部屋干しの3つのお悩み「場所」「湿度」「臭い」を解決!


今や8割を超える家庭で洗濯物が「部屋干し」されています。その結果、「家がジメジメ」「洗濯物が臭う」などお悩みごとが多数発生中。今回はそのお悩み解決アイテムや家づくりのポイントをご紹介します。

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「洗濯物の部屋干し」お悩みベスト5

雨が多い日本の夏。梅雨時から夏にかけては部屋干しするご家庭も多くなりますね。
また、国土交通省の調査によれば、現在、全国の世帯の約6割が共働き家庭。
共働き世帯では、洗濯物の「部屋干し」は当たり前のことなのですが、しかし、家の中に洗濯物を干すと、いろいろなお悩みも出てきます。

2019年に行われたダイキン工業株式会社によるアンケート結果では、実に調査世帯の約8割が部屋干しをするご家庭でした。
部屋干しに関する困りごとのTOP5は以下の通りです。

1位 場所を取る(邪魔になる)
2位 洗濯物がカラッと乾かない
3位 洗濯物が臭くなる
4位 外干しより乾くのに時間がかかる
5位 部屋がジメジメする

(「住宅内空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」ダイキン工業株式会社https://www.daikin.co.jp/press/2019/20190606/より引用)

皆さんのお悩みも含まれているのではないでしょうか。
その他の結果からも、現代家庭での部屋干しのお悩みは「場所」「湿度」「臭い」の3つに集中していることが分析されています。

家庭への乾燥機導入も進んでいますが、家に乾燥機があっても、熱に弱い衣類やしわになりやすい衣類はどうしても部屋干しが必要です。
街のコインランドリーを利用するのにも重たい洗濯物を持って行かなければならず悩ましい。
というわけで部屋干しをするために、その洗濯物が放つ湿気、また雑菌繁殖を抑えるのに役立つアイテムをご紹介します!

「場所」を解決する設備


部屋干しの場合、洗濯物はどこに干すでしょうか。
室内物干しを購入して干す、カーテンレールにかけてしまうなどいろいろだと思います。
写真はクレバリーホームの実例で天井から下げるタイプの物干しです。
今回は実際にクレバリーホームの実例でも高評価の設備をご紹介します。

一つめは「ブルックリンランドリール」

一言で言うと、「引き出せる物干しベルト」です。
先ほどの実例のようにもともと部屋干し空間がある場合は棒状のバーを使う壁面収納でないタイプが多いのですが、この「ブルックリンランドリール」は必要な時だけ引き出して、使わない時は収納できます。
最長4mで耐荷重は15kg。
洗濯機約2回分の洗濯物も余裕で干すことができます。
ハンガーを掛けるための穴があり、ベルトがたわんでも洗濯物がずれていかないという工夫もされています。
グッドデザイン賞、キッズデザイン賞受賞のおしゃれな見た目も◎です。

また、カーテンレールに干してしまう理由として、少しでも日光に当てたいという潜在的な思いもあるかもしれません。
そんな場合におすすめなのが室内物干し「soraie」(ソライエ)です。

これは窓枠に取り付けて、必要な時だけ引き出して使う室内用の物干しです。
窓に接しているのでお天気の時には自然光を利用して干すことができます。
使わないときは収納も窓回りで済むので、場所をふさぐことがありません。

「湿度」を解決する設備

お家の「断熱」「気密」性能が高く、適切な換気機能がある場合は必要以上に湿度を気にすることはないのですが、そうはいってもやはり気になるのが空気中の水分ですね。
一般の洗濯機のおまかせモードで脱水した場合、洗濯物の重量の約6割の水分がまだ残っているとされています。https://kidsdesign.jp/pdf/08_datasheets.pdf
一日に一人当たり約1.5㎏の洗濯物の量とすると、4人分で6kg。その60%が水分であれば3.6kg(500mlペットボトルで約7本分)もの水分が洗濯物に含まれていることになります。
部屋干しの洗濯物が乾く=この水分が室内に放出されるということですので、部屋干しでは洗濯物を乾燥させるのと同時に、お部屋の除湿も考える必要があります。

エアコンのドライ機能や、簡易的な除湿器を購入することも効果がありますが、今回ご紹介するのは除湿してくれるだけでなく空気の質まで上げるパナソニックの「せんたく日和」「天井埋込型換気扇」です。

これは送風と換気により、大量の洗濯物をすばやく乾燥させる空調設備です。
また、パナソニックの技術により発生する「ナノイー」の高い除菌・脱臭効果で、外干しのような心地よさが実現します。
ナノイーは臭いだけでなく花粉やアレル物質などにも効果があるため、部屋干しだけにとどまらない空気環境整備に大変役立ちます。

「臭い」を解決するアイテム

そもそも生乾きの臭いは、乾きにくい状態で放置された洗濯物で雑菌が繁殖してしまうせいです。

主な対策には
①洗濯物は空間を開けて干し、常に空気を循環させる
②部屋干し専用洗剤や漂白剤の利用
③雑菌が少ない空気にする=空気の質を上げる

という3点があります。

①と③についてはこれまでにご紹介した設備で対策できます。
さらに解決を目指すためにお手軽に試せるのが②の部屋干し専用洗剤や漂白剤の利用です。

部屋干し専用洗剤も種類が豊富になりました。
部屋干し衣料に雑菌を繁殖させないよう抗菌・防臭効果があり、手軽に試せるのが魅力です。
干す前に、シャツなどはアイロンをかけてから干す(もちろんスチーム機能はオフで!)しわ取りを兼ねた方法もあります。

最近は用途別に細かく洗剤を使い分けるお家も増えています。
収納は使う場所の近くに設置するといつでもスッキリお片付けができます。
写真はクレバリーホームのオリジナル「MONOプレイス」の実例です。

棚板の高さを自由に設定できるクレバリーホームの可動棚。パイプを組み合わせればハンガーを掛けたり、洗濯物の一時干しのスペースとしても便利です。洗濯機の上のスペースを有効活用できます。

まとめ~「部屋干し」前提の間取りを考えよう! 「バルコニー」はもういらない?~

必要最低限の土地や空間で、上質に暮らすのが現代の家づくりのベースとなってきています。
例えば、夫婦共働きであれば、洗濯物は夜干す、畳むしかないのが現実。
そうなった場合、部屋干しを前提にした家の間取りが必要になってきます。

洗濯という家事はただ衣類を洗うだけのことではありません。

・脱いだものを洗濯機まで運ぶ→洗濯する→干す(乾燥させる)→たたむ→しまう

という一連の「長い手間と時間がかかる家事」なのです。

そう考えた時、室内物干し場所をどうするか、また時短に役だつスムーズな洗濯動線はどう作るかなどを考えるのは当然のことです。
洗濯物、片付けたいなら「動線を見直す」!

クレバリーホームの「SuFiT’s(スフィッツ)」は、時短・家事ラクを目指した新しいスタイルの家。
皆さんが部屋干しで悩んでいる「スペース」「除湿」「送風」など、すべての課題をクリアできるように設計しています。
例えば洗濯物専用空間は今回ご紹介した設備を採り入れたうえで下図のように設けてあり、夜にしか洗濯できない時や、雨や花粉で外に干せない場合にも、快適に洗濯物が干せ、クローゼットや寝室などの部屋にアクセスしやすい位置にし、洗濯物を取り込んだ後の動線にも配慮しています。

ぜひ、家族がみんなでニコニコできる、家事が楽になるお家を建ててくださいね!

クレバリーホームの公式サイトはこちら♪



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