大手ハウスメーカーのメリット・デメリット|失敗しない選び方も解説

大手ハウスメーカーのメリットデメリット

初めてのマイホームづくりでは、まずどこのハウスメーカーを選べば良いか迷う方がほとんどです。

そんな中注文住宅の情報収集を始めると、テレビCMなどで名前を聞いたことがある大手ハウスメーカーが目に入ってくるはずです。

大手ハウスメーカーにはブランド力や住宅性能などさまざまなメリットがあり、安心して家を建てられそうなイメージがありますよね。

しかし逆に坪単価の高さなどハードルが高い印象もあり、足踏みしてしまう方も多いと思います。

今回は大手ハウスメーカーのメリット・デメリット両面を掘り下げ、失敗しない会社選びも解説します。

 

大手ハウスメーカーのメリット

大手ハウスメーカーで建てた住宅外観

一口に大手ハウスメーカーと言ってもさまざまですが、一般的には販売戸数ランキングの上位企業を指すことが多いです。

 

企業名 総販売戸数 戸建て販売戸数
大和ハウス工業 40,758 6,760
積水ハウス 38,251 10,610
旭化成ホームズ 14,889 8,030
積水化学工業住宅カンパニー 12,160 9,890
パナソニックホームズ 9,857 3,975
住友林業 9,711 8,737
ミサワホーム 7,852 4,783
トヨタホーム 4,012 3,732
三井ホーム 3,724 2,598
ヤマダホームズ 3,057 2,991

※参照元:住宅産業新聞社

上記のような販売戸数が多い大手ハウスメーカーは、テレビCMや街の看板などで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。ここに挙がっていない企業でも、営業エリアが広く経営母体が大きい場合大手ハウスメーカーに分類されることが多いです。

大手ハウスメーカーで注文住宅を建てる場合、次のようなメリットが期待できます。

メリット①:経営基盤が大きく倒産の心配が少ない

全国展開の大手ハウスメーカーは経営基盤が大きいため、建てた後で倒産してアフターメンテナンスを受けられなくなる心配が少ないのはメリットと言えるでしょう。

経営基盤が大きければ必ず倒産しないわけではありませんが、資産力があるので景気の上下などがあっても持ちこたえる可能性が高くなります。

メリット②:モデルハウス・拠点が多い

店舗数の多い大手ハウスメーカーは、家の近くにモデルハウスや営業拠点があることが多く、検討・打ち合わせしやすいのも大きなメリットです。

地元工務店や中堅ハウスメーカーの場合地域差があるため、建てたい場所の近くに良い会社があるかどうかは運しだい。

一方大手ハウスメーカーは全国にモデルハウスを展開しているため、どの地域でも選びやすいです。

メリット③:研究開発力と住宅性能が高い

大手ハウスメーカーは全国の店舗からフィードバックを受け、建材や構造などを研究開発するスピードが早いのも特徴です。

トレンド感のある間取りやデザイン、耐震性・断熱性といった住宅性能が高いのは大きなメリットです。

メリット④:高い提案力が期待できる

たくさんの社員が得たノウハウを共有できる大手ハウスメーカーは、間取りプランの高い提案力が期待できるのもメリットです。

また教育体制や社内研修などの制度が整っていることが多いのも、大手ハウスメーカーならではの特徴。

プランの提案ツールなども充実しているため、分かりやすく家づくりをサポートしてもらえる可能性が高いです。

メリット⑤:アフターフォロー体制の充実

延長保証や定期点検など、アフターフォロー体制が充実しているのも大手ハウスメーカーの大きなメリット。

独立したアフターフォロー部門があり、24時間体制のコールセンターなど何かあったときの安心感も高いです。

メリット⑥:ブランド力の高さ

注文住宅のクオリティと直接関係はありませんが、大手ならではのブランド力も魅力の一つと言えるでしょう。

高級感のあるデザインのハウスメーカーも多く、マイホームの満足度を高めてくれるはずです。

 

大手ハウスメーカーのデメリット

大手ハウスメーカーの注文住宅リビング

 

デメリット①:坪単価が高い

誰もが名前を知っているレベルの大手ハウスメーカーは、平均的な相場より坪単価が高い傾向にあります。

前述したように大手ハウスメーカーは住宅性能が高いため、材料費や工事費も高くなるのは仕方がありません。

また全国展開するモデルハウスの維持運営費、有名人を起用したテレビCMなどのコストも坪単価に影響していると言われます。

結果的に初期費用が高くなるため、住宅ローンの審査や返済計画などのハードルも高くなる点はデメリットと言えるでしょう。

デメリット②:細かい部分にはこだわりにくい

大手ハウスメーカーは全国でプランや規格を統一しているケースが多く、プランの細かい部分にはこだわりにくいのもデメリットと言えます。

全国単位で材料を一括仕入れしてコストダウンを図っていることも多く、決められた建材以外は使えないケースも。

デメリット③:分業で連携がうまく行かないことも

社員数の多い大手ハウスメーカーは、営業・設計・現場監督など分業制が基本なため、連携がうまく取れないケースもあるようです。

関わるスタッフが多くなるほど伝達ミスが起こる可能性は高くなるため、打ち合わせなどで注意すべきポイントです。

 

失敗しないハウスメーカーの選び方

注文住宅の打ち合わせ

どのようなハウスメーカーを選ぶ場合も、次のようなポイントに注目して比較検討してみてください。

対応の良い担当者を見極める

ハウスメーカー自体の技術力や信頼性も大切ですが、実際に家づくりをサポートしてくれる担当者の対応や相性も重要なチェックポイントです。

注文住宅は何度も打ち合わせを重ねてつくり上げるものですから、担当者と連携が取れないとうまくいきません。

担当者の対応スピードが遅かったり、要望が伝わらなかったりすると、大きな不満や後悔が残る可能性があります。

逆に相性の良い担当者を見つけられれば、どんどんアイデアが出てきて理想のマイホームに近づいていくはずです。

モデルハウスや完成見学会などのイベントを利用して、実際に話しながら理想の担当者を見つけてみてください。

ハウスメーカーごとの得意分野を見極める

同じ注文住宅を扱うハウスメーカーでも一社ごとに得意分野は異なるため、住まいに求めることに合わせて選ぶ事が大切です。

柱のない大空間をつくれる、省エネ性能が高い、デザインがおしゃれなど、会社ごとの強み・コンセプトはかなり違います。

得意分野を見極めてから選ばないと、「あっちのハウスメーカーにすれば良かった・・・」と後悔しかねません。

色々なハウスメーカーがあるので大変かもしれませんが、しっかり特徴をつかんでご自身に合った会社を選びましょう。

ランキングだけを信用せず自分の目で確かめる

冒頭で紹介したような売上高・口コミなどのランキングも一つの指標になりますが、あくまで参考にとどめておくのが良いでしょう。

ランキングは施工実績の多い大手が目立ちやすい構造なので、上位にランクインしているハウスメーカーを選べば失敗しないということではありません。

「ランキング上位だから安心」と先入観があると、会社選びで正確な判断を妨げてしまう可能性もあります。

ランキングサイトなどはハウスメーカーを知るきっかけとして活用し、最後はご自身の目で信頼性を確かめましょう。

 

コスパの良い大手ハウスメーカーもある?

コストパフォーマンスの良いフランチャイズハウスメーカー

前述したように大手ハウスメーカーにはメリット・デメリットがあり、特に高価格帯の坪単価がハードルになるケースが多いです。

「大手の技術力と安心感は魅力だけど予算が厳しい・・・」という方には、大手と地域ビルダーの良い部分を併せ持つ、フランチャイズハウスメーカーという選択肢もおすすめです。

フランチャイズは本部と加盟店によって構成されるビジネスモデルです。本部は住宅商品の開発や資材の提供を行い、加盟店が決められたエリアで実際に家づくりを担当します。

加盟店単位の経営規模なので経費を抑えられ、本部にノウハウが集まるため大手のような技術力・開発力も両立できるのがフランチャイズのメリット。地域工務店と大手ハウスメーカーの魅力を併せ持った、コストパフォーマンスの良い家づくりができます。

クレバリーホームの住宅外観

例えば私たちクレバリーホームは1998年にフランチャイズ展開をスタートし、2022年3月時点で全国に154店舗、累計受注実績35,000棟を達成したハウスメーカーです。

独自開発のプレミアム・ハイブリット構法、美しく高耐久な外壁タイルの注文住宅を、フランチャイズの仕組みを活かして適正価格でご提供いたします。

暮らしやすさ・価格・性能にこだわるクレバリーホームの家づくりをぜひご検討ください。

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