50坪の間取り成功実例!間取りづくりのポイントとおすすめアイデア
この記事では、50坪の間取り成功実例を見ながら、間取りづくりのポイントを詳しく解説します。
50坪の家は平均より広めで、さまざまな間取りアイデアを採り入れることができます。ビルトインガレージやファミリークローゼットなど、広い家ならではの間取りアイデアもたくさんチェックしましょう。
50坪の注文住宅を建てるときの費用相場も紹介しますので、予算計画の参考にもどうぞ。
50坪の広さはどれくらい?
国土交通省の令和4年度住宅市場動向調査によると注文住宅の平均延床面積は約37坪なので、50坪の家はかなり広めになります。
ただし、数字だけだとイメージしにくいので、実際の間取り図を見てみましょう。
- 延床面積170.42㎡(51.55坪)
- 1階=92.83㎡(28.08坪)
- 2階=77.59㎡(23.47坪)
こちらは約52坪の2階建て注文住宅の間取り図です。3LDKに畳コーナーや書斎、シアタールームなど魅力的な間取りアイデアがたくさん盛り込まれていますね。シューズクローク・ウォークインクローゼット・パントリーなど、収納も充実しています。
50坪の広さだと部屋数も調整しやすいため、二世帯同居にも十分対応できるでしょう。広い玄関や吹抜けのLDKなど、デザイン性や居住性にも十分こだわれそうです。
50坪の間取り成功実例
実際にクレバリーホームがお手伝いした注文住宅の中から、50坪に近い間取り成功実例をピックアップしてご紹介します。
詳細ページに全体の写真や家づくりのポイントも掲載していますので、気になる実例をぜひチェックしてみてください。
実例① 51.99坪
約51坪の2階建て外観は、高級感と耐久性に優れる外壁タイルを貼り分けておしゃれに仕上げています。
作業効率の良いアイランドキッチンは、床面積に余裕があればぜひ採り入れたいアイデアの1つ。
2階にはセカンドリビングを設け、親子で体を動かせるボルダリングウォールで楽しい空間になっています。
1F 26.22坪
2F 25.77坪
小屋裏
実例② 54.10坪
家族みんながのびのびと暮らせる、2階建ての二世帯住宅間取り実例です。
6人の家族が集まっても圧迫感が出ないよう、ダイニング・リビングは開放感あふれる大空間に。
ご家族全員の靴をたっぷり収納できるよう、玄関も広めにつくってあります。
13帖の小屋裏収納は、デッドスペースを活かして約54坪のお住まいをさらに暮らしやすくするためのアイデア。
1F 31.56坪
2F 22.54坪
小屋裏収納
ほかにも50坪台の施工実例がありますので、こちらの絞り込み検索もぜひご活用ください。「条件から探す」⇒「延床面積」⇒「50坪~」で指定できます。
50坪の間取りづくりのポイント
かなりゆとりがあり選択肢も多い50坪の家ですが、ただ必要な間取りを詰め込むだけでは暮らしやすくなりません。間取りを考える際に注目すべきポイントを押さえておきましょう。
効率の良い動線をつくる
暮らしやすい50坪の家を建てるためには、各部屋を効率よく結ぶ動線をつくることが大切です。例えば、洗濯機・物干しスペース・ファミリークローゼットを近くにまとめれば、洗濯動線を短く効率的にまとめられます。家事・生活に関する動線を1つずつシミュレーションして、関係する間取りを近くに配置してみましょう。
普段の掃除やメンテナンス性を考える
平均より広い家を建てる場合、毎日のお掃除や将来のリフォーム・メンテナンスのことも考えましょう。フローリングの面積が広いと掃除機をかける手間が増えるので、段差や仕切りを減らしてロボット掃除機を使いやすくしておくと便利です。
広い家は外壁の面積が増えるので、耐久性が高く塗装が不要な外壁タイルを使うのもおすすめ。
天井の高さを意識する
開放感あふれる空間をつくるために、天井の高さを意識することも大切です。
50坪の家で広いリビングをつくる場合、高い天井で視野が広がる効果も大きくなります。
一般的な住宅会社では2400mmの天井高を設定していることが多いです。しかし、天井を高くしている住宅会社もあり、より開放感あふれる住まいをつくることができます。例えばクレバリーホームは、天井高2600mmを標準仕様としています。
天井高についてはこちらのコラムもご覧ください。
コミュニケーションスペースをつくる
延床面積が広い家を建てるときは、家族が集まりやすいコミュニケーションスペースをつくることも意識しましょう。
50坪の延床面積があると一人一部屋確保できることが多いですが、個室にこもりっぱなしでは寂しいですよね。
リビングや階段ホールなど、個室以外のコミュニケーションスペースがあると、顔を合わせて会話する機会が生まれます。
小上がりや半個室など、ちょっと座って会話できるような場所を意識してつくってみましょう。
採光と通風にこだわる
広い家は窓から遠い場所ができやすいため、隅々まで光と風が届くように意識することも大切です。
住まいの中心に暗い場所ができてしまうときは、吹き抜けの高窓や中庭など、採光性に優れる間取りアイデアを組み合わせましょう。
現在の住まいは24時間換気が義務付けられていますが、風が通りやすい位置に窓を配置して、気持ちよく換気できるようにすることも大切です。
50坪の注文住宅におすすめの間取り
平均より広い50坪の注文住宅におすすめの間取りアイデアをピックアップしました。家族構成やライフスタイルに合わせて、お好みの間取りアイデアを見つけましょう。
ビルトインガレージ
防犯性や利便性が高いビルトインガレージは、床面積に余裕があればぜひ検討したい間取りアイデアの一つ。
家の外を通らず直接車に乗り降りできる動線をつくれば、雨の日も濡れずに済むので便利です。
アイランドキッチン
周囲をぐるりと一周できるアイランドキッチンは、お料理効率を重視する方におすすめの間取りです。広めのスペースが必要になりますが、50坪の家なら採り入れやすいでしょう。
パントリー
キッチンの収納力を大きくアップしてくれるパントリーも、積極的に検討したい間取りの一つです。少し広めのパントリーに出入り口を2か所つけて、ウォークスルー間取りにするのもおすすめ。
ファミリークローゼット
家族の衣類をまとめて管理できるファミリークローゼットも、50坪前後の家におすすめ。各部屋に洗濯物を配る手間が省けて、効率的な家事につながります。
シューズクローク
一般的な広さの注文住宅でも採用率が増えているシューズクロークは、50坪の家には特におすすめです。床面積に余裕があればレイアウトの選択肢が増えるので、玄関のデザイン性や収納力を大きくアップできます。
ランドリールーム
洗濯に関する作業をまとめてこなせるランドリールームも、スペースに余裕があればぜひ採り入れたいアイデアです。前述したファミリークローゼットと組み合わせれば、さらに家事効率の良い住まいをつくることができます。
セカンドリビング
広めの50坪台の家を建てるなら、セカンドリビングの間取りも検討してみてください。メインリビングと切り離せるので、より居住性や趣味性を高めた素敵なスペースになりますよ。
50坪の注文住宅の費用相場 4,994万円
実際に注文住宅を建てた方のデータから、50坪の注文住宅の費用相場を予測してみましょう。
2022年度に住宅金融支援機構のフラット35を利用した方の注文住宅平均価格は、3,717万円、延床面積は122.8㎡(約37坪)でした。これを50坪(165㎡)に変換すると、約4,994万円となります。あくまで平均価格からの推測ですが、大まかな建築費用の目安にしてみてください。
これから土地を購入する方は、さらに取得費用がかかります。また、実際の注文住宅費用は、土地の条件、住宅会社、設備のグレードやオプションなどで変動します。こちらのコラムで注文住宅の費用相場を詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
まとめ
平均的な注文住宅より広さの余裕がある50坪の家は、間取りの選択肢が多く、理想のマイホームを建てられる可能性が高いです。ただし、動線効率や採光など注意すべきポイントもありますので、広い家の施工実績が多い住宅会社に相談しましょう。
クレバリーホームは、これまで多くの注文住宅づくりをお手伝いした経験を活かし、お客様にぴったりなプランをご提案いたします。全国のモデルハウスで実際の間取り・デザインをご体感いただけますので、ぜひお気軽にご活用ください。土地探し・住宅ローン計画など、住まいに関することなら何でもご相談いただけます。