セカンドリビングのある間取り実例!後悔しない考え方も解説
この記事では、1つの家にメインリビング・セカンドリビングがある間取りについて詳しく解説します。
セカンドリビングがあるとライフスタイルの幅が広がり、家族みんなが楽しく快適に過ごせるマイホームをつくることができます。
実際にセカンドリビングを採用した注文住宅の間取り実例を見ながら、考え方のポイントもチェックしていきましょう。
セカンドリビングとは?
セカンドリビングは、生活の中心となるメインリビングとは別にもう1つ設ける、2つめのリビングのことです。二世帯住宅は2つのリビングをつくるのが一般的ですが、最近は一般的な住宅でもセカンドリビングの注目度が高まっています。
さまざまな用途に対応できるセカンドリビングは、ライフスタイルが多様化している現代の住まいづくりにピッタリ。2つのリビングをつくるのは床面積のハードルが高いと感じるかもしれませんが、2階ホールなどを活用して省スペースでつくるアイデアもあります。
セカンドリビングのメリット
セカンドリビングによって生まれるメリットを、具体的に1つずつチェックしていきましょう。
メインリビングより自由度が高い
セカンドリビングは用途やレイアウトの自由度が高く、ライフスタイルに合わせたワクワクする空間にできるのが大きなメリットです。
生活の中心となるメインリビングは、家事・生活動線なども踏まえて間取りを決めなければいけません。セカンドリビングはある程度生活から切り離して考えられるので、趣味やライフスタイルに合わせてカスタマイズできるのです。
ほかの用途と兼用できる
セカンドリビングは、誰も使っていない時間帯にほかの用途として兼用できるのも魅力的なポイントです。
例えば、日当たりの良い2階ホールのセカンドリビングなら、家族が出かけていて使わない時間帯は室内干しに活用できます。
1つの間取りに複数の役割を持たせることで、ムダのない効率的な家づくりにもつながります。
程よいプライバシー性がある空間になる
レイアウトの自由度が高く、程よいプライバシー性がある空間にできるのもセカンドリビングの特徴です。
メインリビングだと集中できないけど、個室にこもるのは寂しい。そんなときは、離れていても家族の存在を感じられる、程よい距離感のセカンドリビングがピッタリです。小さなお子様の遊び場、在宅ワークスペースなど、さまざまなシーンで活躍してくれます。
デッドスペースを活用できる
メインのLDKよりコンパクトなセカンドリビングは、住まいの中のデッドスペースを活用しやすいのもうれしいポイントです。
例えば、階段や吹抜けの2階ホールを活用すれば、ほかのスペースを圧迫せずセカンドリビングをつくりやすいです。
ライフスタイルの変化に対応しやすい
セカンドリビングがあると、お子様の誕生や二世帯同居など、ライフスタイルの変化にも対応しやすくなります。
お子様が増えたら子供部屋は寝るだけにして、セカンドリビングにデスクを置いて宿題や勉強のスペースにするのも一つの考え方。セカンドリビングがライフスタイルの変化を受け止めてくれるので、大規模なリフォームをしなくても快適に暮らしやすいです。
セカンドリビングの活用例
実際に多いセカンドリビングの活用例をご紹介します。ご自身のライフスタイルと照らし合わせてみて下さい。
ペットと触れ合う
キッチンと隣接しないセカンドリビングは、ワンちゃん・ネコちゃんなどのペットと触れ合う空間にもピッタリです。セカンドリビングなら刃物や火など危険が少なく、ペットが自分のテリトリーとして落ち着く空間にもなります。
キッズスペース
セカンドリビングをお子様の遊び場にすると、メインリビングが散らかるのを防ぎつつメリハリのある生活を送りやすいです。子供部屋より存在感が分かりやすいので、お子様の体調不良などに気づきやすいのもうれしいポイント。
趣味を楽しむ
楽器演奏や読書など、趣味を楽しむ空間にもセカンドリビングはピッタリです。メインリビングだとテレビや生活音が気になりますが、セカンドリビングなら趣味に集中できる環境をつくりやすいです。
在宅ワーク
定期的に在宅ワークの機会がある方にもセカンドリビングはおすすめ。集中して作業できますし、リモート会議時の音や映り込みも気になりにくいです。
セカンドリビングのある注文住宅間取り実例
実際にセカンドリビングを採り入れた、おしゃれで暮らしやすい注文住宅の間取り実例をご紹介します。詳細ページに全体のお写真も掲載していますので、気になるおうちはぜひチェックしてください。
実例①
2階の階段ホールを活用し、ソファとテーブルを置けるセカンドリビングに。複数の窓からたっぷり自然光が入り、エアコンとシーリングファンで冷暖房効率にもしっかり配慮しています。
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実例②
2階の廊下ホールに配置した約6畳のセカンドリビングは、家族全員がくつろげる開放的な空間です。高い勾配天井のおかげで、実際の床面積より広々と見えますね。
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実例③
育ち盛りのお子様のために、ブランコやボルダリングを楽しめるセカンドリビングを設置。生活と切り離したセカンドリビングならではの素敵な空間ですね。
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後悔しないセカンドリビングの考え方
ここまでご紹介したように魅力・メリットがたくさんあるセカンドリビングですが、なにも考えずにつくると後悔するリスクもあります。次のポイントを1つずつ考え、後悔しないセカンドリビングの間取りをつくりましょう。
用途や過ごし方を決める
まずは、セカンドリビングの用途やどんなふうに過ごす場所なのか明確にしましょう。
セカンドリビングは用途が広いものの、なんとなく空きスペースにつくるだけでは、将来使わなくなってしまい後悔するケースも考えられます。特に使いみちがないなら、セカンドリビングではなくほかの部屋に床面積を回した方が良いかもしれません。
具体的に間取りを考える前に、セカンドリビングをどのように使うのか、そもそも必要なのかなどを明確にしてみてください。
動線効率とプライバシー性のバランス
セカンドリビングの過ごし方に合わせて、動線効率とプライバシー性のバランスも上手に調整しましょう。
メインリビング・玄関・サニタリーなどほかの部屋につながる動線効率が良いと、利便性の高いセカンドリビングになります。しかし、複数の動線の中間地点にセカンドリビングを配置すると、家族がひんぱんに通ってプライバシー性が低下してしまう可能性もあります。
動線効率と利便性を重視するのか、プライバシー性を優先するのか、先ほど決めた用途に合わせて考えてみて下さい。
使い方に合わせた収納を用意する
使いやすい収納を十分な量用意することも、セカンドリビングの間取りづくりの重要なポイントです。
せっかくおしゃれで過ごしやすいセカンドリビングがあっても、収納が足りないとすぐに散らかって残念な印象になってしまうでしょう。お子様のおもちゃ、勉強道具、趣味や在宅ワークの道具など、セカンドリビングで使う物に合わせて収納を用意してください。
快適な環境をつくる
冷暖房効率や採光性を考え、快適なセカンドリビングをつくることも大切です。
特に、2階ホールなど通路の一部をセカンドリビングとして活用する場合、冷暖房が効かないと快適に過ごせず後悔する可能性が高いです。住まい全体の断熱性を高めたり、全館空調を採用したり、1年中快適に過ごせる空間づくりを心がけましょう。
また、明るさや開放感を高めるために、窓の配置にこだわるのもおすすめです。窓の種類や選び方のポイントはこちらのコラムをどうぞ。
まとめ
用途の広いセカンドリビングは、幅広いライフスタイルの方におすすめの間取りアイデアです。おしゃれで過ごしやすいマイホームを目指すなら、ぜひ1つの選択肢として検討してみて下さい。
クレバリーホームは全国のモデルハウスで、理想の住まいづくりに関するご質問・ご相談を受け付けています。実際の間取りやデザインも、住まいづくりに役立ちますよ。ぜひお近くのモデルハウスをご活用ください。