玄関からパントリーへの動線がある間取り実例|メリット・デメリットやキッチンとの連携も解説

キッチンの収納力や料理の効率を高めてくれるパントリーは、注文住宅の人気間取りの1つです。
さらに最近は、キッチン側だけでなく、玄関からパントリーにつながる動線を設けて、買い物帰りに食材などをしまいやすい間取りにすることも増えています。
そこでこの記事では、玄関からパントリーへの動線に注目し、実際の間取り実例やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
間取りづくりで考えるべきポイントも紹介しますので、使い勝手の良いパントリーの参考にしてみてください。
目次
玄関からパントリーへの動線がある間取り実例
さっそく、玄関からパントリーへの効率的な動線を設けた間取り実例をご紹介します。
実例①

玄関からLDKへのメイン動線とは別に、シューズクローク⇒パントリーの動線を設けた間取り実例です。
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玄関と土間続きのシューズクロークの先にすぐパントリーがあり、買い物帰りに荷物をサッとしまえる動線になっています。
キッチンまで一直線で並んでいて、パントリーだけでなく冷蔵庫にもスムーズにアクセスできる点も使いやすいポイントです。
実例②

玄関の大型シューズクロークにパントリーを隣接させ、スムーズな動線をつくった間取り実例です。
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広いシューズクロークに荷物を一時的に置いて靴を脱ぐことができ、そのまま正面のパントリーにアクセスできる間取りです。
パントリー内部には3か所の棚を設けて、収納量や出入りのしやすさも考えられています。
実例③

玄関と土間パントリーを直結させて、より移動効率を高めた間取り実例です。
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パントリー内は食材だけでなくシューズやアウトドア用品も収納でき、木質ボードで棚を後付けできるようになっています。
パントリーの隣がキッチンなので、料理中や帰宅時どちらからもアクセスしやすい動線です。
実例④

玄関ホールからLDKに入った右手にパントリーを配置し、買い物帰りの動線を短縮した平屋の間取りです。

LDKに入るとすぐにキッチンがあり、そのまま奥のパントリーにアクセスできる効率的な動線です。
玄関と直接つなげなくても、配置の工夫で料理中も帰宅時も使いやすい動線をつくることが可能です。
玄関からパントリーにつながる間取りのメリット

玄関からパントリーにつながる動線のある間取りには、次のようにさまざまなメリットがあります。
買い物帰りの負担軽減
食材などを買ってきた帰りに、玄関からパントリーに直行できる動線があると荷物を運ぶ負担を軽減できるのが大きなメリットです。
普段の食材はもちろん、お米や調味料など重量のある物を買ってきたとき、短い移動距離でサッとしまえるのはうれしいポイントです。
ほかのスペースが散らかりにくい
買ってきたものをすぐにパントリーにしまえる動線を設けることで、ほかのスペースが散らかりにくくすっきりした空間をキープしやすいのもメリットです。
玄関やリビングなどに一時的に物を置くと生活感が出やすく、移動時の邪魔になったりつまずいたりする可能性があります。
玄関からパントリーにすぐ行ける間取りにすれば、つい物をほかの場所に置くことが常態化することも防ぎやすいです。
ゴミ出しのショートカットになる
パントリーを玄関とキッチン両方からアクセスできる間取りにすれば、ゴミ出しのショートカットとして活用できるのもメリットです。
朝のゴミ出しの動線がスムーズになり、キッチンの生ゴミをリビングや生活空間を通らず外に出せるのも衛生的です。
料理中の宅急便対応などがしやすい
玄関⇒パントリー⇒キッチンが効率的につながる間取りは、料理中の来客対応をしやすいのも特徴です。
宅急便や回覧板の受け取りなどちょっとした来客対応時に、キッチンからサッと玄関に行き、すぐに料理に戻ることができます。
玄関からパントリーにつながる間取りのデメリットと対策

玄関とパントリーを直結させる、または近くに配置することで、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。
デメリットと対策をセットで押さえて、間取りの失敗や後悔を防ぎましょう。
料理のニオイが玄関に広がりやすい
玄関からパントリー、さらにキッチンまで直結する間取りだと、料理中のニオイが玄関に広がりやすくなるため注意が必要です。
特に玄関やシューズクロークは空気がこもりやすいため、料理のニオイが長時間滞留して気になることもあります。
窓や換気扇などで玄関の空気を入れ替える工夫にくわえて、必要に応じてパントリーやキッチンとの間に間仕切りを設けてニオイの拡散を防ぎましょう。
暑さや寒さを感じやすい
玄関は冷暖房が効いていないスペースなので、パントリーやキッチンにつなげると料理中の暑さや寒さを感じる可能性もあります。
また、キッチンはLDKのエアコンや暖房器具から遠いケースも多く、より暑さや寒さを感じやすいスペースなので特に注意が必要です。
対策としては、断熱性が高いハウスメーカーを選んで、部屋ごとの温度差を減らすのが効果的です。
住まい全体の断熱性を高めることで、冷暖房がない部屋との温度差が少なくなり暑さや寒さの軽減につながります。
こちらのコラムで、ハウスメーカー選びの際にチェックすべき断熱性能の指標について詳しく解説しています。
屋外の空気が食材に触れるのが気になることも
玄関は靴の脱ぎ履きなどでホコリが出やすい場所のため、パントリーと直結させると外の空気が食材に触れるのが気になる可能性もあります。
さらに、パントリーの近くにキッチンを配置すると、玄関のホコリが入りやすくなります。
対策としては、玄関とパントリー・キッチンの間に間仕切りを設けるのが効果的です。
前述したニオイの拡散対策にもなるため、必要に応じて間仕切りを検討しましょう。
収納量が減ることもある
玄関とキッチン両方からアクセスできるパントリーの間取りは、2つの出入り口と通路が必要になるため収納量が減るのも注意すべきデメリットです。
棚を設置できる壁面が減り、収納量が少なくなるため、パントリーの広さによっては使いづらくなってしまうリスクも。
対策としては、動線効率だけでなく、キッチンのキャビネットやカップボードと、パントリーの収納量を確認することが大切です。
キッチン全体で収納量をしっかり確保し、動線効率とのバランスを取りましょう。
玄関からパントリーにつながる間取りづくりのポイント

実際に玄関からパントリーにつながる間取りをつくる際、考えるべきポイントをまとめました。
玄関・パントリー・キッチンの位置関係と動線
まずは、玄関とパントリー、さらにキッチンまで含めた間取りの位置関係と動線をチェックしましょう。
- 玄関⇒パントリー⇒キッチン
- 玄関⇒シューズクローク⇒パントリー⇒キッチン
- 玄関⇒キッチン⇒パントリー
玄関からパントリー、キッチンまでの動線は、上記のようにさまざまなパターンがあります。
どの動線が使いやすいかは、料理スタイルや間取り全体のバランスによって異なります。
ただ玄関とパントリーを近くに配置するのではなく、買い物から帰ってきて荷物をしまうときや、料理中の動線をシミュレーションしてみましょう。
冷蔵庫との距離感
玄関からパントリーにつながる間取りづくりでは、冷蔵庫との距離感や位置関係も考えることが大切です。
常温の食材をパントリーにしまった後、要冷蔵の物を冷蔵庫にしまうシーンも多いため、位置関係が重要になります。
料理中と買い物帰り、両方の動線を踏まえて、玄関とパントリー、冷蔵庫の位置関係までトータルコーディネートしてみましょう。
収納量と通路のバランス
玄関からキッチンまで通り抜けられるパントリーの間取りにする場合、収納量と通路のバランスを考えるのも大切なポイントです。
前述したように、パントリーに通路をつくると棚が減ってしまうため、収納量を確保しつつ通路もつくるためには広いスペースが必要になります。
広いパントリースペースの確保が難しい場合は、玄関に直結せず、キッチン側からのみ出し入れする間取りにするのも1つの考え方です。
玄関側から出入りできなくても、間取りの工夫で効率的な動線をつくることができ、収納量とのバランスもとりやすくなります。
扉の有無と種類
玄関とパントリーの間に扉を設けるかどうかと、開き戸・引き戸などの種類について考えるのも重要なポイントです。
料理のニオイや玄関からのホコリの流入を防ぐなら、パントリーやキッチンとの間に扉は必要です。
ただし、ドアだと広い開閉スペースが必要になり、床の物にぶつかる可能性があります。
使い勝手を考えると引き戸にするのが理想的ですが、扉の引き込みスペースが必要になり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
実際の利用シーンを想定して、扉の有無や開閉タイプの種類について比較検討しましょう。
まとめ
玄関からパントリーへの動線がある間取りは、帰宅時や料理中などさまざまなシーンでメリットがあります。
ただし、どのような間取りが適しているかは人によって異なり、デメリットもあるため対策が必要です。
今回ご紹介したポイントについてしっかり検討し、後悔や失敗を防いで使いやすい間取りをつくりましょう。
住まいづくりのプロに相談して、適切なアドバイスをもらうのも使いやすいパントリーづくりのポイントです。
クレバリーホームは全国のモデルハウスで、玄関やパントリーを含めた間取りに関するご相談を受け付けています。
ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。











