外壁タイル「メンテナンス性」「強さ」「コスト」「安全性」「サイディングと比較」は?
「外壁タイルがオススメってよく聞くけど、本当のところどうなの?」っていう人もいると思います!
そんな人たちへ向けて、今回は外壁タイルの5つの疑問について徹底的に解説していきます!
目次
外壁タイルって本当はどう?外壁タイル5つの疑問を徹底解説
目次
- 外壁タイルの疑問1|メンテナンスフリーって本当?
- 外壁タイルの疑問2|外壁タイルは丈夫で長持ちって本当?
- 外壁タイルの疑問3|外壁タイルは高い?
- 外壁タイルの疑問4|落下や剥離の心配はないの?
- 外壁タイルの疑問5|サイディングとどちらが良いの?
- まとめ
外壁タイルの疑問1|メンテナンスフリーって本当?
実際にマイホームを検討していると、外壁タイルは「メンテナンスフリーですよ!」「メンテナンスは不要です!」といった話をする方を見かけることがあると思います。
確かに、タイルそのものの耐久性が高く、丈夫で長持ちです。
しかし、外壁タイルだからメンテナンスしなくて良いというわけではなく、他の外壁材と同じ様に、10年間に1度程度のメンテナンスは必要です。
外壁タイル自体は丈夫で長持ちなのですが、タイルとタイルのつなぎ目や、目地(めじ)の部分は劣化していきます。
つなぎ目や目地の劣化を放置してしまうと、この隙間から内側に水が入ってきてしまいます。
これを放置しておくと、内側が劣化してしまいます。
また、外壁タイルは汚れがつきにくい外壁材ですが、さすがに10年も経ってしまうと長い年月でついた汚れが出てきます。
ですから、10年に1度を目安にメンテナンスを行うのが良いとされています。
ただし、他の外壁材、例えばサイディングの場合は、家が置かれた状況によりますが、外装材を全面的に交換したり、塗装をやりなおしたり、といった大掛かりなメンテナンスが必要になる場合もあります。
それに比較すれば、外壁タイルのメンテナンスは、それほど大掛かりではなく、劣化した目地の補修や表面の汚れをキレイにするといった内容ですみます。
もちろん、メンテナンス・コストもサイディングの場合に比べ、はるかに安くすみます。
外壁タイルの疑問2|外壁タイルは丈夫で長持ちって本当?
これも良く言われていることですが、外壁タイルが丈夫で長持ちするというのは本当です。
外壁タイルに使われるタイルは、土や石、粘土などの自然素材を約1,300度という高温で焼き固めたものです。
非常に硬く、傷にも強い特徴を持ちます。
家の外壁は直接、外気にさらされますので、さまざまな傷がつくことがります。
例えば、風で飛んできた砂でこすられたり、物で引っ掻いてしまったり…。
非常に硬い外壁タイルは、風で吹き付けられた砂や硬い物でこすっても、ほとんど傷がつきません。
また、日差しや雨、雪などの気象変化にも強く、色あせ・変色がほとんどないという特徴も持ちます。
水や汚れがしみ込まないのもメリットです。
前述した通り10年に1度は、汚れを落とす程度のメンテナンスは必要なのですが、正しい施工を行って、メンテナンスもしていれば、当初の美しい姿を、長期間に渡って保つことができます!
外壁タイルの疑問3|外壁タイルは高い?
3つ目の疑問は、マイホームを建てる際に一番の悩みどころとなるコストの面についてです。
外観に高級感があり、耐久性などにも優れている外壁タイルですが、初期費用が他の外壁材と比べてしまうと高くなってしまいます。
しかし、本当に外壁タイルが高いと言えるのか?と考えてみると、そうとも言えません。
初期費用で見た場合、他の外装材、例えばサイディングやセメントモルタルの場合と比べても、外壁タイルは確かに高いと言えます。
しかし、外壁材を選ぶ場合は、初期費用だけでみるのではなく、メンテナンス費用を考える必要があります。
外壁材は外で使われるので、気象の変化に毎日直面しています。
強烈な日光や雨、風、雪、砂埃といった自然の影響を受けますので、時と共に必ず劣化していきます。
例えば、一般的な家屋で多様されているサイディングの場合、メンテナンスの内容や家屋の状況、サイズなどでも違うのですが、おおよそ約140万円はかかってしまうと言われています。
それに比べ、外壁タイルは前述した通り、傷がつきにくかったり、色あせ、変色がなかったり等、非常に優れています。
10年に1回のメンテナンスは必要なのですが、その費用は約55万円(屋根を含む)程度と言われています。
以下はクレバリホームが試算した比較図です。
つまりメンテナンスコストは、外壁タイルの方が非常にお得なのです。
初期費用とトータルでみた場合、実は外壁タイルは決して高いとは言えないのです。
外壁タイルの疑問4|落下や剥離の心配はないの?
外壁タイルは高級感や機能性などから人気があります。
しかし、ニュースなどで外壁タイルのマンションから外壁タイルが落下して通行人が怪我をしてしまった。
というニュースをたまに聞くことがあります。
このようなニュースがあると、実は外壁タイルの家は地震に弱いのではないか?
落下や剥離の心配はないの?
と不安になってしまう方も多いと思います。
ですが現代の外壁タイルと接着剤で適切な施工が行われていれば、剥離・落下事故はほぼ発生しません。
先ほどの落下例は、
- 技術が未熟な古い時代のマンションでメンテナンスがしっかりと行われていなかった
- 下地の性能がよくなかった
- 施工の際にタイルと下地の隙間が空いてた
- 接着剤の量が不十分であった
といったように、施工自体に問題があった可能性が高いです。
また、建物自体が揺れやすい構造になっていると、揺れによって外壁の土台の部分が変形してしまう恐れがあるので、その上に貼り付けられる外壁タイルが剥がれやすくなります。
ただし、住宅の構造体がしっかりしたものであり、適切な施工を行っていれば、経年劣化や地震などで外壁タイルが剥離・落下するようなことはありません。
なお、クレバリーホームでは阪神・淡路大震災の揺れにも耐えられるように耐震試験を行っています。
その結果、実際に揺らしても、倒壊することはもちろんなく、タイルの破損やはがれ落ちもありませんでした。
抑えるべき項目がチェックされていれば落下や剥離の心配はありません。
外壁タイルの疑問5|サイディングとどちらが良いの?
外壁にもいくつか種類があります。
一般住宅で一番多く使われているのは、サイディングという外壁材です。
この項目では、外壁タイルとサイディングについて比較してみます。
「外壁タイル」は初期費用が高いとされていますが、外観に高級感があり、耐久性も優れています。
初期費用はサイディングに比べると高いのですが、前述の通り、メンテナンス費用は外壁タイルの方が低くなります。
その結果、総コストでみるとサイディングよりも外壁タイルの方が優れているかもしれません。
「サイディング」は初期費用が安いことが魅力で、金属やセラミック、セメントなどを利用した外壁です。
デザインの幅が広く、さまざまな外観の家を造れることが特徴です。
しかし、耐久力が低く、経年劣化が激しいため、メンテナンス時のコストは高めです。
予算に限りがある場合や、とにかく初期費用を安く済ませたいという方は「サイディング」がオススメです。
ただ、初期費用が安い分、メンテナンス費用がやや高くなりますので注意が必要です。
デザインと耐久性を求めていて、初期費用が高くなってもいいという方は「外壁タイル」がオススメです。
初期費用は高くなってしまいますが、長い目で見るとメンテナンス費用はかなりやすくなります。
なお、クレバリーホームのように、現在は、比較的安い価格で高性能の外壁タイルを提供している住宅メーカーもあります。
初期費用のデメリットも、以前よりはマイナスにはならないでしょう。
まとめ
長くなってしまいましたが、今回は5つの疑問について解説していきました。
気になっている疑問は解消されたでしょうか?
自分の好みの外壁の良いところや悪いところを詳しく知ることで、安心してマイホームを検討することができるはずです。
他にも分からないことなどありましたら、クレバリーホームへご相談ください!
タイルの家ならまかせてください。 クレバリーホームの公式サイトはこちら♪
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