デザイン&機能性◎!内装「タイル」はこの部屋で使おう
土を焼いて作られる「タイル」は、見た目が美しく、耐久性があるため、人気のある建築素材。
どんなお部屋の内装に使うとメリットがあるのか、タイルが持つ長所からまとめてみました。
このコラムでわかること
- タイルは水、熱に強い→キッチン・ダイニングに!
- タイルは空気をきれいにする→リビング、トイレに!
- タイルは楽しく、美しい
タイルは水、熱に強い→キッチン・ダイニングに!
タイルとは、土を板状に焼いて作った陶磁器質の建築材料です。
耐火性、防水性に非常に優れているので雨や風から大切な家を守る外壁や、水回りを中心とした内装用として人気があります。
タイルの種類は3種類。
素地の質や吸水率によって、磁器質・陶器質・せっ器質に分けられます。
タイルの長所はまず、「水に強い!」ということ。
磁器質のタイルは、タイルの中でも最も緻密な組織になっていて、ほとんど吸水しません。吸水率は1%未満です。
そのため、古くから水まわり――キッチン、お風呂などの場所で利用されてきました。
最近のインテリアトレンドはフレンチシックと呼ばれるカントリースタイルや手作り感を感じさせるスタイル。(→流行のインテリア「フレンチシック」とは?カラーは?アイテムは?)
このカントリーや手作り感を出すのに、モザイクタイルがぴったりなのです。
モザイクタイルを特にキッチンやダイニングで使うと、耐水性も得られ、フレンチシックなインテリアともなじみます。
お風呂×タイルはどうでしょうか。
今は新築住宅ではシステムバスが一般的で、タイルを利用したお風呂場はあまり見られませんが、昔ながらの銭湯などではタイルを組んで作った浴槽や床が見られます。
大工さん、職人さんがオリジナルで作り上げるお風呂を選べば、もちろん今でもお風呂をタイル貼りにできます。
タイルは空気をきれいにする→リビング、トイレに!
一方、陶器質のタイルは焼成温度が低く、素地に小さな穴が無数に開いています(多孔質)。
この穴が空気中の水分を取り込むので吸水率が10%以上と高いのが特徴です。
空気中の水分が多い時は吸収し、低い時は放出する…つまり、自然な調湿機能があるのです。
このタイルは水分の他に、臭い成分も吸収してくれるため、リビングやトイレの壁をお洒落かつ機能的に作り上げることができます。
壁の一部を利用してアクセントウォールとして使うと、インテリアにメリハリも出て◎です。
まとめ~タイルは楽しく、美しい!~
このほかに、ペットのいるお宅にも床材としてタイルがおすすめ。
防臭効果があること、ワンちゃんや猫ちゃんの足が滑らないので安全だからです。
家全体をタイルにすることもできますが、まずはペットスペースの床をタイル敷きにしてみてはいかがでしょう。
自分のセンスで組み合わせられるタイルは、美しく家を彩ってくれます。
毎日を楽しくしてくれる、そして機能性も高いタイルをぜひインテリアに活かしてくださいね!
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