断熱等級7の家を建てるメリット・デメリット|寒いと感じる原因や対策も解説

断熱等級7の家を建てるメリット・デメリット|寒いと感じる原因や対策も解説

この記事では、断熱等級7の家を建てるメリット・デメリットや対策について詳しく解説します。

2022年に新設された断熱性能の最高基準である断熱等級7は、快適で省エネ性の高いマイホームづくりにおいて注目すべき選択肢です。

しかし、初期費用の高さや設計面の制限といったデメリットもあり、性能基準を満たしただけでは「思ったより寒い」と感じる可能性もあります。

今回は断熱等級7の家を検討するときに必要になる基礎知識を分かりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

断熱等級7とは

断熱等級7の家

断熱等級とは、国が定めた住宅の断熱性能の基準です。

断熱等級は数字が大きいほど断熱性能が高くなり、2025年11月時点ではすべての新築住宅は等級4~7への適合が義務付けられています。

 

等級 基準
等級4 2025年4月以降の最低水準
等級5 ZEH水準

2030年度以降は適合義務化される予定

等級6 HEAT20 G2水準
等級7 HEAT20 G3水準

 

現在の最低水準である断熱等級4は、2025年4月以降すべての新築住宅で適合が義務付けられ、2030年には断熱等級5が適合義務化される予定です。

上位等級である断熱等級6・7への適合は任意ですが、より高い断熱性能を持たせることで省エネ性や快適性などさまざまなメリットがあります。

断熱等級7は最も高い基準で、HEAT20のG3グレード水準と同等の断熱性能です。

冬季の最低室温がおおむね15~16℃を下回らず、平成28年基準と比較して暖房負荷を約55~80%削減できる性能基準となっています。

こちらでHEAT20と断熱等級について詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

 

断熱等級7の家を建てるメリット

断熱等級7の家のリビング

マイホームを断熱等級7で建てることで、経済性・快適性などさまざまなメリットが生まれます。

どのようなメリットがあるのか、1つずつチェックしていきましょう。

光熱費を削減できる

断熱等級7で住まい全体の断熱性を高めることで、光熱費を削減できるのは大きなメリットです。

床・壁・天井や窓・ドアなど開口部の断熱性能が高いと、外気の影響を受けにくくなり、冷暖房効率が良くなります。

少ないエネルギーで室温をキープしやすくなるため、結果的に光熱費を抑えることができ、節約効果が生まれます。

快適で健康的な生活を送れる

断熱等級7の家は、暑さ寒さを感じにくく室温の差も少ないため、快適性が高く健康的な生活を送れるのも魅力的なポイントです。

断熱性能を高めることで冷暖房が効いた部屋から廊下などに出たときの温度差を抑えることができ、移動時の不快感を軽減でき快適な住まいになります。

また、室温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管などの疾患につながるヒートショック現象のリスク軽減にもつながります。

建物の資産価値を維持しやすい

最高基準の断熱等級7で家を建てることで、将来的な建物の資産価値を維持しやすいのもメリットの1つです。

2030年には断熱等級5への適合が義務化される予定ですが、さらに高い等級7で建てておけば時代遅れになるリスクを抑えることができ、資産価値の維持につながります。

高い断熱性能の基準を満たしていることで、住み替えによる売却や賃貸などに出すときも有利になります。

住宅系の補助金を活用しやすい

断熱等級は国や自治体の住宅系補助金の要件になっていることが多く、最高等級の7で建てることで補助金を活用しやすいのもメリットです。

断熱等級7にすることで補助金の要件を満たしやすくなり、住宅ローン減税の借入限度額を引き上げて税負担を軽減できる可能性もあります。

地球環境に優しくCO2の削減につながる

断熱等級7の家で光熱費を抑えることで、CO2排出を削減し将来の地球環境保護につながるのも長期的なメリットになります。

そもそも、断熱等級7が新設された背景には、CO2を含めた温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引きゼロにする「カーボンニュートラル」の実現があります。

地球温暖化による自然災害や生態系の破壊などを防ぐために、断熱等級7の家を建てることは大きな社会的意義につながるのです。

断熱等級7の家を建てるデメリットと対策

断熱等級7の家の建築風景

高性能な断熱等級7の家にはさまざまなメリットがある反面、注意すべきデメリットもあります。

デメリットと対策をセットで覚えて、家づくりの失敗や後悔を防ぎましょう。

初期費用が高い

断熱等級7の基準を満たすためには高性能な断熱材やサッシなどが必要になり、初期費用が高くなるのがデメリットです。

前述したように光熱費の節約効果があるため長い目で見れば損にはなりませんが、住宅ローン審査や返済負担のハードルが高くなる可能性があります。

対策としては、なるべく早い段階で住まいづくりにかけられる予算を明確にして、無理のない資金計画を立てることが大切です。

年収や頭金と初期費用のバランスを考え、収入の変化などを想定して無理なく返済できる住宅ローン計画を立てましょう。

注文住宅の資金計画に関するこちらのコラムも参考にしてみてください。

 

設計・施工難易度が高い

断熱等級7の家は、高い断熱性能の基準をクリアするために、設計・施工難易度が高いのも注意すべきデメリットです。

断熱等級7はUA値(外皮平均熱貫流率)、ηAC値(平均日射熱取得率)などの数値基準が設けられていて、間取りや窓のサイズなどが制限されることがあります。

また、設計通りの断熱性能を発揮するためには、現場での精度の高い施工力も求められるため、対応できるハウスメーカーが限られるケースも。

対策としては、断熱等級7に対応するプランを用意していて、断熱性が高い家の施工実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことが大切です。

例えばクレバリーホームは、標準仕様で断熱等級6水準をクリアし、超高断熱仕様のエネリートサーモでは断熱等級7水準を実現しています。

断熱等級はプランによって異なる場合がございます

▼クレバリーホームの断熱性能について見る

 

地域によっては不要と感じることも

断熱性能は目に見えず、比較するのが難しいため、寒さが厳しくない地域だとあまり効果が感じられないケースもあります。

北海道や東北地方などの寒冷地では断熱等級7の費用対効果は大きいですが、首都圏などの地域では断熱等級6でも十分という意見も。

対策としては、最初から断熱等級7のみに絞るのではなく、建てるエリアや予算とのバランスを考慮しながら断熱性能を決めるのがおすすめです。

こちらで断熱等級6についても解説していますので、あわせてご覧ください。

 

適切な換気・暖房計画を立てないと寒く感じる可能性もある

断熱等級7は最も断熱性能が高い基準ですが、ただ数値を満たしただけだと寒さを感じる家になるリスクもあります。

断熱性能が高いほど外気の影響を受けにくくなりますが、気密性や暖房効率などによっては、寒く感じる可能性もゼロではありません。

このデメリットについては、次の章で原因や対策を詳しく見ていきましょう。

断熱等級7は寒い?原因と対策

断熱等級7でも寒い吹抜けのリビング

断熱等級7についてインターネットで検索すると「寒い」というワードや意見を目にすることがあります。

実際に、断熱等級7の家を建てても、さまざまな原因で寒さを感じる可能性があります。

例えば、吹き抜けのような天井が高い間取りを採用すると、暖房で温められた空気が上部に溜まってしまい、足元が寒くなるケースも。

 

※寒さ対策の例

  • シーリングファンで空気を攪拌する
  • 床暖房で足元を温める

 

断熱等級7の家で寒さを感じないようにするための対策は、上記のように複数の方法があります。

しかし、寒さ対策をして暖かい断熱等級7の家を建てるためには、住まい全体のトータルバランスを考えた提案ができるハウスメーカーを選ぶことが重要です。

断熱等級7の家づくりはハウスメーカー選びが重要

断熱等級7の家のリビング

ここまで見てきたように、断熱等級7の家づくりでは、ただ数値基準を満たすだけではなくトータルバランスを考えることが大切です。

予算や間取りと断熱性能のバランスを取りつつ、暖房・換気計画なども含めてトータル提案できるハウスメーカーを選びましょう。

例えば、クレバリーホームは標準仕様で断熱等級6水準をクリアし、超高断熱仕様のエネリートサーモなら断熱等級7にも対応可能です。

すき間なく充填する100mmの断熱材、気密性を高める気密シート、窓からの熱の出入りを抑える樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラスなど、温かい住まいづくりの工夫も取り入れています。

光熱費を抑えて暖かく快適に過ごせる住まいづくりをご検討の際は、ぜひクレバリーホームにご相談ください。

断熱等級はプランによって異なる場合がございます

▼クレバリーホームの断熱性能について見る

▼クレバリーホームのモデルハウス一覧

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