防音室のタイプとコストの関係とは? 防音室の基礎知識④

自宅で思いっきり楽器を弾きたい、ホームシアターが欲しい。そんなあなたに「防音室」について基本から解説しちゃうシリーズ、第4回は防音室のタイプ選びとコストについてです。費用もかかる防音室、ご自分にぴったりの仕様を選ぶのが賢い選択です!

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

この記事でわかること

防音室にも「タイプ」がある!①どんな音を楽しみたいかによって「ライブ」「デッド」を選ぶ


一口に防音室と言っても、そこで一体どんな音を楽しみたいのか、どれくらい音を遮りたいかによって防音室のタイプを選ぶ必要があります。

例えば、オーディオでオーケストラを聞きたい場合。また、趣味で楽しく演奏したり歌ったりしたい場合。
そういった場合は音の響きを「ライブ気味」にするのがおすすめです。
「ライブ」とは音の余韻が残るように設計すること。
カラオケのエコーエフェクトをイメージしていただくといいのですが、歌も演奏も少し響きがある方が上手に聞こえます。
一方で、一方で、プロ演奏者が自分の技術を確かめるような場合、ロックバンドやジャズなどの演奏を楽しむ場合、ドルビーシステムで立体的な音作りをしたいというような場合は響きのない空間が向くため、デッド気味に作ります。
※防音室の「ライブ」「デッド」について詳しくはこちら→防音室は「遮音」だけじゃなく「吸音」も大事! 防音室の基礎知識③

防音室にも「タイプ」がある!②どれくらい音を遮りたいかで仕様と価格が変わる


気になる防音室の費用も、遮音性が高まれば高まるほど上がっていきます。

遮音性を高める場合、30db低域程度の簡易防音(生活音や外の往来の音が小さくなる程度)から、40db低域(家の中の他の部屋ではピアノの音が小さな声程度になる)の一般的な防音、そして50db低域(他の部屋ではピアノの音がささやき声程度になる)といったハイグレード防音までと幅があります。
費用で見ると、遮音性を5dB(約1.4倍)上げるには費用が約2倍、10dB(約2倍)にするには約4倍になると言われています。
実際に自分が使う頻度や漏れてはいけない音の程度などをしっかり検討し、専門家の意見も踏まえてオーバースペックにならないようにするのが、現実的な防音室の作り方と言えますね。

まとめ~防音室はコスト、快適性のバランスが大切~

せっかく新築するならいいものをと考えるのはとても素敵なこと!
ですが、適正なタイプ、仕様を選び、コストからみても快適性からみても「ちょうどよい」防音室を作るのが家づくり全体から見ると理想です。
覚えておきたいのは、防音性能は物理的な質量による遮音からくるものなので、性能を高めていけば防音室の壁や天井の厚みも増えていき、部屋が狭くなっていくということです。
つまり、お金をかければかけるほど快適な防音室が手に入るかと言えば一概にそうは言えないわけなのです。
狭さや性能、コストのバランスを見て、自分に合った「ちょうどいい」「適正な」防音室を専門家の目から提案してもらい、相談の上で作っていくのが成功のポイントになります。
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