断熱等級6はどれくらいの断熱性能?断熱等級4~7の違いとハウスメーカー選びのポイントを解説

住まいの断熱性能を表す断熱等級は、注文住宅づくりにおける重要な指標の1つです。
2022年4月には断熱等級5、10月には断熱等級6と7が新設され、高性能な住宅の基準になりつつあります。
しかし、断熱等級6がどれくらいの性能なのかは、目に見えないため分かりにくいですよね。
そこでこの記事では、断熱等級6がどれくらいの性能なのか、メリット・デメリットやハウスメーカーの選び方について詳しく解説します。
目次
そもそも断熱等級とは

断熱等級とは住まいの断熱性能の基準のことで、正式名称は「断熱等性能等級」です。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって、断熱等級が規定されています。
断熱等級は1~7の段階に分かれていて数字が大きいほど断熱性能が高く、5~7の上位等級は2022年に新設されました。
また、2025年4月からはすべての建築物に対し省エネ基準への適合が義務化され、断熱等級4以上を満たさないと新築できなくなりました。
こちらのコラムでも断熱等級の基礎知識について詳しく解説しています。
断熱等級6はどれくらいの性能?

断熱等級6は上から2番目の性能基準ですが、体感で分かりにくいですよね。
現在すべての新築住宅で適合が義務付けられている断熱等級4から7の違いを表にまとめてみました。
| 等級 | 基準 |
|---|---|
| 等級4 | 2025年4月以降の最低水準 |
| 等級5 | ZEH水準
2030年度以降は適合義務化される予定 |
| 等級6 | HEAT20 G2水準 |
| 等級7 | HEAT20 G3水準 |
断熱等級6は、現在義務化されている等級4、2030年度以降義務化される予定の等級5より性能が高い位置づけです。
2025年時点では断熱等級4・5でも住まいを建てることができますが、長い目で見ると断熱等級6を選んでおいた方が良いでしょう。
断熱等級6は、HEAT20という断熱基準におけるG2というグレードと同等の断熱性能を持っています。

出典:20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会 外皮性能水準地域補正ツール
HEAT20では日本を8つの地域区分に分け、冬季に室温を一定に保つために必要な断熱性能を基準としています。
断熱等級6と同等のHEAT20 G2グレードでは、冬の最低室温が1・2地域ではおおむね15℃、3~7地域ではおおむね13℃を下回らない断熱性能です。
従来の日本の住宅とくらべるとかなり高い断熱性能になり、快適性や省エネ性の向上が期待できます。
断熱等級6の家を建てるメリット

現在の最低基準より高い断熱等級6の家を建てることで、次のようにさまざまなメリットが生まれます。
快適な住環境を実現できる
断熱性能が高い断熱等級6の家を建てることで、快適な住環境を実現できるのがメリットです。
住まい全体の断熱性能を高めることで部屋ごとの温度差が少なくなり、冬暖かく夏涼しい住環境をつくることができます。
いつでも快適な環境をキープすることで、ヒートショックによる健康被害などのリスクも抑えやすくなります。
光熱費を抑えられる
最低基準より高い断熱等級6の家を建てることで、冷暖房にかかる光熱費を抑えられるのも魅力的なポイントです。
断熱性能が高い家は外気の影響を受けにくく、エネルギー消費を抑えて効率的に快適な室温をキープできます。
近年高騰が続く光熱費に対応するために、断熱性能が高い住まいを建てる方も増えています。
資産価値を維持しやすい
断熱等級6の家は、将来の資産価値を維持しやすいのも特徴です。
2030年にはZEH水準の等級5が義務化される予定で、今後も段階的に引き上げられることが予想されています。
高めの断熱等級で家を建てておくことで、年数が経っても時代遅れになるのを防ぐことができ、資産価値を維持しやすくなります。
補助金を活用しやすい
最低基準より高い断熱性能の家を建てる場合、国や自治体の補助金を活用しやすくなるのもメリットの1つです。
住宅関係の補助金は断熱性能を基準にしている制度も多く、高い断熱等級にすることで要件を満たしやすくなり、上限額も高くなる傾向があります。
こちらのコラムで、注文住宅で使える補助金について詳しく解説しています。
地球環境の保護につながる
断熱等級が高い家を建てて光熱費を削減することで、地球環境の保護にもつながり人類全体のメリットも生まれます。
家庭から排出されるCO2は大きな割合を占めており、住まいの断熱性能を高めることで排出量の削減効果が期待できます。
断熱等級6の家を建てるデメリットと対策

現行の最低基準より高い断熱等級6の家を建てることには、次のようなデメリットもあります。
良い部分だけ見て後悔しないように、デメリットと対策をセットで覚えておきましょう。
初期費用が高くなる
断熱等級6をクリアするためには高性能な建材や作業工程が必要になるため、初期費用が高くなるのがデメリットです。
長い目で見れば光熱費の節約効果で損にはなりませんが、頭金や住宅ローン返済などの負担が大きくなります。
対策としては、前述した補助金を活用して初期費用を抑えるのが効果的です。
また、なるべく早めに住宅ローンについて考え、無理のない返済計画を立てることも大切です。
こちらのコラムで注文住宅の住宅ローン計画について詳しく解説しています。
設計に制限が出ることがある
断熱等級6をクリアするために、住まいの間取りやデザインなど設計に制限が出ることがあるのもデメリットです。
例えば、大きな窓をつくると熱損失が増えるため、サイズや数が制限されるケースもあります。
対策としては、マイホームに対する要望や理想のイメージを明確にして、デザインと住環境のバランスを取ることが大切です。
開放的なリビングをつくりたい、冬でも暖かい住まいにしたいなど、要望を1つずつリストアップして優先順位を付けておきましょう。
断熱等級4~5との差が分かりにくい
前述したように断熱等級6は高い断熱性能を持ちますが、目に見えないため下位等級との差が分かりにくい点にも注意が必要です。
数字上では性能の違いを理解できても、実際に同じ条件で比較できないため体感としては分かりにくいですよね。
断熱性能を体感する方法としては、モデルハウスや完成見学会などの機会を利用するのがおすすめです。
実際に建物を見る際に、どれくらいの断熱性能で建てられているのか質問してみて、室内の空気を体感してみましょう。
こちらのコラムでモデルハウス見学のポイントについて詳しく解説しています。
断熱等級6の家づくりのハウスメーカー選びのポイント

実際に断熱等級6の家を建てるときは、ハウスメーカー選びも重要です。
ただ性能を数値で見るだけでなく、次のポイントをチェックしてハウスメーカーを選びましょう。
断熱材や建材の種類、工法もチェック
同じ断熱等級6の家でも、使用している断熱材や建材の種類、工法は異なるためしっかりチェックしましょう。
ただ性能基準を満たすだけではなく、快適で省エネ性能が高い住まいを実現するために、どのような工夫をしているのかが重要です。
例えばクレバリーホームは、熱の出入りを削減する樹脂サッシやトリプルガラス、輻射熱を反射するアルミ遮熱シートなどの工夫を取り入れています。
断熱等級7にも対応しているか
断熱性能6の家を検討する際は、上位の断熱等級7に対応しているハウスメーカーで予算や性能を比較検討するのがおすすめです。
前述したように断熱性能6でも現行の基準より高性能ですが、より多くの選択肢を比較した方が後悔するリスクを抑えられます。
例えばクレバリーホームは断熱等級6を標準仕様とし、超高断熱仕様のエネリートサーモで断熱等級7にも対応しています。
※プランによって断熱等級6・7にならない場合もございます。
まとめ
断熱等級は現代の住まいづくりにおける重要な指標の1つで、省エネ性や快適性に大きく影響します。
現行の基準では断熱等級4でも問題ありませんが、長く快適に暮らせる住まいを建てるなら断熱等級6以上を検討しましょう。
クレバリーホームは、全国のモデルハウスで断熱性能を含めた住まいづくりに関するご相談を受け付けています。
実際の断熱性能を体感しながら住まいづくりに関する疑問や不安をご相談いただけますので、ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。





