台風に強い家は3つのポイントで見極める!


家づくりで、今もっとも重要視されているのは「災害に強い」こと。
今回は、その中でも特に「台風」に強い家について考えてみます。
台風、突風、竜巻など「風」に負けないかどうかは、実は3つのポイントで見極めることができるのです。

注文住宅を購入するメリット・デメリット、価格相場についてはこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
→ 注文住宅とは?相場やメリット・デメリットをわかりやすく解説しま

このコラムでわかること

  • 台風で家が受ける力とは
  • 「風が巻き上げる力」に強い構造か
  • 「引き抜き力」に強い構造か
  • 「吹き飛んでくるモノ」に強い外壁か
  • 丁寧な点検とメンテナンスが必須

台風で家が受ける力とは

俗に「雨台風」「風台風」と言われるように、台風の被害を引き起こす原因となるのは主に「雨(水)」と「風」です。

「雨(水)」の被害は「降雨」→降り注ぐ水と「浸水」→下からあふれ出てくる水によって引き起こされるもの。
「風」による被害は、その強い力によって屋根やアンテナ、物干しなどが飛ばされてしまうものが主となります。

現在建てられている住宅は、建築基準法によって最低限の雨水対策、また風力対策が取られています。
「浸水」への対応としては、家自体の耐水性を高めることももちろん重要ですが、低地など、もともと水が集まりやすい場所だったり雨水が集中した場合の排水対策が不十分だったりといった、場所の性質が影響する割合が高くなってきてしまいます。(強い土地・地盤については→「「地盤」の強さ・弱さとは? 4つの見極めポイント」)
そのため、今回は特に自力で対応をしておかなければならない「強風」への備えを、家の構造に着目して解説します。

「風が巻き上げる力」に強い構造か

ポイントのひとつめは「風が巻き上げる力」に強い構造かどうか。
日常、住宅には風の力以外にも、地盤が押す・揺れる力、雪・雨が降り積もる力、また目の前の道路を車が通ることによって揺れる力、など、大きなものから小さなものまでさまざまな力がかかっています。
その力に耐えられるよう計算して住宅を作るわけですが、台風(風力)に強い構造にするためには、特に「風が巻き上げる力」「引き抜き力」に強いかどうかがカギになります。
一般の住宅は、それ自体の重さ+中にある人、モノの重さを支えなければならないため、とくに重力=上からの力に強い設計がされています。
しかし、実は下から風が巻き上げる力には対応できていない住宅も多いのです。

例えば屋根の軒、庇など、飛び出ている箇所。
ここは、台風や突風時には「下から巻き上げる」風の力が集中する場所で、いわば、家の風力に対する「弱点」と言えます。
台風で屋根全体が飛んでしまった住宅のほとんどは、この弱点が風の力に耐えられず、一部が剥がれてしまい、そこからさらに風の力が入り込むことで全体が吹き飛んでしまったものなのです。

クレバリーホームの家は「ハリケーンタイ」という金物で、がっちりと屋根を支える方法。
どんな強風にも安心できる家です。

「引き抜き力」に強い構造か

ポイントのふたつめは「引き抜き力」に強い構造かどうか。
「引き抜き力」とは、家の基礎から出ている柱を引き抜こうとする力のこと。
先ほどからお伝えしているように、風の力は、横から押し付けるだけでなく、下から巻き上げる力こそが恐ろしいのです。
台風の被害では屋根が飛ばされることだけが着目されがちですが、さらに最悪の事態――家の躯体にまで影響が出ることへの備えも重要です。
いくら柱自体が強く、またそれで作った「骨組み」が強くても、基礎から引き抜かれてしまっては元も子もありません。

クレバリーホームの家を例にすると、柱脚金物という金物で、基礎と柱を一体化しています。
木造建築で一般的に使われるホールダウン金物は、力の向きによって弱くなることがあります。

しかし、この柱脚金物は柱の内部にあって基礎とガッチリ固定されているため、力の向きによる弱点はありません。
下から巻き上げる力、引き抜こうとする力にも強いのです。


この基礎と柱の頑丈な一体化で、強風や、地震の揺れに強い家になるのです。

「吹き飛んでくるモノ」に強い外壁か

台風の風は、道路や家の付随物を吹き飛ばします。
そのモノが家の外壁にあたってしまい、傷がついたり最悪の場合は穴が開いたり、という被害になりますが、クレバリーホームの家ならその心配はありません。
それは外壁タイルが標準だからです。
タイルは非常に強い外壁材で、外からの衝撃で傷がつくこと、ましてや穴が開くことはほとんどありません。
(タイルの強さについて詳しくは→http://www.cleverlyhome.com/technology/gaiheki-tile/
台風のもたらす風害、また水害に耐える最も理想的な外壁材は「タイル」と言えるでしょう。

まとめ~丁寧な点検とメンテナンスが必須~

風の巻き上げる力に対応できているか、ということが台風に強い家づくりの観点であることを説明してきました。
重要なことは、そういった家を建てること…だけではなくて、その家の機能を「維持していくこと」なのです。
はじめにお話ししたように、家には日々たいへんな力がかかり続けています。
風雨、日光、化学物質による経年変化は、どんな立派な家でも避けられません。
定期的なチェックとメンテナンスを行わなかったために、微細なクラックから雨水が侵食して機能が失われてしまった…そんなことだって起きてしまうのです。
当初の機能が失われていないか、ほころびはないか、かかりつけ医のようにしっかり定期的にメンテナンスをしてくれる、「信頼できる」ハウスメーカーを選ぶことが「災害に強い家づくり」で失敗しないポイントです。

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