子ども部屋のレイアウト&収納 ポイントは「作り込まない」!


子どもには使いやすくて、安全な子ども部屋を作ってあげたいですね。
けれど「どの成長段階でも使いやすい子ども部屋」を作るのはなかなか難しいこと。
コストも手間もできるだけかけずに、理想に近い子ども部屋にするためのポイントをまとめました。

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

このコラムでわかること

  • 子どもは成長する! →子ども一人=幼児、学童、青年の3人?
  • 作り込むと失敗する! →それぞれの段階で使いやすいレイアウトや家具が違う
  • 作り込まない工夫は? →初めから仕切らない、収納は動くものに、リビングを活用する

子どもは成長する!

せっかく家を建てるなら、子どもたちが使いやすい、安全な子ども部屋を用意してあげたいもの。
そう思うとレイアウトや家具、造り付け収納など、細かく、しっかりと作りたくなりますよね。

しかし子どもはあっという間に大きくなります。
家は10年建っても大きく変わることはありませんが、子どもはその10年の間に幼児期(0-5歳)、学童期(6-12歳)、青年期(13歳~)を駆け抜けていくのです。
お子さんがお一人だったとしても、これはいわば、同じ部屋の中に幼児、学童、青年の3人が住んでいるのと同じこと。
さらにお子さんの人数が増え、性別も違うと、10年程度の間に身長も性別も違う人が何人も暮らす、というイメージになります。

ズバリこの全員が使いやすい「完璧な子ども部屋」を、新築当時から完璧に用意することは難しいと言えます。
それぞれの年代にぴったりということは、他の年代では使いにくくなってしまうということ。
融通が利かず、かえって家全体の使い勝手を悪くする事につながりかねません。
初めから作り込んでしまった子ども部屋は何となくいつも使い勝手が悪いうえに、子どもの独立後はリフォームなしでは使えない、コストもかさむ部屋ということになってしまうのです。

作り込まない工夫

というわけで、限りなく理想に近い、コストも手間もできるだけかからない子ども部屋にしたいのなら、ポイントは「作り込まない」こと。

特に
①将来の間仕切りを考えた「広めの部屋」にする
②家具は移動できるものにする

の二点に気を付けておくと◎。

①将来の間仕切りを考えた「広めの部屋」にする
小さいうちはドアを閉めた狭い空間に一人きりでいる、ということは少ないものです。
兄弟がいる場合でも、小さいうちは広い空間を共同で使い、成長したら間仕切りすることをおすすめします。
コンセントやドア、窓は、将来間仕切りをしてもいいように計画しておきましょう。

②家具は移動できるものにする
造り付けの家具は収納力や便利さ、美しさなどから人気ですが、一方で使い方が限定されてしまいます。
家族で移動できる重さの家具を使い、成長に合わせて替えていきましょう。
家具の中には、初めからこういった移動を前提に作られたものもあります。

例えばクレバリーホームには、造作家具のように収納力、美しさがあるのに、移動できる家具のシリーズがあります。

クローゼットはハンガーポールの位置も簡単に変えられるので、小さい時から自分で身支度ができます。

棚板だけでなく、ハンガーパイプの配置も変えられる便利なクローゼット。写真左は、お子様がまだ小さいときのレイアウト→写真右は、成長した際のレイアウト

棚板だけでなく、ハンガーパイプの配置も変えられる便利なクローゼット。写真左は、お子様がまだ小さいときのレイアウト→写真右は、成長した際のレイアウト

子どもが小さいうちは壁付にして広々とした空間を使い、大きくなったらセンターに移動して、間仕切りとして使えるものも。

ムーブクローゼットの配置例。お子様が小さいうちは、部屋の端に配置しておき、一般的なクローゼットと同様に使用します。

ムーブクローゼットの配置例。お子様が小さいうちは、部屋の端に配置しておき、一般的なクローゼットと同様に使用します。

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ムーブクローゼットの活用例。小さな2人のお子様が成長し、それぞれ個室が必要になったら、家族でクローゼットを動かせるので、間仕切り壁も兼ねて部屋の中央に配置し、部屋を2つに分けることができます。

付属の専用ハンドルを底板のナットに差し込み回転させれば、底部のキャスターを操作できます。工事の必要もなく、ラクラク間仕切りが可能です。

付属の専用ハンドルを底板のナットに差し込み回転させれば、底部のキャスターを操作できます。工事の必要もなく、ラクラク間仕切りが可能です。

可変性のある家具をそろえておけば、買い替えやリフォーム費用などがかからず、コスト削減にもつながります。
必ずチェックしておきましょう。

また、子どもたちの成長のためにはできるだけ広い空間と、家族とのコミュニケーションが必要です。
「子ども部屋」だけが子どもの居場所ではありません。
リビングや、その他のスペースを、子どもたちが勉強する、くつろげる空間にすることも必要です。

まとめ

家は数十年同じ形なのに中で暮らす人たちはどんどん変わっていきます。
ということは、どんな年齢でも、どんな生活スタイルでも問題なく使える家にしておくのが賢いやりかたです。
子ども部屋だけでなく、家全体をフレキシブルに使えるように計画しておくと、結果として長持ちする家にすることができますよ。

子どものからだとこころが育つ家。クレバリーホーム。 クレバリーホームの公式サイトはこちら♪CHバナー2

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