外壁がおしゃれな家のデザイン実例|カラー・素材などコーディネートのコツを解説
おしゃれな家を建てるためには、内装や間取りだけでなく外壁選びも重要です。
外壁は家の大部分を占めるため、デザイン性や満足度に大きく影響します。
どんなに暮らしやすい間取りやおしゃれな内装デザインを考えても、外壁選びに失敗するとパッとしない印象になってしまう可能性もあるのです。
そこでこの記事では、外壁がおしゃれな家のデザイン実例を見ながら、カラーや素材選びなどおしゃれにコーディネートするコツを解説します。
さまざまなバリエーションの外壁コーディネート実例を紹介しますので、ぜひ理想のデザインを見つけるのにもお役立てください。
おしゃれな家づくりは外壁が重要
外観は最初に目に入る部分であり、誰からも見えるため、外壁選びが家づくりの成功を左右する大切な要素と言っても過言ではありません。
外壁は面積が広いため外観デザインに与える影響が大きく、失敗すると住まい全体が残念な印象になってしまうこともあります。
注文住宅の場合は実物を見ることができないため、服や車などの色を選ぶより難易度は高く、失敗してしまうリスクもあります。
外壁選びの失敗を防いでおしゃれな家を建てるためには、先輩たちの成功実例を見てイメージをつかむのが近道です。
次の章から、外壁がおしゃれな家のデザイン実例を見ていきましょう。
外壁がおしゃれな家のデザイン実例
クレバリーホームが手がけた注文住宅の中から、外壁がおしゃれな家をピックアップしてご紹介します。
各実例の詳細ページには間取り図や内装の写真も掲載していますので、気になる外観デザインの家を見つけたらぜひチェックしてみてください。
実例①
グレーの外壁タイルをベースに、外構までトータルコーディネートして統一感のある外観デザインに。
シンプルなグレーの外壁も、タイル素材を採用することで高級感のある仕上がりになっています。
実例②
白い外壁タイルをベースに、大判の黒いタイルをアクセントにした外観デザインです。
真っ白の外壁は汚れが目立ちやすいのがデメリットですが、親水機能を持つタイルなら雨で汚れが流れ落ちきれいな外観をキープできます。
実例③
モデルハウスを参考にして、複数の外壁タイルを貼り分けたおしゃれな外観です。
ファサードに相性の良い3色をバランス良く配置することで、統一感のある雰囲気に仕上がっています。
実例④
白い外壁タイルのベースに、黒い縦スリットを組み合わせることで、スタイリッシュなシンプルモダン外観に。
屋根のシルエットや窓の位置と、縦スリットをバランス良く配置しているのがおしゃれなポイントです。
実例⑤
外観全体は白いシンプルな外壁タイルでまとめ、凹凸のある石目調のタイルをアクセントにした外観実例です。
タイルの貼り分けによって、ファサードに立体感や柔らかな雰囲気を生み出しています。
実例⑥
ファサードに配置したヴィンテージ調のアクセントタイルが、白いシンプルな外壁の魅力を引き立たせています。
白とグレーの外壁タイルに黒の窓枠や屋根のラインを入れることで、モノトーンコーディネートになっています。
実例⑦
ボックスを組み合わせたようなシルエットに、3種類の外壁タイルを貼り分けたオリジナリティのある外観デザインです。
窓の形や配置にもこだわり、外観全体を統一感のあるモダンテイストに仕上げています。
実例⑧
片流れ屋根とルーフバルコニーを組み合わせた印象的なシルエットに、黒と木目調の外壁タイルで高級感のある外観に仕上げた実例です。
相性の良い3種類の外壁タイルを組み合わせて統一感を演出しつつ、シルエットを活かした立体感のあるデザインになっています。
実例⑨
シンプルな総2階建ての外観ですが、白い外壁タイルと玄関ポーチ上部のフラットルーフのアクセントタイル、洋風の屋根瓦でヨーロッパ調に仕上げています。
枕木の花壇やポストのデザインなど細部にもこだわり、外観全体の統一感を生み出しています。
実例⑩
アクセントウォールとガレージの開口部をアクセントに活用し、黒い外壁でスタイリッシュに仕上がっています。
モノトーンカラーにまとめ、ファサードの窓を減らすことで統一感のあるモダンテイストに。
実例⑪
黒の外壁タイルをベースに、玄関ポーチの木目調タイルをアクセントにしたモダンテイストの外観です。
モダンな外壁のコーディネートに合わせて、縦スリット窓やスクエア窓をバランス良く配置しているのもおしゃれなポイント。
実例⑫
白と黒の外壁タイルを貼り分けたツートンカラーが印象的なデザイン実例です。
玄関ポーチやバルコニー部分に黒い外壁タイルを貼り分けることで、立体感のあるおしゃれな外観に。
実例⑬
縦のラインで3種類の外壁タイルを貼り分けた、オリジナリティあふれる外観デザインです。
白黒の外壁タイルに、木目調のタイルを縦方向に貼ることで、モダンテイスト中に温もりもプラスしています。
実例⑭
片流れのシャープなシルエットと、3色の外壁タイルの貼り分けがおしゃれな外観です。
1階の外壁タイルは、同じ柄で色を切り替えることで、統一感のある雰囲気を生み出しています。
実例⑮
黒い外壁タイルを全面に貼り、白い窓のモールで北欧テイストを再現した実例です。
切妻屋根や玄関ポーチのアーチ開口など、全体のバランスでかわいらしい雰囲気に。
おしゃれな家の外壁選びのポイント
実際に外壁を選ぶときは、次のポイントを意識しておしゃれに仕上げましょう。
テイストを1つ決めて統一感を意識する
具体的に外壁のカラーや柄を決める前に、まずは外観全体のテイストを1つに絞って統一感を意識しましょう。
最初に目指すべきテイストを1つ決めることで、どのような外壁がマッチするのか分かりやすくなり、よりおしゃれな外観に仕上げることができます。
こちらのコラムで注文住宅のデザインの種類について解説しています。
トレンドを意識しすぎない
外壁を選ぶときは、あまり住宅デザインのトレンドを意識しすぎないのもセンス良く仕上げるコツです。
トレンドの色や柄は新築直後はおしゃれに見えますが、時間が経つと古く見えてしまうことが多いです。
白や黒など定番でシンプルな色をベースにしつつ、程よくアクセントを入れるなど時間が経っても古く見えない外観デザインを意識しましょう。
カラーは3色以内にまとめる
外壁を含めた建物全体のカラーは、多くても3色以内にまとめるとおしゃれに仕上げやすいです。
複数のカラーを使う場合は、色の相性や明るさなども意識してそれぞれが引き立つ組み合わせを意識しましょう。
無理に多くのカラーを使わず、1色やツートンカラーでシンプルにまとめるのもおしゃれです。
玄関ドアやサッシの色とバランスを取る
外壁単体で色を考えるのではなく、玄関ドアやサッシなど外観全体で色のバランスを取ることも大切です。
外壁とサッシを同じ色にして馴染ませたり、色を変えてアクセントにしたり、組み合わせ次第で印象が大きく変わります。
屋根や軒天、雨どいなど、外観に見えるものを1つずつ確認し、外壁と色のバランスを確認してみてください。
外壁の素材にこだわる
外壁自体の素材によっても外観の質感や印象が変わるため、求めるデザインに合わせてこだわりたいポイントです。
※外壁の素材の例
- 窯業系サイディング
- 金属サイディング
- 木質サイディング
- ALCパネル
- モルタル壁
- しっくい壁
- タイル
- レンガ
例えば、窯業系サイディングはカラーや柄のバリエーションが豊富で、費用を抑えつついろいろなデザインを再現できます。
しかし、表面の質感はほかの外壁材より少し劣るため、シンプルな色やデザインだと安っぽく見えてしまうこともあります。
天然木を使った木質サイディングやしっくい壁などの外壁材は、オリジナリティのあるデザインをつくれるのが魅力ですが、メンテナンス性や汚れが課題になることが多いです。
マイホームは数十年単位で暮らす大切な場所なので、建てた直後のことだけでなく、メンテナンス性や耐久性も踏まえて外壁材を選ぶのがおすすめです。
例えば、外壁タイルは色あせや劣化が発生せず、塗装が不要なため新築時の外観デザインを長くキープできます。
アクセントを取り入れる
外壁のベースはシンプルにして、程よくアクセントを取り入れるのもおしゃれな外観づくりの定番テクニックです。
ただし、アクセントを入れすぎるとうるさい印象になってしまうこともあるため、程よく高級感をプラスできるような色柄を選ぶのがおすすめです。
例えば、木目調や石目調の外壁でナチュラルテイストに仕上げたり、レンガ調の外壁でヨーロッパテイストにしたり、アクセントで印象を変えることができます。
アクセントはファサードなど目立つ場所に使うことが多いため、汚れが目立ちにくく色あせせず、高級感のある外壁タイルを使うのがおすすめです。
大きなサンプルで色や質感を確認
実際に外壁を選ぶときは、必ず大きめのカットサンプルで色や質感を確認しましょう。
カタログやホームページの写真だと色や質感を正確に確認できないため、実際に完成してからイメージが違い後悔するリスクがあります。
室内と屋外では見え方が変わることもあるので、実際に太陽の下でカットサンプルを見ながら、イメージに合う外壁を選ぶのがおすすめです。
汚れや劣化も考える
外壁は屋外で雨風にさらされるため、汚れや劣化などの影響も考えて選ぶことが大切です。
せっかくおしゃれな外壁を選んでも、数年で汚れてしまったり、強い日差しで色あせてしまったりすると残念な印象になります。
例えば、汚れが目立ちやすい白い外壁にするなら、親水作用があり雨で汚れが流れ落ちるタイルを選ぶのがおすすめです。
黒やブラウンなど色あせが目立ちやすい色を選ぶ場合も、劣化しない外壁タイルなら美しいデザインをキープできます。
メンテナンス時のことも想定する
外壁の色やデザインを選ぶ際は、将来のメンテナンスまで想定することが大切です。
例えば、塗装が必要な窯業系サイディングや金属サイディングは、メンテナンス時に色や質感が変わってしまいます。
新築時にレンガ調や木目調の窯業系サイディングを選んだ場合、塗装時にクリアカラーを選ばないと同じデザインを維持できません。
アクセントなどで柄の付いた外壁を選ぶ場合は、塗装が不要なタイルを選ぶのがおすすめです。
外壁タイルは塗装が不要で軽微なメンテナンスのみで維持管理できるため、新築時のデザインを長くキープできます。
外構や周辺環境も踏まえてコーディネート
外壁や建物単体ではなく、外構や周囲の風景までトータルコーディネートするのもおしゃれに仕上げるコツです。
建物をおしゃれに仕上げても、周囲から浮いてしまったり、外構とテイストが合っていなかったりすると残念な印象になることが多いです。
マイホームが完成してから外構工事をする場合でも、デザインは統一感を意識してトータルコーディネートしてみましょう。
こちらのコラムで注文住宅の外構の考え方について解説しています。
まとめ
外壁は住まいの中でも占める面積が大きいため、外観デザインに与える影響も大きくなります。
しかし、外壁選びでは色・素材・全体のバランスなど考えるべきことが多いため、どのように選んだら良いか分かりにくいですよね。
外壁を含めたおしゃれな家を建てるためには、いろいろな施工実例を見てイメージを固めつつ、実績が豊富な住まいづくりのプロに相談するのがおすすめです。
クレバリーホームは全国のモデルハウスで、外壁選びを含めた住まいづくりのご相談を受け付けています。
実際の外壁材を見ながらデザインについてご相談いただけますので、ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。