家中の荷物を一手に引き受ける、3タイプの大型収納
家族構成やライフスタイルによって、どうしても空間ごと、部屋ごとの収納では足りない、という場合があります。また、暖房器具や節句人形など、特定の時期や季節だけ使うもの、家族共有で使うモノも、収納場所に困るものです。そこで今回は、家中の荷物を一手に引き受けることができる大型収納を3タイプ紹介します。
このコラムでわかること
- 大型収納でポピュラーな納戸の使い勝手をアップする工夫
- デッドスペースを有効活用できる小屋裏収納やロフト
- 床面積に算入されない大型収納
- 大型収納を設ける際に注意したいポイント
- まとめ/収納は量だけではなく、出し入れのしやすさを忘れずに!
目次
ポピュラーな納戸は、工夫で使い勝手をさらにアップ
納戸は、クローゼットや押し入れとは異なり、個室の荷物部屋です。主に、季節ごとに出し入れする家具や来客用の寝具、節句人形、スーツケースなど、大きくて場所を取るモノの収納場所に適しています。でも、ただ個室を設けるだけだと、意外と置けるモノも限られてしまいます。また、床から積み上げてしまいモノが出しづらい、といった状態に陥ることもあります。そこで、収納棚やパイプハンガーを設けておくと、しまえるモノの種類も広がります。また、湿気や臭いがこもらないように、通風に配慮して、窓を設置したり、壁にスリットを設けるのも理想的です。
デッドスペースを活用する小屋裏収納
どうしても納戸が確保できない場合には、屋根裏のスペースを収納として活用する方法もあります。一般に小屋裏収納と呼ばれていて、納戸と同じように使うことができます。
小屋裏収納で注意しないといけないのが、アプローチの仕方です。1・2階の移動と同様に、小屋裏収納に上がるための固定の階段があれば便利ですが※、ハシゴタイプにするケースも多くあります。固定階段に比べると、昇り降りがしやすいとは言えないですし、モノを片手や両手に持ったまま昇降するのは簡単ではないので、頻繁に出し入れする日用品や重量のあるモノの収納には適しません。使用頻度の低いモノ、アルバムやお子さまの作品といった思い出の品をしまう場所として考えるといいでしょう。
※固定階段は市町村により階数に加算される場合があります。
空間を有効活用でき、床面積に算入されない大型収納
現在の住まいでは、納戸のような大型収納でありながら、天井高を1.4m以下※に抑えた収納も見られるようになりました。これは、天井高を1.4m以下にすると床面積に算入されないため※、その分の面積を居室に回し、広々とした住まいが作れるからです。また、この収納の上の空間を居室として使うこともできます。
何よりも魅力なのは、居室と同じフロアにあるので、出し入れがラクなことです。小屋裏収納と比べると、気軽に行き来できるし、重い物でも出し入れしやすいので、ふだん使いのモノをしまっておく場所としても使えます。
アドバイスとしては、天井が低く、屈みながら移動することになるので、キャスター付きの台車を用意しておくと便利です。お子様が小さいうちは、プレイルームとしても使えます。
※市区町村により、床面積に算入される場合もあります。
大型収納を設ける際に注意したいポイント
大型の収納スペースは、奥行きを深く取りすぎると奥に入れたモノが取り出しにくくなる場合があるので、間仕切り壁を設けて棚を付けるなど工夫しましょう。また、広いと無計画に詰め込みがちなので、必要な時に取り出しやすいよう、しまう位置を固定化したり、棚やカラーボックスなどを使って整理したりして、しまい方をしっかりと計画しておきます。もし、ハシゴで上るタイプの小屋裏収納を設ける場合には、なるべく重いモノは控えて、あくまでも補助的な収納として考えましょう。
まとめ:広さに甘えて無計画は禁物。
取り出しやすさを考えて収納を計画しましょう!
季節用品や節句人形、スーツケース、家族の思い出の品、家電の空き箱など、使う頻度は低いけど必要なモノたちの指定席として、大型収納は最適です。形も大きさも重さも異なるモノたちが集まってくるので、モノがしまいやすく出しやすいような収納計画を心がけましょう。
クレバリーホームでは、今回ご紹介した大型収納はもちろん、家族構成や間取り、ライフスタイルに合わせた“適材適所”の収納計画をご提案しています。ぜひ、お気軽に見学したり、ご相談にいらしてください。
片付けやすくて、いつでもスッキリを保てる住まいづくりなら、クレバリーホーム。
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