注文住宅と建売住宅の価格差はいくら?敷地・間取り・デザインなど比較すべきポイントも解説

注文住宅と建売住宅の価格差はいくら?敷地・間取り・デザインなど比較すべきポイントも解説

一戸建てのマイホームを検討するとき、注文住宅と建売住宅の価格差は気になるポイントの1つです。

間取りやデザインを自由に決められる注文住宅は魅力ですが、建売住宅より高くなるイメージが強く予算オーバーを心配する方が多いようです。

そこでこの記事では、注文住宅と建売住宅の価格差について、実際にマイホームを取得した方のデータを見ながら詳しく解説します。

また、注文住宅と建売住宅の価格差が生まれる理由、ほかに比較検討すべきポイントなども紹介します。

ぜひ理想のマイホーム計画にお役立てください。

注文住宅と建売住宅の価格差

建ち並ぶ建売住宅

まずは、実際に一戸建てのマイホームを取得した方のデータから、注文住宅と建売住宅の価格差を詳しく見ていきましょう。

住宅ローンのフラット35を利用した方のデータから、土地付注文住宅と建売住宅の平均価格をまとめてみます。

 

土地付注文住宅
(土地取得費+建設費)
建売住宅 価格差
全国 5,007.1 3,826.1 1,181
首都圏 5,790.6 4,363.1 1,427.5
近畿圏 5,192.7 3,826.5 1,366.2
東海圏 4,975.5 3,249.3 1,726.2

※単位:万円

  • 首都圏:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
  • 近畿圏:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
  • 東海圏:愛知県、岐阜県、静岡県、三重県

出典:フラット35利用者調査 2024年度のデータを参照

 

全国平均では、注文住宅と建売住宅の価格差は1,181万円となりました。

また、東京・大阪・愛知など土地相場が高いエリアを含む大都市圏は、全国平均より注文住宅と建売住宅の価格差が大きい傾向があるようです。

さらに細かく都道府県ごとの価格差を見てみましょう。

 

土地付注文住宅
(土地取得費+建設費)
建売住宅 価格差
北海道 4,932.9 4,015.9 917.0
青森県 4,305.7 2,392.5 1,913.2
岩手県 3,785.9 2,833.7 952.2
宮城県 4,713.9 3,059.0 1,654.9
秋田県 3,799.2 2,873.0 926.2
山形県 4,090.9 3,040.4 1,050.5
福島県 4,588.5 2,623.2 1,965.3
茨城県 4,369.0 2,886.5 1,482.5
栃木県 4,277.9 2,819.0 1,458.9
群馬県 4,437.1 2,681.5 1,755.6
埼玉県 5,368.0 3,653.8 1,714.2
千葉県 4,994.3 3,801.5 1,192.8
東京都 7,307.6 5,458.3 1,849.3
神奈川県 5,913.1 4,408.1 1,505.0
新潟県 4,357.0 2,918.2 1,438.8
富山県 3,844.7 2,868.5 976.2
石川県 4,239.0 3,185.3 1,053.7
福井県 4,034.8 2,777.2 1,257.6
山梨県 4,486.9 2,940.6 1,546.3
長野県 5,268.1 3,359.8 1,908.3
岐阜県 4,390.0 2,702.6 1,687.4
静岡県 4,919.9 2,990.1 1,929.8
愛知県 5,380.6 3,442.1 1,938.5
三重県 4,521.8 2,958.6 1,563.2
滋賀県 4,366.2 2,948.8 1,417.4
京都府 5,238.9 3,671.4 1,567.5
大阪府 5,355.0 4,145.0 1,210.0
兵庫県 5,489.5 3,990.8 1,498.7
奈良県 5,301.5 3,081.9 2,219.6
和歌山県 4,304.2 2,911.4 1,392.8
鳥取県 3,923.7 2,443.2 1,480.5
島根県 3,801.4 3,003.5 797.9
岡山県 4,632.5 3,041.6 1,590.9
広島県 5,212.0 3,563.7 1,648.3
山口県 4,611.4 2,816.8 1,794.6
徳島県 4,160.9 3,102.8 1,058.1
香川県 4,120.4 2,705.0 1,415.4
愛媛県 4,324.6 3,312.7 1,011.9
高知県 4,347.8 3,575.2 772.6
福岡県 5,020.7 3,618.4 1,402.3
佐賀県 4,306.4 2,572.0 1,734.4
長崎県 4,343.7 3,449.5 894.2
熊本県 4,372.1 3,099.1 1,273.0
大分県 4,435.1 3,230.1 1,205.0
宮崎県 4,638.2 2,773.5 1,864.7
鹿児島県 3,991.1 3,146.1 845.0
沖縄県 5,125.4 3,746.2 1,379.2

※単位:万円

出典:フラット35利用者調査 2024年度のデータを参照

都道府県によって価格差の開きはありますが、どの地域でも建売住宅より注文住宅の方が高くなっています。

次の章で、注文住宅と建売住宅の価格差が生まれる理由について詳しく見ていきましょう。

注文住宅と建売住宅の価格差があるのはなぜ?

価格差がある注文住宅と建売住宅

先ほどご紹介したような注文住宅と建売住宅の価格差が生まれるのには、いくつかの理由があります。

注文住宅と建売住宅の価格差を正確に比較するために、どんな理由があるのか1つずつチェックしていきましょう。

敷地面積と延床面積の差がある

一般的に、注文住宅は建売住宅より敷地面積・延床面積が広いケースが多く、価格差が生まれる理由の1つとなっています。

 

土地付注文住宅 建売住宅 面積の差
敷地面積 251.2㎡ 145.5㎡ 105.7㎡
延床面積 111.1㎡ 100.7㎡ 10.4㎡

出典:フラット35利用者調査 2024年度のデータを参照

全国平均のデータを見ると、注文住宅は建売住宅より敷地面積が105.7㎡広く、土地取得費用に影響している可能性が高いです。

また、延床面積も注文住宅の方が建売住宅より10.4㎡広く、建築費用の価格差の原因となっています。

規格が統一されている

注文住宅と建売住宅の価格差が生まれる理由としては、規格の統一も挙げられます。

建売住宅は間取りやデザインなどをそろえて規格を統一し、建材や設備の一括仕入れや効率的な施工によりコストダウンを図っています。

一方、間取りやデザインなどを自由に選べる注文住宅は、1軒ごとに材料を仕入れるため同じような家を建てても価格差が生まれるケースが多いです。

設備や建材のグレードが違う

建売住宅と注文住宅は設備や建材のグレードが違うことが多く、価格差の原因になっている可能性があります。

建売住宅は販売価格を抑えるために、設備や建材は基本グレードの物を採用していることが多く、完成した状態で購入するため上のグレードを選ぶことはできません。

一方、注文住宅はライフスタイルや予算に合わせて設備や建材のグレードを選ぶことができ、建売住宅より価格が高くなる傾向があります。

注文住宅と建売住宅のメリット・デメリットの違い

注文住宅と建売住宅の比較イメージ

ここまで見てきたように、建売住宅は注文住宅よりマイホームの取得費用を抑えられる点が大きなメリットです。

しかし、建売住宅と注文住宅にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、価格差だけで判断すると後悔するリスクも考えられます。

注文住宅と建売住宅のメリット・デメリットの違い分かりやすくまとめました。

 

注文住宅 建売住宅
メリット ・間取りやデザインを自由に決められる

・予算に合わせてプランを調整できる

・建築工程をチェックできる

・販売価格が安い

・土地+建物の総額が分かりやすく予算オーバーを防ぎやすい

・立地が良い物件が多い

・実物を見て選べる

デメリット ・予算オーバーのリスクがある

・完成~入居まで時間がかかる

・間取りやデザインを選べない

・同じようなデザインが並ぶことが多い

・住宅性能にこだわりにくい

 

注文住宅は予算に合わせてプランを自由に調整でき、ライフスタイルにマッチする理想のマイホームを建てられるのがメリットです。

一方、建売住宅は前述したように販売価格が安い傾向があり、土地+建物の総額表示なので予算オーバーを防ぎやすい点が魅力。

また、立地環境については、住宅会社がまとめて土地を仕入れて販売する建売住宅の方が良いケースが多いです。

ただし、注文住宅でも理想的な土地が見つかることはあるため、どちらかが絶対に有利ということではありません。

注文住宅と建売住宅どちらのメリットが大きくなるかは人によって異なるため、価格差だけでなく総合的に比較検討する必要があります。

こちらのコラムで注文住宅と建売住宅の違いについてさらに詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

 

注文住宅と建売住宅どっちがいい?価格差以外に比較すべきポイント

注文住宅と建売住宅の比較検討打ち合わせ

マイホームとして注文住宅と建売住宅を比較検討する際は、価格差以外にも注目すべきポイントがあります。

ご自身に合うマイホームを手に入れるために、比較すべきポイントを覚えておきましょう。

土地と建物の広さ

前述したように、建売住宅と注文住宅は土地と建物の広さが異なるため、どちらがライフスタイルにマッチするのか比較することが大切です。

例えば、家族の人数が少なく部屋数もそれほど必要でなければ、延床面積が狭い建売住宅でも理想の物件を見つけられる可能性が高いです。

逆に、家族が多くお子さまが誕生する可能性があるなら、予算に合わせて延床面積を調整できる注文住宅の方が理想のマイホームをつくりやすいでしょう。

敷地面積についても、建売住宅は最小限の庭や駐車スペースの物件が多いため、ガーデニングや趣味、車が多い場合は注文住宅で広めの敷地を確保した方が良い可能性もあります。

間取りやデザインなど家づくりの自由度

暮らしやすさや満足度に大きく関わる、間取りやデザインなど家づくりの自由度も比較すべきポイントです。

建売住宅は基本的に間取りやデザインを選べないため、好みやライフスタイルにマッチする物件が見つからないケースも多いです。

それほど間取りやデザインにこだわりがなく、好みの建売住宅が見つかれば費用を抑えて理想のマイホームが手に入る可能性があります。

しかし、良い物件が見つからない場合は、注文住宅でライフスタイルに合う間取りやデザインを自由に考えたほうが理想のマイホームになる可能性が高くなります。

快適性や省エネ性に関わる住宅性能

建売住宅と注文住宅を比較する際は、価格差だけでなく気密性や断熱性などの住宅性能にも注目しましょう。

建売住宅も法律による最低限の基準は満たしていますが、より高い住宅性能を求めるなら自分で選択できる注文住宅がおすすめです。

例えば、ある程度予算をかけて高い断熱性能の注文住宅を建てれば、部屋ごとの温度差が少ない快適な環境や、光熱費の節約効果などのメリットを得ることができます。

こちらのコラムで住宅の断熱性能をあらわす断熱等級について詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

 

耐震性や耐久性

マイホームは数十年暮らす場所ですから、建売住宅と注文住宅の耐震性や耐久性についてもしっかり比較検討しましょう。

販売価格が安い建売住宅でもすぐに壊れたり住めなくなったりすることはありませんが、耐震性を高めたり、耐久性が高い外壁・屋根材などを選んだりすることはできません。

長い目で見るとメンテナンス費用が高くついたり、地震による破損で住めなくなったりするリスクが考えられます。

注文住宅は、予算に合わせて耐震性能や耐久性を高めることができ、より安心して長く暮らせる住まいをつくりやすいです。

例えば、クレバリーホームは耐久性が高い外壁タイルを全棟に採用し、塗装メンテナンスが要らない注文住宅をご提供しています。

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また、1階と2階をグリッド毎にバランス良く配置した通し柱で一体化するSPG構造、6面体で力を分散するモノコック構造を組み合わせたプレミアム・ハイブリッド構法により、建物にかかるエネルギーをバランス良く受け止め、耐震性の高い住まいづくりをサポート。

▼クレバリーホームの耐震性能について見る

注文住宅は、このようなハウスメーカー独自の工夫によって耐震性や耐久性を高めていることが多いです。

価格差だけでなく、耐震性や耐久性に関わるポイントについても比較検討してみてください。

 

また、建売住宅と注文住宅の比較について、こちらのコラムでも詳しく解説しています。

 

まとめ

一般的には、注文住宅より建売住宅の方がマイホーム取得費用を抑えられるケースが多いですが、価格差以外のポイントについての比較検討も必要です。

価格差だけでマイホームを選んでしまうと、実際に暮らし始めてから失敗に気づき、後悔してしまう可能性があります。

注文住宅と建売住宅を比較するときは、なるべく住まいづくりに詳しいプロの話を聞きながらどちらがご自身に合うのか考えてみましょう。

クレバリーホームは全国のモデルハウスで、注文住宅づくりに関するご相談を受け付けています。

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