注文住宅で人気のデザインの種類と決め方を解説|おしゃれな内装・外観実例も
注文住宅はデザインや間取りを自由に決められる反面、選択肢が多く迷ってしまう方も少なくありません。
注文住宅の外観・内装デザインをおしゃれに仕上げるためには、基本的な種類や決め方のコツを覚えておくことが大切です。
今回は、注文住宅の内装・外観デザインの決め方、参考になるおしゃれな施工実例などをご紹介します。
どのようなデザインにも共通の基本的な考え方を解説しますので、ぜひ理想の注文住宅づくりにお役立てください。
目次
注文住宅のデザインの種類
まずは、注文住宅で採用されることが多い人気のデザインの種類をチェックしましょう。
デザインの種類 | 特徴 |
---|---|
モダン | 装飾を減らしたシンプルなデザイン。ほかのデザインと組み合わせることも多く、シンプルモダン・和モダン・ナチュラルモダンなどバリエーションが豊富。 |
ナチュラル | 温かみのあるカラーや素材を使い、落ち着いた雰囲気が特徴。無垢材や塗り壁などの自然素材と相性が良い。 |
和風/和モダン | 日本の伝統的な素材や建築様式を取り入れたデザイン。畳や障子などの日本的なデザインを、モダンデザインと組み合わせてアレンジすることも多い。 |
アメリカン | アーリーアメリカン・サーファーズハウス・ブルックリンスタイルなど、アメリカの建築様式を取り入れたデザイン。地域や時代などのバリエーションが豊富。 |
南欧風 | 南フランスやスペインなど、南欧の建築様式を取り入れたデザイン。ナチュラルな雰囲気で、自然素材を使うことも多い。 |
北欧風 | フィンランド・スウェーデンなど、北欧の建築様式を取り入れたデザイン。シンプルな内装・外観に、自然素材を採り入れるのが特徴。 |
最近の注文住宅では、上記のようにさまざまな時代・地域のデザインを取り入れることが増えています。ここで紹介したのはあくまで基本的な種類で、さらに派生形やアレンジもあります。
それぞれのデザインをすべて網羅する必要はありませんが、大まかな種類と特徴を知っておくと、理想のイメージを考えるときに役立ちます。
こちらのコラムでも注文住宅のデザインについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅デザインの決め方の基本
実際に注文住宅のデザインを決めるときは、次のポイントを押さえて取り組むのがおすすめです。
施工実例を見て好みを見つける
最初はハウスメーカーの施工実例をいろいろ見て、好みのデザインを見つけるところから始めましょう。選択肢を増やしてからデザインを決めることで、より理想の注文住宅を建てやすくなります。
あまり難しく考えずに、施工実例をどんどんチェックしてみて、好きなデザインや色、素材などを見つけてみましょう。
クレバリーホームもさまざまなデザインの注文住宅施工実例を公開しています。外観・内装やお部屋などで絞り込み検索もできるので、ぜひ理想のデザイン探しにご活用下さい。
1つのデザインを決めて統一する
好みのデザインが見つかったら、1つに絞り込んで外観・内装全体を統一します。
1つのデザインを決めるとトータルコーディネートしやすくなり、注文住宅全体のクオリティを高めることができるのです。
逆に、デザインを決めないで外壁や内装などの素材や色を選ぶと、統一感がなく雑多な印象になってしまう可能性が高いです。
具体的にデザインをつくり込む前に、ご家族で話し合い、目指すべき方向性を決めましょう。
実用性や耐久性との兼ね合いを考える
注文住宅は、おしゃれなデザイン性だけでなく、実用性や耐久性についても考えることが大切です。どんなにおしゃれなデザインの家でも、暮らしにくかったり、すぐボロボロになったりしては意味がありません。
例えば、吹き抜けのリビングは開放感がありおしゃれですが、2階スペースが減ってしまうため、延床面積や部屋数によっては暮らしにくくなる可能性もあります。また、おしゃれな外観デザインでも、外壁の耐久性や防汚性が低いと、すぐに汚れや劣化が目立ってしまうケースも。
完成直後のデザイン性だけでなく、長く暮らすことを考えて、実用性や耐久性とバランスを取りましょう。
予算とのバランスを取る
せっかくおしゃれなデザインの注文住宅計画を立てても、予算オーバーでは実現できません。デザイン性と予算のバランスを取り、無理のない計画を立てることも大切です。
予算内でおしゃれな注文住宅を建てるためには、なるべく早めに資金計画を立てる必要があります。早い段階で住宅ローンの仮審査や頭金の用意を進めておけば、予算内でどのようなデザインが実現できるのか判断できます。
こちらのコラムで、注文住宅の建物・土地の相場や予算の考え方を解説していますので、参考にしてみてください。
ライフスタイルや好みの変化も見据える
注文住宅で建てた家は長く暮らす場所ですから、完成直後だけでなく、ライフスタイルや好みの変化も見据えてデザインを決める必要があります。
トレンドのデザインや印象が強いアクセントを採り入れると、年数が経って好みが変化したときに飽きてしまうケースも。
外観や内装のデザインは基本的にシンプルにまとめて、家具やインテリアで好みの変化に対応できるようにしておくと後悔を防ぎやすいです。
注文住宅の内装デザインの決め方
注文住宅の内装デザインを決める際は、前述した基本的な考え方にくわえて、実際の生活をリアルにシミュレーションすることが大切です。
例えば、リビングに置く家具やカーテンなどのインテリア、照明の配置や色温度などによって、内装の見え方は変わります。壁紙・フローリング・建具・キッチンなど、内装を構成する要素も多いため、トータルコーディネートの重要性も高いです。
また、内装は毎日目にする場所ですから、年数が経って飽きたり、古く見えたりしないように工夫する必要もあります。ベースはシンプルにしてさりげないアクセントをくわえ、開放感や遠近感で素敵な内装デザインに仕上げることが大切です。
注文住宅の内装デザインの決め方については、こちらのコラムで詳しく解説しています。
注文住宅の外観デザインの決め方
注文住宅の外観デザインを決める際は、建物・外構・周辺環境を含めてトータルコーディネートすることが大切です。
建物単体で外観デザインを考えると、外構や周辺環境とマッチせず浮いて見えてしまう可能性があります。視界に入る部分全体に統一感を持たせることで、おしゃれな外観デザインに仕上げることができるのです。
また、注文住宅の外観は屋根形状やバルコニー、玄関や窓の位置など、建物のシルエットによっても印象が変わります。敷地の形状や日当たり、間取りとのバランスにも配慮しつつ、デザインに合わせたシルエットをつくることも大切です。
注文住宅の外観デザインの決め方については、こちらのコラムでも詳しく解説しています。
注文住宅づくりの参考になる施工実例
クレバリーホームの施工実例の中から、おしゃれな注文住宅デザインの参考になるお家をピックアップしました。
詳細ページに間取り図や全体の写真も掲載しています。気になるデザインがあったらぜひチェックしてみてください。
実例①
ホワイトのシンプルな外観に、アクセントタイルとトータルコーディネートした外構を組み合わせた実例です。窓枠や屋根のブラックが、全体の印象を引き締めています。
住まいの中心となるLDKは、吹抜けと中庭から自然光がたっぷり入る開放的な空間。ホワイトのシンプルな内装と、ナチュラルな木目の組み合わせもおしゃれです。
実例②
ボックスを組み合わせたようなシルエットと、外壁タイルの貼り分けが印象的な外観デザインです。スクエアやスリットの窓形状も、外観のさりげないアクセントに。
モノトーンで統一した内装は、シンプルかつ高級感もあり、いつまでも飽きの来ないデザインに。
実例③
コンパクトな平屋のシルエットを活かし、モノトーンの外壁タイルでスタイリッシュにまとめた外観です。
LDKは屋根形状を活かした勾配天井で、開放感&デザイン性を高めています。タイルのアクセントウォールや間接照明など、高級感あふれる工夫も。
クレバリーホームでは、ほかにもたくさんの施工実例を公開しています。外観や内装の写真で絞り込み検索もできますので、ぜひデザインづくりの参考にしてください。
注文住宅のデザインづくりでよくある疑問
最後に、注文住宅のデザインを考えるとき、疑問に感じることが多いポイントをチェックしましょう。
デザイナーズ住宅はハウスメーカーでも建てられる?
建築家や設計事務所が設計したデザイナーズ住宅は魅力的ですが、費用や相談先などのハードルが高いですよね。
しかし、ハウスメーカーでも、今回ご紹介したポイントにこだわってデザインを考えれば、おしゃれなデザイナーズ住宅を建てることは可能です。
デザイナーズ住宅は特別な建材や構造を使っているわけではなく、コーディネートによっておしゃれに仕上げています。おしゃれな家づくりのノウハウが豊富なハウスメーカーなら、雑誌などで見かけるようなデザイナーズ住宅を建てることもできます。
本でデザインを勉強するべき?
住宅デザインについて本で勉強することは、おしゃれな注文住宅づくりに役立ちますが、時間に余裕があれば取り組むのが良いでしょう。
住宅関係の書籍なら、基本的な内容から専門的な知識まで、家づくりについて幅広く学ぶことができます。しかし、専門的な知識まで覚えるのは大変ですし、すぐに実践するのも難しいです。
家づくりの知識が豊富なハウスメーカーに相談すれば、ほとんどの質問や疑問は解決できます。効率的に取り組むなら、施工実例でデザイン性が高いハウスメーカーを見つけて、相談してみるのがおすすめです。
シミュレーションアプリは使うべき?
最近はスマートフォンやタブレットで、注文住宅の間取りやデザインをシミュレーションできるアプリもラインナップされています。
無料で使えて3Dイメージを確認できる便利なアプリもあるので、大まかなデザインを決めるのに効果的です。
しかし、アプリの操作を覚えて、1から間取りやデザインをつくるのはなかなか大変。同じ時間をかけるなら、ハウスメーカーに相談したほうが、効率的に理想のデザインをつくれる可能性が高いです。
こちらのコラムで、注文住宅のシミュレーションについて詳しく解説しています。
まとめ
注文住宅のクオリティや満足度に関わるデザイン性は重要なポイントです。選択肢が多いため、基本的な考え方のポイントを押さえて取り組み、理想のデザインを見つけましょう。
おしゃれな施工実例が豊富なハウスメーカーに相談して、プロのアドバイスをもらうことも大切です。クレバリーホームはさまざまな注文住宅の施工実例を公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
全国のモデルハウスでは、実際に外観や内装を体感しながら、デザインや間取りについてご相談いただけます。ぜひお近くのモデルハウスにご来場ください。