北玄関の間取り成功実例【平屋・2階建て】|北玄関のメリット・デメリットと後悔を防ぐポイントも

注文住宅づくりでは、「玄関をどの方角に配置するか」が住まいの印象や暮らしやすさを左右する大きなポイントです。
中でも北玄関は「暗い」「寒い」「風水的に良くない」といったイメージが強く敬遠されがちですが、実はメリットも多く、間取りの工夫次第で快適な住まいを実現できます。
この記事では、北玄関のメリット・デメリット両面を詳しく掘り下げ、後悔を防ぐための対策ポイントをわかりやすく解説。
さらに北玄関の平屋・2階建ての間取り成功実例も紹介しますので、ぜひ住まいづくりにお役立てください。
北玄関のメリット

北玄関にネガティブな印象をお持ちの方も多いですが、さまざまなメリットもあります。
注文住宅づくりにおける北玄関のメリットを1つずつチェックしていきましょう。
南側を居住スペースとして活用しやすい
北側に玄関を配置すると、日当たりが良い南側を居住スペースとして活用しやすくなるのがメリットです。
玄関や通路などを北側にまとめることで、南面を広く使うことができ、日当たりの良い大きな窓もつくりやすくなります。
南側は日照時間が長く自然光を取り込みやすいため、リビングを配置すると家族が集まる空間を明るく快適に保てます。
採光を重視して明るく開放感のある間取りを考える方にとって、北玄関は有力な選択肢です。
庭のプライバシー性を確保しやすい
北側が道路に面している土地で北玄関の間取りをつくる場合、南側の庭のプライバシー性を確保しやすいのもメリットの1つ。
北玄関の間取りの場合、北側の道路と南側の庭の間に建物があるため、通りからの視線が届きにくく、お子さまやペットの遊び場、家庭菜園などプライベートガーデンとして活用しやすいです。
フェンスなどで南側やほかの方角の視線を遮れば、中庭のようなプライバシー性が高い屋外スペースをつくりやすいです。
夏に玄関が暑くなりにくい
玄関は冷房が効きにくい場所ですが、北側なら直射日光が当たりにくいため、夏場でも暑くなりにくいのもメリットです。
外出や帰宅時に玄関の蒸し暑さを感じにくく、シューズボックスの臭いが広がりにくくなります。
後述する換気や結露対策を組み合わせることで、さらに臭いの拡散を抑えやすくなります。
玄関ドアが日焼けしにくい
北玄関は直射日光を受けにくく、日焼けや色あせなどの劣化が少ないのも魅力的なポイントです。
アルミ・木などどのような素材の玄関ドアも、強い日光が当たると徐々に劣化が進み色あせが発生しやすくなりますが、北玄関なら影響を受けにくいです。
住まいの顔である玄関のきれいな状態が長続きすることで、新築時の印象をキープできるのは大きなメリットと言えます。
北側道路は比較的土地の価格が安い
注文住宅では南側や東側道路の土地の人気が高く、北側道路の土地は比較的価格が安い傾向があるのも大きなメリットです。
北側道路の土地は日当たりが悪く暗い印象があり相場より安く販売されることが多いですが、デメリットを把握して対策すれば暮らしやすい注文住宅を建てられる可能性もあります。
次の章で、北玄関の間取りのデメリットと後悔を防ぐポイントをチェックしていきましょう。
北玄関のデメリットと後悔を防ぐポイント

北玄関の間取りで注意すべきデメリットと、後悔を防ぐための考え方や対策をセットでご紹介します。
玄関が暗くなりやすい
北側は日中でも直射日光が入りにくいため、ほかの方角に比べると日中に暗くなり圧迫感が出やすい点がデメリットです。
外出や帰宅時、ゲストを招いたときなどに、玄関が暗いと住まい全体が残念な印象になってしまう可能性があります。
※北玄関の暗さによる後悔を防ぐポイント
- スリットガラスの入った採光タイプの玄関ドアを選ぶ
- 吹き抜け+高窓で自然光を多く取り込む
- 人感センサー照明で常に明るい状態をキープする
上記は1例ですが、玄関ドアのガラス窓や吹き抜けの高窓から自然光を取り入れるなど、設備や間取りの工夫で暗さに対策することができます。
また、人の動きを感知して自動で点灯する人感センサー照明を選べば、昼も夜も明るい状態をキープでき、消し忘れも防げて便利です。
こちらのコラムで玄関吹き抜けの間取りについて解説していますので、参考にしてください。
冬場の寒さを感じやすい
北玄関は日射が少ないため冬場は特に冷え込みやすく、寒さを感じることが多いのも注意すべきデメリットです。
玄関の寒さが通路やリビングなどに伝わり、住まい全体に影響するケースもあります。
※北玄関の寒さによる後悔を防ぐポイント
- 複層ガラスや断熱材入りの断熱仕様玄関ドアを選ぶ
- 高断熱仕様のハウスメーカーで建てる
対策としては、まず玄関ドア自体の断熱性が高い製品を選ぶのが基本です。
さらに、住まい全体の断熱性を高めることで、部屋ごとの温度差が少なくなり北玄関でも寒さを感じにくくなります。
ハウスメーカーを選ぶときに断熱等級やHEAT20などの基準に注目し、標準仕様で性能が高い会社で建てるのがおすすめです。
断熱性能の基準については、こちらのコラムもご覧ください。
湿気や結露が発生しやすい
日が当たりにくいことで湿気がこもりやすく、結露やカビが発生するリスクがあるのも北玄関のデメリット。
靴やコートなどの収納スペースがジメジメすると、ニオイが発生する原因になることもあります。
※北玄関の湿気や結露による後悔を防ぐポイント
- 24時間換気システムを活用し、空気の流れを確保
- 調湿建材(エコカラット、珪藻土など)を採用
対策としては、玄関を含めて24時間換気システムの計画を立て、空気の流れをつくって湿気が溜まりにくくするのが効果的です。
適切な換気計画を立てることで、湿気溜まりにくくなるだけでなく、玄関の臭いが広がりにくくなるのもメリットです。
また、湿度に応じて空気中の空気を吸放出する調湿作用を持つ、エコカラットや珪藻土などの建材を玄関に採用するのも結露対策におすすめです。
北玄関の間取り成功実例
クレバリーホームが手がけた注文住宅の中から、北玄関の間取り成功実例をピックアップしてご紹介します。
外観デザイン・間取りの工夫などに注目してみてください。
2階建て実例① 延べ床面積33.55坪

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窓のない北玄関の間取りですが、採光タイプの玄関ドアにすることで採光をしっかり確保。
ロールスクリーンで仕切れるシューズクロークには、シンクを設けてお子さまのおもちゃを洗えるようになっています。
2階建て実例② 延べ床面積33.31坪

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コンパクトな北玄関の間取りですが、大型のシューズボックスと土間続きのシューズクロークで収納量をしっかり確保。
ホワイトで統一した壁面で暗さを感じさせず、スッキリしたおしゃれな空間に仕上がっています。
平屋実例① 延べ床面積28.93坪



暗くなりがちな北玄関ですが、採光タイプのドアと窓で明るさをしっかり確保。

複数の動線を設けることで、利便性を高めるとともに圧迫感のない玄関づくりにもつながっています。
平屋実例② 延べ床面積30.00坪



北側道路に面した北玄関にポーチと壁を組み合わせ、プライバシー性を高めた実例です。
深いポーチは雨風をしのぐこともでき、お出かけや帰宅時の利便性も高めています。
平屋実例③ 延べ床面積32.53坪



フルオープンで広い開口を確保できる親子ドアは、2つのスリット窓から北玄関の採光性を高めるのにも役立っています。
シューズクロークや手洗いも設置し、圧迫感がなく利便性が高い間取りになっています。
北玄関は家相や風水的に避けるべき?

昔から家相や風水では「北玄関は運気が悪い」と言われ、避けるべきだという意見が多いです。
デメリットの章でご紹介したように、日が当たりにくく暗い、冬場は寒い、湿気が溜まりやすいなどの理由から、昔の家では北玄関を避けるべきだと言われてきた可能性が高いです。
ただし、現代は建築技術が進歩しており、北玄関のデメリットに対策することが可能になっているため、昔ほど家相や風水を気にしすぎなくても良いという意見も増えています。
例えば、スリット窓があり断熱性が高い玄関ドアを選べば、暗さや寒さに対策することが可能です。
家相や風水を重視する場合は、明るい内装色を選んだり、運気をアップさせるアイテムを玄関に置いたりして対策するのも1つの考え方です。
北玄関の間取りについて検討するときは、ライフスタイルにマッチしているか、メリットとデメリットを比較してどちらが大きいかを踏まえて総合的に判断しましょう。
まとめ
北玄関はネガティブな印象が強いですが、デメリットに対策すれば暮らしやすい間取りをつくることも可能です。
夏場に暑くなりにくい、相場より安く土地を購入しやすいなどメリットもありますので、選択肢の1つとして検討してみてください。
クレバリーホームは、全国のモデルハウスで土地探しや間取りづくりのご相談を受け付けています。
北側道路での間取りづくりなどお悩みや疑問をお持ちの方は、ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。









