注文住宅づくりの注意点20選|費用・間取り・打ち合わせ・契約など気を付けるべきことを解説

注文住宅は自由度が高い反面、決めるべきことが多く、注意すべき点もさまざまです。
初めての住まいづくりでは、分からないことや不安なことをそのままにすると、スムーズに計画を進められなかったり後悔が残ったりするリスクがあります。
そこでこの記事では、注文住宅づくりの注意点を4つのジャンルに分けて、後悔を防ぐための考え方や対策とセットで解説します。
ぜひ理想の住まいづくりにお役立てください。
注文住宅づくりの注意点:費用

注文住宅はプランによって費用が変動するため、予算や見積もりなどの注意点を把握しておくことが大切です。
①坪単価だけでは建てられない
ハウスメーカーや工務店を選ぶときは坪単価を参考にすることが多いですが、単純に延床面積をかけた金額で注文住宅を建てられない点には注意が必要です。
坪単価とは建物本体価格を坪数で割った金額のことで、すべての費用が含まれているわけではありません。
例えば、登記費用や税金などの諸費用、地盤改良や外構工事などの付帯工事費は坪単価に含まれていないことが多いです。
また、建物本体の延床面積にどこまで含まれているかも住宅会社によって異なります。
玄関ポーチやバルコニーなどを延床面積に含めるかどうかは住宅会社によって違うため、坪単価だけでは正確に費用を比較できません。
つまり、坪単価だけでは注文住宅の費用を正確に予測できず、それだけで資金計画を立てると予算オーバーする可能性が高くなるということです。
坪単価はあくまで初期段階の目安として、ハウスメーカー選びの参考にするのが良いでしょう。
こちらのコラムで注文住宅の坪単価について詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
②借りられる上限で予算を考えない
注文住宅の住宅ローン計画を立てるときは、「借りられる上限=予算」ではないことにも注意しましょう。
住宅ローンの借入額は、年収と年間返済額の比率をあらわす「返済負担率」を参考にするケースが多いです。
一般的な金融機関では、返済負担率30~35%程度が上限と言われています。
しかし、これはあくまで借りられる上限であり、ギリギリの返済額だと年収の変化や急な出費などで返せなくなってしまうリスクがあります。
実際に住宅ローン計画を立てるときは、年収と支出のバランス、返済期間中のライフプランも踏まえて無理のない借入額と返済額を考えることが大切です。
こちらのコラムで注文住宅の住宅ローン計画や予算の決め方について詳しく解説しています。
③要望を盛り込み過ぎると予算オーバーする
プランの自由度が高い注文住宅は、間取りやデザインなどの要望を盛り込み過ぎると予算オーバーするリスクがあるのも注意点です。
理想のマイホームのイメージを明確にして要望を盛り込むことは大切ですが、すべてを実現するのは難しいケースが多いです。
土地の広さや立地、建物の延床面積や間取り、設備のグレードやオプションなど、要望を盛り込むとどんどん予算が膨らんでしまいます。
対策としては、住宅ローン計画を含めて予算を明確にして、要望に優先順位を付けることが大切です。
こちらのコラムで注文住宅が予算オーバーする原因と対策について詳しく掘り下げていますので、参考にしてみてください。
④相見積もりを取りすぎない
注文住宅づくりでは、複数のハウスメーカーや工務店から見積もりを取るのが一般的ですが、相見積もりをたくさん取れば良いわけではない点にも要注意。
一括見積サービスなどで相見積もりを取りすぎると、情報が多すぎて整理するのが難しくなり、正確な判断ができなくなるリスクがあります。
相見積もりは3社を目安にして、予算や要望に合うハウスメーカーに絞り込んでから依頼するのがポイントです。
注文住宅の相見積もりについては、こちらのコラムもご覧ください。
⑤値引き前提で考えない
ハウスメーカーによっては値引き交渉できるケースもありますが、値引き後の金額を前提として予算を考えるのは避けましょう。
値引きを前提に費用や予算を考えると、交渉がうまくいかなかったときプランのつくり直しになってしまいます。
また、無理な値引き交渉をするとハウスメーカーや担当者との関係が悪くなり、最悪の場合断られてしまうリスクもあります。
こちらのコラムで注文住宅の値引きについて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
注文住宅づくりの注意点:間取り

注文住宅の間取りも、後悔や失敗につながりやすく注意すべきポイントが複数あります。
⑥どの間取りにもメリット・デメリット両面がある
注文住宅の間取りを考えるときはメリットばかりに目がいきがちですが、デメリットもあることには特に注意が必要です。
例えば、広いリビングは開放感がありレイアウトの自由度も高いのがメリットですが、大型のエアコンや暖房が必要になったり、動線が長くなったりするなどデメリットもあります。
吹き抜けやスケルトン階段など、注文住宅で人気の高い間取りも、必ずメリットとデメリット両面があり、すべての人にマッチするとは限りません。
注文住宅に取り入れる間取りを考えるときは、メリット・デメリットを踏まえたうえでご自身に合うかチェックすることが大切です。
こちらのコラムで注文住宅の間取り成功例を紹介していますので、参考にしてみてください。
⑦階数はライフスタイルや状況に合わせて
注文住宅では平屋・2階建て・3階建てが一般的ですが、憧れやイメージだけで階数を決めると後悔するリスクがあるので要注意です。
例えば、土地の相場が高く敷地面積が狭い都市部では、平屋より2階建てや3階建ての方が予算内で多くの要望を叶えられる可能性が高くなります。
逆に、広い土地を安く手に入れやすい郊外では、平屋のメリットが大きく理想的な選択肢になる可能性もあります。
大切なのは、それぞれの階数のメリット・デメリットを把握して、注文住宅を建てるエリアや環境、ライフスタイルなどに合わせて選ぶことです。
こちらのコラムで平屋と2階建ての比較、3階建ての特徴などについて詳しく解説しています。
⑧収納は多すぎ・少なすぎどちらもNG
注文住宅の収納不足は避けるべきですが、たくさんつくれば良いわけではない点にも注意が必要です。
収納が多すぎると無駄になってしまい、居住スペースが圧迫されて間取りに不満が残る可能性があります。
また、1か所に大きな収納をつくるのではなく、間取り全体にバランス良く配置することも大切です。
こちらのコラムで、注文住宅の収納量や配置の考え方について詳しく解説しています。
⑨目に見えない要素まで考慮する
間取りづくりでは広さや動線効率だけでなく、目に見えない要素による失敗や後悔も注意すべき点です。
例えば、臭いや音、暑さ寒さなどの要素は図面だけでは分かりません。
実際に暮らしてみて、料理やトイレの臭いが気になる、窓際の暑さや寒さで不快など、失敗に気づくケースもあります。
また、お部屋の開放感や圧迫感などの見え方、窓の配置による外からの視線なども要注意ポイントです。
間取りプランができたら、実際の暮らしをなるべくリアルにシミュレーションし、目に見えない要素についても考えてみましょう。
⑩動線が悪いと暮らしにくくなる
生活や家事の際の移動ルートである「動線」の効率も、注文住宅の間取りづくりで注意すべきポイントの1つです。
動線が複雑だったり長かったりして効率が悪いと、生活や家事の負担が大きくなり不便に感じるリスクがあります。
例えば、洗濯機置き場と物干しスペース、クローゼットの距離が遠いと、洗濯動線が長くなり家事の負担が大きくなってしまいます。
住まいの中はさまざまな動線があるため、1つずつシミュレーションして部屋同士のつながりを考えることが後悔や失敗を防ぐポイントです。
こちらのコラムで家事動線や回遊動線について解説していますので、参考にしてみてください。
⑪イメージ違いによる後悔リスク
注文住宅は完成するまで実物を見られないため、イメージ違いによる失敗や後悔が発生するリスクもあります。
特に、カタログの印刷や小さいサンプルで色や素材を選ぶと、実際に完成したときにイメージ違いが起きやすくなるので要注意です。
なるべく大きなカットサンプルなどで色味や質感を確認し、イメージ違いによる後悔を防ぎましょう。
また、ハウスメーカーのモデルハウスを見学して、サンプルの色と実際の雰囲気の差でイメージを構築するのもおすすめです。
こちらのコラムでモデルハウス見学のポイントについて詳しく解説しています。
⑫コンセント不足に注意
注文住宅の間取りと連動して注意すべき点として、コンセントの数や配置も重要です。
テレビまわりのオーディオ機器やキッチンの調理家電、スマートフォンやタブレットなど充電が必要なものなど、住まいの中でコンセントを使う場所はたくさんあります。
コンセントが不足したり、使いやすい場所になかったりすると、利便性が低く延長コードが必要になって後悔する可能性が高いです。
こちらのコラムで、間取りごとに必要なコンセントの数や配置の考え方について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
注文住宅づくりの注意点:打ち合わせ

予算や間取りなど注文住宅の打ち合わせも、後悔につながるポイントがあるため注意が必要です。
⑬分からないことは必ず質問して解決
どの打ち合わせでも、分からないことはそのままにせず、必ずその場で質問して解決することが大切です。
分からないことや聞き逃したことをそのままにすると、行き違いが起こり、注文住宅が完成したときに後悔する可能性があるので要注意。
注文住宅の打ち合わせ回数に決まりはありませんので、分からないことや納得できないことがあったら、解決するまでしっかり話し合いましょう。
こちらのコラムで注文住宅の打ち合わせについて詳しく解説しています。
⑭重要なことは記録を取る
打ち合わせの中で決まったことは、口約束ではなく記録を取って行き違いやトラブルを防ぎましょう。
重要な決まり事を口約束の状態にすると、記憶違いにより言った・言わないのトラブルに発展する可能性があります。
また、予算やプラン内容など打ち合わせで決めたことがあいまいな状態だと、注文住宅づくりがスムーズに進まず余計な時間や労力がかかってしまいます。
打ち合わせで決めたことはメモや複写用紙などで記録を取り、参加した人全員で共有することが大切です。
⑮全体の流れやスケジュールを把握する
注文住宅は打ち合わせから完成まで長い時間がかかりますので、なるべく早い段階で全体の流れやスケジュールを把握しておくのも大切なポイントです。
流れやスケジュールが分からないまま打ち合わせを進めると、希望の時期までに注文住宅の完成が間に合わない可能性が高くなります。
あらかじめ全体の流れを把握しておくと、いつまでに何を決めたり準備したりすれば良いのか明確になり、スムーズに注文住宅づくりを進めることができます。
ゴールとなる入居希望日を決めて、そこから逆算して打ち合わせのスケジュールを立てていきましょう。
こちらのコラムで注文住宅の流れやスケジュールについて詳しく解説しています。
注文住宅づくりの注意点:契約

注文住宅は金額が大きい買い物ですから、契約時にもさまざまな注意点があります。
⑯プラン内容の漏れがないか確認する
注文住宅の本契約後はプラン内容を変更できないため、契約を結ぶときは特に注意が必要です。
希望通りのプラン内容や金額になっていることはもちろん、必要なオプションなどが入っているか確認しましょう。
また、不要な項目が入っていないか確認することも大切です。
⑰支払いスケジュールを確認する
契約前に支払いスケジュールを確認し、いつまでにどれぐらいのお金が必要になるのか確認するのも重要なポイントです。
注文住宅は手付金・中間金など支払いが複数回に分かれるのが一般的で、住宅ローンに組み込めず現金が必要になる項目もあるので要注意。
支払いスケジュールを把握していないと、いきなり現金が必要になり慌てて用意することになります。
こちらのコラムで注文住宅で必要になる現金や手付金について詳しく解説しています。
⑱工事スケジュールと遅れた場合の対応
注文住宅の本契約時には、工事のスケジュールが入居希望日に間に合うか必ず確認しましょう。
工事の着工日、完了日と引き渡し日を決めて、工事請負契約書に記載するのが一般的です。
工事は遅れることもあるため、引っ越しまでギリギリのスケジュールではなく、ある程度の余裕を設けておきましょう。
また、万が一入居日に間に合わなかった場合、引っ越しスケジュールの変更などで損害が出たときの取り決めをしておくことも大切です。
⑲キャンセル時の取り決めをしておく
注文住宅の契約時には、やむを得ない理由でキャンセルするときの取り決めをしておくことも重要なポイントです。
例えば、工事請負契約書を交わした後の住宅ローン本審査に落ちてしまった場合、キャンセルできる特約を結んでおかないと手付金の放棄が必要になる可能性があります。
また、病気やケガ、家庭の事情などでキャンセルせざるを得なくなったとき、どのような手続きで費用が発生するのかも要チェックポイントです。
⑳保証内容を確認
注文住宅は完成した後長く暮らす大切な場所ですから、契約時に保証内容を確認しておきましょう。
保証期間や対象範囲を把握しておかないと、トラブルが発生したときに費用がかかる可能性があります。
どのような保証が何年付帯するのかは、ハウスメーカーや工務店によって異なりますので、必ず内容を確認してから契約を進めましょう。
ここでご紹介した注文住宅の契約に関する注意点は、こちらのコラムでも詳しく解説しています。
まとめ
注文住宅づくりでは、今回ご紹介したようにさまざまな注意点があり、失敗や後悔を防ぐための対策が求められます。
しかし、初めての住まいづくりでは分からないことや悩みも多いですから、専門家のアドバイスを受けることも大切です。
クレバリーホームは、全国のモデルハウスで注文住宅づくりのご相談を受け付けています。
今回ご紹介したような注文住宅に関する注意点などを踏まえて、プロ目線のアドバイスでお客様の理想の住まいづくりをサポートいたします。
ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。





