キッチンの大掃除、ついでに防災対策!ポイント3つ


早いもので今年も間もなく大掃除シーズン。
今年はいつもの大掃除に、防災・地震に役立つ工夫を加えてみませんか。
隅々まで行う大掃除のついでに防災対策をすれば、一石二鳥です!
今回は大地震で最危険エリアとなるキッチンを片付けるポイントを見ていきましょう。

このコラムでわかること

  • 大地震でキッチンはいちばん危ない場所になる
  • 防災お掃除①冷蔵庫の位置を見直す
  • 防災お掃除②通路にあふれるモノの整理
  • 防災お掃除③引き出し&棚は中身が飛び出ないように
  • まとめ~大掃除で防災対策は一石二鳥~

大地震でキッチンはいちばん危ない場所になる


大地震はいつ来るかわかりません。
阪神・淡路大震災では、地震の起きた時刻が午前5時46分でした。
朝食の支度をしていた人も多く、また1月17日と冬のさなかで熱源を使用していた家庭もあり、火事による被害も深刻でした。

このように、家の中で火元や割れ物・刃物などが集中しているキッチンは大地震では「家じゅうで最も危険なエリア」になります
キッチンが日頃から片付いているか、また地震対策が取られているかで、いざという時に命を守れるかどうかが決まるのです。
防災大掃除、まずはキッチンから始めましょう。

防災お掃除①冷蔵庫の位置を見直す

一番初めに確保したいのは、避難経路です。
お家のキッチンで被災した時に、どこからどう逃げますか。
お部屋の奥にいても、スムーズに逃げられるでしょうか。

ここで注目するのは冷蔵庫の位置と、転倒防止対策
家庭用の大型冷蔵庫では、中身も入れた状態で200㎏を超すこともあります。
その冷蔵庫が避難経路をふさいでいたら…確実に逃げ遅れますよね。
そんな状況を作らないように、二つの対策を取りましょう。

・冷蔵庫は出入り口の近くに置かない!
→大掃除で冷蔵庫の中身を出したり、上部を拭いたりする際に、冷蔵庫の位置も見直してみましょう。

・冷蔵庫は転倒防止対策を!
→大掃除で冷蔵庫のてっぺんを拭き掃除する際、ついでに転倒防止器具を購入して取り付けましょう。
冷蔵庫は重いので、重さに見合った転倒防止器具を確認して選んでください。

地震の時には冷蔵庫は最大、最重の凶器になることを覚えておいてくださいね。

防災お掃除②通路にあふれるモノの整理

引き続き避難経路の確保でキッチンを見回してみましょう。
キッチンの床に置いてあるモノはありませんか。
これも災害時にはジャマになり、逃げ遅れの原因になります。

床にそのモノが置いてある理由は、
①そのモノが帰る「お家」(収納場所)が決まっていない
②「お家」(収納場所)はあるのだが、返しにくい

という二つのどちらかです。
「床には絶対にモノを置かない!」という決意で、この二つを解決しましょう。

それには
・いらないモノを捨てる

・いるモノの収納場所を決める

・収納場所の取り出し・片付けしやすさを確認

という段取りがおすすめです。

床に置いてあるモノがなくなれば、隅々まで磨き上げることができて大掃除もはかどりますよ!

防災お掃除③引き出し&棚は中身が飛び出ないように!


大地震では、高い位置から落ちてくるモノで怪我をします
特にキッチンでは吊戸棚があったり、中に入っているものも重みのある調理器具だったりと危険度がアップします。

大掃除で棚の中身を取り出す時にできる工夫は以下の通り。

・モノ
→量を見直し、可能なガラス素材はプラスティック素材など割れないモノに置き換える

・棚
→滑り止めシートを敷いて、モノを収納

・棚の扉
→地震でも開かないように耐震ラッチ(大地震の際に自動で扉をロックする装置)を設置したり、ガラス戸にはガラス飛散防止フィルムなどを張ったりする

まとめ~大掃除で防災対策は一石二鳥~

ふだんの生活のなかで防災対策をリニューアルできれば素晴らしいですが、なかなかそこまで…という方も多いのではないでしょうか。
一年間たまった汚れを隅々まで掃除する大掃除の時に、防災対策を見直せば手間も減って一石二鳥
この機会に、「震災時もっとも危ない部屋=キッチン」だけでも防災対策を見直してみてくださいね!

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