外構にこだわったおしゃれな平屋実例|デザインと機能性のバランスを考えよう
最近人気が高い平屋ですが、外観をおしゃれに仕上げるためには門塀やアプローチなどの外構にもこだわる必要があります。
外構は視界に占める面積が広く、平屋の外観イメージを大きく左右するため、ちょっとした工夫でおしゃれに仕上げることができるのです。
今回は、外構までこだわったおしゃれな平屋施工実例を複数ご紹介します。外構計画のポイント、おしゃれに仕上げるコツもご紹介しますので、ぜひ理想の平屋づくりにお役立てください。
目次
平屋づくりで重要な外構のデザインと機能
室外空間を構成する外構は、住まいの外観の一部でもあり、平屋のデザイン性に大きく影響するポイントです。
特に平屋はシルエットがコンパクトでシンプルなケースが多いため、外構によって外観全体の印象を調整する意味は大きいです。
また、すべての生活を1階で過ごす平屋は、外構でプライバシー性や防犯性を高めることも重要なポイント。
平屋は周囲の建物や表通りからの視線を受けやすいため、フェンスや生垣などでプライバシー性を確保することが大切です。
おしゃれで暮らしやすい外構計画を立てるにためには、平屋の間取りや敷地全体のバランスを考える必要があります。建物が完成してから外構工事をするケースも多いですが、なるべく間取りと一緒にプランを考えてみましょう。
外構がおしゃれな平屋施工実例
クレバリーホームがお手伝いした平屋の中から、外構がおしゃれな施工実例をピックアップしてご紹介します。
外構のレイアウトやデザイン、平屋との統一感などに注目してみてください。
実例①
開放感たっぷりのオープン外構を採用しつつ、プライバシー性にも配慮したおしゃれな平屋です。
玄関ドアまでのアプローチや土間コンクリートのスリットで、平屋の外観全体に奥行き感を生み出しています。
憩いの場となるテラス前には目隠しフェンスを配置し、しっかりプライバシー性を確保。
実例②
日当たりの良い広い敷地を活かし、自然を感じられる素材やデザインで仕上げた平屋外構実例です。
バランス良く配置した庭石やシンボルツリーが、平屋に生き生きとした表情を与えてくれます。
実例③
プライバシー性が高いクローズド外構を採用した平屋実例です。
正面側をしっかり囲んで防犯性も高めつつ、低めのフェンスやブロック、明るいカラーと木目調デザインの組み合わせで圧迫感のない仕上がりに。
実例④
外観を彩るグリーンをバランス良く取り入れつつ、家庭菜園や趣味のゴルフ練習も楽しめる平屋の外構実例です。
芝生や花壇でグリーンを取り入れつつ、インターロッキングで動線もしっかり確保。土の範囲を調整することで、草むしりや芝刈りなどお手入れの負担軽減にもつながります。
実例⑤
愛犬のために広々としたドッグランをつくった平屋実例です。
日当たりの良いテラスにドッグランがつながっており、日向ぼっこをしながら愛犬との時間を楽しむことができます。
平屋の外構計画のポイント
外構は一軒ごとのオーダーメイドとなるため、プランづくりで悩んだり、予算オーバーしたりするリスクも考えられます。
平屋の外構計画を考えるときに押さえておくべきポイントを、1つずつチェックしていきましょう。
用途に合わせてオープンorクローズドを選ぶ
平屋の外構計画では、まず求めるデザインや使い勝手に合わせてオープン・クローズドを選ぶことが大切です。外構のオープン・クローズドは、後述する開放感やプライバシー性に大きく影響するポイントです。
オープン外構とは塀やフェンスで敷地を囲まないプランで、開放感のある平屋づくりに向いています。使用する建材や作業が減るため、コストを抑えやすいのもオープン外構のメリット。
クローズド外構は、敷地全体をブロック塀やフェンスなどで囲い、防犯性やプライバシー性の高い平屋づくりに向いています。ただし、圧迫感が出ることもあるので、ある程度広い敷地が必要になるケースも。
部分的にフェンスや塀をつくり、開放感とプライバシー性のバランスを取るセミクローズド外構という考え方もあります。
周囲の建物や通りとの位置関係、間取りなども含めて、まずはオープン・クローズドどちらが向いているか考えてみてください。
日当たりやプライバシー性・開放感とのバランスを考える
全ての生活を1階で過ごす平屋は、外構で採光性やプライバシー性、開放感のバランスを調整することも大切です。
例えば、敷地内に洗濯物や布団を干す場合、目隠しフェンスなどで視線を遮りつつ、日当たりも確保する必要があります。
屋外で日当たりとプライバシー性のバランスを取るのが難しい場合は、ランドリールームをつくって室内干しするなど間取り側で工夫するのも1つの考え方です。
また、平屋の窓から見える風景や開放感も、毎日の暮らしに大きな影響を与えます。周囲の視線が気になるとカーテンを開けられませんが、目隠しフェンスで圧迫感が出てしまうケースもあります。
周囲の建物と平屋の窓との位置関係、敷地自体の日当たりなども考慮しつつ、採光性とプライバシー性、開放感についても考えてみましょう。
メンテナンス性にも配慮
屋外スペースである外構は、定期的に必要となるメンテナンスについて考えることも大切です。
例えば、大きなシンボルツリーや広い土の部分があると、定期的な剪定や草むしりが負担になるケースが多いです。
ウッドデッキやフェンスも、質感やデザインを重視した天然木を選ぶと、塗装などのメンテナンスが必要になります。
お庭の手入れに時間をかけられない場合は、成長が遅いシンボルツリーを選ぶ、防草シートで雑草の成長を抑える、耐久性が高い素材を選ぶなど工夫してみましょう。
外構も予算計画に組み込む
外構はお住まい1軒ごとのオーダーメイドプランになり費用相場が広いため、平屋全体の予算計画に組み込んでおくことも大切です。
平屋が完成してから外構計画を立てると、思ったより費用がかかり予算オーバーしてしまう可能性もあります。
せっかくおしゃれな外構計画を立てても、予算が足りないと不満が残る平屋になってしまうかもしれません。
なるべく平屋づくりと外構計画は同時進行して、トータル予算を考えるようにしましょう。
平屋のおしゃれな外構づくりのコツ
外構で平屋をおしゃれに彩るにためには、基本的なポイントやコツを覚えておくことも大切です。
ちょっとした工夫で外構や平屋全体の雰囲気が変わりますので、ぜひ取り入れてみてください。
建物と外構のテイストを合わせる
おしゃれな外構をつくるコツとしては、まず平屋本体とテイストを合わせるのが基本になります。
モダン・ナチュラル・南欧風など、建物と外構のテイストを統一することで、それぞれの魅力が引き立ちよりおしゃれに仕上げることができます。
門扉やアプローチの素材やレイアウトを単体で決めるのではなく、1つのテイストを目指してトータルコーディネートしてみましょう。
こちらのコラムで平屋本体の外観テイストについて解説していますので、参考にしてみて下さい。
アプローチで奥行き感を演出
平屋の顔となるアプローチから玄関までの部分で、奥行き感を演出するのもおしゃれな外構計画のポイントです。
例えば、敷地の入り口から玄関までのアプローチで視線を誘導することで、平屋全体に奥行きが生まれ、立体感や開放感を高めることができます。
特に平屋はシンプルなシルエットになることが多いため、アプローチを活用して奥行き感を出すメリットは大きいです。
カーポートをアクセントに
敷地内にカーポートをつくるときは、屋根形状や素材、カラーなどにこだわって外観のアクセントとして活用するのも1つのアイデアです。
同じ広さのカーポートでも、屋根形状のフラット・アーチを選ぶだけでも外観の印象が大きく変わります。
カーポートの場所によっては、前述したアプローチと同じような効果で外観全体の奥行きを演出することも可能です。
モダンテイストならアルミ素材を活かしたカラー、ナチュラルテイストなら木目調のカーポートを選ぶのも良いですね。
素材にこだわる
最初に決めた外観全体のテイストに合わせて、外構の素材にこだわるのもおしゃれに仕上げるコツです。
例えば、かっこいいモダンテイストの平屋外観なら、金属・ガラス・コンクリートなど、無機質な素材がマッチするでしょう。
和モダンや南欧風などナチュラルテイストの場合は、枕木・レンガ・タイルなど、自然素材や昔ながらの建材を組み合わせるとおしゃれです。
予算やメンテナンス性との兼ね合いも考えつつ、目指す平屋の外観テイストに合わせて素材を選んでみて下さい。
まとめ
おしゃれで暮らしやすい平屋を建てるためには、外構計画も欠かせない要素の1つです。
外観テイストに合わせたレイアウトや素材選び、建物と外構の予算バランスなど、ポイントを押さえて取り組むことが大切となります。
予算内でおしゃれな外構計画を立てるなら、平屋づくりと外構プランを両方相談できるハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。
クレバリーホームは全国のモデルハウスで、外構計画まで含めたおしゃれで暮らしやすい平屋づくりをお手伝いしています。
ぜひお気軽にご相談ください。
平屋づくりに役立つ情報をまとめたカタログセットもございますので、こちらもぜひご活用ください。