「仕様打合せ」~外装・窓編~【実録】33歳、家を買う!⑳


2019年2月に新居を建てたモーリィの、土地探しから入居までの赤裸々実録レポート。
家づくりの難所と言われる、契約後の「仕様打合せ第1回」の続きです。今回は「窓」、決めちゃいます!

【これまでの流れ】
クレバリーホームとの建築請負契約も交わされ、いよいよ家づくりの最大の難所とも言われる「仕様打合せ」が始まりました。
前回は「間取り」の打合せ。お掃除ロボピットなど「なるほど!」「便利!」な細かな変更を行いました。
→これまでの連載はこちらから→「【実録】33歳、家を買う! 」 一覧

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

「間取り」の次は「外装」だ!

前回、大幅な変更はないながらも、細かな修正を経て間取りを決定しました。
次は「外装」なのですが、「外装」とひとくくりに言っても、その中でも決めなければいけないことが複数あります。

1.開口部(玄関・窓の大きさ・配置)
2.主要外装材(外壁・屋根・窓・玄関の種類・色)
3.その他外装材(雨樋・軒天・水切り等の種類・色)

がその主なものです。

「開口部」は断熱性にもろに影響する!


「開口部」とは、玄関(ドア)、窓など、外に対して開く部分です。
僕の場合はZEHの補助金を活用したかったため、特にこの「開口部」について急いで決める必要がありました(補助金申請の締め切りがあるので)。
ZEHについてはこちら→ZEH(ゼッチ)とは? 3つの要素で建てる「消費エネルギーゼロの家」

というのも、少し詳しい話になりますが、ZEHの補助金を申請するためには、まず「一次エネルギー消費量」を計算しなければいけません。
「一次エネルギー消費量」とは簡単に言うと、その家が「どの位のエネルギーを使うのか」、つまり「どの位の断熱性能なのか、どんな設備を使っているのか」を表す指標です。

家の断熱性能はハウスメーカーごとの断熱仕様によるだけではなく、個別の家の窓の大きさや数によって大きく変わります。
窓よりも壁のほうが断熱性能が高いことは、寒い冬に外に面している壁と窓を、室内側から触ってみると分かります。窓の方が冷たい=断熱性能が低い、ということです。
窓を増やすと断熱性能の高い壁が減ることになり、つまりは家全体の「断熱性能が下がる」ということになります。

間取りを考えるうえで、それも何となく考慮しながら窓の配置・大きさを検討していたので、それほど大きな変更はありませんでしたが、この段階では「窓の高さ」と「窓の種類」について再度検討を行いました。

「窓の高さ」を決めるポイント

「窓の高さ」も、自分で好きなように決められるのが注文住宅ですが、それを検討する際に必要になる要素が室内の造作です。
例えば、窓の下に収納やカウンターを設けたいとすると、そこから何cm上に窓を設置するのか、というように影響するわけです。
その影響が出そうだったのが、玄関・ダイニング・キッチン・書斎・主寝室でした。

玄関・ダイニング・キッチン、についてはそれぞれ収納の種類を決めて、それぞれの収納の高さに合わせて窓の高さを決定しました。

次に書斎のカウンターの高さを検討しました。
カウンターの下に収納を設けたかったので、これも収納の高さに合わせてカウンターの高さ・窓の高さが決まりました。

最後に主寝室です。
高さのあるベッドを設置すると部屋が狭く見えてしまうので、低めのベッドの高さに合わせて枕元に小さなカウンターを計画しました。
そのカウンターから天井までの高さの中心になるよう窓の高さを決めて一通り決定しました。

「窓の種類」はサーモスⅡに

通常はハウスメーカーから提案された窓の種類で進んでいくことが多いですが、今回は外観デザインの関係で「スリット窓」を多く採用していたため、サッシ部分の少ない「サーモスⅡ(LIXIL製)」を検討しました。

このサーモスⅡというのは、見えている部分のサッシを少なくしてガラス面を増やす事により断熱性能を高めている商品です。
サッシ部よりガラス面の方が断熱性能が高いんです。
下記二枚の写真を比較してみてください。
下がサーモスⅡです。

何故スリット窓が多いこととこのサーモスⅡが関係するかというと、スリット窓というのは「細長い窓」なので、通常のサッシだとガラス面が少しだけになり、光も入ってきづらく、外も見えにくくなってしまうからです。
そんなスリット窓にぴったりだったのがサッシ部の少ないサーモスⅡだったわけです。


当初見積りに入っていたサッシを全てサーモスⅡに変更した場合の見積りを出してもらったら、ほとんど金額も変わらなかったので、これなら問題ないだろうということで決定。

まとめ~「間取り」と「外装」を決めて第一回仕様打合せ終了!~

ということで、前回の「間取り」と今回の「外装」までが、僕の第一回の仕様打合せでした。
どうでしょうか。
結構、話し合うことは細かくたくさんあると思われたのではないでしょうか。
僕は家づくりの専門家なので、あまり大きな変更点はなく進んでいますが、もしかするともっと時間がかかってしまう打合せが一般的かもしれません。
できるだけ、事前にしっかり考えてその場で考えないようにすることが、打合せ時間や回数を上手に減らすコツです。

次回は第二回目の打合せ。
主要外装材(外壁・屋根・窓・玄関の種類・色)について決めていきます!
ぜひ読んでくださいね。

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