2階建てよりシルエットがコンパクトで、外観デザインをおしゃれに仕上げるためのコツやノウハウは異なります。
そこでこの記事では、平屋注文住宅のおしゃれな外観デザイン実例を見ながら、センス良く仕上げるためのコツを詳しく解説します。
平屋全体のテーマの決め方やシルエットの調整、カラーや素材選びなど、外観デザインづくりのポイントを1つずつ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
平屋の外観は失敗しやすい?
最近はおしゃれな平屋を建てる方が増えていますが、外観デザインづくりは2階建てと異なり、失敗するリスクもあるので注意が必要です。
※平屋外観デザインの失敗例
- 立体感がなく安っぽくなってしまった
- 日当たりが悪く暗い印象になった
- 庭に洗濯物を干したら生活感が出て残念
平屋は2階建てより背が低く、シルエットもコンパクトになるため、シンプルな外観デザインだと立体感がなく安っぽく見えてしまうこともあります。
また、周囲の建物の影になり、外観全体が暗く見えてしまい失敗するケースも。
バルコニーがない平屋は、庭に洗濯物を干すことで生活感が出てしまい、外観デザインの印象が悪くなる可能性もあります。
このような平屋外観デザインの失敗を防ぐためには、まずおしゃれな実例を見て雰囲気をつかむことが大切です。
次の章で、おしゃれな外観デザインの平屋施工実例をチェックしてみましょう。
平屋のおしゃれな外観デザイン実例
クレバリーホームが手がけた平屋注文住宅から、おしゃれな外観デザイン実例をピックアップしてご紹介します。
詳細ページに間取り図や内装の写真も掲載していますので、気になる外観デザインがあったらぜひチェックしてみてください。
実例①
立体感のある差し掛け屋根や、縦スリットの窓と外壁タイルアクセントなどを組み合わせたセンスの良い平屋外観です。
シンプルなモダンテイストをベースにしつつ、程よいアクセントで変化のある外観デザインに。
実例②
ファサードに赤茶色の外壁タイルを使い、プライバシー性を高めつつ落ち着いた印象に仕上げた平屋外観です。
ポーチの外壁タイルはブラックで変化を付け、玄関ドアと門柱の木目をそろえて統一感も演出しています。
実例③
ホワイトの外壁タイルで統一したシンプルな平屋外観ですが、同じカラーで柄を切り替えることでさりげなく変化を持たせています。
フェンスでプライバシー性を高めたテラスや、おしゃれなアプローチで立体感を演出しているのもポイントです。
実例④
屋根のシルエットや横スリット窓で水平後方のラインを強調し、モノトーンのツートンカラーでスタイリッシュにまとめた平屋外観です。
夜は照明が外壁タイルをライトアップして陰影を強調し、昼間と違う印象をもたらします。
実例⑤
高さを切り替えた切妻のルーフライン、レンガ調の外壁タイルアクセントなど、オリジナリティのある平屋外観実例です。
広くて日当たりが良い敷地を活かし、外構までトータルコーディネートしているのもセンス良く見せるポイントです。
実例⑥
切妻屋根のシンプルなシルエットですが、3種類の外壁タイルを貼り分け、凹凸をつくることで立体感のある外観デザインに。
窓の配置や玄関ドアのデザインなど、トータルコーディネートにより統一感のある印象にまとまっています。
センスの良い平屋外観をつくるコツ
先ほどご紹介したような、センスの良いおしゃれな平屋外観をつくるコツを1つずつチェックしてみましょう。
全体のテーマやテイストを決める
具体的に平屋の外観デザインを決める前に、まずは全体のテーマやテイストを1つ選び、統一感を意識するのがセンス良く仕上げるコツです。
モダン・ナチュラルなどテーマを決めることで、カラーや素材などを統一してセンスの良い平屋外観をつくることができます。
逆に、テーマを決めないで外壁や屋根などを選んでしまうと、統一感のないちぐはぐな印象になってしまいます。
こちらのコラムで注文住宅のデザインの種類や決め方について解説していますので、あわせてご覧ください。
屋根形状や建物のシルエットを調整する
センスの良い平屋外観をつくるためには、屋根の形状や建物のシルエットにこだわることも大切です。
例えば、シンプルな形状の片流れ屋根は、シャープなシルエットでモダンテイストの平屋をつくりたいときに向いています。
かわいらしいナチュラルテイストやカフェ風の外観をつくりやすい切妻屋根や、スタイリッシュな陸屋根など、屋根形状でシルエットや印象が大きく変わります。
こちらのコラムで平屋の屋根形状について詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
色のバランスを考える
平屋の外観に使う色は、多くても3色以内に抑えてバランスを考えましょう。
3色を外観に使う場合は、次のような目安でバランスを考えるとおしゃれに仕上げやすくなります。
ベースカラー:70% | 最も広い面積を占め、外観イメージの基礎となる色 |
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アソートカラー:25% | ベースカラーの次に広い面積で、外観全体の印象を引き立てる色 |
アクセントカラー:5% | 最も狭い面積で、外観全体にメリハリや華やかさなどを追加する色 |
シルエットが小さい平屋の場合、シンプルな1色やツートンカラーなどもおしゃれですね。
特に住まいの顔となるファサード(正面)は、平屋の印象を大きく左右するため色のバランスや相性が重要です。
玄関ドアやサッシの色なども踏まえて、センスの良い配色を考えてみましょう。
窓の大きさや配置にこだわる
センスの良い平屋外観をつくるには、窓の大きさや配置にこだわり外からの見え方を調整するのも大切なポイントです。
同じ数や大きさの窓でも、形状や配置が変わると外観デザインは大きく変化します。
例えば、小さな窓を並べてかわいらしい印象をつくったり、スリット窓でシャープに仕上げたり、アイデア次第で外観デザインを調整できます。
窓の配置を考える際は、室内からの見え方や採光・通風なども確保しつつ、外観デザインも都度確認しながら進めましょう。
こちらのコラムで注文住宅の窓選びのポイントについて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
素材感を活かす
広い面積を占める外壁の素材選びも、センスの良い平屋の外観づくりのポイントです。
同じ色でも素材によっては安っぽく見えたり、高級感が出たりするなど、印象が変わります。
例えば、窯業系サイディングはリーズナブルな価格が魅力ですが、色や柄によっては安っぽく見えてしまうことがあります。
同じ色でも、外壁タイルのような質感が高い素材を使うと、高級感がありセンスの良い外観をつくることが可能です。
クレバリーホームが全棟標準仕様として採用している外壁タイルは、質感や耐久性に優れ、色柄のバリエーションも豊富で理想の外観デザインづくりにおすすめです。
アクセントは入れすぎずシンプルにまとめる
平屋はシルエットがコンパクトな分、アクセントは控えめにしてシンプルにまとめるのもセンス良く仕上げるコツです。
背が低い平屋にいろいろな要素を詰め込むと、雑多な印象になってしまうことが多いです。
前述した色のバランスなども目安にして、アクセントはワンポイントに入れると外観全体を引き立たせることができます。
例えば、玄関周りに高級感のある木目調や石調の外壁タイルをワンポイントで使うなど、自然な使い方がおすすめです。
こちらで外壁タイルのアクセントの使い方について詳しく解説しています。
ライトアップする
夜の見え方にも注目して、照明を活用してライトアップするのもセンスの良い外観づくりの定番テクニックです。
門柱や玄関ポーチの照明器具にこだわり、ライトアップによって平屋外観の魅力を引き立たせることができます。
ガーデンライトでアプローチや庭を照らしたり、スポットライトなどで壁面やシンボルツリーをライトアップしたりするのもおしゃれなアイデアです。
ウッドデッキやテラスをアクセントに
ウッドデッキやテラスは平屋と庭をつなぐスペースになるだけでなく、素敵なライフスタイルを想像させるおしゃれなアクセントとしても活用できます。
ウッドデッキやテラスで平屋の外観に変化が生まれ、実際の生活をイメージさせることでセンスの良い外観に見せることも可能です。
こちらのコラムで平屋にウッドデッキをつくる方法やメリット、間取りプラン例などを紹介しています。
ガレージで立体感を生み出す
愛車を盗難や風雨から守るガレージは、平屋に立体感をプラスしてセンスの良い外観をつくるのにも効果的です。
ガレージの開口部やシャッターのカラーで、平屋の奥行きを演出して立体感のある外観をつくることができます。
また、ガレージをつくることでカーポートが不要になり、外観全体がスッキリまとまるのもうれしいポイントです。
こちらでガレージのある平屋間取り実例を紹介していますので、参考にしてみてください。
外構もトータルコーディネートする
平屋の外観をセンス良くまとめるためには、外構も含めてトータルコーディネートすることが大切です。
外観には平屋の建物本体だけでなく、門柱やフェンス、玄関アプローチなど外構部分も含まれるため、印象を大きく左右します。
建物と外構の色を合わせたり、フェンスや生垣で生活感が見えないようにしたり、外構の工夫で平屋のデザインを引き立たせることも可能です。
こちらのコラムで平屋の外構について詳しく解説しています。
耐久性も考える
素敵な平屋の外観デザインを長くキープするために、耐久性にこだわることも大切です。
せっかくセンスの良い平屋を建てても、雨だれやホコリですぐに汚れると魅力が半減してしまいます。
マイホームは数十年単位で暮らす大切な場所ですから、耐久性が高くメンテナンス性に優れる建材を選び、新築時の美しいデザインを長くキープしましょう。
例えば、クレバリーホームの外壁タイルは、親水機能によって雨で汚れが流れ落ち、塗装が不要なためおしゃれな外観デザインを長持ちさせることができます。
好みに合う施工実例があるハウスメーカーを選ぶ
ご自身の好みに合うデザインの施工実例があるハウスメーカーを選ぶのも、センスの良い平屋を建てるポイントです。
完全自由設計の注文住宅ならある程度デザインを調整はできますが、住宅会社によって自由度やデザイン力は異なります。
求めるデザインと得意分野が異なるハウスメーカーを選んでしまうと、外観デザインに不満が残る可能性もあるのです。
ハウスメーカー選びでは平屋の施工実例を見て、好みに合うデザインがあるかチェックしてみてください。
まとめ
センスの良い外観の平屋を建てるためには、おしゃれな施工実例を参考に好みを見つけて、実績が豊富なハウスメーカーを選ぶのが確実です。
理想のイメージやデザインをなるべく明確にして、おしゃれな平屋づくりを得意とするハウスメーカーに相談しましょう。
クレバリーホームは平屋商品「Granshare」をご用意し、おしゃれで暮らしやすい平屋づくりをお手伝いしています。
間取りやデザインのイメージづくりに役立つカタログセットをご用意していますので、ぜひお気軽に資料請求ください。