注文住宅内装の決め方&おしゃれに仕上げるポイント|内装実例写真も

注文住宅内装の決め方&おしゃれに仕上げるポイント|内装実例写真も

この記事では、注文住宅のクオリティと満足度に大きく影響する、内装デザインの決め方について詳しく解説します。内装を決める具体的な手順、おしゃれに仕上げるポイントなど、どのテイストにも活用できる基本的な考え方をまとめて紹介します。

実際のおしゃれな注文住宅の内装実例も、バリエーション豊富に掲載。先輩たちのおしゃれな内装実例をチェックして、理想のマイホームづくりに活かしてください。

注文住宅の内装の決め方は難しい?

おしゃれな注文住宅内装

注文住宅の内装は決めるべきポイントが多く、間取りや予算との兼ね合いもあるため、難しいと感じる方が多いようです。床・壁・天井などの素材やカラーを自由に選べる注文住宅は、コーディネートの難易度も高め。また、注文住宅は完成するまで実物を見ることができないのも、内装デザインが難しい理由の1つ。

しかし、基本的な手順やコーディネートのコツを覚えてから取り組めば、注文住宅の内装づくりはそれほど難しくありません。逆に言えば、ポイントを押さえずに内装を決めると、余計な時間がかかり、失敗・後悔してしまう可能性もあるということです。

最初に基礎知識を覚えておくと、全体的な流れが分かりスムーズにおしゃれな内装デザインをつくれます。

注文住宅の内装の基本的な決め方

注文住宅のLDK内装

まずは、どの注文住宅の内装デザインにも使える、基本的な決め方の手順とポイントを押さえておきましょう。

たくさんの施工実例を見て好みのテイストを見つける

具体的に内装デザインを決める前に、まずは幅広い施工実例を見て好みのテイストを見つけるところからはじめましょう。

目指すテイストが決まっていると内装をトータルコーディネートでき、おしゃれに仕上げやすくなるのです。モダン・ナチュラル・和風・アメリカンなどさまざまな内装テイストがありますが、難しく考えなくても大丈夫。いろいろな施工実例をチェックして好みの写真を見つけたらブックマークしておいて、内装を決める前にプランナーに伝えればOKです。

また最初はあまり先入観を持たずに、幅広いテイストをチェックして選択肢を増やすのが良いでしょう。この後ご紹介する施工実例や、InstagramなどのSNSを活用するのもおすすめ。

▼参考:クレバリーホームのInstagram

家族で話し合い方向性を決める

ご家族で好みや意見が分かれることもありますので、話し合いの時間をつくって大まかな方向性を決めておくことも大切です。

意見がまとまらないまま内装を決めると時間がかかってしまいますし、おしゃれな部屋をつくるのも難しくなります。特にみんなで過ごすリビングやお客様が通ることもある玄関などのお部屋は、家族全員で方向性を決めておくのがおすすめ。逆に寝室や子供部屋、クローゼットなどプライバシー性が高い間取りは、メインで使う方の好みを反映しても良いでしょう。

サンプルで色味や素材感を確認する

壁紙や床材などの内装材を決める前に、実物のカットサンプルを確認します。カタログの印刷だけでは、微妙な色味や肌触りなどの素材感が分かりません。実物を手に取って触れてみることで、イメージを構築しやすくなり仕上がりとのギャップを減らすことができます。

サンプルは実際のお部屋に近い環境でチェックしましょう。例えば同じカラーの建材でも、照明の明るさや色温度が違うと見え方が大きく変わります。リビング・寝室・玄関などそれぞれの場所を想定して、サンプルを確認してみてください。

建材とカラーを決める

ここまでの準備ができたら、具体的に内装に使う建材のグレードや種類とカラーを決めていきます。内装の決め方に絶対の正解はありませんが、一般的には次のような順序が進めやすいと言われています。

  1. 建具
  2. 天井
  3. キッチンの扉など設備
  4. 照明のデザインと配置
  5. 家具/インテリア

床・壁・天井は目に入る面積が大きく内装のイメージを左右するため、最初に決めるべきポイントです。続いて室内ドアやキッチンの扉など、内装を構成する建材の素材や色を決めるとイメージしやすいでしょう。

ただし必ずこの順番で決める必要はなく、例えばキッチンにこだわって先に扉カラーを決めてから、周囲をコーディネートしていくのも一つの考え方です。

照明のデザインや配置も内装のイメージに影響するので、最初に設定したテイストに合わせて決めていきます。最後にテーブルやソファなどの家具、カーテンやカーペットといったインテリアをチョイスします。具体的な選定のポイントは後半で掘り下げますので、ここでは基本的な進め方を覚えておきましょう。

注文住宅の内装費用の変動要素

注文住宅の寝室内装

素材やカラーバリエーションなど、内装材のグレードを変更すると建築費用も変動します。

クロスのグレード

壁・天井に使用するクロス(壁紙)はいくつかのグレードがあり、変更すると注文住宅の内装費用も変動します。

一般的なビニールクロスのベースグレードは、ホワイトやベージュなどのシンプルなデザインがメインになります。柄物などデザインにこだわる場合、上級グレードのクロスになるケースが多いです。

また防傷・防臭・抗菌などの機能を強化したクロスもあり、オプションで選べる住宅会社が多いです。

フローリングの素材やコーティング

目に入る面積が大きく直接触れる機会も多いフローリングも、デザインや質感、機能によって費用が変わります。

一般的な住宅で使用されることが多い合板フローリングを、1枚板の無垢フローリングに替えるとオプション料金になることが多いです。またキズ防止・防水・ペット対応などの機能を持つフローリング材もあります。

異素材のアクセント

壁の一部をクロス以外の素材に切り替えるアクセントウォールも、内装費用の変動要素の1つです。

※異素材アクセントウォールの例

  • ウッドパネル
  • 石材
  • タイル
  • エコカラット
  • しっくい・珪藻土

ウッドパネルや石材などの素材は、お部屋の雰囲気を大きく変えられるアクセントです。デザインバリエーションの多いタイルも、高級感や重厚感をプラスしたいときにおすすめのアクセント素材。消臭・調湿作用を持つ、エコカラット・しっくい・珪藻土などのアクセントも、デザイン性と機能性を両立できる素材です。

選ぶ素材や面積でオプション料金が変動するので、デザインとバランスを取りながら選んでみましょう。

建具のデザイン

室内ドアや収納扉など建具の表面仕上げやガラスの有無なども、内装費用に影響します。

グレードを上げると選べるカラーや表面仕上げのバリエーションが増えます。開放感を高めやすい天井までのハイドアなど、建具のサイズもオプション料金で選べるケースが多いです。

照明の種類と数

照明器具も内装費用に含まれ、シーリングライト・ダウンライト・スポットライトなどの種類と数で費用が変わります。

照明をたくさんつけると複数の配線やスイッチが必要になり、照明器具も増えるので費用が増加します。しかしリビングなど広いお部屋は、幅広いライフスタイルに対応できるよう、複数の照明器具を切り替えられるようにしておくのがおすすめです。

造作家具の有無

デザインや使い勝手をオーダーできる造作家具もオプション料金になります。既製品の収納システムに理想のサイズやデザインが無い時は、造作家具でオーダーするのがおすすめです。

クレバリーホームではしまうモノ、場所に合わせたオリジナルシステム収納「MONOプレイス」をご用意しています。玄関、LDK、サニタリー、子ども部屋、主寝室など空間に合わせた多数の収納アイテムでスッキリキレイが続く家が叶えられます。クレバリーホームで設定している内装材のカラーに合わせていますので内装のトータルコーディネートが可能です。

おしゃれな注文住宅の内装実例

クレバリーホームがお手伝いした注文住宅から、おしゃれな内装デザインをピックアップしてご紹介します。詳細ページに全体の写真や間取り図もありますので、気になるデザインがあったらぜひチェックしてください。

スタイリッシュなモノトーン内装

モノトーンの注文住宅内装

LDK全体を白基調にまとめ、キッチン・窓枠・階段などの黒で引き締めたモノトーンの内装コーディネートです。

▼実例を見る⇒case92

アメリカンテイストのダイニングキッチン

アメリカンテイストの注文住宅内装

木目調の折り下げ天井とレンガ模様のクロスを組み合わせた、アメリカンダイナー風のおしゃれな内装仕上げです。

▼実例を見る⇒case93

高級感のあるホテルライク内装

ホテルライクな注文住宅内装

リビングのアクセントウォールに高級感のあるエコカラットを採用し、間接照明と組み合わせてホテルのような高級感を再現した内装実例です。

▼実例を見る⇒case89

カフェのような内装デザイン

カフェ風の注文住宅内装

対面キッチンの壁紙をアクセントにして、シンプル&おしゃれなカフェ風の内装に仕上げています。

▼実例を見る⇒case91

ヨーロッパライクなリビング

ヨーロッパ調の注文住宅内装

レンガ調クロス・シャンデリア・アーチ開口など、ヨーロッパの住宅様式を採り入れた華やかな内装デザイン実例です。

▼実例を見る⇒case68

ここではご紹介しきれないおしゃれな内装実例がたくさんありますので、こちらもお時間のある時にぜひチェックしてみてください。

▼建築実例一覧を見る

 

注文住宅の内装をおしゃれに仕上げるポイント

シンプルな注文住宅内装

カラーを3色以内にまとめる

内装のカラーは、家具やインテリアも含めてお部屋全体で3色にまとめるのがセオリーとされています。

  • ベースカラー 70%
  • メインカラー 25%
  • アクセントカラー 5%

ベースカラーは床・壁・天井など視界を占める割合が大きい部分で、お部屋の雰囲気を大きく左右します。メインカラーは建具や窓枠、テーブルやソファなどの家具で構成されることが多い部分です。前述したアクセントウォールを採り入れるときは、全体の5%前後の面積を意識してみましょう。

照明の色温度や自然光も考慮する

内装のカラーや建材を決めるときは、照明や窓からの自然光が当たったときの見え方も考慮しましょう。例えば同じ建材でも、照明カラーが昼白色と電球色だとそれぞれ見え方が変わってきます。自然光も朝日と夕日など、時間帯や角度で見え方は変化します。

調光機能付きの照明を設置して、過ごし方に合わせていろいろな見え方を楽しむのもおすすめです。

カットサンプルをいろいろな条件でチェックして、お部屋の過ごし方や状況に合わせてチョイスしてみて下さい。

面積効果を把握する

面積が広がると色の見え方が変化する「面積効果」も、内装を決める際に把握しておくべきポイントです。面積効果は、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える錯覚のことです。カットサンプルの印象だけで選ぶと、いざ仕上がったときギャップが生まれてしまう可能性があります。

モデルハウス見学など、サンプルと実際の仕上がりを見比べてみて、面積効果を体感してみるのがおすすめです。

アクセント以外はシンプルにする

カラーや装飾によるアクセントを採り入れる際は、ほかの部分をなるべくシンプルにして主役を引き立てるのがポイントです。

1つのお部屋に複数のアクセントを入れると、邪魔し合って雑多な印象になってしまう可能性があります。前述したカラーバランスも踏まえて、1つのアクセントを上手に引き立ててみてください。

遠近感を意識する

カラー選びで遠近感を生み出すのも、おしゃれな内装テクニックの1つです。

例えばブラックやブラウンなど濃い色を奥に、ホワイトやベージュなど明るいカラーを手前に配置すると奥行きのある雰囲気をつくりやすいです。建具やアクセントウォールなどの配置とカラーバランスで、遠近感を演出してみましょう。

トータルコーディネートを意識する

お部屋単体で考えるのではなく、ソファやカーテンなど構成する要素をトータルコーディネートするのもおしゃれに仕上げるコツです。

実際にそのお部屋で暮らす状態をイメージすることで、より完成度の高い内装デザインに仕上げることができます。お部屋に置きたい家具やカーテンのカラーが決まっているなら、逆算して内装をコーディネートしていくことも可能です。

家づくりと同時進行で家具やインテリア選びにも取り組み、お部屋全体でコーディネートしてみてください。

まとめ

注文住宅の内装デザインは、基本的な取り組み方やコツを覚えることでおしゃれに仕上げることができます。はじめてだと難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえて1つずつ取り組んでいきましょう。

今回ご紹介した以外にもたくさんの内装デザイン実例がありますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

▼建築実例一覧を見る

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