木材の強さを客観的に見る「AQ認証」とは?
強い家を作るなら「強い材」「安心できる材」を使うことが何より大切です。
が、その「強さ」「安全性」は何を基準に判断すればいいのでしょう。
今回は、その「強く安心できる材」を客観的に判断する認証システム「AQ認証」について説明します。
このコラムでわかること
- 木質建材の公的な評価規格は二種類
- AQ認証とは
- 構造材のAQ認証2種は腐敗とシロアリに強い!!
- 木造にするなら使用する「木材の品質」を確かめて
目次
木質建材の公的な評価規格は二種類
一般住宅の建築の材料として最も人気が高い「木材」。
現在、日本ではいわゆる木造建築の住宅がシェア№1なのです。
自然災害の猛威を実感する機会も多いため、特に最近の家づくりには「強いこと」が求められていますが、「強い家」を作る前提条件の一つには「使っている木材の品質が高いこと」があります。
家は材料を組み合わせて作るものですから、それぞれの材料が強くなければ強い家ができないのは当然のことですよね。
しかしその「強さ」、また「安全性」は、いったい何を基準にすればよいのでしょうか。
それを評価する木質建材の公的な規格は二種類あります。
一つはJAS(日本農林規格)。
そしてもう一つはAQ制度です。
木質建材の性能を保証する制度としては、従来から「JAS」規格が適用されていました。
しかし、時代のニーズの変化や技術進歩によって新しい木質建材が開発されると、「JAS」規格だけでは対応できなくなりました。
それを補完するために登場したのが「AQ制度」なのです。
AQ認証とは
AQ認証とは、(公財)日本住宅・木材技術センターが、AQ制度に基づいて品質性能などを客観的に評価した結果、優良な製品へ出す認証のこと。
そもそもAQとは「Approved Quality(よいと認められた品質)」の頭文字から来ています。
AQ認証を取得しているということは優れた木質建材の証なのです。
構造材のAQ認証2種は腐敗とシロアリに強い!!
家を作る構造材に対して出される「AQ認証2種」は、防腐・防蟻処理の性能と品質の安定性が認められたもので、JASの保存処理性能区分K3に相当します。
住宅性能表示「劣化の軽減」の最高等級3(大規模補修を必要とする期間が3世代にわたる耐久性)に対応できる木材です。
家の寿命を脅かす、腐朽菌にも、シロアリにもしっかりと対応できれば安心ですよね。
(シロアリの怖さについて詳しくは→こんなに怖いシロアリ被害! 被害を防ぐ3つの防除方法)
私たちクレバリーホームが使っている木材はAQ認証取得はもちろんのこと、その中でもさらに高品質の木材を使っています。
安心して、強い家を作ることができる木材です。
木造建築にするなら使用する「木材の品質」を確かめて
一生掛けて住み続ける家ですから、使う木材にはしっかりした品質が必要です。
設備や内装などは後からいくらでも変えられますが、構造に使われる材料は後から取り替えがききません!
家を建てるなら、しっかりと第三者の評価を得ている木材かどうか、また品質のランクはどうなのかを必ず確かめてください。
クレバリーホームの木材は、一本一本すべて、加工状況はもちろんのこと、伐採された場所までさかのぼることができます(トレーサビリティについて詳しくは→「木材トレーサビリティ」とは?そのお家、安心できる?)。
ハウスメーカー選びの際には、「どんな木材を使っていますか?」「第三者機関の認証はありますか?」と尋ねることをお忘れなく!
「強い家」なら。クレバリーホームの公式サイトはこちら♪
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