廊下のない家の間取り成功実例【平屋・2階建て】|メリット・デメリットや後悔を防ぐコツも解説

最近は広いリビングや大容量の収納をつくるために、廊下のない間取りで床面積を有効活用するケースが増えています。
しかし、廊下には通路だけでなく生活音が伝わるのを防いだり、プライバシーを確保したりする役割もあり、ただ無くすと後悔する可能性もゼロではありません。
そこでこの記事では、廊下のない家の間取り成功実例を見ながら、メリット・デメリットや後悔を防ぐコツについて詳しく解説します。
廊下のない家の間取り成功実例
さっそく、クレバリーホームが手がけた注文住宅の中から、廊下のない家の間取り成功実例をピックアップしてご紹介します。
平屋・2階建て両方の間取り実例を紹介しますので、それぞれの工夫ポイントやアイデアに注目してみてください。
平屋間取り実例①
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玄関ホールとLDKを通じて各部屋に直接アクセスできるようにして廊下をなくし、床面積を最大限活用した平屋間取り実例です。

生活の中心となるLDKからは水回りや各居室に直接アクセスでき、効率の良い動線を実現。
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玄関から直接和室にゲストを案内できる動線をつくるなど、廊下なしの間取りでもプライバシーをしっかり確保しています。
平屋間取り実例②
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小屋裏

LDKを中心に回遊動線をつくり、生活や家事を効率よくこなせるように工夫した廊下のない平屋の間取りです。

玄関ホールからリビングとキッチンどちらにも直接移動でき、シーンに応じて最短距離で移動できるようになっています。
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キッチン奥のパントリーからランドリールームにもアクセスでき、複数の家事を効率良く同時進行できます。
平屋間取り実例③
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ロフト

玄関からLDKに直結し、独立した廊下をつくらず各部屋にアクセスできるようになっている間取りです。

LDKから廊下を通らずに水回りや主寝室に直接つながっているため、スムーズに移動できます。

キッチンとランドリールームを隣接させ、洗面所に抜けられる効率の良い家事動線も工夫されているポイントです。
平屋間取り実例④
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LDKの周囲にバランス良く各部屋を配置し、廊下をなくして面積効率を高めた平屋の間取りです。

動線の中心となるLDKは、勾配天井を採用して高さを強調し、開放感があり自然と家族が集まる間取りに。

キッチンは周囲を回遊できるアイランド風の間取りで、廊下を通らずサニタリーにつながっているのも効率の良いアイデアです。
2階建て間取り実例①
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上下階ともに廊下をなくし、各部屋への効率の良い動線をつくった2階建ての間取り実例です。
玄関ホールからLDKに直結する間取りで、キッチンや冷蔵庫が近いため買い物帰りにすぐ荷物をしまえるようになっています。
2階建て間取り実例②
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玄関ホールと2階への階段ホールを設け、廊下をなくしつつ動線効率やプライバシーにも配慮した間取り実例です。
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玄関ホールからはシューズクロークとパントリーを通ってキッチンにアクセスでき、通路と収納の役割を持たせることで効率の良い間取りに。

2階ホールは少し広めにつくり、室内干しユニットで寝具などを干せる場所として無駄なく活用しています。
2階建て間取り実例③
1F

2F

1階は廊下をなくし、2階はある程度廊下を設けて各部屋の音が伝わりにくいように配慮した間取りです。

階段ホールと廊下をなくして、LDKから直接2階に上がれる動線をつくり、自然と家族のコミュニケーションが生まれる空間に。
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サニタリーをウォークスルーの間取りにして、廊下を使わずに玄関からキッチンへのショートカットと回遊動線をつくっているのも暮らしやすい工夫の1つ。
2階建て間取り実例④
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2F

完全分離タイプの二世帯住宅で、廊下をなくすことで床面積を最大限活用し部屋数を確保しています。

1階の親世帯スペースは、LDKを中心に各部屋をバランス良く配置することで廊下をなくし、床面積を有効活用。

2階の子世帯も廊下をなくし、その分広々としたLDKを実現しています。
こちらの動画では、廊下をなくした約29坪のモデルハウスの間取りをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
廊下のない家のメリット

廊下のない間取りの家づくりでは、次のようにさまざまなメリットがあります。
スペースを有効活用できる
廊下をなくした分の床面積で居住スペースや収納を広くして、有効活用できるのは大きなメリットです。
仮に4帖の廊下をなくした場合、ファミリークローゼットやシューズクロークなど大容量の収納アイデアを取り入れて暮らしやすい間取りをつくれます。
都市部のコンパクトな土地、郊外の広い土地、どちらに家を建てる場合でも廊下を無くしてほかの間取りを広げるメリットは大きいです。
開放感のあるリビングをつくりやすい
廊下のない間取りではリビングを中心とした動線にすることが多く、開放的で家族が集まりやすい空間をつくりやすいのもメリットです。
リビングから各部屋につながる動線があると視覚的な広がりを感じるケースが多く、実際の床面積より広く見せることができます。
自然にコミュニケーションを取りやすい
廊下をなくしてリビングに複数の動線が集まることで、家族が顔を合わせる機会が増えコミュニケーションを取りやすくなるのもメリットの1つです。
廊下を通じて玄関から直接居室に行ける間取りだと、コミュニケーションが不足してしまうことも少なくありません。
廊下のない間取りでリビングと寝室や子供部屋がつながると、さまざまなシーンで自然に顔を合わせやすくなりコミュニケーションを増やすことができます。
効率の良い家事動線をつくりやすい
廊下をなくすことで効率の良い家事動線をつくりやすくなり、掃除・洗濯・料理などをスムーズにこなせるのも魅力的なポイントです。
例えば、LDKからランドリールームに直結する間取りなら、ドアを開けて1度廊下に出る必要がなくなり家事動線がスムーズになります。
ドアを開閉する回数が減ったり最短距離を選びやすくなったり、廊下をなくすことでシンプルかつ短い家事動線をつくりやすくなります。
建築費用を抑えられる
廊下のない間取りは壁やドアの材料費や工事を減らすことができ、建築費用を抑えてコストパフォーマンスが高い家づくりができるのもメリットです。
廊下をなくして延床面積を抑え、建築費用を削減する方法もあります。
廊下のない家のデメリット

廊下のない家の間取りにはさまざまなメリットがある反面、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。
失敗や後悔を防ぐコツは次の章で詳しく掘り下げますので、まずはどんなデメリットがあるのか覚えておきましょう。
ニオイや音が家全体に広がりやすい
廊下がない間取りで部屋同士が直結する場合、ニオイや音が伝わりやすくなるのがデメリットです。
廊下には部屋同士の緩衝地帯としての役割もあり、なくすことで音やニオイがダイレクトに伝わり気になるケースもあります。
例えば、LDKと寝室や子供部屋が直結する間取りだと、就寝中にリビングの話し声やテレビの音などが気になることが多いです。
冷暖房効率が低下しやすい
前述したように廊下のない間取りでは広くて開放的なリビングをつくりやすい反面、冷暖房効率が低下することもあるため注意が必要です。
広い部屋は空気の体積が増えるため冷暖房を付けてから適温になるまで時間がかかり、大きな窓をたくさんつけると外気の影響を受けやすくなります。
結果的に適温をキープするために多くのエネルギーが必要になり、冷暖房効率が低下して光熱費が多くかかる可能性があります。
プライバシーの確保が難しい
廊下のない間取りでLDKを通る動線が増えると、プライバシーの確保が難しくなる点も注意すべきデメリットです。
例えば、寝室を出てすぐにリビングの間取りだと、来客中に通りにくくなるケースが多いです。
家族同士のコミュニケーションを取りやすい反面、家族の移動や生活音などが気になり、1人の時間を過ごしにくくなる傾向もあります。
廊下のない家の後悔を防ぐ間取りづくりのコツ

前述したデメリットを踏まえて、廊下のない家の後悔を防ぐための間取りづくりのコツをご紹介します。
必要に応じて廊下をつくることも検討する
前述したように廊下にはメリット・デメリット両面あるため、必ずなくした方が良いわけではありません。
廊下をなくすことによるデメリットが大きい場合は、あった方が理想的な間取りをつくれるケースもあります。
廊下のない間取りは目的ではなく、あくまで理想の住まいをつくるための手段の1つとして柔軟に考えてみましょう。
気密性と断熱性にこだわる
廊下をなくして広いLDKをつくる場合は、住まい全体の気密性と断熱性にこだわりましょう。
家全体が高気密高断熱仕様なら、廊下をなくして広い空間ができても冷暖房効率が低下しにくくなります。
住宅性能は法律で最低基準が設けられていますが、ハウスメーカーによってはさらに高い性能を採用していることもあります。
例えば、住まいの断熱性能をあらわす断熱等級は、2025年4月の省エネ基準適合義務化によって等級4以上が最低基準となりました。
しかし、断熱等級は5~7の上位等級もあり、さらに住まいの断熱性を高めることも可能です。
こちらのコラムで注文住宅の冷暖房効率や省エネ性に大きく影響する断熱等級について詳しく解説しています。
図面で分からないニオイや音まで確認
廊下のない家の間取りを考えるときは、図面や3Dイメージでは分からないニオイや音についても確認することが大切です。
例えば、LDKとトイレが直結する間取りの場合、ドアを開閉したときのニオイや水を流す音などが気にならないかチェックする必要があります。
キッチンで料理しているときのニオイが、ほかの部屋に入って気にならないかも確認しましょう。
また、家族の生活時間帯がずれる場合は、寝室や子供部屋で寝ているとき、リビングの音が気にならないかも要チェックポイントです。
動線や過ごし方をシミュレーションする
間取りプランができたら1日の過ごし方をシミュレーションして、失敗や後悔につながるポイントがないかチェックすることも大切です。
例えば、忙しい朝の時間帯に動線が交錯したり渋滞したりしないか、リビングでくつろいでいるときに目の前を家族が通って気にならないかなど、シミュレーションしないと分からないこともたくさんあります。
また、リビングに来客があるとき、視線を気にせず普段通りの生活ができるかといった視点も重要です。
生活のシミュレーションはどの間取りにも共通する考え方ですが、廊下のない間取りならではのデメリットに注目して失敗や後悔を防ぎましょう。
まとめ
廊下のない間取りにはメリット・デメリットがあり、住まいづくりに取り入れるときはさまざまなポイントについて考える必要があります。
今回ご紹介したような間取り実例も参考にしつつ、注文住宅の施工実績が豊富なハウスメーカーに相談して適切なアドバイスをもらうのも失敗や後悔を防ぐポイントです。
クレバリーホームでは、全国のモデルハウスで間取りやデザインなど住まいづくりのご相談を受け付けています。
トレンドの間取りアイデアを体感しながら住まいづくりについてご相談いただけますので、ぜひお気軽にご来場ください。














