注文住宅の屋根の選び方ガイド|形状・素材の種類や選び方、おしゃれな施工実例も

注文住宅の屋根の選び方ガイド|形状・素材の種類や選び方、おしゃれな施工実例も

注文住宅の屋根選びは、外観デザインや建築コストなどを左右する重要な要素の1つです。

屋根の形状は外観のシルエットや印象に影響し、素材によって建築コストや耐久性が変わってきます。

しかし、初めての注文住宅づくりでは、屋根をどのように選んだら良いのか分かりにくいものです。

そこでこの記事では、注文住宅の屋根の選び方について解説し、おしゃれな施工実例もご紹介します。

屋根選びに必要な基礎知識を分かりやすくまとめましたので、ぜひ理想のマイホームづくりにお役立てください。

注文住宅づくりは屋根選びが重要

屋根がかっこいい家の外観

注文住宅はさまざまなことを決める必要がありますが、屋根選びも重要なポイントの1つです。

屋根の形状や素材の選び方で、注文住宅のさまざまな要素に影響を与えるためです。

 

※屋根が注文住宅に及ぼす影響

  • 建築コスト
  • 外観デザインと印象
  • 室内の天井高や小屋裏の広さ
  • 耐久性やメンテナンス費用
  • 太陽光パネルの発電量

 

例えば、屋根形状によって建築コストが変動し、シルエットが変わるため外観デザインや印象にも大きく影響します。

また、勾配天井にする場合は、屋根の形状によって高さや室内の見え方が変わるのも重要なポイント。

屋根の素材選びは、注文住宅を建てた後の耐久性やメンテナンス費用に影響します。

太陽光パネルを設置する場合は、屋根の向きや形状が発電量に影響し、売電量やコストパフォーマンスが変わります。

このように、屋根選びが注文住宅に及ぼす影響は大きく、さまざまな要素を踏まえて選ぶ必要があるのです。

次の章から、注文住宅の屋根形状や素材など、基本的な種類や選び方についてチェックしていきましょう。

注文住宅の屋根形状の種類

まずは、注文住宅で採用されることが多い代表的な屋根形状について、特徴やメリット・デメリットをチェックしていきましょう。

切妻屋根

切妻屋根の外観

切妻は2枚の屋根面で構成される形状で、昔から注文住宅で採用されることが多いです。

2枚の屋根が均等なものを切妻屋根、長さが違うものを招き屋根と呼びます。

シンプルな形状のため施工コストを抑えやすく、モダン・和風など幅広いテイストにマッチするのがメリット。

また、屋根面がシンプルな形状になることが多く、太陽光パネルを設置しやすいのも切妻屋根の特徴です。

デメリットとしては、外観デザインがシンプルになりすぎる傾向がある点が挙げられます。

窓の配置やアクセントカラーに工夫するなど、おしゃれな施工実例を参考にしてみましょう。

 

片流れ屋根

片流れ屋根の外観

片流れ屋根は1枚の屋根面のみで構成されるシンプルな形状で、近年注文住宅で人気が高まっています。

屋根の角度や方向で印象を調整しやすく、スタイリッシュなモダンテイストから温かみのあるナチュラルテイストまで幅広くマッチさせやすいです。

また、必要な部材が少なく施工性も良いため、コストを抑えやすい点も大きなメリット。

屋根面を広く取れるため、大容量の太陽光パネルを設置しやすいのも片流れ屋根の特徴です。

ただし、雨や雪が1つの屋根面に集中するため、雨どいに負担がかかって壊れるリスクが高い点がデメリット。

こちらのコラムで片流れ屋根についてさらに詳しく解説しています。

 

寄棟屋根

寄棟屋根の外観

4枚の屋根面で構成される寄棟屋根は、日本の戸建て住宅で昔から採用されてきた形状です。

建物の4方向に屋根面が見えるため建てる方向を選ばず、どっしり落ち着いた印象の外観になるのが寄棟屋根の特徴です。

また、雨や雪を4方向に分散でき、屋根面や雨どいのダメージを受けにくい傾向もあります。

半面、前述した切妻や片流れより屋根面や棟の形状が複雑になるため、施工コストが多めにかかる傾向がある点がデメリット。

また、屋根の高さが低めになることが多く、小屋裏収納やロフトを活用しにくい傾向もあります。

陸屋根

陸屋根の外観

陸屋根は傾斜のないフラットな形状で、デザイン性の高さや屋上を利用できる点が魅力です。

現代的なモダンテイストと相性が良く、ほかの屋根形状とは異なるオリジナリティのある外観デザインをつくることができます。

また、屋上スペースをルーフバルコニーとして活用できるのも陸屋根ならではのメリットです。

一方、水はけが悪いためほかの屋根形状より雨漏りリスクが高く、小屋裏がないことで階下が暑くなりやすい点がデメリットです。

陸屋根の詳細についてはこちらのコラムもご覧ください。

 

注文住宅の屋根素材の種類

注文住宅で採用されることが多い屋根素材の種類をピックアップして、それぞれの特徴を紹介します。

瓦屋根(和瓦・洋瓦)

瓦屋根

粘土やセメントなどを焼き固めてつくる瓦は、古くから日本の注文住宅で採用されてきた伝統的な屋根素材です。

セメント瓦は現在では流通しておらず、粘土を主原料とする陶器瓦やいぶし瓦などが主流になっています。

瓦は耐久性が高く、釉薬を塗って焼き上げる陶器瓦はほとんど色あせや劣化がなく塗装が不要なのがメリットです。

近年はモダンテイストにマッチする平瓦や、洋風の家に合わせやすいS瓦など種類も豊富です。

スレート屋根

スレート屋根の平屋

セメントに繊維を混ぜてつくられる薄い板状のスレートは、注文住宅で採用されることが多い屋根材の1つです。

スレートは軽量で価格が安く、注文住宅の初期費用を抑えやすく耐震性も高められるのがメリット。

ただし、10年ごとの塗装が必要なためメンテナンス費用がかかり、耐久性が30年程度と短い点がデメリットです。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の屋根

亜鉛・アルミ・シリコンなどを組み合わせたメッキを施すガルバリウム鋼板は、最近注文住宅で採用されることが増えている屋根材です。

ガルバリウム鋼板は昔のトタン屋根よりサビに強く、金属系屋根素材の主流になりつつあります。

また、金属の間に断熱材を挟み、遮熱性能を高められるのもガルバリウム鋼板のメリット。

金属屋根は傾斜を緩くすることができ、最近人気のボックスデザインの外観をつくりやすいのも魅力的なポイントです。

ただし、雹や飛来物で凹む可能性があり、海沿いなどの地域ではサビが発生するリスクが高くなる点がデメリットです。

屋根にこだわったおしゃれな注文住宅施工実例

クレバリーホームが手がけた注文住宅の中から、屋根の形状や素材にこだわったおしゃれな施工実例をご紹介します。

詳細ページに間取り図や内装の写真もありますので、気になる家があったらぜひチェックしてみてください。

実例① 陸屋根

陸屋根の注文住宅の外観

▼実例を見る⇒case150

フラットな陸屋根で四角いシルエットをつくり、モダンテイストの外観に仕上げた実例です。

窓の配置や木目調のアクセントタイルなどを組み合わせて、高級感のある外観に。

 

実例② 片流れ屋根

片流れ屋根の注文住宅の外観

▼実例を見る⇒case149

黒い外壁タイルとシンプルな片流れ屋根を組み合わせた、かっこいい印象の注文住宅実例です。

軒の出をなくすことでスッキリした印象になり、屋根面を見せずスタイリッシュなモダンテイストに仕上がっています。

実例③ 寄棟屋根

寄棟屋根の注文住宅の外観

▼実例を見る⇒case147

平屋に寄棟屋根を採用し、落ち着きや重厚感のある外観デザインに。

シンプルなシルエットに、2種類の外壁タイルを貼り分けて立体感も演出しています。

実例④ 切妻屋根

切妻屋根の注文住宅の外観

▼実例を見る⇒case144

シンプルな印象がつよい切妻屋根を採用しつつ、ファサードの三連窓や凹凸デザインで重厚感のある外観に。

利便性が高いインナーバルコニーも、外観に立体感をプラスするアクセントとして機能しています。

実例⑤ 切妻屋根

切妻屋根の注文住宅の外観

▼実例を見る⇒137

切妻屋根の軒側をファサードに配置し、白い外壁タイルとブラウンの瓦のコントラストを活かした外観デザインです。

瓦は伝統的な印象が強い素材ですが、フラットな形状の物を採用することでモダンな印象に仕上げています。

実例⑥ 差し掛け屋根

差し掛け屋根の平屋外観

▼実例を見る⇒case132

シンプルなデザインになることが多い平屋に、差し掛け屋根を組み合わせて印象的なシルエットに。

白い外壁タイルと黒のアクセントをあしらい、シンプルなモダンテイストに仕上がっています。

実例⑦ 片流れ屋根

片流れ屋根の注文住宅の外観

▼実例を見る⇒case114

片流れ屋根にルーフバルコニーを組み合わせて、重厚感や立体感を演出した実例です。

建物のシルエットに合わせて、2種類の黒い外壁タイルや木目調のタイルを組み合わせているのもおしゃれなポイント。

注文住宅の屋根選びのポイント

切妻屋根の外観

実際に注文住宅の屋根を選ぶとき、考えるべきポイントをまとめました。

メンテナンス時期と耐用年数をチェック

屋根の素材を選ぶときは、メンテナンス時期やかかる費用、耐用年数についてチェックしましょう。

例えば、何年後に塗装が必要なのか、どれくらいメンテナンス費用がかかるのか知っておかないといきなりまとまった金額が必要になり困る可能性があります。

また、耐用年数が過ぎたときは葺き替えが必要になり、さらに多額のメンテナンス費用がかかります。

なるべく手間や費用をかけたくないなら、塗装が不要で長く使える屋根素材を選ぶのがおすすめです。

 

外壁タイルの注文住宅のメンテナンス表

例えばクレバリーホームは、塗装が不要な瓦屋根と外壁タイルの組み合わせで、50年間メンテナンス費用が0円の注文住宅を提供しています。

屋根や外壁の塗装が必要な家と比べると、長く暮らすほどメンテナンス費用の差額が生まれてお得になるのが特徴です。

▼クレバリーホームの外壁タイルと瓦屋根について詳しく見る

建物全体のテイストに合わせる

注文住宅の屋根を選ぶときは、単体で選ぶのではなく建物の全体のテイストに合わせることも大切なポイントです。

例えば、スタイリッシュなモダンテイストと、温かみのあるナチュラルテイストでは、マッチする屋根形状や素材、カラーなどが変わります。

最初に目指すテイストを決めて屋根もトータルコーディネートすることで、統一感がありおしゃれな外観の注文住宅を建てることができます。

こちらのコラムで注文住宅の外観デザインの考え方について解説していますので、参考にしてみてください。

 

地域性の考慮も重要

注文住宅を建てる地域の環境に合わせて、屋根形状や素材を選ぶことも大切です。

例えば、積雪が多い地域では、土地の形状に合わせて屋根の向きや傾斜を考え、落雪をコントロールする必要があります。

また、屋根の素材によっては凍害によってひび割れや塗装の剥離が発生することもあるため、寒さに強い屋根材を選ぶのも重要なポイント。

海沿いの地域では、金属系の屋根を選ぶと塩害によるサビが発生することもあります。

ガルバリウム鋼板のようにサビに強い素材もありますが、金属は全くサビないわけではなく塗装メンテナンスの前倒しが必要になることも。

このように、注文住宅を建てる地域の環境を事前に確認し、屋根の形状や素材を選ぶようにしましょう。

まとめ

屋根の形状や素材は、注文住宅の費用やデザイン性を左右する重要なポイントです。

屋根単体で選ぶのではなく、建物全体のテイストや耐用年数、費用などのバランスを取ることが重要です。

なるべく注文住宅づくりの実績が豊富なハウスメーカーに相談し、プロ目線のアドバイスを受けるのがおすすめ。

クレバリーホームは、全国のモデルハウスで屋根選びを含む注文住宅づくりのご相談を受け付けています。

ぜひお気軽に、お近くのモデルハウスへご来場ください。

▼クレバリーホームのモデルハウス一覧

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