寝室間取りに必要!ベッドの「サイズ」&「周囲に必要なスペース」とは
寝室づくりで後悔することの一つが「ベッド周りのスペースが狭すぎる!」ことかもしれません。
使いやすい寝室づくりには、まずベッドサイズを把握することが必要です。
意外と大きなベッドの上手な配置のポイントをお伝えします。
このコラムでわかること
- 意外と大きい…ベッドのサイズはどれくらい?
- ベッドはどうやって部屋に配置する?
- 必要な周囲の幅/影の主役「ベッドサイドテーブル」
- 置きたいベッドを決めるのが最初の一歩
目次
意外と大きい…ベッドのサイズはどれくらい?
突然ですが、日本のベッドのサイズ、世界的に見て大きいってことを知っていましたか?
日本のサイズは下の図にまとめたとおりで、一人用のシングルサイズで基本は1000㎜×2000㎜。
ですが、ヨーロッパ標準は一回り小さい900㎜×1900㎜。
アメリカ標準でも、一般的なのは990㎜×1910㎜。
日本人に比べて大柄な方が多いイメージのヨーロッパやアメリカの方々ですが、意外とコンパクトなベッドに寝ているんですね。
ベッドはどうやって部屋に配置する?
部屋の真ん中に、天蓋(「てんがい」。お姫様ベッド上部の、カーテンのようなもの)つきのベッドを置くのが憧れ、という方もいらっしゃると思います…が、限られた部屋面積の場合、誰でも使いやすいレイアウトには
①頭側のみ壁付け
②頭側と左か右の側面を壁付け
があります。
一面以上を壁に付けておくことで、省スペース化、および安心感+実用性(枕が落ちない、寝がえりで落ちないなど)を得られます。
省スペースなのは②ですが、掃除のしやすさ、シーツの敷きやすさ(ベッドメイキングのしやすさ)からおすすめなのは①です。
なお、頭側が壁付けにならない場合は、ヘッドボードありのベッドを選ぶと枕が落ちません。
この二つのレイアウトを前提に寝室を考える場合は、ベッドを付けられる「壁」の確認が必要です。
具体的に言うと、例えば掃出し窓(床面までの大きな窓)がある壁があるかどうか。
掃出し窓には、使い勝手の点からベッドの側面はくっつけにくいですよね。
同様に、ドアや造り付け家具、コンセントなどがある場合は、その位置とベッドの関係もチェックが必要です。
必要な周囲の幅/影の主役「ベッドサイドテーブル」
さらに、寝室の影の主役が「ベッドサイドテーブル」。
メガネやアクセサリー、照明や読みかけの本、スマホ、目覚まし時計などを置くための、ベッド横にある小さなテーブルのことです。
布団からベッドに変える時にありがちなのは、この「ベッドサイドテーブル」の重要性に気付かないこと。
ベッドとほぼ同じ高さにあるこのテーブルがないと、床にモノを置くことになるため非常に不便です。
つまりベッド周囲のサイズを考える時にはベッドだけではなくこのベッドサイドテーブル(もしくはその代用品)の幅まで考えあわせる必要があるということです。
人が歩き回ることを考えて、ベッドの周囲に必要とされているサイズを出すと以下の図の通り。
意外と広さが必要なんですね。
まとめ~置きたいベッドを決めて、余裕を持ったプラン作りを~
新築・リフォーム時はもちろん、部屋の模様替えで寝室づくり+ベッド購入するときには「使いやすい寝室のために必要なスペースを確保する」ということを覚えておきましょう。
必要なスペースを考えるためにはまず、寝室にどのベッドを置きたいのか決めなければなりません。
・その部屋に寝るのは誰か
・どのくらいの大きさのベッドが必要か
・具体的にはどの商品か
・その商品にあうベッドサイドテーブルはどれか
という4点を考えましょう。
面倒なようですが、ここでしっかり計画しておけば以降は不便な思いをしなくてすみます。
一般的なベッドのサイズは紹介した通りですが、最近は日本の住宅事情に合わせた超コンパクトなベッドも売られているようです。
狭いスペースでの工夫を求める方は、そんな情報をもチェックしてみてくださいね。
ただし、ベッド自体のサイズが減っても、周囲に必要なスペースは変わりませんのでご注意を!
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